ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

のりりん(1巻,2巻)/鬼頭莫宏


 いや〜春になったですねぇ。なんとかキリンの淡麗グリーンラベルが復活し(サッポロの麦とホップもまぁ美味しかったですけど。),カゴメの野菜生活100はまたもやスーパーの棚から消えてしまっていますが,まぁ伊藤園の充実野菜でも飲んでいようと思いますです。で,暖かいのでこの間の日曜日は久しぶりに北方面峠越えコースを走ってきましたです。峠越えでは思いっきり28Tのありがたさを感じさせてもらいました。足に負担を掛けることなく,クルクルと足を回して峠を越えさせていただきました(足をクルクル回したので,逆の意味では疲れましたが,まぁ,歯を食いしばって峠を越えるという感じではなくなりましたですね。)。帰りは逆風でしたが下りの峠で気持ちよく45キロで下らせていただきましたです。ここでも48Tのありがたみを実感しましたです。38Tだと峠の下りで足が回りきった感があったのですが,さすがに48T,足の回りきった感もなく,気持ちよく峠を下らせていただきましたです。おまけに前回はハンガーノックを起こしそうになったのですが,今回は昼ご飯のチャーハンを作りすぎて子供らが残した分までガッツリ食べて炭水化物を補給しまくったので,4時間で85キロ走りましたが全く大丈夫でした。やはり焼きそば一皿で4時間80キロはムチャといえばムチャだよなぁ思ってしまいましたです。
 本当,こんなことならもっと早くフロント3段化をすればよかったなぁと思っています(というか最初からフロント3枚の奴を買っていればよかったんでしょうけど・・・)。本当,無理な注文に応えて,組んでくれた自転車屋さんには感謝でございます。

 話は変わり,今回は鬼頭莫宏の自転車マンガ“のりりん”を紹介させていただきます。基本的には本は連赤関係以外は増やさない方針だったのですが,山本直樹がレッドを連載しているイブニングでなぜかこのマンガが連載されていて,一応スポーツ系バイク乗りの私としては非常に面白く読ませていただいていたのですが,単行本までは買わないつもりだったものの,ふと手に取ってしまったら2冊お買い上げになってしまいましたです。こういう連載ものは完結してからじっくりと語りたい(山本直樹のレッドはそうするつもりでいます。)のですが,このマンガは途中であっても非常に共感できるところが沢山あるので,もっと多くの人に自転車の楽しさを知って欲しいなぁと思い,紹介することにしましたです。
 ストーリーとしては,過去に何らかのトラウマがあって自転車が大嫌いな主人公のノリが女子高生のロード乗りの織田輪と出会い,輪の母親に翻弄されながら自転車の楽しさに目覚めていっているというところでしょうか。作者も自転車に乗っていることから,うんちくも含めてきちんと書いてあるところに非常に共感するのですが,ノリが自転車の楽しさを感じたり,自らもロード乗りである輪の父親が嘆くところなんかは本当に共感できますです。
 初対面の輪の母親がノリに対して「特に男は30越えたら自転車ね。」という普通の人が読んだらよく意味が分からないフレーズも,自分が40過ぎてからスポーツ系自転車にはまってしまったので,この言葉は本当によく分かりますね(まぁ,10歳違うわけですけど。)。なんて言うんだろう,やはり仕事をしていると自分の思うようにならないことばかりなんですけど,自転車で今日はこの時間でこれだけ走ろうと決めれば,その目標に向けて淡々(半分以上は必死だったりしますけど。)とペダルを回せば,きちんと目標が達成できるのがいいですね。本当,精神衛生上,非常によろしいです。また,ノリが初めてロードで思いっきり走ったときの感覚が語られているのですが,本当,その気持ちはよく分かりますので,誠に恐縮ですが,引用させていただきますです。「一馬力にも満たないちっぽけな人間の力を徹底的に推進力に置き換えることに特価した乗り物。たかがチャリだからこそ,少しのエネルギーのむだも許されない。そして,自分の体に伝わってくる情報のその質。雑味がなく濃密。光,風,音,振動,全てがダイレクト。なんて原始的なプリミティブな乗り物。体中の細胞が活性化していくような,体中の感覚がたたき起こされていくような。これがロード。」「自分の力だけでこんな世界に到達できる恍惚感と全能感。」。本当,スポーツ系自転車に乗り始めたときの,そして今も感じていることを思いっきり言葉にしてくれています。特に「自分の力だけでこんな世界に到達できる恍惚感と全能感。」というフレーズは,生身の体で時速30キロを超えるという普段の生活では得ることのできない領域にいとも簡単に入ることができるスポーツ系自転車に乗っている人間でないと分からないフレーズだなぁと思いますです。
 あと2巻で輪の父親が「フツーの人間の感覚じゃ,自転車ってのは移動手段としては一番軽んじられてるから。消極的に選ぶ異動手段だわな。重さ20キロ,ベアリングもガタガタのママチャリじゃ,まあ,当然だわな。他の日常に密着しない趣味と違って,日常に簡単に密着しちゃう分,おもしろみが伝わりにくい。たいがい子供の頃,道具として乗ってて,その感覚を覚えているからな。だから乗らずにどんなものだか判断しちゃっているだろ。でも,ちょっといい自転車に乗ってみると,それがわかる。そこには積極的に異動手段として選ぶ理由がある。車,バイク,バス,電車,その横並びの移動手段の選択肢の一つとして,大人になると除外されがちな自転車もある。子供の頃はそれしか選ぶ余地がなかったから。使うしかなかった道具としてではなく,一回乗ってみりゃあ,もうスパッとわかんだけどな。」と言っているのですが,これも本当によく分かります。プレトレに乗るまで私は内装3段変速のママチャリにのっていましたが,自転車に乗って楽しいなんて思ったことがなかった。というよりもダイエットのための修行のような感じでした。でもプレトレに乗って変わりましたよね。こいつでどこまでも行きたいという気持ちとか,とりあえず乗ってりゃ楽しいとか,もっと早く,もっと遠くへとか,そういう気持ちなんですよね。日常でもスーパーに買い物に行くときに使いつつ,週末のスポーツライドも楽しみたい,だからこそ私はロードではなくクロスバイク(もう,私のプレトレはママチャリ系クロスから,クロスバイクと言わせてもらっても良いと思っていますです。)に乗っているわけですけど。
 などと,自分語りもできてしまうマンガ,それが“のりりん”なんですけど,イブニング本誌では,いまロード歴2年で100万のマシンに乗っている等々力潤とのレースの真っ最中とはいうものの,イブニング自体が毎月第2,第4火曜日が販売なので,遅々として進まない感じがあるのですが,まぁ単行本でじっくりまとめて読ませていただきましょうかね。本当,,今後,ノリがどのように変わっていくのか楽しみにしていますです。

 さて,プレトレにリブモSを履かせてからもうすぐ1年になるわけですが,トレッドパターンにヒビが入っているけど,まだまだ大丈夫だろうと思っていたのですが,なんとフロントタイヤのサイドに1センチ弱の亀裂を発見してしまいましたです。しかも,亀裂がチューブに押されて若干膨らんでいたりしますので,これはもう長くないなというわけで,最近よく行く方のリアルあさひにタイヤを見に行ったらテトネイターフォルダブルの700×28Cがあるではありませんか。で,春のママチャリバカ売れシーズンで忙しそうにしている店員さんに申し訳ないのですが,「もうすぐ2年点検なので,そのとき,タイヤを28Cにしてフレンチバルブにしたいんだけど,バルブ穴スペーサーとかは先に入手しておいた方が良いですか。で,そのついでにハブのナットとかワッシャーがサビて汚いので交換もしてもらえますか?」と尋ねたところ,「バルブ穴スペーサーは買わなくても店にあるもので合うようにしますし,ハブのナットとかワッシャーは実費を払ってくれればやっておきますよ。」とのことでした。こっちのリアルあさひは良い仕事をしてくれるなぁと思ってしまいましたです。本当,オリジナルのプレトレに付いていたハブ周りのナットとかはあっというまにサビサビで汚いので,もう少しキレイなナットとかにしてもらえれば,プラスチックのカバーを外しても良いかなぁと思っていますです。というわけで,明日でリブモSは走り納めにして,来週の土曜日にリアルあさひに持ち込んで,禁断の28Cの世界に突入したいと思いますです。果たしてどうなることやら?本当,楽しみだなぁというか,1年前のプレトレとは本当に別物になってしまったんですけど,まぁ,自分がいいからいいんですけどね。