ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

天罰なんかクソ喰らえっ!!!/M.J.Q


 今週は木曜日に夜勤があったのですが,その前日に,「フルカワさん,軽く一杯飲みに行きませんか?」と4月に仕事が変わった同僚に誘われたので,まぁ愚痴でも聴いてやるかというわけで,一杯付き合っただけのはずが,またもや終電帰りになってしまいましたです。で,翌日は夜勤(とは言え,次の補は休みではないので,仮眠は取れるんですけどね。)なので,どうなることやらと思っていると,先に仮眠を取った人のいびきがうるさくて,元々睡眠が浅いもんだからハッキリ言って眠ることができず,昨日は昼ご飯を食べたところで,これはもうダメだ・・・という状態になったので,そんなに急ぎの仕事もなかったので休暇を取って変えることにしましたです。で,ここで下手に新幹線で座ってしまうと,目が覚めると悲惨な状態ということも考えられるので,しんどいのを我慢してデッキに立ち,無事に駅に着いたところで雨が降ってきたこともあり,さて,真っ直ぐ家に帰って寝るか,それとも少し髪が伸びてバサバサなので,そろそろ切りたいので,髪を切りに行ってついでに気持ちよく寝るかのどちらかにしようと思い,1分間考えたのですが,髪を切ってもらっていると非常に気持ちよく眠ることができる(散髪屋さんには非常に迷惑な話ですが。)ので,少し歩いていつも使っている散髪屋さんに行き,髪を切ってもらっている間,気持ちよく眠らさせてもらいましたです。これから段々暑くなるので髪は短い方が良いですし,ゴールデンウィークを迎え,またもやゴリゴリと走りに行きたいなぁと思っている(ものの,5月3日に夜勤が入ってしまい,涙目の私です。)ので,自転車に乗らない日に雑用を済ませておけば,自転車に乗る日は思いっきり使えますしね。明日は天気が良くなりそうなので,ゴリゴリ走れそうだしなぁ。

 話は変わり,今回はM.J.Qの2枚目のアルバムにしてベストライヴ音源集である“天罰なんかクソ喰らえ!!!”という,タイトルも素晴らしい(Fuck'in某知事!)アルバムを紹介したいと思いますです。M.J.Qはヴォーカル,アコースティックギター遠藤ミチロウ,ドラムのクハラカズユキアコースティックギター山本久土の3人によるアンプラグド・パンクバンドで,ゲストで勝井祐二がエレクトリック・ヴァイオリンで参加しています。その昔,遠藤ミチロウがTHE STALINをまだやっていたときに「パンクは肉声の復権だ。」と述べていましたが,その言葉どおり肉声によるパンクを体現してくれています。普通に考えてこの楽器構成でパンクになるとは思えないのですが,どうしようもないくらいパンクになっていますので,ぜひ聴いてみてもらえればと思いますです。
 1曲目の“虫”という曲は,THE STALINの名作アルバム“虫”のタイトルチューンなんですけど,クハラカズユキのドラムから始まり,そこに山本久土アコースティックギターが絡み,そこにミチロウ(やはり,この方はこう呼ぶのが一番しっくり来ますな。)のシャウトが重なると,バンド編成の“虫”よりもハードな“虫”がそこに現れます。というかミチロウさん,60歳なんですよね。なんでそんなにパワフルなんですか?と思いつつ,「オマエナンテシラナイ!」って一蹴されてしまいそうだなぁ。しかし,本当,「ムシニナッタラ,ヨロシク」という歌詞は凄いなぁと思ってしまいましたです。
 2曲目の“自滅”という曲は,M.J.Qの曲なんですけど,山本久土の裏打ちのカッティングがメチャカッコイイ曲です。しかし,それに負けないミチロウのシャウトも素晴らしいでございます。
 3曲目の“猟奇ハンター”という曲は,THE STALINの初期の曲なんですけど,あの曲をこの構成でどうやって料理するんだ?という不安があったのですが,そんな不安を吹き飛ばすような山本久土のギターカッティングにクハラカズユキのパワフルなドラム,そしてその上であの名曲を全くあのころと遜色ないパワフルさでシャウトしまくるミチロウ,最高です。カッコイイです。「猟奇ハンター,街の中,輝くだけで見えないさ!」。
 4曲目の“負け犬”という曲は,THE STALINの“STOP JAP”に入っている曲なんですけど,これはバンドとは違うアプローチでハードに演奏を決めてくれています。というか,間奏のミチロウのシャウト(叫び?!)を聴くだけでもだけでも全く問題なしでございます。
 5曲目の“オデッセイ・2009・SEX”という曲は,ミチロウ・ゲット・ザ・ヘルプの時の曲なんですけど,あのファンキーな曲を3人でどこまで演れるのかと思っていましたが,この3人だからこそできる音,出せる音で,グイグイと聞かせてくれます。というか,基本的にはクハラカズユキのブレイクの嵐の中をミチロウがシャウトしまくって,その隙間に山本久土がギターを挟み込みつつ,サビのメロディックな部分は怒濤のように3人で押しまくってくるんですけど,その歌詞が「オレノコトバハタダノセックス!イッテスマセルタダシイセックス!」だもんなぁ,最高ですよミチロウ,本当に。
 6曲目の“アーチスト/マリアンヌ”という曲は,THE STALINの解散ライヴの時に演奏された曲ですが,ヒゴヒロシのベースラインが印象的な曲でしたが,山本久土がキレイなアルペジオを弾きながら,そこに勝井祐二のエレクトリック・ヴァイオリンが絡みつくという,構成は違えど,非常にカッコヨイ曲に仕上がっています。この曲の素晴らしいところは,動的な狂気を含んだ前半のアーチストから静的な狂気を含んだマリアンヌ(ジャックスのカバーです。)へ移り変わっていくところではないかと私的には思っていますです。
 7曲目の“午前0時”という曲は,Comment Allez-Vous?のときの曲ですが,これも原曲はバンドなのに,クハラカズユキのドラムと山本久土アコースティックギターだけで,全くパワー感が変わらない演奏を聴かせてくれています。どちらかと言えば唄を聴かせるという感じの曲なので,ミチロウのヴォイスの力が凄いのかも。所々聴こえてくる勝井祐二のエレクトリック・ヴァイオリンもカッコヨシです。
 8曲目の“おまえの犬になる”という曲は,ソロで“ベトナム伝説”というカセットブックに収録されていた曲なんですけど,初めてこの曲の原曲を聴いたときには,こんなに重たくて凄いラヴソングを書けるのは,ミチロウしかいない!と思いましたが,このアコースティックバージョンを聴いて,再度,そのことを強く思ってしまいましたね。やはり最後の「何も考えずオマエの犬になる・・・」なんて歌詞はミチロウにしか書けないですよ,凄すぎです。間奏のクハラカズユキのドラムにミチロウのアルペジオ,そこに入る山本久土のフリーキーなソロもメチャクチャカッコヨシです。あ〜やっぱり,この曲は大好きだなぁと改めて思わせてもらいましたです。
 9曲目の“Sha-La-La”という曲は,ビデオ・スターリンの曲なんですけど,初めてこの曲を原曲で聴いたときは「なんかポップな曲だなぁ。」と思ったものですが,今回,リムショットとギターのリフだけに乗って唄うミチロウの唄を聴いているとポップというよりも,グロテスク・ニュー・ポップ(おぉ!G.N.P!といっても分かる人にしか分からないと思いますけど・・・)だなぁと思ってしまいましたです。きっとビデオ・スターリンよりもなまめかしい唄い方をミチロウがしているからだと思うのですが,やり続けることによって曲をより深化させていくミチロウに脱帽でございます。
 10曲目の“音泉ファック!!”という曲は,アコースティック・ソロのときの曲なんですけど,もうどうしてこんなにパワフルなのかと思わせてくれる曲でございます。やはり個人的にはアンプラグドパンクの代表曲はこれではないかと個人的に思っています。「ここに居場所はない。いやいやここしか居場所はない。」とか,「ぬるいのは嫌いだ!」とか,「絶望こそが大快楽」とかたまらない歌詞の中でドラムとアコースティックギターとヴォイスが交錯していく様は本当,パンクですよ,パンク。
 11曲目の“先天性労働者”という曲は,THE STALINの曲なんですけど,勝井祐二のフリーキーなエレクトリック・ヴァイオリンがとことん絡みまくる中,マルクス共産主義宣言をシャウトしまくるミチロウ。なんで単に共産主義宣言をシャウトしているだけなのにこんなにカッコイイんですか?ミチロウ。
 ラストナンバーの“カノン”という曲は,元々はTHE STALIN以前に弾き語りで“ビンの中”というタイトルの曲だったらしいのですが,それを“ベトナム伝説”で採録した曲なんですが,初めて聴いたときは平沢進のキーボードがいかにもカノンな感じだったのですが,今回はミチロウの弾き語りで始まり,あぁフォーキーな感じだなぁと思いつつ,この唄の凄いところは,2番の歌詞で,あんまり素晴らしいので全引用させてもらいますが「泳ぐことは頭をぶつけることだ。見ているアナタに痛さはわからないだろう。ボクは上へも下へも行かないところで,まるでアナタの知らないところで泳ぐ赤い金魚」というものですが,これは「泳ぐ」という言葉を「生きる」とそのまま置き換えれば,我々は水槽のような閉塞感のある社会で上へも下へも行かないところで生きている」に過ぎないのだということになってしまうんですけど,少し深読み過ぎでしょうか?まぁ,ミチロウの歌詞は深読みしだしたらとことん深読みできるので,感じたままに聴けば良いのだろうと思いますけどね。しかし,ラストの勝井祐二のエレクトリック・ヴァイオリンと山本久土アコースティックギターとミチロウのシャウトの絡みの美しさも絶品ですので,ぜひ聴いてもらいたいなぁと思ってしまいましたです。
 しかし,本当,何度も書きましたけど,ミチロウ,本当に60歳ですか?なんでこれで60歳なのよ。私もこんな風に年齢不詳のままパワフルに生きていきたいものだなぁと思ってしまいましたです。

 さて,前回のブログで今日はプレトレのタイヤをデトネイターフォルダブルの700×28Cに交換するということでしたが,朝,早起きしてリアルあさひに行き,無事交換してきました。今回の交換では元々のナットとかが安物で汚くなっていたので,これもついでに交換してもらうということだったのですが,お気に入りのリアルあさひに開店直後に持ち込み,「どんなですか?」と聴いたところ,先週までのママチャリ購入ピークを過ぎたのか,開店直後だったのが良かったのかどうかは分かりませんが「30分待ち程度ですかねぇ。」ということだったので,その場で待たせていただきましたです。で,作業してもらったのですが,作業をしてくれるスタッフが開口一番で「2年乗ってこれですか。きれいに乗られていますね。」と言ってくれたのも非常に気持ちよく,一応,タイヤとチューブを買ったのですが,「リムテープも状態が良くなければ交換してください。」と言ったところ,気持ちよく交換してもらえました。途中で「お客さん,チューブが違いますよ。」と言われたので,「いえ,今回からフレンチバルブにしたいんです。」と言ったところ,隣のスタッフ(先週,相談した人)が「これを使って。」とスペーサー用のナットを渡してくれ,無事に28C化&フレンチバルブ仕様のプレトレが完成しました。でも,それよりもうれしかったのは,やはり2万円もしないプレトレなので,ナットやワッシャは安いものが使われているため,サビサビになっていて非常に汚いので,ナットの上からプラスチックのカバーを付けていないと,ちょっとかっこ悪いなぁという状態だったのですが,今回,ついでにナットやワッシャの交換もお願いしたので,本当にハブ周りが見違えるようにキレイになりましたです,非常にうれしい。というわけでナットとかがキレイになったのであればプラスチックのカバーを付けておく必要はないので,外しておくことにしましたです。クイックレリーズではないのですが,ナット剥き出しの方がまだママチャリ感がダウンするので,これはこれで良いでございますです。
 で,フレンチバルブ用のポンプとしてSERFASのFP200と出先でパンクしたときのことを考えて英式バルブアダプターを買って,さぁ幾らになるのだろうと思っていると,割引はあるもののなんと1万4010円でした。えぇっと思って工賃を見てみると,なんとあれだけ,あれやこれやとしてもらったのに2100円しかかかってないではありませんか。しかも,プレトレを買ったリアルあさひのように,調整してもらったところは良いけれど,それ以外がダメダメではなく,2年目点検でディレイラーの調整(そろそろフロント3速化をして1か月になるので,ワイヤーの初期伸びとかが出る頃なので。)もきちんと丁寧にやってくれたので,本当,こっちのリアルあさひに切り替えて良かったなぁと思いましたです。しかし,今回作業を担当してくれたスタッフから最後に,「最初はこれ何の自転車なのか分からなかったのですが,プレシジョントレッキングだったんですね。」と言われた時には笑ってしまいましたです。どうもすいません,原型をとどめていませんが,リアルあさひで売っている,ママチャリ系クロスバイクです,今はこんなになっていますけど。というわけで,来週はまた一段と進化したプレトレのインプレを書きたいと思いますです。あぁ楽しみだなぁ