ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

笑う大天使(全2巻:白泉社文庫版)/川原泉


 今日は昨日からの雨が降っていますが,雨が降っているということは山の中の町の厳しい放射冷却がないので朝は暖かかったものの,気温は上がらず最高気温は14度ということで,長袖Tシャツに半袖Tシャツの重ね着だけでは少し辛いので,今シーズン初めてヒートファクト(イオンで売っているヒートテックのようなもの)のタートルネックを着て,その上にフリースジップアップを着ています。それでも少し足元が冷えるので,エアコンを入れさせてもらいましたが,まぁ,12月だもん,そんなもんだよね!ということで。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は天気もよく気温も上々ですが,プレオに乗って山の中の町へ帰らないといけないのでパナモリには乗れないねということで。とはいえ,天気が良ければプレオに乗っても楽しいわけで,ロードに乗っている皆さんを横目で見ながら,岡村ちゃんをガンガンにかけて,一緒に唄いながらプレオで走らせてもらいましたです。とりあえず走り出して1時間でいつものセルフのガソリンスタンドに到着するので,まずはガソリンを満タンにし,昼ご飯は大阪王将麻婆丼が食べたい!ということで,ガソリンスタンドのちょっと先にある大阪王将に立ち寄り,麻婆丼と餃子のセットを注文し,美味しくいただきましたです。そこから先は快調にプレオを走らせてもらい,いつもトイレ休憩をする道の駅でトイレに行って,缶コーヒーで一服入れて,音源をCD-Rの岡村ちゃんからカーナビのSDカードの友部正人に切り替え,岡村ちゃんから友部正人へのギャップなんて何のその,友部正人の唄を唄いながら山の中の町まで走らせてもらいましたです。山の中の町に到着後,アパートに戻る前に大型スーパーに寄って1週間分の食材を買ってからアパートに戻りましたが,昼ご飯を途中で食べるので早めに自宅を出発しているので,アパートにも早めに到着するわけで,大型スーパーで買って帰った食材やら,着替えた衣類等を片付けて,自宅に変える前に選択しておいたワイシャツが乾いているのでアイロンをかけてもまだ時間が余ってしまうので,さて,どうしたものかと思っていると,そういえば,自宅で使っているシャンプーの詰替え用を自宅近所のドラッグストアに買いに行ったらなくなっていたので,それなら山の中の町の大きなドラッグストアならあるんでない?で,そこで買って自宅に持ち帰ればいいんでないかい?ということで,散歩がてらに近所のドラッグストアへ行くことにしました。悩ましいのはどういうカッコで行くかで,この日は長袖Tシャツの上に半袖Tシャツを重ね着していたのですが,最高気温は20度ということで結構,いい感じで暖かく,正直,アパートの中でも上に何も羽織らずにいろいろやっていたので,外に出るしパーカーぐらい羽織って置いたほうがいいかなぁと思ったりもしましたが,天気が良いので歩いていれば暖かくなるさ!ということで,そのままドラッグストアへ行ったのですが,これが大正解で,ゴミを捨てに行ってからドラッグストアへ向かう途中で既にいい感じで体が温まってきたので,これでパーカーを羽織っていたら汗をかいているところだったなぁと思ってしまいました。ドラッグストアに到着し,シャンプーのコーナーでお目当ての詰替え用のシャンプーをゲットし,これだけ買って帰るのも少し寂しいなぁと思ったので,それならということでVAAMが1本しかアパートになかったので2本買うことにしましたです。ドラッグストアからアパートまでも少しずつ日が陰ってきたものの,そんなに寒さを感じることなくアパートまで戻らせてもらいましたです。
 月曜日からは仕事ということで,相変わらず日々ジタバタしながら過ごしていると,今週も無事に週末を迎えられたということで,昨日は仕事帰りに朝ごはん用のパンをドラッグストアに買いに行ったのですが,大好きなホテルくるみブレッドがあるといいなぁと思いながらパンの棚を探していると,なんと最後の1袋があるではないですか。今週は運が良いよねということで喜び勇んで最後の1袋のホテルくるみブレッドを買い物カゴに入れ,レジで代金を払って,無事お買い上げということで。今日はいつもどおりゆっくり起きた後,朝ご飯を美味しく食べて,ワイシャツにアイロンをかけ,不要な書類で個人名が出ているものをシュレッダーにかけ,洗濯をしてからプレオに乗って大型スーパーに1週間分の食材を買いに行きましたです。大型スーパーでの買い物を終えてアパートに戻り,買ったものを冷蔵庫に片付けてからカフェオレを入れ,一息入れながらダラダラとネットを見ているとぼちぼち昼ご飯の時間になったので,土曜日のお昼ご飯はパスタ!というわけでお湯を沸かし,パスタを茹で,茹で上がったパスタを和えるパスタソースで和え,美味しく昼ご飯を食べ,一息入れてからブログネタを打っています。
 明日の天気はくもり時々雪か雨で午後の降水確率が20%,最高気温は4度ということで,先週の日曜日の天気が嘘のような冬の天気で,最高気温が4度で雪か雨が降る(というか,予報の順番が雪か雨なので,降るなら雪が降るのだろうと思いますが・・・)という予報でパナモリで走りに行くことは全く考えられませんので,暖かいネカフェに行ってマンガでも読んでいようかなぁと思っていますが,CWU-45Pを着ないと寒くてとてもネカフェにはたどり着けないような気がしています。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回も初期の川原泉ということで,1996年にリリースされた“笑う大天使”を紹介します。この漫画は川原泉作品としては非常にヒットした作品で,出来はともかく実写による映画化もされています。
 第1話は1987年に掲載された“笑う大天使”という作品で,これまでいくつかの作品に出てきたお嬢様学校聖ミカエル学園に通う3人の女子高生が主人公のマンガになっています。最初のエピソードは司城史緒から始まり,それまで母子家庭で慎ましく暮らしていた史緒の母親が亡くなったところに兄である司城一臣が現れ,慎ましい暮らしが一気に豪邸暮らしになり,更にそれまで通っていた優秀な公立高校からミカエル学園に転校させられてしまいます。次のエピソードは斎木和音が寝坊していると,若月俊介に叩き起こされ,愛人,妾をこさえまくりの父親と家事も育児も放棄し趣味の世界に生きる母親を横目に登校します。最後のエピソードは更科柚子の朝の準備をしながら,「きっちりとあさげに結わえたが最後,何故にこーも地味になるのだろう。フシギだ。」と独り言をつぶやいていると「肝心の本人が地味だからよ。」と兄に一蹴され登校します。
 朝の礼拝に遅刻し,門の前で史緒が締め出されているところに和音が登校,まずは史緒と和音が出会います。そして史緒のクラスにはすでに柚子と和音がおり,3人は出会います。そして史緒は自習時間をサボって構内の雑木林の中で買ってきたアジの開きを焼いて食べているところを和音と柚子に見つかってしまうのですが,史緒は和音と柚子のお嬢様らしくない話し方を聴いて,3人とも餌のいらない猫を飼っているということが分かり,意気投合します。
 そして,3人で理科室の掃除をしているとき,ビーカーやらフラスコやらに残っていた薬品を混ぜているうちに出てきた煙を吸ってしまい意識を失ってしまうのですが,それをきっかけとして3人は怪力少女になってしまうのでした。教会で3人はマリーニ神父の聖書に3年生の紫の上,桔梗の宮,白薔薇の君,2年生の静姫,1年生の沈丁花娘の写真が挟まっているのを見つけ,更にはその聖書をマリーニ神父が頬ずりをしているのを見て,マリーニ神父に対する疑惑を感じ,その週末の土曜日,午前中の授業を終え,3人はそれぞれ別の行動を送ることになるのですが,柚子はお茶会から紫の上らが居なくなり,和音も沈丁花娘が叫び声とともに居なくなり,史緒は静姫が眼の前でさらわれてしまったことから,翌日の日曜日に3人は学校に呼び出され,ロレンス先生が学長であることを知らされ,自分たちが知っていることを説明し終え,史緒が買ってきたムギチョコを一緒に食べるために3人で駐車場へ行ったところをマリーニ神父に連れ去られてしまいますが,ドアのすきまに引っかかった柚子のムギチョコの袋から少しずつムギチョコが落ち,それをダミアンを呼ばれている犬が拾い食いしているのを警察は追いかけることになったのですが,そのころ3人はマリーニ神父の車の中でマリーニ神父は実はお嬢様女子高生誘拐団のイスカリオテのユダであることを3人に告げ,お嬢様女子高生誘拐団のアジトに閉じ込めるのですが,そこにはなんと本物のマリーニ神父が。そして3人はマリーニ神父からお嬢様女子高生誘拐団の目的を聴き,自分たちの力で誘拐された女子高生を助けるため,アジトにあった作業着に着替え,白薔薇の君らを助け出し,お嬢様女子高生誘拐団である闇の12使徒のメンバーを捕まえ,既に誘拐されている女子高生が監禁されている船を聴き出し,手漕ぎボートで沖合の船まで行き,誘拐されていた女子高生を無事助けることができました。事件を解決した「作業服を着た労務者風の3人の天使」が誰なのかは誰も何も言わず,何も聴かなかったので,誰なのかは分からないままになりましたが,3人の怪力は失われ,3人が最上級生である3年生になるところで話が終わります。
 第2話は1988年に掲載された“笑う大天使 空色の革命”という作品で,この話は和音が主人公になっている話で,和音が朝,父親に声をかけ,父親が誤ってヒゲを剃り落としてしまったことから話は動き出し,学校のマラソン大会で和音は大会社の後継者が和音を見初め,和音に縁談の話を持ってきました。俊介から縁談の説明を受けた和音は,俊介がいいと言うならいいよということで,縁談が進んでいきます。しかし,縁談が進んでいくに従って和音は胃が痛くなりつつも結納まで手続は進み,俊介から結婚するなら一人前の女性なので自分のことは呼び捨てでも構わないと言ったところで和音は胃痛で倒れてしまいます。そして入院した和音の枕元で父親と母親は出会ったころからのことを語りだし,結局は誤解と意地の張り合いで20年も無駄にしたことに2んで気づくのでした。そして,俊介が和音の婚約者に婚約破棄の話をしに行ったところ,婚約者から和音と話をしていると,「いつの間にか話は若月俊介とゆー人の事になっている。」と言われ,和音のほんのりとした想いに気づき,空色のワンピースを着た母親が父親と自分の実家である城に仲睦まじく行くところで話は終わります。
 第3話も1988年に掲載された“笑う大天使 オペラ座の怪人”という作品で,この話は柚子が主人公になっている話で,近所の商店街でロレンス先生と会った柚子が,歳末抽選会でイギリス旅行が当たってしまったことで話が動き出します。そして,当たったのはイギリスへの往復チケットだけであったことから,ロレンス先生にそれなら自分の実家に来ないかと誘われ,柚子はイギリスへ行くことになりました。日本に残ることになった史緒と和音も「わしらも行くか,イングランド」ということで,イギリス行きを決めました。その頃,柚子はロレンス先生の案内でロンドン観光(といってもクリスマス休暇で観光できないのですが・・・)をし,ロレンス先生の実家から迎えに来た自動車でロレンス先生の実家へ向かうのですが,到着したロレンス先生の広大な実家に驚いていると,そこに来ていたロレンス先生の友人であるオペラ歌手のラインハルト(以下,作中と同じく「おハルさん」という。)と出会います。
 史緒と和音も無事にロンドンに到着し,ロレンス先生の実家を目指すのですが,その途中で不思議なクマのぬいぐるみと出会い,ロレンス先生の実家に史緒と和音だけでなく不思議なクマのぬいぐるみ(自称「ルドルフ」)も集まり,テディベアがいなくなり探していたおハルさんの眼の前にルドルフが現れ,二人(?)は再開します。その後は冬休みが終わるまで一緒に過ごし,おハルさんから柚子は初舞台の舞台衣装を譲り受け日本へ戻りました。日本の新聞にもおハルさんの記事が載り,柚子が母親にお礼のプリンをロレンス先生の所へ持っていくように言われ,持っていくとルドルフもやってきて,おハルさんが入院していることが告げられます。そして,突然鳴った電話にロレンス先生が出ると,おハルさんが亡くなったことを伝える電話で,おハルさんが亡くなったことを知ったルドルフも元のテディベアに戻ってしまいました。おハルさんの葬儀から戻ってきたロレンス先生を励ましつつ,亡くなってしまったおハルさんとルドルフのことを思い出して沈んでしまうところで話は終わります。
 最終話も1988年に掲載された“笑う大天使 夢だっていいじゃない”という作品で,この話は史緒が主人公の話で,まずは史緒に手を踏まれ,一臣が仕事である小説の原稿が書けなくなったことから,史緒に口述筆記をさせるところから話が始まり,大好きな時代劇を見ていた史緒は一臣のデートに連れて行かれ,帰宅した史緒は一臣に対し「今後一切,何があってもおでかけはせんぞ!行くなら三人でなく二人で行け。」と伝えたところ,一臣は「史緒さんは僕と二人だけでおでかけしたいんだね?」と受け取るのでした。
 そうしたところ,親戚のおばさんが一臣に縁談を持ってきて,これがまた川原泉のマンガの中で使い回されている(スターシステムともいう。)桜井敦子で,縁談を進めるに当たり一臣から史緒に出された条件が見合いの席に同席することで,その後も3人でのデートを重ねていると,桜井敦子から東大受験はせず,スイスの全寮制お嬢様大学へ行ってはどうかと勧められ,非常に困惑してしまいます。そのことを和音と柚子は一臣に伝えるのですが,一臣は「もうしばらくの間,観察してみましょう。」と答え,櫻井敦子から「たまには妹さん抜きでお会いしたいわ。」と言われ,桜井敦子に「これまで兄として何もしてやれなかったので,一緒に暮らすのであれば僕より妹の方を大切にしてくれる人でなければ困ります。僕はそーゆー人を望みます。」伝え,桜井敦子との縁談を終わりにしました。そして3人は卒業式を迎え,その時の写真で話は終わるのですが,最後のページで柚子はロレンス先生と結婚したこと,和音は俊介と結婚したことが書かれているのですが,史緒は東大卒業後,7司法試験及び上級公務員試験にダブル合格し,大蔵省へ入り,女性初の事務次官となったものの,独身で一臣と同居していることが書かれ,話は終わります。
 第1話はお嬢様学校を舞台になっていることから,フワフワした感じの話になるのかと思いきや,学校にふさわしくない猫かぶりの3人が活躍する話が描かれ,その中にさらっと軽やかな川原泉流のギャグテイストが入っていて,クスっと笑わせてくれる作品になっています。第2話は和音のバックボーンであるいびつな家庭が再生する話であり,第3話はロレンス先生の再生の話で,最終話は史緒の家庭ができる話だと受け止めており,どの話も少しほろっとさせてくれる内容が仕込まれていて,全体を通してよく考えられて描かれているなぁとしみじみおもってしまいました。

 ところで寒いなら寒いでいいんですけどね,12月ですから。寒くて当たり前ですし。困るのは急に寒くなることなんですよね。というのも,昨日の山の中の町の最高気温は12月とは思えない22度で,この気温でモッズコートを着ていったら汗をかいてしまうのは間違いないということで,ワイシャツの上にパーカーを羽織って出勤したのですが,全く寒さを感じることなく(むしろちょうどいいかな?と思ってしまいました。),帰宅時も日が陰ったのパーカーを羽織っただけでは少し寒いかな?と思ったのですが,歩いてみるとそんなことはなく,いい感じでアパートまで戻らせてもらいましたです。
 それがなんですか,明日の最高気温は4度って。しかも最低気温は2度ということで,朝から寒いこと間違いないじゃないですか。金曜日との温度差が18度もあるって,若くない体にはちょっと堪えるんじゃないかなと思っていますが,果たしてどうなることやら。とはいえ,救いはこれまでも寒いなと思ったら遠慮なくエアコンを入れており,エアコンの慣らし運転はできているので,思いきり寒くなったとしても,前回の単身赴任のときのアパートのように「クソ寒いのにエアコンが動かない・・・」ということはないのではないかと思っています。
 よく考えなくても明日が,パナモリに乗るのであれば年内最後になるので,できれば天気が良くて走りに行けるとありがたかったのですが,寒くて雪(または雨)が降ってなんて,走っていて楽しいどころか辛いだけなので,楽しみたいからパナモリに乗るのに,乗るのが苦行になるのであれば,まぁ乗らない方がいいよなと思っているフルカワでした。