ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

はじめての感電/インディーズ電力


 なんか最近は週末が秋晴れで本当にイイ感じで気持ち良くプレトレに乗れているって感じでございます。今日の窓から見える空はイイ感じの秋晴れですし,雲もすっかり秋の雲といった感じですが,この間の日曜日もイイ感じの天気でしたので,西方面海岸コースを往復80キロ走らせてもらいましたです。風がけっこう吹いていましたが,往路で吹けば復路は追い風!ということで,復路は非常に気持ち良く走らせてもらいましたです。おまけにその前の週は,自分のメンテミスで2回ほど止まってブレーキ調整をしなければいけませんでしたが,出発前の空気圧点検の際にブレーキ周りの調整もきちんとやっておいたので,往路は補給&休憩場所のコンビニまで信号待ちを除き,ノンストップで走れましたし,復路は家を出るときに持って出たVAAMを飲み尽くしてしまったので,残り10キロのところでミネラルウォーターを補給しただけで走り切れたので,まあまあイイ感じなのではないかと思っていますです。この週末は3連休ですが,明日は天気が良さそうですし,明後日も今のところそんなに崩れない予報なので,できれば2日連続で走りに行きたいなぁとは思っていますがが,家族からオーダーが出れば,たまには家族サービスということでどちらか潰れても仕方ないかなぁとは思っていますが,多分,何のオーダーも出ることはなく,2日続けて走りに行けるのではないかと甘い期待を持っていたりもしますです。
 しかし,この間の日曜日,初めてリカンベントが走っているのを見て,少し感動してしまいました。人間が横になっているので空気抵抗が少ないので速いとは聴いていたのですが,軽やかに車道で右横を抜かれて行ったときには,んんん?いったい今のは何だったんだ?でも速いなぁと思ってしまいましたです。その後,信号待ちで追いついたので,マジマジと車体を見てしまいましたが,どうも最初から専用設計されたものではなく,普通のロードのフレームを改造して,リカンベント仕様にしているみたいで,凄いなぁと思いつつ,いったいどうやって再スタートするんだろうと思っていると,上手にビンディングペダルクリートをはめて,颯爽と走り出したので,カッコイイじゃん!って思ってしまいましたです。確かに,足の位置が高い位置にあるので,ビンディングでないとキチンとペダルを回せないよなぁと思ってしまいましたです。とはいえ,弱点もあるようで,やはり普通のロードのフレームを改造しているので重心が高いのか,低速での安定走行は難しいみたいで,渋滞できっちり捕まっていましたですね。こちらは低速でも普通に走れるので,申し訳ないのですが自動車の左側を徐行しながら前に進ませてもらいましたです。まぁどうせ,自動車の流れが普通になれば追い抜かれるだろうと思っていましたが,どうやら途中で別のルートになったようで,その後は会うことがなかったので,少し残念でしたですね。個人的にはリカンベントは速いなぁと思いましたが,自分が乗るとなるとちょっと恐いかなぁと思いますので,普通の自転車で良いですよ,私はと思ってしまいましたです。
 もう少し自転車ネタで。常々,新幹線通勤が終わったら,TREKのアルミロードでも買いましょうかねと書いていましたが,TREKのサイトで2015年モデルを見たのですが,アルミロードがパーツ構成もカラーリングもイマイチなんですよねぇ。そこで,ふと思ったのですが,金属系のフレームでキチンとしたパーツが付いているのであれば,しかも家からそう遠くない自転車屋で買えるのであれば,別にTREKでなくても良いんじゃない?というわけでたどり着いたのが,パナソニックのクロモリフレームの自転車でした。何が気に入ったって,スッキリとしたフレーム形状と,105仕様であればきっちり全てのパーツが105で,ホイールもきちんとシマノのホイールを履いていて,しかもカラーリングは自分の好きな色に塗ってくれて,ロゴまで入れてもらえるっていうことでしょうか。今更クロモリ?という方もいるかもしれませんが,別にレース嗜好ではないので,きちんとしたフレームとパーツに,お気に入りのカラーリングであれば別に問題ないんでないかい?ということで今の段階では買うのならパナモリかなぁという風に心が動いています。問題は,来年春の人事異動がどうなるかなんですけどね。まぁ,今年はTREKが新型モデルであるエモンダに力を入れたので,マドンやドマーネは少し置いて行かれた感があるので,新幹線通勤が更に続行になれば,TREKの2016年モデルを見てからでも遅くはないですしね。ロードを買ったらプレトレは日常の足になる予定ですが,そのときはフルクラリスで8速化でもしてみようかなぁなどと思ってもいたりします。

 さて,今回は久しぶりの新譜ということで,インディーズ電力の“はじめての感電”を紹介したいと思います。インディーズ電力は,「代表取締役社長にうつみようこ,専務取締役に佐藤タイジ,常務取締役に高野哲というの3ピースアコースティックトリオで,ファンとスタッフからなる「社員」で形成される組織」ということになっています。2011年の東日本大震災の復興支援を機に創設し,音楽を通して「地域ごとに適応した,地域ごとの責任でつくられる,新しいエネルギー源の確保」の啓蒙活動(これを発電活動という。)を開始し,「インディーズ電力はあなたの生活を明るくします。」を社是として活動しているのですが,9月3日にいきなりファーストアルバムとしてインディーズ電力株式会社から発売されたのですが,うつみようこのサイトで見て,アマゾンで手に入れようとしたときには,MP3データの販売しかなかったので,MP3データで買ったのですが,その後,なんとCDのパッケージ販売もアマゾンでされていることが判明したのですが,既にMP3データで持っているものを今更CDで買うのもなぁ・・・というわけで,CDは買っていませんが,歌詞も結構面白いので,ぜひCDで買った方が良いのではないかと思いますです。ちなみにこのアルバムはレコーディングスタジオにも太陽光発電による蓄電池を持ち込み,「30%ソーラーレコーディング」を実施したということで,彼らの本気度が伝わってきますが,決して悲愴的でないところがミュージシャンの良いところではないかと思っていますです。
 1曲目の“新商品プレゼン”という曲は,うつみようこの英語の演説から始まり,そのバックでガシャガシャとアコギがカッティングされるのですが,「インディーズ電力」とうつみようこが言うときのやたら日本語臭さが妙にインチキ臭くてカッコヨイです。ただ,全編英語ですので,「インディーズ電力」と言っているところ以外は私には何を言っているのか分からないので,日本語訳が書かれているであろう歌詞カードが非常に欲しいなぁと思ってしまいましたです。
 2曲目の“ATOMIC WORLD”という曲は,いきなりのうつみようこのシャウトで始まったと思ったら,なんか軽快で楽しい感じのコード進行が非常にホノボノしているのですが,そこで唄われている(というかラップだなぁ。)言葉は非常に選び抜かれた辛辣な言葉になっています。基本的にアコギ2本とカホンなんですけど,とぼけた感じの佐藤タイジのコーラスもイイ感じです。「本物もフェイクだったりする!」こんな時代で軽やかに唄って,演奏してもらえればと思ってしまいましたです。
 3曲目の“BIG HIT”という曲は,叩きつけるようなアコギのカッティングに佐藤タイジの粘っこいギターリフが絡みつくカッコヨイロケンロールナンバーになっています。メインボーカルは佐藤タイジなんですが,コーラスの域を軽やかにはみ出しているうつみようこのコーラスがメチャカッコヨイです。この曲の歌詞は正に反抗としてのロケンロールな歌詞なんですが,メジャーだと間違いなく腰が引けて無理だろうなぁというリアルタイミングな歌詞がバンバン入っています。「私達にはビックヒットが必要」であることは分かりますが,インディーズ電力がビッグヒットすることはないんだろうなぁと思ってしまいましたです。
 4曲目の“忘れても電力”という曲は,フォーキーなアコギのカッティングで始まり,砂糖タイジの「新聞ばっか読んでられない。新聞ばっかじゃ笑えない。冗談ばっか言ってられない。けど,冗談ばっか言っていたい。」っていう歌詞で始まるんですけど,この「冗談ばっか言ってられない。けど,冗談ばっか言っていたい。」っていうのが,非常にロケンローラーだなぁと思ってしまいましたです。眉間にしわ寄せて,説教垂れるような音楽じゃないよねぇ,ロケンロールって。だから,冗談ばっか言っていたい連中が作る音楽は信じられるんだと思いますけどね。
 5曲目の“MY ATOM LOVER”という曲は,これまたフォーキーなアコギのカッティングで始まり,うつみようこらしい少し湿ったメロディーがいいなぁと思ってしまいましたです。しかし,よく聴いてみるとサビの「My Atom Lover So Long」からも分かるとおり,反原発ソングなんですよね。しかし,爽やかな曲のように聴かせておいて,よく聴くとしっかりトゲが仕込まれているところが年の功だなぁと思ってしまいました。
 6曲目の“明け方のYOU GOTTA KNOW”という曲は,軽快なアコギのカッティングで始まり,佐藤タイジがサラッと唄っているのですが,「後悔だけはできない。」というところに佐藤タイジの本気を感じてしまいましたです。高野哲が弾いているのではないかと思いますが,アコギのリフもメチャカッコヨシでございます。
 7曲目の“HIGH&LOW電力”という曲は,カントリーな感じで始まったと思ったら,「High and Low」がいつの間にか「ローハイド」になっていたりして,笑わせてもらいましたです。っていうか,このアレンジはこのオチのためではないのかと思ってしまう私の穿った耳が悪いのでしょうか。
 8曲目の“PEACE&LOVEっぽい”という曲は,ロケンロールっぽい「Ah〜!」っていうコーラスから始まり,シンプルなギターのカッティングをバックにうつみようこが力強く唄ってくれるのですが,さすがうつみようこだなぁと思ってしまいましたです。どんなアレンジでもうつみようこが唄えば,うつみようこの唄になるっていうか,この人のカッコヨサというか,ロケンローラーさは本当凄いと思ってしまいました。
 9曲目の“オリジナル電力”という曲は,アコギのカッティングにエレクトリックギターのリフ,佐藤タイジのシャウトで始まる曲なんですが,佐藤タイジのカラーが良く出ている曲だなぁと思ってしまいましたです。少し人をおちょくった感じの歌詞なんですけど,長いサビが無理矢理四文字熟語に聴こえるように唄って繰り返しているのですが,そこの言葉選びがセンスが良いなぁと思いましたです。でも,やっぱり最後は「インディース電力」なのねと少し笑わせてもらましたです。
 10曲目の“レッツゴー電力”という曲は,アコギ2本で軽快にロケンロールを流しているのですが,サビの「かき鳴らせ新しい自由のギター。かなり大雑把,愛と正義さ。Go Go Let's Go これがインディーズ電力。かなり素っ頓狂,パルチザンです。」って唄いながら,「文句ばっかりじゃくたびれてくるぜ。今日は弾けようぜ!」っていうところがロケンローラーだなぁと思ってしまいましたです。
 11曲目の“風がふいて電力”という曲は,アコギとアコピとエレクトリックギターで少しゆったりめのリズムで高野哲が唄っているのですが,「それでも君はうたいつづける。自由を知っているから。また夜になる。そして朝が来る。また夜が来る。君に星が振る。」なんて歌詞の後に佐藤タイジがスケール感のあるギターソロを弾くところもカッコヨイですし,終盤でメインヴォーカルを少しだけうつみようこが取るのですが,そこがまたゾクゾクするくらいカッコいいんですよね。
 ラストナンバーの“愛の電源”という曲は,少しブルージーなギターソロがカッコよく始まるのですが,うつみようこがコーラスで「インディーズ電力」を繰り返し唄う中,佐藤タイジがアジ演説するかごとくシャウトするのですが,そこからカッコヨイのですが,唄の本編が始まると,既にコーラスではない内海陽子の唄と佐藤タイジの唄が正にコール・アンド・レスポンスになっているところもカッコヨシですねぇ。しかし,ラストナンバーでこれだけ自分のバンド名をシャウトする曲を持ってくるか?と思いましたが,この3人だからいいんでない?と思ってしまいました。そして少しテンポを落とした終盤で「今すぐには変わらないさ。少しずつ変わっていくよ,続けていれば。繋がるのさ,この星では,少しずつ確実に。忘れるなかれ,諦めるなかれ,疑うなかれ,怒るなかれ。」と唄われるのですが,性急に進めるのではなく,少しずつ,ゆっくりとというところがこのバンドに原発反対運動家の胡散臭さがあまりしない理由なんだろうなぁと思ってしまいました。
 正直,音楽を演る,特に多くの観客の前でやる以上,PA等電気の力を借りないわけにはいかず,これまでは原発反対とか唄いながら,電気なしには成立しない大音量のロケンロールじゃあ説得力がないよなぁと思っていましたが,インディーズ電力は基本,太陽光発電した電力を蓄電池に溜め,それでライブをする,だからこそ,アコギを中心にした音になるんでしょうけど(実際,うつみようこのヴォーカルだったら,ノンマイクでも声が届くと思いますし。),逆にそういったところをきちんと抑えているので,非常に好感を持ってしまいました。でも,やっぱり,うつみようこのヴォーカル・コーラスはカッコヨイよねぇと思ってしまいましたです。

 前回,ブログをアップしてから高校時代の同級生の父親の通夜に出席したと書きましたが,なんと翌日の日曜日,プレトレで走り終えて家に帰ると,私の兄から電話があったようで,どうも母方の叔父がなくなったということで,通夜が月曜日で葬儀は火曜日ということでした。そんなことになるとは思ってもいなかったので,クリーニングに出そうと丸めて突っ込んでいた礼服を取り出し,あまりシワになっていなかったので,もう一度ハンガーに吊しておくことにしたのですが,さて困ったのは,通夜に行くか,葬儀に行くかでしたねぇ。正直,その週は仕事が立て込んでいたので,少なくとも火曜日の葬儀は無理なので,そうすると月曜日の通夜かなぁと思ったのですが,母方の叔父が住んでいるのは県北の山間部なので,プレオで行くしかないか・・・その前に火曜日以降の仕事の段取りを付けないといけないので,月曜日は午前中だけ出勤し,それから帰って通夜に行くしかないかということで,月曜日は同僚に無理を言って,午後から帰宅させてもらい,叔父の通夜に出席させてもらいました。給料日前が近くなってくる時期に葬祭2連発は財布に少し厳しいなぁと思いましたが,しかし,親戚づきあいも大切よねということで,仕事帰りにコンビニで祝儀袋を買い,礼服に着替えてプレオに乗って,県北の山の中まで行かせてもらいましたです。しかし,今回は本当にカーナビの偉大さを思い知らされましたね。というのも,母方の叔父の家なんて,最近は自分で行ったことはなく,昨年の冬に長男に乗せてもらって雪の中行ったので,正直,周りの雰囲気が全く違っていたので,カーナビなしでは多分,たどり着けなかったのではないかと思っていますです。まぁ,安いカーナビなので,最後はポイントと思われるところをグルグル回って,案内板をやっと見つけて無事に叔父の家までたどり着いたんですけどね。でもカーナビなしでは,多分,そこまでたどり着けなかったと思うので,本当,カーナビ様々でございました。
 やっぱり季節の変わり目ねんでしょうね,人が亡くなるのは。とはいえ,今日はさすがに礼服をクリーニングに出しておかないといけないので,ブログを書く前に出しに行きましたが,礼服がクリーニングから戻ってくるまで,何事もなければいいんだけどなぁと少し不謹慎なことを考えているフルカワでございます。