ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

中国の壺(白泉社文庫版)/川原泉


 今年も明日で終わりですが,ちょっと天気は良くないものの,そんなに寒くないので,まぁいい感じの年末ではないかと思っていますので,あとは最後までトラブルなしで年が越せればと思っているフルカワです。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,まず土曜日の夜ですが同窓会に行ってきましたです。フルカワは高校は一応共学だけど事実上男子校だったので,中学校が実は最後の共学だったりするのですが,まぁ,卒業から40年以上経ち,みんなアラ還ですので既に男女の別なく普通に楽しく盛り上がり,盛り上がれば一次会で終わるわけはなく,みんなできっちり二次会まで行って,じゃあね!ということで夜の街でお別れました。みんなは比較的学区方面に今も住んでいて,学区の全く反対側に住んでいるフルカワは一人で歩いて帰らせてもらいましたです。来年は担任が古希ということなので,来年は担任の古希祝いだ!と盛り上がっていましたので,来年も行われる同窓会を楽しみにしておこうと思います。日曜日(というか,同窓会が終わったのが既に日曜日でしたが・・・)は,同窓会から帰ってさすがにシャワーを浴びる元気がなかったので,まずは起きてからシャワーを浴び,朝ご飯を食べ,ちょっと同窓会のお酒が残っているかな?という感じでしたので,自室でウダウダと過ごした後,ぼちぼち掃除をしないとね!ということで自宅の掃除をし,カフェオレを飲んで一息入れてからプレオに乗って山の中の町まで走らせてもらいましたです。昼ご飯はすき家の炭火焼ほろほろチキンカレーが今年も期間限定で販売しているので,クリスマスイブだしチキンも食べたいよね!ということで,これは食べるしかない!ということで,まずはいつものセルフのガソリンスタンドでガソリンを満タンに入れて,そこから少し走ればすき家があるので,炭火焼ほろほろチキンカレーを注文して美味しくいただきましたです。特に骨付き肉なので,私の大好きな鶏軟骨が食べられるのもいいんですよねぇ。炭火焼ほろほろチキンカレーを食べた後はいつもの道の駅までプレオでひた走り,トイレ休憩と缶コーヒーで一服入れて,音源をCD-RからカーナビのSDカードに切り替えて,一路,山の中の町の大型スーパーを目指したのですが,いつもならスッと流れる道が全く流れなくなり,これはひょっとして・・・と嫌な予感がしたら,予感的中で,クリスマスイブということで山の中の町の住民が大挙して大型スーパーに来ていましたです。いつも屋内駐車場に止めるのですが,屋内駐車場も屋上駐車場も満車ということで,屋外駐車場で止められるところを探して,なんとか駐車場所を見つけ,止めようとしていると,こっちがきちんと止めていないので,もう少し切り返したいと思っていると,隣の駐車スペースに入ってくる自動車が。おいおい,そっちの駐車場所に寄っているから切り返したいと思っているのに止めに来るの?と思いましたが,入ってくるので止まるまで待つしかなく,隣に入った自動車が止まってから切り返して,隣の自動車との距離を開けさせてもらいましたです。というか,私のプレオがもう少し反対側に寄らないとドアが開けられないと思わないの?と思いましたが,思わないから待たないんだよなとシミジミ思ってしまいました。いろいろあったけれど,無事にプレオを止めることができたので,木曜日が仕事納めなので,木曜日までの食材を買ってからアパートまで戻りましたが,はい,入るときに混んでいれば出るときも混んでいるということで,屋外駐車場から道路に出るまで結構時間を要してしまいましたが,入るときは駐車場所があるかといった不安がありましたが,出るときはそんな心配はないので,多少時間はかかっても問題なしということで。
 月曜日からは仕事ということで,仕事納めに向けて日々ジタバタとしているうちにあっという間に仕事納めの日になってしまいましたです。さすがに仕事納めの日はみんなさっさと帰ろうぜ!みたいな雰囲気を醸し出していて,年末の挨拶が終わればさようならということで職場を後にさせてもらいましたです。アパートに戻ってからは掃除と洗濯をして,いつもより気持ち多めの着替えをカバンに詰めて,プレオに乗って自宅のある街へということで。前回は地場のうどんチェーン店で晩ごはんを食べたので,今回は丸亀製麺で晩ごはんを食べることにし,1月末までの限定メニューの肉がさね玉子あんかけを食べることにしましたです。いつもならいなりを1つ買うのですが,なぜかいなりが1つもなかったのでうどんだけにしましたが,あんかけうどんが結構食べごたえがあったので,稲荷が買えなくて正解だったかな?と思ってしまいました。晩ごはんを食べた後はプレオでひた走り,初期の谷山浩子のMP-3のCD-Rを聴きながら唄っていると,自宅まで残り1時間のところにあるコンビニに到着したので,トイレを借りて,買い物をした後,缶コーヒーで一息いれさせてもらいました。ところで,ここのコンビニでいつも疑問なのですが,男性用のトイレとして小便器があるのですが,そこに「大便をしないでください。」って警告が貼ってあるんですよね。どう考えても小便器にどうやって大便をするのか?ひょっとして下のところに腰掛けて・・・いやいやあまりにも冷たいだろうと疑問が頭の中をグルグル回りましたが,まぁコンビニのゴミ箱にどう見ても家庭ごみにしか見えないものを平気で捨てるような人間もいるんだから,小便器に大便をしても平気な人間もいるんだろうということにさせてもらいましたです。缶コーヒーで一息入れた後は,自宅まで走らせてもらいましたが,特に混むことなく,いい感じで自宅まで走らせてもらいましたです。
 金曜日から年末年始休暇ということで,とりあえずはゆっくり目に起きて,朝ごはんを食べた後,まずは年賀状を準備しておこうということで,買っておいた年賀はがきに送り先や年賀状のデザインを印刷し,一言コメントを書かせてもらったのですが,年賀状の枚数も20枚程度に減ったので,あっというまに作業終了ということで。それからクリーニングに出していてスラックスを取りに行き,大掃除に必要な洗剤を買ってから引き落とし用の口座へ入金し,スーパーで年末年始用のキリンラガービールとかを買ってから自宅に戻りましたです。昼ごはんは近所のラーメン屋のラーメンが久しぶりに食べたいなということで近所のラーメン屋へ行き,ラーメンを美味しくいただきましたです。昼ごはんを食べた後は大掃除として窓掃除とフローリングの床のワックスがけをしましたが,これも夕方までに無事完了しましたです。大掃除の後は散髪屋を予約していたので,正月に向けて髪の毛を切って,さっぱりさせてもらいましたです。
 今日は,午前中はウダウダと自宅で過ごしつつ洗濯をしていたところ,昨日,母親が墓参りには行かないけど,買い物をしたいのでプレオに乗せてほしいという話が実家から入っていた事を思い出し,それなら今日のうちに墓参りに行っておいて自分の用事を済ませておけば,明日予定どおりに用事が済まなくてイライラすることもないんでないかい?ということで母親に電話をしてみると,そのとおりだったので,それなら昼ごはんを食べてから墓参りに行っておこうということで,昼ごはんを食べた後,プレオに乗って墓参りに行ってきましたです。途中で知人の花屋で花を買って,そのまま山の上にある墓苑に行き,墓参りをしてきた後,ブログネタを打っていますです。
 明日は,午前中は母親の買い物に付き合って,午後は洗濯をしたり,年に一度のLooking Backネタを書こうかと思っています

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回も初期の川原泉ということで,1997年にリリースされた“中国の壺”を紹介します。この本は第3話を除き,基本的には近い年に発表された作品が収録されていて,絵的には読みやすいのではないかと思います。
 第1話は1989年に掲載された“中国の壺”という作品で,はるか昔の中国から始まります。日本から留学で来ている安曇羽鳥が趙飛竜と出会うのですが,そこからいきなり掃除をする女の娘が出てきて,なんとその傍らには趙飛竜がいるではありませんか。掃除をしている女の娘は安曇羽鳥の子孫である安曇志姫で,そこに母親の再婚相手の息子である仁科巧がアメリカから戻ってきます。勉強に疲れた志姫が敷地内を散歩していると,なんと女装した巧が歩いているではありませんか。巧の話だとアメリカでプレッシャーを感じていたとき,仮装パーティーに誘われ,女装をしたところ,これがストレス解消になったことから,ストレスが溜まると部屋の中で女装していたというではありませんか。しかし,自宅に戻り,父親からのプレッシャーに耐えきれなくなった巧は,日々,女装をするようになり,それを志姫が他の人に見つからないように見張ることにしました。しかし,夜ふかしが続いた志姫は休みの日に朝寝坊をしてしまい,父親から何もしていないようなことを言われてしまったため,趙飛竜は父親に巧と志姫のことをしらせるために,父親にメッセージを送り,志姫が家のことを頑張ってやっていることやプレッシャーで女装している巧の姿を見せられ反省します。と,ここまでが掴みの話で,ある日志姫は謎の玉を拾い,家には新しいお手伝いさんが来たのですが,このお手伝いが趙飛竜が入っている壺を割ってしまい,お手伝いさんはそのまま逃げてしまいます。趙飛竜が入っている壺が割られたことから,どうして趙飛竜が壺に入り,安曇家の人を見守りようになったのかが語られます。簡単に言えば,軽い気持ちで安曇羽鳥を誘って待たせたら,雨が降り,安曇羽鳥が体調を崩して亡くなってしまったため,穴があったら入りたいと思ったら,竜に壺の穴に入れられてしまったということでした。そして割れた壺をボンドでくっつけて直そうとしたら,今度は竜がやってきて,竜が玉を落としたので趙飛竜の壺を通して神仙界へ戻ろうとしたところ,壺が割れていたということで,神仙界へ戻れないといいことで,竜も趙飛竜も日に日に弱っていくので,竜が落とした玉を探すために巧と志姫が玉の説明を聴いたところ,なんと志姫が拾った玉が竜のたまでした。そして神仙界へ戻るとき,趙飛竜は竜から仙人にならないかと誘われるのですが,安曇家の人を見守ることを選び,壺と一緒に戻ってきて話は終わります。
 第2話は1990年に掲載された“殿様は空のお城に住んでいる”という作品で,屋敷の壊れていた塀から抜け出てきたお姫様と凧揚げをしていた侍の子供が出会うのですが,お姫様は椿森藩の藩主である主高坂伊豆守の娘である鈴,侍の子供は鳴沢信之介といい,後の秋吉田藩の藩主,鳴沢播磨守景宗でした。そして景宗と鈴は結婚することになるのですが,景宗が参勤交代で秋吉田藩へ戻るときに江戸家老の養子として同行し,秋吉田藩で暮らすことになるのですが,景宗は藩内で大逆罪の調査をしていたのですが,その証拠をやっと見つけ,藩の公金を横領していた城代家老等を処罰することにし,城代家老等が横領していた松茸も取り戻し,藩の財政を立て直すことができ,景宗と鈴は幸せに暮らしましたというところで話が終わります。で,この景宗と鈴の子孫が“笑う大天使”の斉木和音に繋がっていくとは壮大な話だなぁと思ったりしました。
 第3話は1985年に掲載された“Intorlerance...あるいは暮林助教授の逆説”という作品で,主人公である大学1年生の鷹見陸は数学のレポートで不可をもらったことから,数学科の暮林助教授の研究室を訪れ,苦情を伝えたところ,暮林助教授から柳沢周に似ていると言われた挙げ句,夏のアルバイトもなくなってしまい途方にくれていたところ,暮林助教授から別荘のお手伝いのアルバイトをしないかと誘われ,結局はアルバイトをすることにしました。その別荘には学部担当の各務先生が暮林助教授の親戚ということで毎年泊まっていて,暮林助教授,各務先生,陸の3人での別荘での生活が始まりました。別荘には桃の木があり,暮林助教授が佇んでいる木の実だけ甘いということで,各務先生も陸も,その木の桃を食べるのですが,ある日,その桃の木に男女の幽霊を見た陸は,各務先生が持っていた写真を見せてもらったところ,女性の幽霊は暮林助教授の奥さんで,男は陸に似ている柳沢でした。そして陸は泊まっている部屋で柳沢の日記を見つけ,その内容から柳沢の暮林助教授に対する気持ちを知り,そして暮林助教授は桃の木の下に白い鳥と赤い鳥を埋めたことを各務先生と陸に話し,そして二人に別荘を出た方が良いと伝えるのでした。そして新学期になると,暮林助教授はアメリカの大学へ行き,川原泉らしい長めのモノローグが入り,そのまま話は終わります。
 第4話は1989年に掲載された“かぼちゃ計画”という作品で,小学校2年生のとき,クラス全員でヘチマを植えたという,我々世代ではあったよね,そういうことっていう話から始まるのですが,川原泉らしいなと思うのが,主人公の戸倉羽希にヘチマにはなぜかカボチャができていたということで,,いきなり羽希が入り浸っている老人会の話になるのですが,羽希が慕っていたのは鈴村信之助という呉服屋のご隠居さんで,早く老人クラブのメンバーになりたいと思いつつ,あっという間に高校3年生になり,高校3年生になった羽希に絡んでくる篁近衛という同級生。篁がは羽希の囲碁の本を読んでいたことから,老人会へ来て,一緒に囲碁を打とうと誘い,篁が老人会に顔を出したところから話が動き出します。それから篁は毎日のように老人会へ顔を出し,羽希と囲碁の話をするようになり,それなりに楽しい日々を送っていたのですが,そんな日々は続くわけはなく,羽希が慕っていた鈴村のご隠居と老人会の由利江が婚約したということで,羽希は「計画では,信さんの差し向かいに座るはずだったんだけど・・・それは私じゃないんだ。カボチャの時とおんなじだ・・・ヘチマじゃないんだ。わたしじゃないんだ。」と落胆してしまいますが,そもそも50歳差で羽希の思いが叶うわけもなく,それでも真面目に鈴村のご隠居との将来を夢見ていた羽希にはちょっと感動してしまいました。そして篁も中学3年生のころ,羽希と対局し,あと1勝で1000勝というところで羽希にコテンパンに敗れた上に高校の入学式で羽希と再開したのに,羽希が全く篁のことを忘れていたことに腹を立て,囲碁から遠ざかっていたこと(ただし,篁の相手が羽希であることは言わずに)を羽希に話し,学校でも羽希と囲碁を打つようになったところで話は終わります
 第5話は1989年に掲載された“追憶は春雨ぢゃ”という作品で,いわゆるエッセイ漫画で,一番のネタは川原泉がノリシャケ弁当を食べていたら,大きな骨が喉に刺さってしまい,最後は耳鼻咽喉科でひどい目に会いながらやっと抜いてもらったという話なのですが,その後は友人の話になり,友人のMとジョギングをするということで午前5時に約束したのに,自分は午前9時まで寝てしまったという,よく考えなくても酷いエピソードが描いてあるのですが,友人Mがちゃんと待っていたというオチが唯一の救いでしょうか。
 最終話は1989年に掲載された“川原のしあわせ”という作品で,これまたいわゆるエッセイ漫画なのですが,この漫画でもほか弁屋でのりシャケ弁当とハンバーグ弁当のおかずだけを買うところから始まり,野良猫と一緒に買ってきた弁当を分け合って食べたというだけの話なのですが,まぁその辺の緩さも川原泉らしいかと。
 この本では,短期連載を含め,比較的短めの話が中心になっていますが,この後は「◯◯がある」シリーズまではエッセイ漫画も含め,結構長編の作品が続きます。ただ,川原泉はどちらかといえば遅筆な方なので,長編の作品を休むことなく書き続けてしまったことが,途中で失速というか,描けなくなってしまったのかなぁと思ったりもしました。今も手を骨折して,デジタル作画に挑戦するところまでは来ましたが,連載が少しずつでも再開したという話も聴かないのですが,せめて“これから私は武士になる”は何とか完結させてほしいなぁと思っていますが,年齢のこともあり,未完で終わっても仕方ないか?と思ったりもしています。

 いつもならここで終わりのネタを書いているのですが,明日は12月31日ということで毎年恒例のLooking Backネタをアップしますので,今日はこの程度で切り上げたいと思いますです。というか,今日,通常ネタをアップして,明日はLooking Backネタとはちょっとどういうことよと思いつつ,まぁこんなことでもなければ1年間を振り返ることもないので,まぁ,いいんじゃないすか?ということで。