ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

卑下志望/愚鈍


 最近は週末になると1時間程度自転車を飛ばして,ストレス解消というか運動というかしているのですが,残念ながら今日は雨で自転車に乗れそうにないので,残念ですね。しかし,先週,なぜか自転車がパンクしてしまい,雨の中,修理に持っていったのだけど,結構大きい穴がチューブに開いていた割には,タイヤに何も刺さっていなかったので,ひょっとしたらイタズラかもな。イヤな世の中だよな。

 で,先週のGAUZEに引き続き,今週もなぜかハードコアで。広島出身の今は亡きハードコアバンド,愚鈍のレコードについて。しかし,このレコードをなんで持っているのかよく分からないんですよね。買った記憶もないし。私のかすかな記憶(多分20年ぐらい前)では,インディーズ系のレコード屋に遊びに行ったら,自由に持ち帰っていいレコード(売れ残りか?)があって,そこから持って帰ったものの1枚ではないかと思うんだけど。
 しかし,これが聴いてみたら結構,よかったんですよね。音的にはもう少し低い音も欲しいかな〜とは思いますけど,歌詞も結構面白いですし。で,昔のインディーズものなので,当然,CDではなくて塩ビ盤なんですけど,シングルの33回転3曲入りという構成になっています。
 1曲目の“STOIC VIOLENCE”はハードなギターのカッティングからいかにもハードコアという感じでドラムとベースが入り,ボーカルが歪んだ叫びを上げながら「狂え,狂え。オマエの番だ。自暴自棄の現実を根本から崩せ!」と叫ぶように歌っています。途中からは若干テンポを落として「究極の状態から生まれてくるものは限りなく無意味に近い真実。そして滑稽なまでに卑屈な事故脅迫である」とアジりながらメタルコアっぽいリフが入ったと思ったら,またテンポアップして,ラストまで突っ走るところがう〜ん様式美。けどカッコイイです。
 2曲目の“鉛の愛”は重たいリズムに歪んだボーカルが「忌み嫌われて千里の道をたった一人で逃げてきたから,イタイイタイと泣き叫んでも無視してくれる人すらいない」などとハードコアらしからぬ歌詞で始まり,「オマエから死んでくれないか。オマエの死に顔見ればオレも安心して死ねる」と終わる,ひたすら重い歌です。3曲シングルにこういう曲を入れるところはちょっと並のハードコアバンドではないと思いますですね。
 ラストナンバーは“BURST YOUR HEAD”という曲なんですが,これはいかにもハードコアな曲ですね。ドタバタとしたドラム,ルートをひたすら激しく鳴らすベース,ほぼ叫びのようなボーカルとコーラス。「FIGHT FIGHT FIGHT 自らが FIGHT FIGHT FIGHT 死を選べ,精神改革!」と叫び,「真の孤独から救われる瞳。残酷なまでの幸福を与え・・・」ときて,ベースが短いリフを弾いた後,また「FIGHT FIGHT FIGHT・・・」と続く,いかにもハードコアな曲なんですけど,前の2曲が割といかにもでないので,これはこれでカッコイイと思えます(全曲こんな感じだと,多分,ちょっとな・・・ってなるんでしょうけど。)。

 しかし,レーベル名が加害妄想レコード,ギターが自虐,タイトルが卑下志望で,歌詞はこんな感じで,例え20年前のレコードだとしてもあんまりですか・・・って思ってしまうのは私だけなんでしょうか。
 実はパンク系のレコードを連休中にCD化した関係で前回のGAUZE,今回の愚鈍の外にもばちかぶりもCD化しているので,ついでに次回は田口トモロヲのばちかぶりでも書きましょうかね?