ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

STALINISM/THE STALIN


 この間の3連休は良い天気で,非常に気分良しでしたねぇ。日曜日は西方面海岸コースを80キロほどプレトレで走りましたが,往路が向かい風だった事を除けば,非常に気持ち良く走れましたです。何より,主文摂取量が減ったなぁというのが,正直な感想でしょうかね。家から持って出たVAAMの外は,休憩&補給のコンビニで,どうしようかなぁと思いつつ,なんかもう500ミリリットルは多いよねという気がしたので,久しぶりにカフェオレの300ミリリットルパックにしようかと思ったのですが,なんてこったい,カフェオレがないじゃないの。というわけで,紙パックオレンジジュース280ミリリットルにしましたが,これでも復路は走り切れたので,あぁ秋だなぁと体で感じてしまいましたです。とはいえ,この日の不満は,往路のラストの辺りって,結構,今日の補給は何にしようかなぁ?と思いながら走るのも楽しいものですが,この日はあん&マーガリンのパンにしようと思い,トイレを借りた後,パンコーナーを見たところ,パンコーナーにパンがあまり残っていない・・・当然,お目当てのパンなんてないので,ピーナッツクリームサンドというのを食しましたが,やはり食べたかった物がないというのは少しテンションが下がりましたが,それはそれ,これはこれということで,復路も楽しく(途中でロードに気持ち良く抜かれましたが・・・)走らせてもらいましたけどね。
 で,月曜日は前日までの予報では曇りで降水確率が30パーセントだったのですが,当日になってみると秋晴れで降水確率も10パーセントですし,レーダーナウ・キャストには少し雨雲が接近するような感じがありましたが,とりあえず天気がイイ感じだったので,どうしようかなぁと思いつつ,この間通夜に行くために走ったときにそんなに荒れた感じではなかった(というか復旧に携わった皆様のおかげだと思いますが・・・)ので,久しぶりに県北方面峠コースを走ることにしました。とはいえ,やはり,まだまだ豪雨の被害の跡が,路肩が崩れていたり,車両通行禁止の道に現れていました。それよりも驚いたのは,峠の途中に「峠のうどん屋」があって,何年か前の夏にヘイコラ言いながらプレトレで峠を登っていると,うどん屋のおばちゃんに「暑い中,がんばりなさいよ!」ってよく分からないんですけど声をかけられたことがあるのですが,その「峠のうどん屋」の前に何か工事車両が止まっているなぁと思いながら横目で見てみると,なんと「峠のうどん屋」が土砂で流されて跡形もなくなっているではありませんか。正直,1回声をかけてもらっただけですが,少しでも関わりがあった人に被害が及んでいたことを知って少し複雑な思いがしましたが,直接の知人でもない私が何かできるわけでもないので,淋しい気持ちで通りすぎるしかなかったんですけどね。雨は少し峠の登りでぱらついたものの,路面が濡れることなく,往路を走り,そして復路の峠の下りを久しぶりに楽しんだのですが,復路の河川敷で撤去されて積み上げられた土砂を横目で見ながら,本当,酷い災害だっただなぁと思ってしまいましたが,偶然,災害に遭わなかったフルカワとしては,日々の日常を自分なりに誠実にやっていくしかないかなぁとプレトレのペダルを回しながら思ったりもしましたです。
 そうそう,前日,無念の涙を飲んだ,休憩&補給のカフェオレとあん&マーガリンのパンですが,この日は買えたので,ウマウマと糖分補給をさせてもらいましたです。どうでも良い話ですが。

 ところで話は変わり,前回は久しぶりの新譜ということでインディーズ電力を取り上げましたが,正直,藤井一彦のアコースティックソロが発売になっているのですが,ライヴ会場限定でネットショップでの取扱がまだだったり,SOUL FLOWER UNIONの新譜はまだ発売されていなかったり,岡村ちゃんのニューシングルも11月ですので,また自宅にあったレコードをCD化しつつ,紹介していこうかなぁと思っています。で,今回はTHE STALINの“STALINISM”を紹介したいと思います。このアルバムは1987年にTHE STALINの初期作品(以外の物も入っていますが。)を1枚にまとめて発売したもので,既に入手することができなくなっていたポリティカルレコードの音源が変えるということで,喜び勇んで買った覚えがあります。
 内容としては,1980年9月にポリティカルレコードから発売(ライブチケットに付けて売ったりもしていたので,この表現で良いかは若干疑問がありますが。)された“電動コケシ,肉”のソノシート,1984年11月に発売されたFish Innのオマケソノシートとして履いていた“バキューム,解剖室”,1984年5月にアメリカのWelcome To 1984というハードコアのコンピレーションアルバムに収録された“Chicken Farm Chicken”,そして,1981年4月にポリティカルレコードから発売された“スターリニズム”となっています。正直,後は“Trash”だけなんですけど,権利関係が複雑みたいで,永遠に再発になりそうにない(ひょっとしたらミチロウが亡くなったら,追悼盤で・・・などという恐ろしいことを考えてもみたりしますが・・・)ので,THE STALINの初期作品,そして1980年代の自主制作の音を堪能したい方には必須アイテムではないかと思っています。
 ちなみに,録音時のメンバーですが,された“電動コケシ,肉”はヴォーカルとベースが遠藤ミチロウ,ギターが金子アツシ,ドラムが乾純,“バキューム,解剖室”はヴォーカルが遠藤ミチロウ,ギターが小野昌之,ベースがヒゴヒロシ,ドラムが乾純,“Chicken Farm Chicken”はヴォーカルは遠藤ミチロウ,ギターがタムとJUN,ベースが杉山シンタロウ,ドラムが中村貞祐裕,“スターリニズム”はヴォーカルが遠藤ミチロウ,ギターが金子アツシ,ベースが杉山シンタロウ,ドラムが乾純となっています
 1曲目の“電動コケシ”という曲は,タイトルからするとエロっぽいの化と思いきや,パンクというよりもノイジーな演奏に「電動コケシが食べたのは,カラッポになったビルの空。無いものねだりの欲望にアタマから突っ込んだ。」という非常にシリアスな歌詞でひたすら突進していく曲になっています。カラッとしたパンクではなく,非常に湿った情念系パンクだよねぇと思ってしまいましたです。これを下手くそな演奏とみるのか,ノイジーとみるかで評価は変わってくるとは思いますけど私はノイジーな演奏と評価したいですね。
 2曲目の“肉”という曲は,ガラッと変わって,ストレートなパンクになっています。「オレは愛,オレは天,オレは紙,おれはチンプ。あいつから言葉を奪え,オレからも言葉を奪ってしまえ。」なんてカッコヨスギですよね。メッセージなんてないんだと言い切っているような気がします。しかし,これって,“STOP JAP”のオマケソノシートの音だよなぁということは,再録音せず,このままオマケにしたのね。
  3曲目の“バキューム”という曲は,自主盤なんですけど,音質と演奏力が格段に上がっているのが分かる音になっています。乾純のドラムの迫力のある音に,ミチロウのシャウトもタマリマセンねぇ。多分,この曲をセレクトしたのが,メジャーから発売されたラストライヴアルバムの“For Never”で逆回転で歌詞を誤魔化されたからだと思いますが,こうやって聴いてみて,この歌詞のどこに問題があるの?としか言いようがないですね。まさにミチロウも自分の本で書いていた「スターリンシフト」があったんだろうなぁと思ってしまいました。というか,この程度の歌詞が駄目だったら,昔々のトイレット博士なんていうマンガは発禁物だなぁと思ってしまいましたです。
 4曲目の“解剖室”という曲は,ミチロウの「金玉むしるぞ!」というシャウトがいつ聴いても最高ですねぇ。演奏,スピード感,唄われている歌詞の内容,ミチロウの声,全てがカッコヨシです。「手っ取り早く済ましてしまえ。手っ取り早く終わらせてしまえ。手っ取り早く騙してしまえ。手っ取り早く怯えてしまえ。」なんてこの演奏でたたみ込むように唄われると,もう最高ですね。
 5曲目の“Chicken Farm Chicken”という曲は,このアルバムの中では一番ハードコア色が強い曲ですね。歌詞は“虫”と同様に中身がないような深読みさせたいのか分からない歌詞になっています。基本的には「そんなにニワトリになりたいか」っていうことなんですけど,最後の「それでもトサカは真っ赤っか!」で終わるところは,この投げやり感がパンクだなぁと思ってしまいましたです。まぁアメリカのコンピレーション盤なので,言葉の意味はどうせ伝わらないので,開き直ったのかなという感じもしないでもないです。
 6曲目の“豚に真珠”という曲は,「豚に真珠がのさばっている!」の歌詞だけで何も言うことはないです。こういう言葉を持ってくることができること自体がミチロウの天才的なところだなぁと思っています。「頭の上にマストを立てた学生どもには自殺入門書」とか,学生運動を経験,または斜めに見てきた人じゃないとこういう歌詞は浮かばないだろうなぁと思ってしまいましたです。
 7曲目の“サル”という曲は,歌詞カードからも歌詞が削除されていますが,やはり右翼団体の抗議を懸念したのでしょうか?ようは「Tennouが動物園でマスターベーションを覚えてやり出したら止まらない」っていうことを唄っているのですが・・・やっぱまずいよね,世が世なら不敬罪ですよね。個人的には何とも思いませんけど。でも,「マス」ではなく「センズリ」という言葉をチョイスしたミチロウはわざとなのか,世代なのかはわかりませんけど。多分,どちらにしても反権力とかそういうことはどうでもよくて,タブーとなっている物を手当たり次第にテーマにしたのではないかと思いますけど。
 8曲目の“コルホーズの玉ネギ畑”という曲は,“STOP JAP”にも収録されていますが,もっとジメっとした感じですが,このアルバムではもう少しカラっとしたアレンジになっています。途中で入るハンドクラップにはほほえましさを感じたりもしましたです。「私の病気は玉ネギ畑。どこまで行っても玉ネギばかり。」という歌詞は深読みすれば何かの暗喩ではないかととどうにでも深読みできるのですが,ここはやはり「私の病気は玉ネギ畑」ということで良いのではないかと。
 9曲目の“猟奇ハンター”という曲は,スローなアルペジオで始まったと思ったら,ミチロウのカウントから一気に加速してパンクロックな展開になるのですが,過去のミチロウのインタビューで学生運動世代を揶揄した唄だということを読んだことがありますが,それを前提とすると「のどぶえを喰いちぎったオマエ。少しは手応えあったか。一滴の血も流さずに,どんどん老いさらばえて行け。」とか「こたえはNo No NoいつでもNo No No」なんていう歌詞は正にそうだなぁと思ってしまいました。反省することなく,一滴の血を流すこともなく,その後も適当に「No」を言いながら,ただ老いさらばえて行く,朝日新聞の信者世代には,そろそろ自分達のやったことを思い返してほしいなぁと,この曲を聴きながら,最近の朝日新聞の形だけの謝罪報道を読んで思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“アーチスト”という曲は,個人的には後期スターリンの乾純のドラムとヒゴヒロシのベースの絡みが最高なラストライヴの演奏が最高だと思うのですが,シンプルな演奏ながら壊れていくこの演奏も好きですねぇ。特にミチロウが唄うことを放棄してアジテーションするところは最高にカッコヨシですね。「全テノ革命的変態諸君!我々ノ日常ハドブノ中デ残飯ヲブチマケル。」だの「ノミコンダ信念ハ,ミンナゴキブリダ。正露丸愛国心ノギマン性ニヨリナガラ。」とか鳥肌が立つほどカッコヨイ言葉を投げかけています。オレもアンタも革命的変態諸君なのです,THE STALINがなくなって30年以上が経っても変わることなく。
 正直,あそこまでTHE STALINが当時売れ,そして今も多くの人に神格化(こういう書き方をミチロウは嫌うでしょうけど。)されているのかは私には分かりませんが,少なくとも私にとっては脳天気なジョニー・ロットンの「Right Now Ha ha ha ha・・・」よりも「吐き気がするほどロマンチックだぜ!」とシャウトした遠藤ミチロウのあきらめきった過激さを騙されても良いから信じたいと思ったし,訳の分からない焦燥感を感じていたあの頃,唄われる歌詞の意味からではなく,感覚的にスッと入り込んできたミチロウの言葉とTHE STALINの音にやられてしまったとしか言いようがないですし,今,聴いても少しも陳腐化しない言葉達に相変わらずやられまくっているとしか言いようがないんですけどね。

 話は変わって,これまで晩酌はキリンの淡麗グリーンという奴を飲んでいたのですが,スーパーに買い物に行ったところ,なんと淡麗プラチナダブルという奴が新発売になっていて,グリーンが糖質70パーセントオフだったのが,プラチナダブルでは糖質0,プリン体0になっているではありませんか。しかも,アルコール分がグリーンが4.5パーセントだったのがプラチナダブルでは5.5パーセント(酒飲みとしてはここが非常に重要ですね(笑))になっているではありあmせんか。これは飲みしかないだろうということで,サクっと買わせてもらいました。これまでキリン以外のメーカーがこの手の商品を出していましたが,盲目的キリン愛好家としては他メーカーに浮気をするのはどうしたもんかなぁという気持ちがあったり,微妙にアルコール度数が低かったり(確かにアルコール度数が高いとカロリーが高くなるんですけどね。)していたので,この手の商品に手を出すのは躊躇していたのですが,キリンが,淡麗ブランドで,しかもアルコール度数を引き上げて発売したとなれば買うしかないじゃないですか!飲むしかないじゃないですか!ということで,感想ですが,これはホッピーですか?というような味でした。まぁ,ホッピーも好きなのですが,私の住んでいる地方都市ではあまり飲む機会もないので,ビールと思わずホッピーの缶を飲んでいると思えばいいのではないかいと,達観した(単にアルコールが入っていれば良いという意見もないではない。)感じを出しながらも,単にあぁ酒飲み・・・なだけなんですけどね。まぁ,これはこれで美味しいので,いい加減歳ですのでね,急に足の親指が通風で痛くなってペダルが回せませんとかなると悲しすぎるので,プリン体0,糖質0,最高じゃあないですかぁ!ということで,飲み続けさせていただきますですよ(ここで,「もう飲まない。」とかならないのが,悲しい酒飲みの性ですねぇ。)。
 実は,職場の連中で作っているバンドでライヴをするので,見に来てもらった上で打ち上げにも参加してくださいということで,今日は今から新幹線に乗って,勤務先の街まで行ってきますです。打ち上げであんまり飲み過ぎないようにして,明日はプレトレで走りたいなぁと思っていますが,まぁ,その場の雰囲気ですよね。とはいえ,帰りも新幹線なので海峡を越えないようにほどほどにしないとねぇとは思っていますけど(笑)というわけで,少し早めにブログをアップさせてもらったのはそういう事情もあるということで,では行ってきま〜すと。