ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

走れ熱いなら/PANTA


 あ〜,今日はまたもや夜勤なので,午後3時には家を出ないといけないし,夜勤明けなので明日はとてもプレトレで走れる元気が残っていないのですが,どうも天気予報では今日も明日も午後は雨とのこと。雨の天気予報がこんなにうれしいだなんて,本当,どういうことなんでしょうかねぇ。まぁ,明日は夜勤明けのヨレヨレの体なので,ゆっくりと,グダグダと過ごそうかなぁと思っています。もし,夕方に雨が上がれば,のんびりとプレトレでポタるのもいいかもなぁと思っていますが,そんなに都合良く行くわけはないと思うので,まぁ,そこは状況しだいということで。
 で,この間の日曜日は,金曜日に嫁さんから子供のエレクトーンのグレード試験に行くので,プレオを出して欲しいという依頼があり,私には断るという選択肢は家庭内にはないので,喜んでプレオを運転させていただくことにしましたです。では,プレトレに乗るのはどうしようかなぁと思ったのですが,日曜日の午前中は好きにしても良いということだったので,土曜日は天気が良かったので午前中に選択したワイシャツが夕方には乾いたので,これ幸いにとアイロンをかけ,日曜日は早く起きて,4時間ほど走りにいくことにしましたです。で,日曜日は私としたは早い午前6時30分に起き,午前8時には出発し,前回書いたとおり久しぶりの北方面峠越えコースを走ることにしましたです。上はユニクロの7分丈ドライメッシュ1枚,グローブはパールイズミの指切りグローブで大丈夫だろうということで走り出したのですが,天気予報では降水確率0パーセントなのに,空はどんよりと曇り空。嫌だなぁと思いつつ,北へ北へと走っていくと,えぇ,日が差さないせいもあって寒くなってしまいましたです。まぁ寒くて我慢できないということはないので,きっちり2時間で峠を越えて40キロ走り,コンビニでトイレ&糖分補給の休憩を入れたのですが,アンパンとカフェオレ代金を支払うときに,手がかじかんでしまって小銭が取り出せなかったのには笑ってしまいましたです。この日は行きが向かい風だったので,帰りは追い風だったので,峠の下りも気持ちよくプレトレで下って行ったのですが,家までの残り10キロの河川敷に出ると,なんと帰りも向かい風ではありませんか・・・う〜んと思いつつ,まぁ,ここで無理をしてもなんだし,河川敷はサイクリング&ランニングロードなので,あまり飛ばしても危ないので,そこそこのスピードで無理のない走りに徹させていただきましたです。久しぶりに往復80キロ以上走ったので,非常にすっきりしたのですが,もう少し天気が良ければなぁという気がしないでもないのですが,まあ,私が走りに行って雨が降らなかっただけでもめっけもんということで,よしにしましょうかね。しかし,街中ではすっかり葉桜に切り替わりつつあるのですが,峠では山桜が満開という感じで,風で桜が舞い散る中,エッサホイサと峠を登りながら横目で山桜を眺めるのもなかなかおつなものでしたね。春にこういうことが楽しめるのも,花粉症でないおかげだなぁと本当,自分の体に感謝していますです。実際,職場の自転車乗りに良い天気になったんで走るのが楽になったよねぇと言うと,花粉症で走りに行くどころではないと言われてしまいましたです。実際,オフィスの中でも鼻をグズグズいわせて大変そうなので,峠方面に走りにいくなんてとんでもないんだろうなぁと少し同情してしまいましたです。

 前回はしーなとシュウの“3時のあんた”を緊急的に取り上げましたが,今回はまたパンタの音源に戻りたいと思いますです。今回はパンタのソロとしてはラスト(次はPANTA&HALというバンド形式になるため。)の1977年に発売された“走れ熱いなら”を取り上げたいと思います。前作“PANTA'S WOLRD”が結構,ブルーズっぽい曲が多かったのに比べて,ロケンロールな楽曲が多いのがうれしいところですが,ギターに山岸潤史,ベースにナルチョこと鳴瀬喜博,ドラムにジョニー吉長とリズム体は強力で,ギターは弾きまくりという感じのメンバーなので,当然と言えば当然でしょうか。
 1曲目の“ガラスの都会”という曲は,フェイザーのかかったまったりとしたギターのカッティングに粘りのあるギターソロが絡み,オルガンの音があぁ70年代ロケンロールという感じを醸し出していますが,やはり強烈に70年代の音だなぁと感じるのは,ドラムの音がどうしようもなくパタパタした音になっていることかなぁ。しかし,吐き捨てるようにパンタが「そんな街など捨てちまえ」と繰り返し唄うところは,1977年という,学生運動は思いっきり下火になり,政治の季節が終わり,何の変哲もなくなった街に対するパンタの視点をヒシヒシと感じましたです。
 2曲目の“あやつり人形”という曲は,思いっきりレゲエの曲なんですけど,この時代にレゲエを持ってくるなんて,ある意味凄いなぁと。しかも最初から「教えられた道を歩いただけさ。菊の香りにむせびながら。」なんて,思いっきり思わせぶりな歌詞なのも凄いです。「菊」の解釈をどう考えるかなんですが,葬儀と取るのか,いわゆる菊の御紋と取るかで,大きく意味が違ってくるのですが,私的には,最後の歌詞が「遠い南の国から銃声が聞こえてきた。」となっているので,菊の御紋と取らせていただきましたです。
 3曲目の“やかましい俺のROCKめ”という曲は,ゆっくりとしたピアノをバックにパンタが唄い始め,サビでパンタが「やかましいオレのロックめ!」とシャウトをキメてくれるのですが,パンタだからこそ「俺のロックめ」という言葉に違和感がないのですが,そんじょそこらのインチキロッカーがこんな言葉を唄ったら笑ってしまいそうだなぁと思ってしまいましたです。しかし,最後の「そのままでいいから突っ放してくれよ,勝手にさせろよ,ほっといてくれよ。」言葉は,「頭脳警察のパンタ」というパブリックイメージに対してなのかなぁなどと深読みしてしまいましたです。
 4曲目の“いつもの俺なら”という曲は,ちょっと軽めの小気味よいロケンロールなんですが,デートなのに待ちぼうけをくらっているという唄なんですが,ベースラインが弾みまくってウキウキした感じをアップさせてくれるところにブルースハープを吹きまくりでブルージーな感じを出してくれていたり,間奏のギターとピアノのソロがこれまたロケンロールな感じを醸し出してくれています。こういうどうでもいいじゃん!みたな曲もまたパンタらしいかと。
 5曲目はタイトルチューンの“走れ熱いなら“という曲ですが,イントロのギターからロケンロール!という感じで,まさに全編「俺の心のちぎれたRock'n'Roll」という感じでございます。間奏ではパンタの「山岸!」というシャウトに呼応して,山岸潤史が思いっきりギターソロを弾きまくっていますし,アコピのリフもロケンロール感を思いっきり盛り上げてくれています。歌詞自体はそんなに裏読みできるような歌詞ではないのですが,とにかくロケンロール!を感じさせてくれる演奏になっています。
 6曲目の“追憶のスーパースター“という曲は,アコピとオルガンの音だけをバックにパンタが唄い出し,バンドの音が重なってくるというロッカ・バラードのおきまりの展開なんですが,まぁベタはアレンジも大好きなので,これはこれでよしです。というか,サビの「新宿,原宿,六本木。嘘つき野郎とアベ・マリア。さびれた都会の街角で,見つけた君こそスーパースター」という歌詞はなんか切なさを感じさせてもらいましたです。
 7曲目の“人間もどき”という曲は,このアルバムの中では最も「頭脳警察のパンタ」を感じさせてくれる唄になっています。なんといっても最初から天皇制批判(笑わせんなよ,日本書紀),次に自民党批判(嘘つきやがれ,紙吹雪」,最後に学生運動をやっていた連中(ふざけるじゃねえよ,生き残。冗談じゃねえよ,天下り。)に照準を合わせて,「全部まとめてぶっ壊しだよ。生まれたことすら呪い続けて。空の彼方へ飛んでいけ,くたばりぞこないの人間(ひと)もどき」と叩きつけ,曲のエンディングではギターソロとキーボードソロの掛け合いが続き,これでもかとアルバムのラストへ向けて気持ちを盛り上げてくれ,これライヴで聴いたらめちゃくちゃ盛り上がるんだろうなぁと思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“夜明けはまだ“という曲は,うって変わってピアノだけで始まるパンタお得意の美メロのバラードなんですが,このバラードが素晴らしいんですよねぇ。最初の「夜明けはまだ,俺は待っているのに。夜明けはまだ,雲は流れているのに。」と唄われるだけで,もうグッとパンタの唄に弾きづり込まれてしまい,スピーカーの前で一緒に口ずさみたくなってしまいます。そして,サビで「星に祈る少女よ,手を差し出して。そして俺を抱いてくれよ。さみしすぎるよ,俺の考えていることは。」と唄われると,もうなんかグッときてしまいますね。この曲でいい味を出してくれているのは,鳴瀬喜博のモコモコとした音のフレットレス・ベースなんですが,ゆったりとしたロッカバラードの下をスライドさせたベースラインで支えているところですかねぇ。本当,曲の中でいいアクセントになっています。そして余韻を残しながらアルバムは終わります。
 しかし,このアルバムのジャケットは金色にギターをもったパンタがただ立ってこちらを見ているというものなんですが,確かパンタもT.REXが好きだったので,Electric Warriorを意識してみたのかしら?などとこれまた深読みしてしまいましたが,シンプルに聴くも良し,いろいろと深読みして聴くも良しということができるのが,パンタの素晴らしさではないかと個人的には思っていますです。

 ところで,私はプレトレで走りに行くときの水分補給はペットボトルにバイクガイのキャップ・オン・キャップを愛用しているのですが,正直な話,夏場はあっという間に中身がぬるく,というかかなり熱くなってしまうので,今年は保冷ボトルを試してみたいなぁと思いつつ,ボトルケージを買い換えるのもなんだしなぁと思っていたところ,ネットあさひからメールマガジンが届いたので読んでみると,保冷ボトル+ボトルケージをセットでモニター隊員を募集しているとのこと。これは申し込むしかない!というわけで,申し込まさせてもらいましたが,正直,これまでモニター隊員に選んでもらえたことがないので(乗っている自転車を「プレシジョントレッキング(改)」と書いているせいでしょうか?),今回もなんとなく選んでもらえないのではと思っていますが,選んでもらえると非常にラッキーだなぁと思っています。
 しかし,ここで困った問題が(モニター隊員に選ばれてもいないのに・・・)。昨年,キャップ・オン・キャップを落として壊した際,スペアとして2つ買ったのですが,そのスペアが未開封のままあるんですよねぇ。でもまぁ,多分,モニター隊員に選ばれることはないと思いますので,今後もペットボトル+キャップ・オン・キャップで走りにいくことになると思うので,まぁいいかぁなどと思っていますです。本音ではたまには選んでくださいよ,ネットあさひさん,商品を送ってもらったらそれっきりの人とは違って,きっちりレポートは書かせてもらいますのでと思っているんですけどね。