ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

1980X/PANTA&HAL


 いや〜今週は久しぶりに体がヨレヨレでございました。この間の土曜日が夜勤だったことについては,前回のブログに書きましたが,日曜日が雨だったので家でゆっくりするはずだったのですが,子供が趣味の集まりの練習に行くのに,雨が降って自転車では行けないので,自動車で送ってほしいということだったので,時間を聞くと,午後4時集合で,午後6時に迎えに来てほしいとのこと。ワイシャツのアイロンもかけないといけないし,他の用事もあるしなぁと思いつつ,用事をこなしつつ,アイロンをかけ終われば,もう午後3時前で,これで仮眠を取ると自動車の運転は危ないなぁというわけで,そのまま起きて,プレオで子供を送って行ったのですが,迎えが午後6時なら,家に帰って寝てもなぁ・・・というわけで,たまにはプレオのエンジンを回しておくかというわけで,午後6時までプレオでテレテレと走っていましたです。で,午後6時になったので,子供を迎えに行ったのですが,子供がなかなか出てこない。そうこうしていると,トイレに行きたくなったのですが,近くにプレオを停めてトイレに行けるようなところもなく,もう少し待てば出てくるかなぁと思いながら,待てど暮らせど子供が出てこないので,これは一度家に帰って,トイレに行ってから出直した方が良いと判断し,家に向かいましたです。そうこうしていると,子供から少し遅くなるのでまたメールするというメールが届いたので,ヨシヨシと思いながら,自宅の立体駐車場にプレオを止めようとしていると,子供から電話があり,迎えに来てほしいとのこと。まだトイレに行ってないのに・・・と思いつつ,子供を迎えに行けば,一緒にいた友達が体調を崩したので,最寄りの駅まで乗せて行ってほしいとのこと。えぇ〜,お父さんは一刻も早く家に帰って,トイレに行きたいのに・・・と思いつつも,オジサンはトイレに行きたいから乗せられないなんて大人げなくて言えないので,えぇ,駅まで送っていきましたとも,友達を。で,何とか家にたどり着いてトイレに行ったのですが,本当,何度,尿意をこらえたことか。まぁ,漏らさなかったので,良かったんですけどね。で,なんだかんだで一睡も仮眠を取ることができず,月曜日を迎えたのですが,いや〜さすがに睡眠不足は腰が重いよねと思いながら月曜,火曜と仕事をこなしたのですが,水曜日は始めから遅くなるのは分かっていたものの,まさか家に着くのが午後11時過ぎにはるとは思ってもいなかったのですが,仕事なので仕方ないかというわけで。
 ということは木曜日になれば,当然,体はヘロヘロで,どうしたもんかいと思いつつ,金曜日は少し遅い歓迎会なので,木曜日は少し早めに(よく考えたら,いつもどおりだった・・・)帰って,睡眠を取って,金曜日の歓迎会を迎えたのですが,いや〜どうもその店は日本酒を飲ます店だったようで,最初から日本酒がこれでもかと出てくる出てくる。普段は日本酒を飲まないフルカワですが,日本酒しかないんだから飲まないわけにもいかず,でも多分,翌日に残るんだろうなぁと思いつつ,飲んで,終電で帰ったのですが,さすがに良い日本酒だったので,思いっきり二日酔いということはなかったのですが,やはり体が重いですね。まぁ,今日は軽くビールのようなものと焼酎を飲んで,サクっと寝て,明日はプレトレで走りに行きたいなぁと思っていますです。

 というわけで,なぜかPANTAが聴きたくなってサクッとアマゾンで買わせてもらった初期PANTAも今回のPANTA&HALの“1980X”で終わりでございます。PANTAソロとしては前回の“走れ熱いなら”で終わり,名盤の誉れ高い“マラッカ”からはPANTA&HALというバンド形式になり,PANTA&HALとしては1980年に発売されたこの“1980X”がスタジオ録音としては最後で,ライヴアルバムの“TKO NIHGT LIGHT”で解散してしまうんですけど,時代の流れの中で駆け抜けたPANTA&HALの音源としては,私が80's Newwaveが好きなこともあって,“マラッカ”よりは“1980X”の方が好きなアルバムですね。このアルバムは前作同様鈴木慶一をディレクター(今で言うプロデューサーですね。)に迎え,ゴリゴリにハードな当時のNewwave系の音になっていることもあり,今聴いても,音の古さを感じないですね。
 1曲目の“トゥ・シューズ“という曲は,PANTAお得意のフランス語のコーラスから始まり,ソリッドな音をバックに街中で見かけた捨てられたトゥシューズのことを唄っているのですが,ギターの裏打ちのカッティングがいいですねぇ。途中でブレイクを挟みつつ,ミディアムテンポなのに重ためのリズムで最初の1曲に相応しい曲になっていますです。
 2曲目の“モータードライブ“という曲は,うって変わってギターのハードなカッティングからドカン!と始まるスピーディーなロケンロールナンバーで,フィルムカメラのシャッターを連続で押す装置がタイトルになっているのですが,最近のデジカメ世代には分からないかもね。このときはまだメインでなかった写真週刊誌のカメラマンのことを唄っているのですが,最後のシャッター音まで息をつかせぬロケンロールになっていてカッコヨイです。
 3曲目の“臨時ニュース”という曲は,2曲目に引き続きハードなロケンロールナンバーになっているのですが,はっきり言って臨時ニュースの内容は,多分「天皇崩御」ではないかと。実際の天皇崩御はもう少し後になるのですが,それを見据えたような歌詞になっているのは,さすがPANTAと思いましたです。この曲はベース中谷宏道の印象的なベースラインがNewwaveっぽくて非常に好みでございます。しかし,冒頭の「臨時ニュース。カーラジオも番組やめて,ニュース速報流し続ける。」なんて歌詞は,昭和崩御もそうですが,先日の平成天皇の入院騒ぎのときもそうだったよなぁという感じがしますです。
 4曲目の“Audi80“という曲は,なぜにPANTAがAudi80なのか?と思って調べてみると,ドイツ赤軍のメンバーがシュライヤーっていうドイツの実業家を拉致してAudi100のトランクに放置した事件が1977年にあったので,それをテーマにしているのねということで,このバックボーンを知らなければ,多分,何を唄っているのか分からないと思うのですが,興味のある方はこの事件のことを調べた上で,この曲を聴いていただければ,より深みが増すのではないかと思いますです。
 5曲目の“オートバイ”という曲は,鈴木慶一が作詞作曲しているのですが,PANTAのオートバイ好きのエピソード(実際,アルバムの裏ジャケットは,PANTAがドカティにまたがっている写真になっていますです。)にぴったりの曲だなぁと思います。曲自体は浮遊感のあるアレンジでオートバイというタイトルと異なりスピード感はないのですが,バイクで走って,帰ってきたときの感じを,この曲を聴いて思い出しましたです。まさに「オートバイ,オートバイ,おれの鋼鉄の夢。走っていけ。」というラストの歌詞はそういう感じですよねぇ。よく考えると,プレトレもハイテンフレームなので,「プレトレ,プレトレ,おれの鋼鉄の夢。走っていけ。」と今でも少し歌詞を改変して唄うことができるなぁと少しほくそ笑んでみたりしましたです。
 6曲目の“ルイーズ”という曲は,うって変わってハードなギターのカッティングがカッコイイ,ハードなロケンロールナンバーで,当時珍しかった(今は普通の不妊治療になっていますけど)試験管ベイビーのことを唄っていますが,曲がハードなら,歌詞もハードで,特に「群がる男の腕から抜け出すと,首から下げたペテンのメダルが光る。口数だけが取り柄の女はオレはゴメンだぜ。」なんていうところはメチャカッコヨシです。
 7曲目の“トリックスター”という曲は,ポリスっぽいアレンジだなぁと思いつつ,裏打ちのビートとリムショットの音が気持ちよい,ミディアムテンポのロケンロールになっています。サビの「このあたりの奴等はみんな,おまえを星屑と間違えるから。」なんて意気な歌詞はPANTAならではだなぁと思いました。
 8曲目の“キック・ザ・シティ”という曲は,ハイハットのアレンジが気持ちよいロケンロールなんですが,いきなりの「ボロボロのレコードの上をすり減った張りは流れる。回転ムラのオレのプレイヤー,いつもこの辺で鳴るスクラッチ・バッドノイズ」とか,「ドアに投げつけらる両切りピース」とか,なんかあぁそういう時代だったよねぇと感じさせてくれる歌詞が溜まらないです。
 9曲目の“IDカード”という曲は,イントロの中谷宏道の印象的なベースラインもカッコヨイのですが,唄が始まるとメチャカッコヨイファンクナンバーになって,「IDカードNo2525,名前なんて捨てられた。」と当時の国民番号制度への危機感を唄っているのですが,個人的には使い方の問題で危険性はあるのですが,納税や年金のことを考えると,きちんと管理した方が良いのではと思うのですが,そんなことはどうでもよいくらい,シャープなファンクナンバーにつられて,一緒に「IDカードNo2525」って口ずさんでしまいますです。
 ラストナンバーの“ナイフ”という曲は,どうしようもない苛立ちが歌詞の端々からダダ漏れになっている曲なんですが,本当,最初の「ただその笑い方だけ,気に障っただけさ。だから目の前にナイフちらつかせただけさ。」などという行き場のない焦燥感の果ての犯罪を唄っているのですが,本当,こういうストーリーのある歌詞を書かせると上手いなぁと思ってしまいましたです。しかし,サビの「色あせてるグリーンベルトに投げ捨てられたナイフ」っていう歌詞には本当,とんでもなくリアリティを感じてしまうんですけどね。どうしようもない苛立ちはあるのだけれど,結局それは街に取り込まれてしまうというか。
 しかし,このアルバムでは音以外にもPANTAのスタイルにも注目してほしいですね。PANTAといえばカーリーのロングヘアというイメージですが,このアルバムのジャケットに収まっているPANTAは短く切って耳を出し,タイトなスーツを着て,足を組んでいるのですが,こんなところにも当時のNewwaveな感じを感じてしまいましたです。土屋昌巳の言葉で「(SEX)PISTOLSを聴いて髪の毛をバッサリ切った。」という有名(かどうかは真偽不明)な言葉がありますが,当時のPANTAもそんな感じだったのでしょうか。こればっかりは分かりませんけど。

 話は変わって,前回,ネットあさひの保冷ボトル+ボトルケージセットのモニター隊員に応募したと書きましたが,やはり外れてしまいましたです。う〜ん,敗因はやはり乗っている自転車がプレトレだからなのかなぁと思ったり(というのも,これまでモニター隊員に当たっている人のレポートを読んでみると,結構,良い値段の自転車の方が多いようなので。)もしますが,まぁ,これで今年も心置きなくキャップ・オン・キャップを使えるってことだな。スペアも2個あるしね。いや,正直負け惜しみなんですけど,まぁ保冷ボトルが本気でほしくなったら買えば済むことですし,基本的には自販機で冷たいものをその都度買えば足りるので,まぁ今年の夏もペットボトル+キャップ・オン・キャップで走りたいと思っていますです。
 などと書きながらよく考えてみると,今日から日本国中,ゴールデンウィークなんですね。今日の午前中に通勤定期の更新に行ったら駅も人が多かったもんなぁ。というわけで,個人的にはせっかくの連休なので,ゴイゴイプレトレで走りたいなあと思いつつ,気象庁の週間天気予報のサイトを確認したところ,明日は降水確率0パーセントの晴れなのですが,それ以降は降水確率40パーセントの曇りの予報が続いていて,Oh My God!という感じですね。アメフラシの異名を持つ私にとって,降水確率40パーセントなんて,ほぼ100パーセントということなので,どうしたもんかなぁと思っていますが,イヤイヤ週間天気予報なんてこれから変わるんだからと自分に言い聞かせながら,正直,祈るような気持ちでいますです。