ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

羊どろぼう。/栗コーダーカルテット


 う〜ん,連休も明日で終わってしまう・・・とはいうものの,結構ゴリゴリと走らさせていただきましたです。まず日曜日は嫁さんが昼ご飯を作るのが面倒なので,好きにしてよいよということだったので,空は微妙な曇り空だったのですが,早めに一人で昼ご飯を食べて,翌日も休みだから洗濯は翌日回しでいいやというわけで,午後零時から午後6時まで久しぶりに6時間走りに行くことができましたです。が,なんでか知りませんが,行きも帰りも向かい風(多分,翌日から雨の予報だったので,低気圧の関係でそういう風だったのだろうと思いますが。)という,どういうことなの状態で,本当,帰り道は心が少し折れそうになったのですが,まぁ6時間で110キロほど走ってきましたです。ゴールデンウィーク初日としては,まぁまぁなぁと思いながら,少し反省したことは,往復6時間だから,片道3時間がっつり走って,Uターンするときに休憩を取ればいいやと思っていたのですが,やはり2時間程度で休憩は取った方が良いということですかね。Uターンする3時間近くになると,結構体がヘロヘロになってしまっていた(向かい風なのに,ゴリゴリと走らせていたせいもあると思いますけど。)ので,休憩を入れたときには,結構,疲れたなぁという感じだったので,やはり2時間走って休憩(できれば少し補給もする。)というのが自分のペースとしては良いのかなぁと。今回で言えば2回休憩を入れた場合,100キロ程度の距離しか走れないかもしれませんが,無理無理に走るよりか,体への負担も少ないでしょうからね。まぁ,四捨五入すれば50歳になるような歳になったので,体は大事にしないと走りに行けなくなってしまいますしね。
 で,月曜日は終日雨だったので,暖房機器の片付けをしつつ,夕方に雨が止んだのでプレトレの掃除&整備をして,これでゴールデンウィーク後半はばっちりだぜということで,職場のお達しで火曜日か水曜日は休暇を取らないといけなかったので,火曜日は仕事に出たものの,水曜日は休暇を取ったのですが,これでもかっというくらい土砂降りの雨だったので,実母が行きたがっていた隣県の特別養護老人ホームに入所した叔父の見舞いにプレオで行き,久しぶりの親孝行をさせてもらいました,まぁ100キロ以上プレオに乗ったので,これはこれで良かったかと。
 で,木曜日なんですが,この日はとりあえず雨は降らないみたいだし,嫁さんが午前中から子供と一緒に買い物に行くというので,なら朝から1日走りに行くということで,9時から久しぶりの8時間ライドに行くことにしましたです。行き先は昨年,逆走バカ女に突っ込まれて途中断念した西方面長距離コースを選択ということで。これまで午前・午後をまたいで走りに行くときは,昼まで何も食べず,適宜休憩を入れながら走り,昼ご飯をがっつり食べて午後も走るということをやっていたのですが,よく考えると,上手い物が食べたいとか,名物が食べたいとかといった欲が全くない,どちらかと言えば食べるものにほとんどこだわりがない人間なので,2時間ごとにきちんと休憩を入れて,栄養補給をしたらどんな感じなのかというのを試してみたいということがあって,今回はやってみましたです。走り出して2時間後の午前11時にコンビニであんぱんとカフェオレ,午後1時におにぎり2こ(セブンイレブンのセールで100円均一だった。ラッキー!)とお茶,午後3時にクリームパンとカフェオレで栄養補給しながら走ったのですが,これが非常に良くて,この日は結局9時間走ったのですが,日曜日に6時間走ったのよりも疲労感が少なかったので,やはり2時間に1回は休憩をした方が良いなぁと実感しました(昼をがっつり食べなければ,休憩後,すぐに走れるので,時間も節約できますし。)。今後,朝から走りにいくときは,この形で走りにいくことにしたいと思いますです。それと,今回はドラッグストアで買ったカバヤの塩分補給飴(梅塩味&レモン塩味)をトップチューブバックに4粒入れて走ったのですが,これも良かったですね。休憩を終えるごとに1つぶずつ口に入れると,気分がリフレッシュされて,さぁ走ろうかという気になりますし,なんといってもこの日は,西から東に向かって低気圧が日本列島を縦断していた関係で,雨は降らなかったものの風が強くて,午前中は4時間できっちり80キロ強走らせてもらったのですが,帰りは東方面から西方面に戻る形になるので,思いっきり強風の向かい風の中を80キロ強走って帰るという,どんな罰ゲームなのよという感じで,さすがに行きよりも1時間余分に走ったのですが,最後の休憩を取ってから2時間経過した午後5時(本来であれば帰宅予定時間)ころ,なんかエネルギーが切れてきたなぁという感じがあったので,塩飴の残りの1粒を口に放り込んで,残りの1時間を走らさせてもらいましたです。まぁ,トイレ&栄養補給の休回+プチ休憩2回(帰りは向かい風があまりにきつかったので,信号がほとんどなく,自動車もほとんどいない道が多かったのを良いことに,基本的にエンドバーを握って,なるべく空気抵抗を減らすようにしていたので,体を伸ばすための休憩を2回取りました。)を取りつつ,9時間で165キロ走ったので,まぁまぁかなぁと思っています。
 しかし,カバヤの塩分補給飴は非常に良いので,これから先,冬以外は休憩を取る回数+1をトップチューブバックに入れて走るようにしようと思いましたです。いや,ちょっと酸っぱくて,ほんのり甘くて,口の中に残らない感じなのに塩分補給もできるので,これはこれからの季節,自転車に乗る人にはお勧めだと思いますです。そもそもカバヤの製品なので,そんなに高くない(というか,普通の袋入りの飴の値段ですし。)ので,ぜひ!という感じですね。

 あんまり自転車ネタばかりなのも,あれなので,そろそろ話を変えて,今回と次回は栗コーダーカルテットを取り上げたいと思っています。というのも2008年に発売された“遠くの友達”以降,なんの音沙汰もないなぁと思っていた栗コーダーカルテットなんですが,アマゾンからのメールで“ウクレレ栗コーダー2”が発売されるという案内が届いたので,じゃあ買おうかなということでアマゾンへレッツゴーしてみると,なんと昨年,新しいアルバムが発売されているではありませんか。それならということで,このアルバム“羊どろぼう。”もサクっと購入させていただいたので,少し遅まきながら,今回は“羊どろぼう。”の方からレビューを。
 1曲目の“2011序章〜出港リスボンにて”という曲は,ウクレレブルースハープで始まるのですが,ブルースハープの音が船の汽笛をイメージしているのかなぁという感じで聴いていると,ウクレレの軽やかなカッティングに乗って,リコーダーの少しとぼけたような音色がポップ(というよりも楽しい)メロディーを淡々と吹いているのですが,あぁ栗コーダーだなぁという感じで1曲目からホッとさせていただきましたです。
 2曲目はタイトルチューンの“羊どろぼう。”という曲なんですが,テンポアップして,リコーダーがリフを刻む導入部分も心地よく,リコーダーがメロディーを奏で,そのバックでアコースティックギターがフィンガリングを軽やかに決めているのを聴いていると,広い平原で羊を追いかけている羊どろぼうとそれを追いかけている牧羊犬・・・みたいな,少し穏やかではないのですが,それでも少しノンビリしている景色が拡がってくるように感じました。しかし,“羊どろぼう。”の“。”には何か意味があるのだろうか?と深読みしたくなったのですが,あまり深読みしたところで,どうせ大した考えは思いつきそうにないので,やめておきましょう。
 3曲目の“コカゲ鉄道”という曲は,アコースティックギターの美しいアルペジオに汽車の汽笛を思わせるような少し潰れた笛(すいません,これがどの楽器の音なのか私には分かりませんでした。)の音や,途中でクリアーな音で響き渡るソプラノリコーダーの音が旅に誘ってくれるような気持ちにさせてくれます。アコースティックギターのみのエンディングもイイですねぇ。
 4曲目の“足”という曲は,栗コーダーらしい,少し叙情性を感じさせながら,それでもポップな感じを失わないメロディーがいきなり流れてくるのですが,そのメロディーラインをリコーダーとピアニカが交互に吹いているのですが,どうして小学校の低学年から中学年で習う(使う)楽器で,ここまで素晴らしい音になってしまうんだろうというか,多分,その楽器の特性を理解した上で,その楽器の特性を生かすメロディーラインを作っているのだろうなぁと思うのですが,ハッキリ言って,リズムを刻む楽器が皆無(あえて言えば,ウクレレのカッティングか?)なのに,ここまで流れるような音になっているのは素晴らしいなぁと。しかも曲としてのダイナミズムはちゃんとありますし。難解に見せるのではなく,簡単なように見せて,実はとんでもなく複雑なことををやっているところが素晴らしいなぁと思ってしまいましたです。
 5曲目の“コトバ写真館”という曲は,ウクレレの優しい音色のカッティングで始まったと思ったら,リコーダーの優しい音色で,これまたほんわかとしたメロディーを紡いでいくのですが,なんか癒されるというか,タバコを吸いながらボーっと聴いていたいなぁと思ってしまいましたです。
 6曲目の“気の毒なサイフ”という曲は,アコースティックギター中心のアレンジで,そこにアルトリコーダー口琴とウッドブロックだけの構成なんですが,口琴がアクセントになっていて,“気の毒なサイフ”というタイトルなんですが,私としては「サイフを落として探している気の毒な人」の情景が浮かんできましたです。見つかるといいねぇと声をかけたくなるような,ちょっと切ないんだけど,コミカルな曲を聴いていると,そう感じてしまいましたです。
 7曲目の“リージェントパークの片隅で”という曲は,循環するアコースティックギターアルペジオにソプラノリコーダーとピアニカのちょっと切ない音色が,実在するイギリスのメチャ広い王立公園の片隅でボーッと風景を見ている感じが浮かんできましたです。しかし,この公園はネットで調べたら2万平方キロの広さがあるそうなのですが,そんな広い公園の片隅なんて・・・いや〜本当に片隅だなぁと身も蓋もないことを思ってしまいましたです。
 8曲目の“ちょっとした幸せ”という曲は,ウクレレのカッティングに乗って,アンデスが短い音でメロディーを刻んでいるのですが,なんかそれがほのぼの感を醸し出していて,いいなぁと思ってしましました。まさに“ちょっとした幸せ“という感じですかね。
 9曲目の“そしてルーアンへ”という曲は,ウクレレのカッティングとマンドリンの掛け合い的な感じを楽しんでいると,あっという間の53秒で終わってしまう曲ですが,なんか不意を突かれた感じなんですけど,これもまたアルバムの口直しとしては良いのではと思ってしまいましたです。
 10曲目の“ルカ”という曲は,アコースティックギターウクレレのカッティング軽快なリズムを組み立てながら,それをバックにソプラノリコーダーが軽快なメロディーを奏でているのですが,“ルカ”が聖書に出てくるルカなのかどうかは分からないのですが,軽快なメロディーを聴いていると,多分違うのだろうなぁと思ってしまいました。
 11曲目の“まどろみワルツ”という曲は,ウクレレとグロッケンとメトロノームが循環するリズムを作り,その上をソプラノリコーダーが少し切ないメロディーを奏でているのですが,ワルツ?と聴かれると少し違うのではないかと思うのですが,でも3拍子だしなぁと思いながら,踊れないんだけど,まどろんでいるという意味ではタイトルどおりだしなぁという何とも感想が難しい曲なんですが,タイトルのことは気にせずに栗コーダーの曲として聴けば全く問題なしだと思いますです。
 12曲目の“空を見上げた夜”という曲は,4人のメンバーによるリコーダーだけによる曲なんですが,リコーダーだけだからこそ,どの音を誰がどのリコーダーで吹くのかをきちんと割り当てて,ペナペナの音にしていないのは素晴らしいと思いましたです。本当,日本の若いアマチュアバンドに聴かせたいですねぇ。こういうのがオリジナリティーなんだよ,こういうことがアレンジなんだよと。同じような楽器編成で同じような音で愛だの恋だの自由だの唄うことがオリジナリティではないんだよ(もちろん,愛だの恋だの自由だのと唄うことを否定はしないのですが,方法論としていかがなものかと思ってしまう曲が多いもので・・・)と。
 ラストナンバーの“青空節”という曲は,タイトルに“節”がついているとおり,栗コーダーにしては珍しく和物系のメロディーで,パーカッションの音がなんかお祭りという感じを与えているのですが,ピアニカが少し切ない音色で和物系のメロディーを奏でているのを聴いていると,お祭りの最終日というか,終わった後というか,何か楽しかったんだけど,もう終わってしまったなぁ・・・という感じの気持ちが蘇ってきてしまいましたです。
 しかし,よく考えてみると,栗コーダーのメンバーがジャケットにきちんと写っているのって,初めてではありませんかねぇ。そういう意味では,結成17年目オリジナルアルバム7作目にして,表舞台に立つ(もちろん,個々のメンバーがミュージシャンとしてだったり,コンポーザーとしてだったりは,これまでも表舞台に立っているのですが。)という気持ちになったのかなぁというか,何となくおもしろ半分で始めたユニットだったのに,十分,これで世界を狙える(ワールドツアーも成功したとのことですし。)ということの自信の表れなのかなぁなどと思ってもみたりしますが,やはりジャケットに写ったメンバーを見ていると,イイ感じで歳を取っているなぁと思ってしまいましたです。

 話は変わって,私はデイパック以外はユニクロのショルダーバックを愛用しているのですが,少し小さめなので折りたたみ傘が入らなかったり,ペットボトルが入らなかったりするので,これまではデイパックを使うことが多かったのですが,荷物が少ないときや,少し自転車に乗るときはショルダーバッグを使っていたのですが,昨日,午後から出かけるのはショルダーバッグを使おうと思い,ストラップが少し長いかなぁという感じだったので,ストラップを短くしてみると,ストラップに思いっきりサビがついているではありませんか。んん?と思ってよく見てみると,ストラップを固定する金具がサビサビになっているではありませんか。まぁ,ユニクロで2000円ぐらいで買ったものだし,もう5年近く使っているので,買い換えてもいいかぁと思い,ユニクロのサイトでショルダーバッグがあるかなぁと思って調べてみると,1980円で,しかも金属製の部品があまりなさそうな奴が売ってあるではないですか。ということで,デイパックで出かけ,用事を済ませて,家に帰ってからイソイソと近所のユニクロへ行き,ショルダーバッグの実物を見てみると,これまで使っていた物より少し大きくて,これなら折りたたみ傘とかペットボトルも入るよなぁという大きさで,ストラップの幅も広めになっており,また,基本的に斜めがけで使うことを想定している位置に付けられているので,これは自転車に乗るとき,バッグ部分を背中に回しても違和感がないかも?ということで,買うことにしましたです。
 で,せっかくなので,夏の普段着用のドライメッシュのデザインTシャツがそろそろ出ていないかなぁと物色していると,ユニクロお得意の企業コラボTシャツの自転車メーカー関連のTシャツがドライメッシュ生地になっているのがあって,GIANTとMERIDAのデザインが結構カッコヨイし,1枚1500円だったので,サクっと買わせていただきましたです。えぇ,GIANTもMERIDAも乗っていませんけど,まぁ普段着用なのでよいかと。これで夏の普段着用のドライ又はドライメッシュTシャツが4枚になったので,これとショルダーバッグを併用すれば,今年の夏は背中が汗でダクダクでTシャツがぺったりくっついて気持ち悪いという状況は少しは改善できるといいなぁ・・・と思っていますです。