ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

PANTAX'S WORLD/PANTA


 いやぁ〜4月になってしまいましたねぇ。しかし,今週は結構ハードでしたねぇ。そもそも日曜日から休日出勤ということは,普段よりも1日新幹線通勤が多いわけで,しかも,休日出勤は結構,まったりとした雰囲気があったりもするのですが,結構殺伐とした雰囲気というかジタバタと忙しくて。しかし,運が良かったのは,たまたま朝の準備が早く済んだ(というか,自分以外は寝ているので,菓子パン2個を食べただけなので,時間が余ってしまったんですよねぇ。)ので,たまには普段乗っている電車よりも一便早いので行ってみるかというわけで駅に着いたのですが,ホームに上がるといつも乗っている電車がないではありませんか。どうも,普段乗っている電車は休日は走っていなかったみたいで,いつもどおり家を出ていたら,遅刻するところだったんですね。あぁ危なかったというわけで,実は今週から前よりも一便早い電車に乗るようにしたのですが,これが快適ですね。というのも,ダイヤ改正前は目的の駅までノンストップだったので,広いデッキに1人でボケーっと乗っていたのですが,ダイヤ改正で途中の駅で停まるようになったため,途中の駅で降りる人や乗ってくる人がデッキに常にいるので,一人でボーっとしていることができなくなっていたので,なんだかなぁと思っていたのですが,一便早い電車だと途中で停車しないので,これまでどおり広いデッキで一人でボーっとできるので,非常に快適でございます。まぁ,家を出るのも5分早くなるくらいなので,全く問題なしということで。
 で,今週は火曜日の強風の関係で帰りの電車のダイヤが乱れてしまったのですが,どうせ立っているんだから来たのに乗ればイイじゃんという相変わらずいい加減な気持ちで駅に着いたら,午後7時30分なのに,まだ午後2時30分の電車も着いていないという状況で,午後8時30分になって,やっとこだまが出るので,急ぐ人は乗るようにと言うアナウンスが流れたので,こだまに乗ることには躊躇したものの,復旧の目処が立っていないということなので,こだまに乗り込んだところまでは良かったのですが,その後,各駅で停まっては,後発ののぞみに抜かれまくり,自宅の駅に着いたのは午後11時という,本当,シャレにならない状態でしたね。本当なら,今週はどこかでお休みをもらってワイシャツのアイロンをかけたり,プレトレに乗りたいなぁと思っていたのですが,仕事の状況がとてもそんな状況ではなかったので,日曜日の夜にワイシャツにアイロンをかけ,臨戦態勢だったので,ヘロヘロの体でなんとか1週間を乗り切らさせてもらいましたです。来週は仕事以外で無駄に疲れることがないといいなぁと思っていますです。

 話は変わって,実はなぜか3月になぜか「ドキュメンタリー頭脳警察」を連日酒を飲みながら見ていて,パンタの「止まっているということと,変わらないということは,違うんだよ!」言葉に感動してしまい,最近のCDで特に欲しいものもないので,こうなれば初期パンタの作品を揃えるかということで,マラッカとTKO NIGHT LIGHTは持っているので,それ以外のCDをアマゾンでまとめて3枚買わせていただきましたです。というわけで,今回は頭脳警察解散後,パンタソロの記念すべき1枚目である“PANTA'S WOLRD”を紹介したいと思いますです。このアルバムは1976年に発売されたもので,レコーディングメンバーとして竹中尚人(チャー)やトシも参加していますが,パンクのなかった時代に限りなくパンクだった頭脳警察の音とは異なり,結構ブルース色が強いアルバムになっていますが,初ソロ作品らしく,初期の勢いも感じられるものになっています。
 1曲目の“屋根の上の猫”という曲は,寂しげなホーンの音で始まったと思ったら,パンタの「1,2,3,4」のシャウトともにハードな演奏が始まる,今でも演奏されている名曲です。ラヴソングなんですけど,甘ったるくなく,ひたすら乾いてハードに演奏されています。なぜに屋根の上なのかはどうでもよくて,「俺は,いつか,なぜか,きっと猫になる。」というサビの歌詞は本当,カッコヨイでございます(というか,私も猫のようにしなやかな生き方をしたいもんだと思っていますです。)
 2曲目の“EXCUSE YOU”という曲は,いきなりR&Bナンバーだなぁというか,ソロならではの曲になっています。サビの歌詞でも「花・愛・夢」という言葉が唐突に出てきたりして,これまでの頭脳警察ではあんまり考えられなかった言葉を選択しているというか,多分,PANTA&HAL解散後にスイート路線ということでだしたKISSなんかに近いのかなぁ。聴きたいものと演りたいものと演らないといけないものがバラバラなら,どこかで演りたいものを演らないとしかたないもんなぁと思ってしまいました。
 3曲目の“三文役者”という曲は,うって変わってギターのハードなカッティングから始まり,パンタの唄も冴えまくっています。三文オペラと言っていますが,パンタの当時のロケンロールに対する現状が三文オペラと感じているのかなぁと思ってしまいましたが,スピード感のあるホーンセクションが暴れまくる,めちゃカッコイイ曲になっています。しかし「夢さオレが見たのは,霧の中の三文オペラ茶店でビールを飲むようなものさ。身にもつかなきゃ,酔えもしねぇ。」だなんていうぶっきらぼうな歌詞がこれまた若さを感じさせてくれますね。
 4曲目の“青い鳥のブルース”という曲は,タイトルどおりイントロのギターも,そしてそのバックでロングトーンを鳴らしているオルガンも,モロにブルーズだなぁと思ってしまいました。パンタのヴォーカルもブルーズらしく,タメを効かせて唄ってくれています。言葉の選び方もブルーズらしく湿っぽい言葉をあえて選んでいるのかなぁと思ったりもしました。ハードなロケンロール(もちろん,パンタの美しいメロディーのバラードも好きなんですが。)というイメージがあるパンタがこうしてブルーズナンバーを唄っているのを聴くのはなんか新鮮な気がしましたです。
 5曲目の“明日天気になれ”という曲は,ロッカバラードなアレンジで,スローなテンポでパンタが唄うのですが,リバーヴが聴きまくった女声コーラスとの絡みがなんとなく面白いというか,確かに頭脳警察ではこういう音はできなかっただろうなという感じの曲になっています。しかし,最後の「こんな人生は誰かにくれてやらぁ」という歌詞のリフレインは何となく身に染みてしまいましたです。
 6曲目の“ロックもどき”という曲は,スローな曲が2曲続いた後なので,ポップなロケンロールナンバーを持ってきています。ブルースハープにガシャガシャしたギターのカッティング,ラフなホーンのリフと,あぁロケンロールと思ってしまいましたです。歌詞も言葉遊びのようでありながら,「本物づらして何になる。」だの「インテリづらして道を説く。」だの,ところどころに毒を盛り込むのはさすがパンタだなぁと思いましたです。
 ラストナンバーの“マーラーズ・パーラー”という曲は,TKO NIGHT LIGHTではハードに演奏されていましたが,初出でもあるこのアルバムでは少し押さえた感じでサラっと演奏されているのですが,逆にそれがパンタの言葉を尖らせている感じがします。イントロのブルースハープの乾いた音で少し切なさを感じさせておきながら,いきなり「ろくでなし野郎,赤い羽根」で始まるんだもん,反則だよなぁ。しかし,思いつく言葉をただ並べているのかというとそうではなく,中盤の「夜に毒された路地裏に腐りかけた愛を見たとき,雨に満たされた軒先で,星がはじけ飛んだと信じた。階段の下でふるえてた,鼠が明日を見つめるように。時の流れに身を任せ,今日もブラブラ電気な街を。」なんて歌詞には現代詩的な臭いを感じたりもしましたです。
 しかし,7曲だと聴いているとあっという間に終わってしまうので,本当,最近のCDしか知らない世代(というか,最近の若い人はCDなんか買わないか・・・)にとっては短く感じるんだろうけど,LP世代としてはこんなもんだったよなぁというのが,正直な気持ちですよね。片面23分以内で合計46分程度だったので,46分のカセットテープを買って録音したり,90分のカセットテープを買って,LP2枚分を録音したりしたよなぁとシミジミと思い出してしまいました。もう30年前のアルバムなので,音に古さを感じてしまうところはあるものの,今も昔も“変わらない”パンタのロケンロールを楽しむことができますです。

 しかし,仕事で疲れると自分にご褒美を買ってやりたくなるもので,いつもより仕事が少し早く終わったというか,きりの良いところ仕事を終えて,フラフラとビックカメラへ行ったのですが,そういえばVブレーキのブーツが劣化してボロボロになっていたなぁと思い,Vブレーキブーツを2つ360円で購入させていただきましたです。お安い買い物で,気分がスキッとしてプレトレもキレイになるのであれば,まぁいいんでないかいと思っています。ブログのアップが終わったら,空気圧のチェックのついでにVブレーキブーツの交換もしようかなぁ,そう言えば,リアのワイヤーの取り回しが今ひとつ気に入らなかったので,その辺もついでに治しておこうかなぁと思っています。明日は天気が良ければ,プレトレに乗りたいなぁと思っていますが,さてどうなることやらという感じですね。
 ところで,今日の午前中も相変わらず家の掃除をしていたのですが,途中で掃除機のご機嫌が悪くなってしまったんですよねぇ。で,ノズルの先を見てみると,子供らの長い髪の毛がノズルのブラシにビッシリと巻きついているではありませんか。これでは動かないよなぁというわけで,いったん掃除は中断して,ノズルのブラシを掃除して,さぁ,掃除再開!と思ったら,ノズルのブラシが動かないではありませんか。もう,仕方ないなぁと思いつつ,ブラシをバラして(というか,なんでこう簡単にバラしてしまう方向で考えが進むのかが自分でも怖いんですけど。),再度組み立て直したら無事に治りましたです。良かった良かった。などと書いていると,よく考えれば,昨日で45歳になってしまったんだよなぁ,四捨五入すれば50歳かぁ・・・などと思いつつ,掃除機のブラシと朝から格闘する45歳のオッサンというのも,まぁそんなにはいないだろうと思うので,相変わらず迷いっぱなしなんだけど,その勢いで残りの40代も突っ走ってやろうかなぁなどと思っていますです。