ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

EQUALIZING DISTORT/GAUZE


 まだ,5月だっていうのにジメジメしたりムシムシしたりと,非常に体調によろしくない日々が続いていましたが,今日はなんか久しぶりに晴れて,ちょっとスッキリした気分かな?
 明日は愛車のプレオを半年点検に出すんですけど,走行距離が伸びなくて,タイヤが減らないせいか,タイヤを7年以上交換していないのですが,さすがにゴムの劣化が激しくて,ヒビが入ってきたので,そろそろ交換しないとなぁ・・・と思い,ネットで調べて,そんなに高くないようなので,今,タイヤ交換待ちで,交換場所の近所の郊外型大型スーパーのフードコートの席でじょるなだで今週のネタを書き込んでいます。

 で,長々とした前置きはこれくらいにして,今回のネタを。ハードコア・パンクはあんまり好きでないというようなことを以前書いたことがありますが,ただGAUZEだけはめちゃくちゃ好きなんですよね。というのも,ハードコア・パンクがあんまり好きでないのは,みんな行っていることが同じじゃないの(NO WAR! NO WAR!)っていう思いがあったのですが,GAUZEはさすが,日本のハードコア黎明期から活動してきただけあって,一切そんな歌詞はなく,自分達を取り巻く現状に「ふざけんじゃねぇ!」とぶちかましているところがすごくカッコイイです。
 で,たまたまこのレコードはリリース当時某レコード屋で見つけて,ポップに「33回転で聴いてもまだ早い!」って書いてあったのですが,本当に33回転で聴いてみたところ,ドラムなんて33回転でも十分早いのでびっくりしてしまいましたです。
 で,1曲目の“PRESSING ON”はドラムロールの後,ディストーションの効いたベースがブンブンと唸り「敵を作れ,どんどん作れ,敵を作って負けない自分を作れ,PRESSING ON 怒って進め!」とボーカルが叫びまくる滅茶苦茶カッコイイ曲です。
 2曲目の“CRASH THE POSE”も叩きつけるようなバンドの音に負けないくらいボーカルが思いっきりベジタリアンを罵倒する歌詞(「チンポの先を豆腐にぶち込み,醤油をかけりゃオマエはなめるベジタリアン!」)で,気持ちいいです。
 3曲目の“THRASH THRASH THRASH”は某DOLLという雑誌(全然,某じゃないな。)をひたすら攻撃する曲で,「子飼いのバンドの記事を載せて満足させるな!」とかなかなか言えないよな。
 4曲目の“勝手にさらせ”はポップなイントロなんですけど,歌が始まったら怒濤のハードコアで「シャブにアンパン,ハッパにチョッカク勝手にさらせ!」と薬やりたい奴は勝手にやってろ!」っていうような歌で,アッという間に終わってしまいます。
 5曲目の“FACT AND CRIMINAL”は性風俗(ヘルス?)の歌なのかな!「満足そうな顔をして俺の精子を吸い取り,満足そうな振りをして俺の全てを奪う」なん歌詞なので。ちょっとはねた感じのリズムがカッコイイです。
 6曲目の“パッパッパ”は「自由になれる薬をくれ!」と叫びまくる曲で,いきおいで最後まで突っ走ってしまう曲ですね。
 7曲目の“LOW CHARGE”当時のシーンを批判した曲です。「商業主義の小屋で高い金をせしめる。」っていうところは,多分,チケットノルマ制のライブハウスでギグをやって,よく分かっていないファンに高いチケットを売りつけるという当時のシーンを批判しているのでしょう。GAUZE自身は「体に染みつくような臭い飯場で働き,汗水垂らしてもらったわずかな報酬,それがたったの2回の運動会でなくなるなんて」と歌っているような状況だったのでしょう。
 8曲目の“ABSINTH TRIP”は実はこのアルバム中,私的には一番好きな曲なんですよね。「許され,愛され,体を丸め,眠る安らぎ,ABSINTH TRIP」と歌いながら「残ったものはベッドの髪の毛」とむなしさ全開の歌詞になっていますです。
 9曲目の“DISTORT JAPAN”は一緒になって叫びたくなる曲ですね。多分,アルコールを中入していれば道を歩いていたとしても拳を振り上げてしまうのではないかというちょっと危険な曲です。
 そして,ラストの“言いなり〜CHILDREN FUCK OFF“は最初の“言いなり”では「欲望,甘い汁,ビジネス,妥協,尖った牙をヤスリで削る!」と当時のインディーズブームを利用してメジャーデビューを目論んでいる連中を思いっきり批判した歌です。そのままなだれ込む“CHILDREN FUCK OFF”は何を言っているのか分からないくらいのスピードで叫び散らす曲なんですけど,そのスピード感がメチャカッコイイです。

 しかし,今,じょるなだのメディアプレイヤーでGAUZEを聴きながら書いているんですけど,周りのまったりとした親子連れを横目にこんな曲を聴きながら,こんなことを書いている自分は,やっぱり腐れ外道なんでしょうね。なんか隣のテーブルのガキがじゃまだなぁ・・・きちんと子供の躾をしろよな,まさに2ちゃんでよく見る光景が目の前で繰り広げられていますです。困ったもんだな。
 しかし,今日はMUVOを持ってこなかったのは失敗だったな。まぁ,じょるなだの電池が切れるまで,じょるで何か聴いていましょうかね,タイヤ交換が終わるまで。