ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

GIVING BLOOD/つしまみれ


 私の乗っているプレトレは,あさひのPB自転車で,いわゆるママチャリ系クロスバイクなんですが(今やその面影は全くないんですけど。),あさひのサイトを見ていると,ほぼ欠品になっていて,その代わり,新製品でディオリアCという奴が発売になっていますね。そういえば,昨年末にクランクセットを発注したときに,もうパーツがないというようなことを言われたので,要するにプレトレはもう生産中止で,次のママチャリ系クロス(あさひのサイトではシティ車扱いになっていましたが。)としてディオリアCを投入するということなのかなぁと思っていますが,プレトレが一応7速なのに対してディオリアCは6速なので,プレトレを買っておいてよかったなぁというか,6速ではあんまり弄っても限界があるしなぁと思ってしまいましたです。
 で,久しぶりにシングルクランクセットの出物がないかなぁとヤフオクを見ていると,4000円ぐらいで42Tのシングルクランクセットがあったのですが,4000円出すのなら,いっそAceraで3速化してもそんなに値段は変わらないのではないかと思い,某ネット通販で試算してみたところ1万円はかからないことが判明したので,どうせTREKを買うのは当分先になるし,これくらいならというわけで,あっさりと2フィンガー用のSTIレバー左右セット,クランクセット(48-38-28T/ガードあり),フロントディレイラー,軸の長さの関係もあるのでBBもカートにインさせていただきましたです。なんか,本当にはずみで買ってしまったような気がしないでもないのですが,まぁ,春の連休シーズンまでに21段化することにしましょうかね。しかし,本当に段々訳の分からない自転車ではなく,マジモンのクロスバイクに変化していくプレトレの行く末はどこなんでしょうか?などと思いつつ,まだ買ってから2年なので,あと2年はプレトレで走らせてもらおうと思っていますので,そうすると,21段化もやむなしか。というか,21段化したら山とかも行きやすくなるよなぁと夢が拡がりまくっていますが,さて,どうなることやら。しかし,去年の5月にタイヤとBBを交換し,転勤になって自転車通勤をしなくなったため,プレトレの改造に際限がなくなっているような気がしないでもないのですが,本当にこれで一段落にして,次はリブモSがダメになったらタイヤを変えるくらいにしないとね。しかし,ミスターコントロールのワイヤー受けを既に買っているので,こういう流れは想定内か!という気がしないでもないですが・・・

 というわけで,話は変わって,今回はつしまみれの新しいアルバム“GIVING BLOOD”を紹介したいと思いますです。前作まではビクター系列のレーベルから発売されていましたが,今回のアルバムからとうとう自主レーベルのモジャーレコードからの発売ということで,これまでつしまみれの3人が言っていたモジャーデビューがとうとうできたのねという感じで,アメコミっぽいジャケットもナイスですねぇという感じで,じっくりと堪能させていただきましたが,音的には一発録りでザラザラした感じなんですが,つしまみれの場合は,スタジオできちっとダビングを重ねるよりも,こういう音の方が似合うのではないかいと思いますね。また全11曲中,4曲が新曲ではありませんが,これまで正規リリースで音源化されていなかったものなので,そういった点でも楽しめるのではないかと。
 1曲目の“うつ病”という曲は,やよいのひずんだベースから始まり,そこにみずえのタイトなドラムとまりのノイジーなギターが入り,タイトルどおり,まりがつぶやくように唄っているとサビではあの名曲マンホールのような展開になるという,なかなかカッコヨイ曲です。これは本当に一発録りという感じのザラザラした音がメロディーラインや歌詞の内容にピッタリ合っていると思いますです。ラストにテンポアップしながら疾走していく演奏もカッコヨイです。
 2曲目の“ソナタ・ド・アラーム”という曲は,まりのノイジーなギターから始まったかと思えば,つしまみれ得意のブレイクが炸裂し,早口言葉のようなまりの唄に,あぁつしまみれだなぁと思ってしまいましたです。歌詞の内容は遅刻寸前の女の娘のことを唄っているのですが,途中で吹っ切れたかのようなポップなメロディーが笑わせてもらえるというか,こういうところもつしまみれらしいなぁと思ってしまいましたです。
3曲目の“フレンチトーストランデブー”という曲は,まりのポップな雰囲気を漂わせたコードワークにやよいのベースが絡み,みずえのパワフルなドラムが入ると,パワフルな演奏にポップなメロディーのラヴソングですが,歌詞にもあるとおり「あきらめてた今年のバースデイ,30回も過ごしてきた」というわけで,さすが30女のラヴソングだけあって,素直なラヴソングではないところも素敵です。内容についてはぜひCDを買って確認してもらえればと思いますです。
 4曲目の“Doing Nothing”という曲は,なんとなくラビッツを彷彿とさせるノイジーかつシンプルに押してくるナンバーで,モコモコ,ザラザラした音もそれらしさを醸し出してくれています。しかし,「やりたいことがない」というメンバーよりも下の世代に対して,「楽しいこと(やりたいこと)」はここにあるよ」と唄いかけているところも,「ガンバレ,ガンバレ」ではない新しい時代のメッセージソングを感じられて良いです。
 5曲目の“グレープフルーツガール”という曲は,イントロのまりのコードカッティングだけで,もう私的にはもう文句なしです。唄が始まってからも,まりのヴォーカルによりそう,やよいとみずえのコーラスワークも素晴らしいです。このコーラスワークの素晴らしさがやっぱりつしまみれのウリの1つだと思いますね。演奏はうねりまくったロケンロールなんですけど,唄は非常にポップなメロディーラインで,素敵なコーラスワーク。うん,これをシングルカットしたら売れるのではないかいと思いつつ,自主レーベルだからそうもいかないだろうなぁと思いつつ,You TubeでPVがアップされているので,聴いてもらいたいなぁと思いました。間奏のまりのギターソロが少し音がずれているような感じがするのもご愛敬ということで。
 6曲目の“ラムシープ”という曲は,うって変わって重ためのビートでまりの淡々としたヴォーカルがつぶやくように唄っていたと思うと,サビではこれでもか!っとばかりにノイジーな演奏で,さすがつしまみれという感じを炸裂させてくれていますです。歌詞もちょっと壊れ気味の女の娘(ちょっと怖いくらいなんですけど。)のラヴソングでまりのちょっと壊れかかった唄い方がピッタリというか,ちょっと怖いよ,まり。
 7曲目の“Bryan”という曲は,みずえのモータウン系のリズムでポップに始まり,シンプルなギターカッティングでまんまモータウンっぽいリズムでポップなメロディーで唄ってくれるのですが,ところどころ不協和音的なギターを挟み込んで,ストレートにポップに仕上げないところがつしまみれらしさを感じますね。歌詞も日本人もアメリカ人もそれ以外の国の人も,ロケンロールで繋がることができるというつしまみれらしい前向きな唄で,聴いていて気持ちよいですね。果たしてロケンロールは世界を繋ぐのかという大きなテーマはともかくとして,ライヴを楽しみに来てくれた人とは誰とでも繋がれるということでよいのではないでしょうか。
 8曲目の“ソラタカク”という曲は,イントロからストレートなハイスピードなロケンロールナンバーで,大体こういうタイトルにはセンチメンタルな歌詞にセンチメンタルなメロディーにするのが定番というか,そこら辺のミュージシャンなんですが,つしまみれの場合は,確かにセンチメンタルな歌詞なんですけど,ポップなメロディーにハイスピードなロケンロールで演ってくれるところが素晴らしいですねぇ。ギターも基本的にコードワークでグイグイ押してくる感じですし,まったくこの人達は・・・という感じですね。素晴らしいです。
 9曲目の“なmellow”という曲は,千葉の名産なめろうに引っかけた曲で,演歌っぽいというか和物なメロディーにつしまみれらしい歌詞を乗せていますが,はっきり言って歌詞の中身はないに等しいです。なぜに「しょうがないのいわしでなめろう。」なのかは私には分かりませんが,途中に挟まれる大漁節のリズムに乗って弾かれる,まりの悲しいまでのギターソロは素晴らしいです。というか,どうやればこういう曲ができるのか,本当に不思議でございます。しかし,曲の途中で変わりまくるリズムなのに,やよいとみずえのリズム体はあいかわらず凄いなぁと思ってしまいましたです。
 10曲目の“猫は本当はやさしい生き物じゃない”という曲は,つしまみれが最初に作ったオリジナルということなんですが,イントロからグイグイ引っ張りまくるまりのギターのカッティング,シンプルなリズム体とシンプルながらも,今のつしまみれを感じる曲になっていますです。えぇ,猫好きの私としては,まりが「にゃー」と唄うだけで,この曲は十分素晴らしいと思いますです。
 ラストナンバーの“献血ソング”という曲は,静かな演奏にエキセントリックにまりがつぶやいているという曲で,献血をすることへの不安から献血をやり終えて,こんな自分でも社会貢献ができたことへの満足感そして,献血がでいないときはロケンロールを演って,誰かの役に立ちたいという,これもまたつしまみれらしい前向きな唄になっています。そういえば,朝,顔を洗いながらFMラジオを聴いているのですが,ちょうど時間的に「献血は愛のアクション」とかなんとか言っている日本赤十字社提供のラジオをやっているので,ぜひこの番組のテーマソングにしてほしいというか,そういう売り込みをしてはどうかいなというか,日本赤十字とタイアップしてはどうでしょうなどと思ってしまいましたです。
 しかし,今回のアルバムはこれまでの2作よりもトータルとして聴きやすいというか全体的に個人的に好みの音なので,やはりつしまみれにはメジャーレーベルで細かく音を組み立てていくよりも,強力なリズム体を背景にして,ゴリゴリと演奏する方がカッコイイのではないかと改めて思ってしまいましたです。

 しかし,昨日まで東京方面へ主張していたのですが,駅に降り立ったとたん,からっ風は吹きまくるは,めちゃ寒いわで,コート無しで行ったので失敗したなぁと思っていたのですが,どうやら昨日までは地方都市の方も寒かったようで,なんか3月だというのに雪もちらついていたらしいですね。まぁ,プレトレに乗らない日はどんなに天気が悪くても関係ないんですけどね。明日は曇りのようなので,残り少なくしてしまったフロントシングルのプレトレをこれでもかとばかりに乗っておかないとねと思っているのですが,とりあえずワイシャツにアイロンもかけないとなぁと思いつつ,そろそろネタギレなのでネタも探しておかないと,今からアマゾンで買っても間に合わないし,どうしたもんかなぁと思っていますです。とりあえず,相対性理論の“正しい相対性理論”とM.J.Qの“天罰なんかクソっ喰らえっ!!!”は予約購入しているのですが,発売日は先なので,それまでネタギレにつきお休みというわけにもいかないしねぇ。そうそう,プレトレのフロント3段化が完了したら,もちろんプレトレネタだけで1回分まるまる書きたいと思っていますけどね。