ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

I was THE STALIN〜絶賛解散中〜完全版(Disc 2)/THE STALIN


 前回,またもやプレトレのフロントチューブがダメになったと書きましたが,日曜日にエレクトーンの防音作業(というよりも,作業はこまめな嫁さんに任せたので,もっぱらエレクトーンの移動作業でしたが・・・)を終わらせた後,雨があがったので,前日にリアルあさひで買ったチューブとタイヤレバー1本をビニール袋に入れ,作業用スタンドとポンプを両手に持って,いそいそと駐輪場で作業をさせてもらいましたです。はっきり言って,タイヤを外すのも2回目なので,お手の物という感じで,サクっとタイヤを外し,念のため何か刺さっていないかタイヤの内側から手を入れて確認していたのですが,特に刺さっているものはなかったのですが,あれっ?リムテープがずれて,リムがそのまんま出ている部分があるではないですか。ははぁ〜そうすると,リム打ちパンクが原因だなぁということで,リムテープを少し剥がして,リムの上まで引っ張ろうとしたのですが,手では少し無理だったので,家に戻ってラジオペンチを持って戻り,ラジオペンチでリムテープを引っ張って,リムがきちんと隠れるようにリムテープの位置を修正させてもらいましたです。もう1か所は少しリムの端が見えるくらいだったのですが,またリム打ちパンクになると嫌なので,こちらもしっかりとリムが隠れるようにリムテープの位置を修正させてもらいましたです。で,タイヤをはめて,プレトレ完成!となったのですが,嫁さんから,嫁さんの自転車にも空気を入れておいてほしいという要望があったのですが,週末の雨で嫁さんが職場に自転車を置いて帰っていたので,まだ天気もそんなによくはなかったので,30分歩いて,自転車を取りに行き,家に戻ってから空気を入れてあげましたです。しかし,久しぶりにママチャリに乗りましたが,やはり握っても,握った分だけ反応しないブレーキとか恐かったですね。でも,プレトレに乗るみたいにきちんとサドルを上げてポジションを出していたので,そんなに苦行ではなかったですけどね。で,空気を入れ終わった嫁さんの自転車を駐輪場に入れながれ,ふとプレトレを見るとフロントタイヤに妙にふくれている部分があるではありませんか。どうもタイヤがきちんと入っていなかったようで,そこがふくれていましたです。仕方ないので,フロントの空気を抜いて,手で入れてみたのですが入らなかったので,また家に戻って,タイヤレバー1本と空気入れを持って降りて,再度,作業をしてきちんと作業を完了させましたです。などとやっていると,時計は既に午後4時を過ぎてしまったのですが,どうも雨も降りそうにないので,1時間ほどプレトレで流してきたのですが,先週は雨(というかみぞれ)が降って走れなかったので,1時間とはいえ走ったので,少しはすっきりしたというか,楽しかったなぁという感じですし,タイヤとチューブのテスト走行も兼ねていたのですが,特に問題が生じなかったので,ますは良かったという感じですかね。この日は1時間だけでしたので,上はパーカーで,手も素手だったのですが,特に寒いということはなかったので,そろそろ冬用手袋からパールイズミの指切りグローブの出番かなぁなどと思ったりもしました。

 というわけで,今回は引き続き,I was THE STALIN〜絶賛解散中〜完全版(Disc 2)を紹介したいと思いますです。前回は第1部ということで,ハードサイケなナンバーを中心でしたが,第2部は新旧取り混ぜてハードパンクなナンバーが中心になっていてメチャカッコヨシです。
 1曲目の“オープニング・アナウンス”は,ファンが投げる爆竹が鳴る中,MCが「爆竹を鳴らすと消防法の関係で中止する。」という警告をしているアナウンスなんですが,本当,最後の最後までTHE STALINだなぁと思ってしまいましたです。
 2曲目の“猟奇ハンター”という曲は,“FOR NEVER”では“ROCKハンター”と改悪され,しかもテープ逆回しがされていた屈辱のナンバーなんですが,さすがに完全盤,きっちりと入っています。しかし,「のど笛を食いちぎったオマエ,少しは手応えあったか。」程度の歌詞で規制がかけられてしまうのか分からないですねぇ。まぁ,ミチロウ自身,当時はTHE STALINシフトでもあるんじゃないかというくらい歌詞の訂正を受けたと書いていましたので,しょうがないかなぁと思ってしまいましたです。
 3曲目の“渚の天婦羅ロック”という曲は,“ベトナム伝説”に収録されたナンバーで,イントロはおっ天プラか?と思っていると,「天プラ食い過ぎて,下痢が恐かったら」という身も蓋もないミチロウの歌詞の軽快なロケンロールナンバーですが,ここまで身も蓋もない歌詞だと,本当,当時「唄うことがなくなった。」と書いていたミチロウの言葉が今更ながら突き刺さってくるなぁと思ってしまいましたです。
 4曲目の“バキューム”という曲も,“FOR NEVER”ではテープ逆回しがされていた屈辱のナンバーなんですが,「便所の窓を開けておくのさ。誰もいない時間に訪ねて行くから。溜まりに溜まったオマエの糞を俺は一人で吸い込んでやるのさ。」という程度の歌詞でなんで規制を受けるのか,本当,不思議ですねぇ。しかし,初期のハードパンクナンバーは本当に盛り上がるなぁというか,規制がかかっていないので心から楽しむことができますねぇ。
 5曲目の“ハロー・アイ・ラブ・ユーに捧ぐ”という曲は,“ベトナム伝説”に収録されていたナンバーで,ミチロウの大好きなドアーズのカバーなんですが,“ベトナム伝説”バージョンではかなりストレートなハードパンクだったのですが,解散ライヴバージョンでは原曲をテンポアップした気持ちよいロケンロールナンバーになっていますです。個人的にはこっちのアレンジの方が好みですね。
 6曲目の“ワイルドで行こう(Born To Be Wild)”という曲も“ベトナム伝説”に収録されたナンバーで,原曲はステッペン・ウルフなんですが,テンポアップしすぎているのか,最初のベースラインが入るところからなんとなく危なっかしいなぁと思っていると,ミチロウのヴォーカルも含めて全体的にグダグダで演奏が突進していってしまいました。これで良いのか?と思いつつ,ドキュメンタリーとしてはありだろうと思いますが,もう少し演奏がまとまれば良かったねぇという気がしないでもないですが。
 7曲目の“天プラ”という曲は,“虫”に収録されたナンバーですが,「天プラ,オマエだ,カラッポ」という歌詞だけで曲を成立させてしまうという,非常にカッコヨイ曲です。今,聴いても本当,カッコエエなぁと思ってしまいました。曲に合わせて,感想も短めで。
 8曲目の“電動コケシ”という曲は,THE STALINというかポリティカル・レーベルの記念すべき1枚目のソノシートなんですが,初代ギターの金子あつしバージョンではフリーキーでノイジーな感じだったのですが,今回ギターを弾いているオノバージョンでは,ノイジーなんだけど,ハードパンクなナンバーになっています。が,ベースのヒゴヒロシはフリーキーなベースラインで,「これが電動コケシだ!」と言わんばかりのプレイを聴かせてくれています。このどうしようもない雑多(というか猥雑)な感じがこの曲の醍醐味なんですよねぇ。
 9曲目の“アザラシ”という曲は,“虫”に収録されているナンバーですが,この曲も名曲ですよねぇ「俺はアザラシ,手も足もでない。俺はアザラシ,身動きできない。」だなんてレコ倫の言論統制攻撃をかいくぐる普通の言葉を紡ぎながら,どうしようもない切迫感を醸し出していますです。
 10曲目の“NO FUN”という曲は,シングルのB面で原曲はイギー・ポップなんですが,原曲を更にテンポアップしているのはもとより,ミチロウの日本語詩が素晴らしいです。「真面目くさって天プラ言うな。ばい菌どもの戯言だらけ,単細胞はお祭り騒ぎ,約束なんてやぶっちまえ。」なんて,どこからこの言葉が出てくるんですかねぇ,本当,素晴らしい。
 11曲目の“アーチスト/マリアンヌ”という曲は,初期の名曲にジャックスの曲を合体させたナンバーなんですが,ヒゴヒロシの淡々としたベースで始まり,そこに乾純の「これでもか!」と叩きまくるドラムが入り,オノのシャープなギターのカッティングがきっちりと3拍子を刻み,そこにミチロウのシャウトがなだれ込み,オノのギターソロを挟んでマリアンヌに入っていくのですが,ジャックスの静かな淡々としたマリアンヌとは異なり,ハードな演奏の上で淡々とミチロウが言葉を吐き出すように紡ぐマリアンヌとなっていますが,私的にはもちろんミチロウのカバーに心を掴まれてしまうんですけどね。
 12曲目の“お母さんいい加減-先天性労働者”という曲は,“ベトナム伝説”に収録されている“お母さん,いい加減あなたの顔は忘れてしまいました”というラップというよりもトーキング・ブルーズならぬトーキング・ハードパンクな曲なんですが,お母さん・・・は全く使われておらず,“先天性労働者”のみとなっています。この“先天性労働者”の凄いところは,あの共産主義宣言をそのままトーキング・ハードパンクにしているんですよねぇ。当時のTHE STALINファンでこの意味が分かったファンがどれだけいたのかは,ハッキリ言って疑問ではありますが,バンド名を逆手に取ったこの曲には本当,脱帽します。
 13曲目の“ロマンチスト”という曲は,“STOP JAP”に収録された(以下,バーストヘッドまで同じ。)ナンバーなんですが,“STOP JAP”の1曲目を飾ったナンバーで,はっきり言って私はこの曲を聴いて,一発でTHE STALIN(というか遠藤ミチロウという唄うたい兼作詞家)にやられてしまったと言っても過言ではありませんです。おかげでその後の音源も基本的になけなしの金で買うようになりましたです。
 14曲目の“下水道のペテン師”という曲は,シンプルなコードカッティングが印象的なパンクナンバーなんですが,「愛するためには嘘がいる」などと,ミチロウのセンチメンタリズムが歌詞に出てきているので,THE STALINの初期の曲としては取っつきやすいのではないかと思います。
 15曲目の“STOP GIRL”という曲は,パンクなのにマイナーコードのロングトーンで始まるという掟破りのナンバーなんですが,すぐさまハイスピードの8ビートになってしまうのは,シャイなミチロウのなせる技なんでしょうかね。これもTHE STALIN流のラヴソングで,取っつきやすい曲かなぁと思います。ちなみにサビの「嫌だと言っても愛してやるさ」というフレーズはミチロウのファーストエッセイのタイトルにもなった,結構(というか,やっぱり一部ででしょうね。)有名なフレーズだったりします。
 16曲目の“爆裂(バースト)ヘッド”という曲は,叩きつけるようなギターのカッティングがパンクだなぁと思わせてくれるナンバーですが,いきなり「近親憎悪は金属バットで憎しみあえる。」という歌詞で始まるのですが,これは当時,金属バット殺人事件(息子が親を金属バットで撲殺したという事件)というのがあったので,そういう時代背景を知っていると,より楽しめるナンバーです。まぁ,そんなことは知らなくても,ラストの「やりだしたら,それで終わりだ追いつめろ!」のリフレインだけで十二分に堪能できると思うんですけどね。
 17曲目の“豚に真珠”という曲は,初期ナンバーですが,「豚に真珠がのさばっている。」という最初の歌詞だけで,素晴らしいと思います。やはりTHE STALINはミチロウの悪意を一重にも二重にも捻った歌詞があるからこそ,私は大好きなんだなぁと思ってしまいましたです。
 18曲目の“GASS”という曲も初期ナンバーですが,「気違いネコ」というATOKでは変換できない言葉が延々シャウトされ,「燃えろ,GASS」とシャウトされて終わる,非常に短い初期THE STALINらしいナンバーです。
 19曲目の“仰げば尊し”という曲は,“ベトナム伝説”に収録されたナンバーですが,イントロのギターとベースとドラムの絡みがカッコイイです。というか,コケシドールの解散ライヴに入っていた“仰げば尊し”はこの解散ライヴのアレンジだったのねと今回,このアルバムを聴いて初めて気づきましたです。最後の「さっさとくたばれよ!」というミチロウのシャウトまでコピーしているところは,さすがTHE STALINラヴな皆さんだなぁと思ってしまいましたです。もちろん,元ネタのこちらの演奏も素晴らしいです。
 20曲目の“解剖室”という曲は,初期ナンバーで,イントロに「キンタマむしるぞ!」というミチロウのシャウトもきちんと入っていて,さすが完全版と思いましたです。スピーディーな演奏で「ホラホラホラ,オマエの番だ!」っていうサビのシャウトと最後に投げつけるように「バラバラになって出ろ!」というシャウトがメチャカッコヨシです。
 21曲目の“ワルシャワの幻想”という曲は,元々は“メシ喰わせろ”という曲で,INUの“メシ喰うな”という曲に対するアンサーソングだったのですが,“STOP JAP”のラストに“ワルシャワの幻想”というタイトルで録音され,今ではこのタイトルのほうが有名なんでしょうね。シンプルな8ビートのドラムに,基本的にはルート音でリズムを刻むベース,ハンドメガフォンでサイレンを鳴らしまくるミチロウに,フリーキーなギターを弾くオノと,最初からこの曲のエッセンスが詰め込まれていますが,“STOP JAP”バージョンと異なるのは,ラストに「労働,学習,生殖,睡眠。全ての革命的変態諸君!」と“革命的日常”の歌詞が挟み込まれているところでしょうか。しかし,何度聴いても「オマエらの貧しさにカンパイ。メシ喰わせろ!」のシャウトが延々と続くところは背中がゾクゾクしますね。
 ラストナンバーの“Fish Inn”という曲は,“FISH INN”のタイトルかつラストナンバーが,沈み込んでいくようなオノのギターのアルペジオの繰り返しが印象的なダークサイケなナンバーなんですが,惜しいのは途中でミチロウの唄と演奏のタイミングがグダグダになっているところが多々あるんですね。オノは基本的なアレンジどおりにギターを弾いているのですが,ドラムとベースが微妙に間違えているというか,ミチロウのヴォーカルに引っ張られて,タイミングよく入れていないというか。しかし,そんなグダグダしたところもTHE STALINのラストライヴらしくていいんでないかいと思ってしまう,私は盲目的なファンです,はい。
 いぬん堂特典CD-Rに収録されている“カノン“という曲は,“ベトナム伝説”の“カノン”(元々はミチロウが弾き語りをしていたときの“ビンの中から”という曲だったのですが,メロディーがカノンに似ているということで,この後,カノンのタイトルで唄われている曲。)のヴォーカル抜きバージョンなんですが,演奏は平沢進の多重録音で正にカノンなんですが,ところどころ平沢進らしい一筋縄ではいかない音が織り込まれていたりと,じっくり聴くと聴き応えのある曲になっていますです。というか,元々バッハのカノンはクラシックの中では唯一大好きな曲だったりしますしね。
 というわけで,2週にわたってTHE STALINメジャーデビュー30周年記念盤,“I was THE STALIN”を取り上げましたが,ミチロウ自体,もう還暦を過ぎ,どこまで唄い続けてくれるのか分かりませんが,今後もいぬん堂
情報を参考にしながら,チェックしていきたいなぁと思っています。しかし,たまたま読んだ2ちゃんのログで「新しい曲も書けないし,ミチロウももう終わりじゃない?」みたいな書き込みがありましたが,還暦を過ぎて新曲を書くだなんて本当に大変なことなのになぁ。というか,便所の落書きをグダグダ書いているように歌詞なんて書けないし。そんなことより還暦を過ぎても第一線で唄い続けていること自体が凄いことだと思うんですけどねぇ。その辺はゆとり君にはまだまだ分からないんでしょうけど。

 話は変わって,20日の春分の日はそこそこ天気が良かったので,午前中に生きている者の務めとしてプレオで墓参りへ行き,家に戻ってからもそんなに天気が悪くなかったので,プレトレで走りに行くかぁというわけで,走りに行ったのですが,走り出して30分,フロントハブ辺りに目をやると,なんか左側が変だなぁと。よく見るとハブの左側のカバーが外れかけているではありませんか。う〜ん,どうしたもんかいと思いつつ,まぁ外れることはないだろうということで,そのまま走ること30分後,あはは,カバーが外れてしまいました。というわけでプレトレを止め,丁度線路脇の道で斜面に草が生えているところがあったので,そこにプレトレを寝かせ,クイックレリーズを緩めてフロントタイヤを外し,携帯工具で少しずつ叩き込んでいくと,なんとかカバーが入ったので,よしよしということで,また走ったのですが,どうもブレーキが片効きぎみだったので,信号待ちを利用して,フロントタイヤの調整をすることになってしまいました。そんなこんなで時間をロスしてしまったので,3時間30分で60キロしか走れなかったのですが,走りに行って多少は何かがあっても自分でなんとかできるもんだなという変な自身が芽生えてしまいました。しかし,結局は復路の途中でまたもやフロントハブのカバーが外れてきてしまったので,そろそろチェーンのオイルを貼り替えないと限界なので,ブログをアップする前に掃除&整備をして,ハブのカバーにアーレンキーのL字になっている部分を当ててドライバーの尻でガンガン叩きこんで,今度はしっかりとはめ込んでおきましたです。これで明日走りに行って外れるようなら,仕方がないのでリアルあさひに相談に行こうかなぁと思っていますが,進学,就職準備でママチャリがガンガン売れている時期で間違いなくリアルあさひは忙しいと思うので,できれば大丈夫だといいなぁと思っています。まぁ5月になったら,プレトレを買って4年目に入ることもあり(しかし,これをリアルあさひで買ったプレトレと言うには,少し無理があるような気がしないでもないけど。),定期点検に持って行こうかなぁとは思っていますけど。