ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

そら/湯川トーベン


 先週はブログをアップできませんで,失礼いたしました。まぁ,そんなに読んでいる人もいないからまぁいいかぁ。しかし,本当,大変だったんですよねぇ。木曜日は地区ブロックの打ち合わせがあたので,プレトレで地区ブロック支社に出勤したのですが,久しぶりに飲みに行こうとお誘いを受け,プレトレを押して駅前まで行き,午後6時過ぎくらいから飲み始めたはずなのに,気がつくと日付が変わっていてしまいました。どんだけ飲んでんだよ!と思いつつも,プレトレを押して家まで帰ったので,そんなに飲んではいないと思うんですけどね。で,3連休の初日は午前中に母親と墓参りに行く約束にしていたので,少し体は重たかったものの,プレオに乗って母親を迎えに行き,墓参りを済ませて,昼ご飯を食べてから,さて掃除と洗濯をしようかなというわけで取りかかったところで,母親から電話があり,伯母が亡くなったとのこと。実はこの伯母は旦那さんはもう亡くなっていて,子供さんもいないので,近くに住んでいる私や兄妹が葬儀の面倒を見なくてはいけないので,もうそこからは葬儀場所を決めたりとバタバタで,葬儀場所の安置室を出たのは午後11時過ぎでした。翌日も母親一人にしておくのもなんなので,朝8時過ぎには葬儀場所に行き(この葬儀場所が自動車で30分くらいの距離なんですよねぇ。),この日は通夜ということもあり伯母の兄妹夫婦が1組来てくれたのですが,やはり年寄りだけにしておくのもなんなので,午後10時くらいまでいて,5時間はもつろうそくに火を点けてから,6時間はもつせんこうに火を点けるのを忘れないように言ってから帰りました。で,翌日は葬儀なのでやはり朝8時30分には葬儀場所に入り,葬儀,火葬,納骨,初七日を終わらせて,家に帰ったら,もう午後5時過ぎでした。う〜ん,ちょっと休憩を入れたいなぁと思いながら,クリーニング屋にスラックスを取りに行かないと仕事に履いて行くものがないことを思い出し,礼服をクリーニングに出しに行き(スラックスは持って帰り。),通夜と葬儀でワイシャツを2枚使ってしまったので,洗濯をして,平日にアイロンを掛けておかないと白いワイシャツが足りないよなぁということで洗濯もし,その間に洗濯しておいたワイシャツにアイロンをかけ・・・なんのことはない,全く休みなしでしたね。正直な話,長男と長女は伯母にはかわいがってもらたり,いろいろと交流もあったので,それなりに思い入れがあるのですが,私は次男ということもあり,あまりかわいがってもらったこともなく,思い入れがないので,なかなか辛い3日間でしたね。しかも天気はメチャ良かったので,川沿いにある葬儀場所から走りに行っている自転車が見えると,あ〜本当なら私も走りに行っているのになぁと不謹慎なことを思ってもみたりしました。
 しかし,本当に大変だったのは月曜日からで,はっきり言って,3連休中で休養を取るどころか,思いっきりハードな日々だったので,体が非常に辛くて,ちょっと体調を崩しかけたのですが,ちょっと休みを取ることができない状態だったので,ヘロヘロになりながらなんとか1週間を乗り切らせていただきましたです。で,今日からは通常モードの休日なので,今日は先週,途中で止めた掃除をきちんとして,洗濯をして,プレトレのタイヤに空気を入れて,隣のボロGIANT対策のウェスが汚れてきたので洗って,昼ご飯を食べて,一息ついてから,このブログを書かせていただいてます。明日は予報では天気が良い(というか雨は降らない。)みたいなので,半日ゴリゴリとプレトレに乗れればいいなぁと思っています。

 などと,書きながら,前々回まで湯川トーベンシリーズでブログを書いていますが,今回紹介する“そら”でとりあえず終わりです。というか,湯川トーベンソロはこれ以降出ていないんですよねぇ。前作の“うた”は非常にフォーキーなアルバムでしたが,この“そら”ではバンドサウンドでパワフルだったり,コミカルだったり,私の大好きな湯川トーベン節を堪能させていただきましたです。
 1曲目の“パナヌファ”という曲は,軽快なベルの音で始まり,明るく爽やかなアコギのカッティングに乗って,湯川トーベンがゆったりと唄っているのが,ものすごく気持ち良いです。タイトルになっている“パナヌファ”は沖縄の波照間島にある日本最南端の音楽食堂とのことです(現在は店名を「あやふふぁみ」に改名しているそうです。)。この曲は沖縄の店を唄っているのですが,露骨に沖縄音階を使うのではなく,爽やかに島を抜けていくような爽快感を出しながらサラッと唄っているのが逆によいなぁと思ってしまいました。特にアコギとアコーディオンの音の絡みは非常に気持ちよいです。
 2曲目の“あした晴れるよ”という曲は,スネアの連打から始まり,おぉ,ここに来てロケンロールな湯川トーベン復活!と思わせてくれる曲です。ベースをブリブリ鳴らしながらシンプルな8ビートの曲で軽やかに湯川トーベンが唄っているのですが,サビの「あした晴れるよ,きっと晴れるよ,天気予報は雨」とちょっと落としてくれるところも湯川トーベンらしくてよいなぁと思ってしまいました。
 3曲目の“雨の日と金曜日は”という曲は,うって変わってフィンガリングのアコギとハーモニカで始まり,湯川トーベンが淡々と唄っているのですが,湿っぽくなくて非常に好きな曲です。ちょっと乾いた感じのするハーモニカの音もよいのですが,最後の「それでも何故かここにいるわけで,知らず知らずのうちに,ああ君と同い年」という昔亡くなった人にいつの間にか追いついてしまったという思いがポロっと吐露されるところがなんかよいなぁと思ってしまったのは,私も歳をとったからなんでしょうかね。
 4曲目の“食パンとミルク“という曲は,ベース,ギター,パーカッションだけのシンプルな構成なんですけど,なんともいえない湯川トーベンのユーモアが思いっきり詰められていて,結構静かな曲なんですけど,なんだか楽しくなってしまう曲です。そもそもタイトルの“食パンとミルク”からして,いったいなんなの?という感じですが,最後に「コンビニで買って帰ろう」から始まり,各種コンビニの名前が連呼されるのですが,ここのくだりは最高に楽しい気持ちにさせていただきましたです。というか,ローソンが最初に唄われるのですが,やっぱりパン系(特に総菜パン系)はローソン最強か?と思ってしまった私です。
 5曲目の“空”という曲は,アコギのカッティングから始まる,このアルバムの中では珍しいしっとり系の曲で,いきなり「この声はきっと届くのだろう。この声はきっと届いているよ。この空の下,この海の上,流れ流され,ここに来たんだよ。」という歌詞が素晴らしいです。間奏のスライドギターとピアノの絡みも雄大感を醸し出していて,空とか海をイメージさせてくれます。
 6曲目の“バンドマン・ブルース”という曲は,タイトルだけだとなんか重たい曲なのかなぁという感じなのですが,思いっきり馬鹿馬鹿しいくらいロケンロールをやってくれています。イントロの藤井一彦のギターのカッティングから,これは本気でロケンロールモードだなぁと思っていると,ドラムが入り,ベースが入り,思いっきり8ビートのいかしたロケンロールを聴かせてくれています。しかし「嫁にやるならバンドマン,いつも文無し。金のなる木さバンドマン,後の祭り」などという歌詞でいきなり始まるのは反則でしょ,と思いつつ,最後まで突っ走ってくれていますです。
 7曲目の“珈琲”という曲は,4分打ちのバスドラにアコギのカッティングが重なり,湯川トーベンが唄っている途中でベースが入ると,音がものすごく締まった感じがするので,さすがベーシストだなぁと思ってしまいました。しかし,バスドラ,ベース,アコギにエレクトリックギターだけなのに,なんでこんなに重厚な音に聴こえるんだろう?と思いましたが,やっぱりバスドラがきちんとリズムをキープし,その上でベースが太い音でリズムを作っているからなんだろなぁと思いましたです。
 8曲目の“秋の日に”という曲は,シンプルなピアノの音をバックに,シンプルな言葉を唄う,短い曲なんですけど,なんかものすごく印象深い曲になっています。
 9曲目の“天国行きのバス”という曲は,うって変わって,バンドサウンドで,フォークロックな曲をやってくれていますが,歌詞は軽い言葉を使いながら,実は結構重たいことを唄っているなぁと思いました。特に最後の「そんなこんなで生きているのさ。ここに一つだけ,きっと一つだけ,天国行きのバスに乗ろうぜ。」とあるのですが,これはよくやる暗喩ではなく,本当に死んだら天国行きのバスに乗ろうぜという意味なんだろうなぁと人生の折り返し地点を多分越えた私は思ってしまうのでした。
 10曲目の“退屈に誘われて”という曲は,本編ラストの曲で,なんと湯川トーベンの娘の湯川潮音がコーラスで参加しているのですが,シンプルなアコギのカッティングに乗って,湯川トーベンが淡々と唄っているのですが,サビの「今日はいい日だったかい。それならいよ。ああ今日も暮れていく。ああ,いいんだきっと。」という全てを肯定する歌詞が全てを物語っているような気がしますが,後半での湯川潮音のコーラスも圧巻です。ラストナンバーらしい好演になっているなぁと思いましたです。
 11曲目からはボーナストラックで,まずは“あした晴れるよ”のカラオケバージョンなんですが,唄が入っていない分,ベースがよく聴こえるので,シンプルながら唄っているベースラインが本当に,さすがベーシストだなぁと思いましたです。
 ラストナンバーは“バンドマン・ブルース”のカラオケバージョンなんですが,藤井一彦のギターがやっぱりカッコイイなぁと思いながら,ズゥウウンと入ってくる湯川トーベンのベースラインもカッコヨイです。基本はルートの8分弾きなんですが,しっかりとリズムの根っこを押さえているという感じで,あぁロケンロールだなぁと思ってしまいましたです。
 というわけで,1週お休みを挟みながら,3回にわたって湯川トーベンのソロを紹介してきましたが,この“そら”のオリジナルリリースが2005年なので,すでに6年が経過したので,そろそろかなぁと思いつつ,子供ばんどがなぜか永久凍土解凍ということで復活したので,そちらの方も楽しみというか。子供ばんどについては,1枚目から4枚目までをぜひ,今の音で聴きたいので,新録してもらえれば,速攻で購入してしまいそうな自分がいますです。やはり昔の音は全体的にショボイので,今ならガッツリ,あますところなく子供ばんどの全てをパッケージングできると思いますので,ぜひ!でも無理かなぁ・・・

 しかし,いつの間にやら10月になってしまいましたねぇ。大分涼しくなりましたが,まだTシャツ1枚(お出かけ時には愛用の雪駄。)で十分過ごせているので,まだまだ秋は遠いのかなぁなどと思いつつ,涼しくなってきたので,これでロングライドも大丈夫だなぁという感じでしょうかね。ボチボチ100キロライドをしたいなぁと思いつつ,まずは葬儀で狂った体調を整えてからだよねぇと思っているフルカワでございます。まぁ,若くないのは十分承知なので,無理をしないことが楽しく長くプレトレに乗るコツだと思っていますので。