ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

美貌の果実(川原泉傑作集:白泉社文庫版)/川原泉


 12月になったと思ったら,すでに3分の1が過ぎようとしていますが,ちょっと暖かいのか,長袖Tシャツの上に半袖Tシャツを重ね着して,自宅なのでドテラを着てはいますが,暖房なしで過ごしています。このまま少し暖かい感じだと非常にありがたいのですが,山の中の町はプレオのウィンドウが朝は霜が真っ白なので,これからドカドカ冷え込んでいくんだろうなぁと思っていますです。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は多少雲はあったものの,まあまあ晴れていたので,パナモリで走りに行くしかないだろうということで,昼ごはんを食べた後,パナモリで走りに行くことにしましたです。ウェアはどうしようかな?と少し悩みましたが,午前中,ちょっと散歩をしたのですが,晴れていたら長袖Tシャツの上に半袖Tシャツを重ね着して,その上にパーカーを羽織っていれば全く問題なしでしたので,下はタイツにして,上は長袖ドライメッシュTシャツに腹巻き(これ重要!)に長袖ジャージ,グローブはインナーなしの冬用で,靴下も冬用でいけるのではないか?ということで,それらをチョイスして走りに行きましたです。往路は特に風もなく,いい感じで走らせてもらいましたが,往路で風が吹いていないなら復路も吹くわけないわなと思いながら,粛々と走らせてもらいましたです。昼過ぎには走り始めましたが,午後5時までに帰らないと日が陰って冷えてくるので,片道40キロだねと思いつつ,片道40キロ程度走ったところに自動販売機はあるけど,トイレがあるような施設はないけどどうしようと思いつつ片道40キロ走り,自動販売機のあるところで休憩し,ジャージのポケットに入れておいたバランスパワーで補給しながら缶コーヒーを飲ませてもらいましたです。さて,補給はしたものの,トイレをどうしようかなと思いながら復路をスタートさせたところ,メインの道路から逸れたところに郊外型スーパーの看板が見えたので,郊外型スーパーならトイレは建物外にあるのでは?ということでメインの道路から逸れて郊外型スーパーに行き,パナモリを止めて,トイレはどこにあるのかな?と思いながら探してみると,ラッキー!思ったとおり店外にトイレがあるではありませんか。ということで無事,トイレを借りることができたので,次からはメインの道路から郊外型スーパーのある方の道へ入り,そこで40キロ程度走ったところでUターンして,郊外型スーパーでトイレを借りて缶コーヒーを買えばいいんでない?ということで,次からこのルートを走るときはそうしようと思いましたです。というか,このルートは片道50キロ以上走ってやっとコンビニがあるので,片道40キロ程度走るときはトイレをどうしたもんかなぁと思っていましいたが,これでトイレ問題は解決!ということで。トイレに行ってスッキリした気持ちで粛々と復路を走らせてもらいましたが,市街地まで戻った段階で午後4時を過ぎていたのですが,少しずつ日が陰って冷えてきたので,午後5時までにアパートにたどり着けなければちょっと辛いかなと思いながら走らせてもらいましたが,まぁここまで走れば1時間程度で走りきれるだろうということで無事,日が暮れる前にアパートまで戻ることができ,寒くて辛いねぇと思いながらパナモリ乗らずに済んで良かったです。
 月曜日からは仕事ということで,日々ジタバタしながら過ごしているうちにあっという間に週末になってしまいましたです。昨日は自宅に帰る週だというのに少し帰るのが遅くなってしまいましたが,何とかアパートに戻り,いつものように洗濯をしながら掃除をし,荷物をまとめてプレオに乗ったら,いつもより20分遅かったのですが,まぁ20分なら何とかなるでしょということで,自宅に向けてプレオを走らせ,いつものように丸亀製麺で晩ごはんを食べることにし,12月の限定メニューということで鴨ねぎうどんと肉重ね玉子あんかけの2つがありましたが,今日は鴨ねぎうどんを食べておこうということで美味しくいただきましたです。晩ごはんを食べた後はプレオで粛々と走らせ,自宅まで1時間のところにあるコンビニでいつものようにトイレ休憩&缶コーヒーで一服して,音源を岡村ちゃんのCD-RからカーナビのSDカードの友部正人に切り替えて,自宅まで気持ちよく唄いながら走らせてもらいましたです。
 今日はゆっくり目に起きて,朝ごはんを食べた後はスラックスをクリーニングに出しに行き,そのついでにスーパーで買い物をして,いつもなら昼ごはんは近所のコンビニで弁当を買うのですが,スーパーにあったローストチキンパエリアという奴に非常に心が引かれてしまったので,それを昼ごはんにすることにして,野菜も取らないとね!ということでサラダも買って自宅に戻りましたです。昼ごはんを食べた後は,前回,自宅に帰ったときにプレオのタイヤをスタッドレスタイヤに交換したのですが,タイヤ館から100キロ点検に来てくださいと案内メールが届いていたので,100キロどころか200キロ以上走っていますが,まぁ点検してもらっておけば安心でしょ?ということでプレオに乗ってタイヤ館に行き,100キロ点検を受け,特に問題なしということでしたので,自宅に戻って,ブログネタを売っています。
 明日の天気は自宅のある街が晴れ時々くもりで午後の降水確率10%,最高気温は19度の予報で,山の中の町が晴れ,朝晩くもりで午後の降水確率10%,最高気温は20度という,パナモリで走るには絶好の天気というか,最高気温20度って,とても12月の気温じゃないよなぁと思いつつ,プレオで気持ちよく山の中の町まで走らせてもらいますです。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回も初期の川原泉ということで,1995年にリリースされた“美貌の果実”を紹介します。この本はシリーズ企画であったアグリカルチャーシリーズ3作に加え,森系の話と野菜ネタのようなそうでないような話でまとめられています。
 第1話は1986年に掲載された“愚者の楽園 8月はとぼけてる”という作品で,主人公は高校3年生の姫野麻子で,学校へ補修に行く際,園芸農家の日本農園を通っていると桃島が噴火した衝撃で日本農園のヤシの実が頭を直撃し,そのまま熟睡してしまい,日本農園の安楽史郎と出会い,お詫びにマンゴーをもらったことをきっかけに夏休みに日本農園へアルバイトへ行くことにし,そこに麻子の姉の育子と妹の葉子,さらには安楽の友人のお坊さんの天光と市役所職員の竹之内も加わり,にぎやかになりつつ,麻子は安楽にほめられたことをきっかけに,自分は「生まれながらの農業人なのだ。」という飛躍した結論を出し,日々,日本農園でアルバイトに勤しむのですが,大型台風の接近による農園への被害を防止するためにみんなで協力してビニール・ハウスを守り,台風が通り過ぎた後,安楽が作った新しいテーブル・ヤシを見せてもらうことができ,しかもネーミングも頼まれてしまいます。そして,麻子により「愚者の楽園」と名付けられた安楽のテーブル・ヤシが品評会で1位を取り,その後も日本農園で働いているというところで話は終わります。
 第2話も1986年に掲載された“大地の貴族 9月はなごんでる”という作品で,主人公はクララ牧場を経営する倉沢智彦と,クララ牧場の近くの別荘に来ている鷹司郁子と牛のバースと馬のフォンタナ・ゴールドが絡んでいくのですが,いつもの話と異なり,この話では最初から郁子が倉沢に好意を持っていて,それに気づかない倉沢という形で話が進んでいくのですが,そこに邪な考えで郁子と結婚しようとしている緋川信之が出てきて話が転がっていきます。郁子が倉沢のことを智彦様と呼び,自分のことを信之さんと呼ぶことが気に入らない緋川は倉沢の過去を調べ,倉沢がホストをしていて,未亡人から譲り受けた遺産でクララ牧場を始めたことを郁子に教えたことから,倉沢は郁子への感情に気づき緋川のパーティーから郁子を連れ出し,郁子の両親が倉沢の話をその場で聴き,二人でクララ牧場へ行くところで話は終わり,倉沢と郁子とフォンタナ・ゴールドとバースが仲良く並んだイラストで終わります。
 第3話も1986年に掲載された“美貌の果実 10月はゆがんでる”という作品で,主人公はブドウ農家兼ワイン醸造所秋月ワイナリーの一人娘で高校3年生の秋月菜苗と,秋月ワイナリーに植わっている甲州ぶどうの葡萄の精,秋月ワイナリーの作るワインを販売したい酒販メーカーの社長である都築貴英の話なのですが,秋月ワイナリーはグルメ評論家が評価したことで爆発的に売れ,自動車でワインを運んでいた父親と長男が自動車事故で亡くなってしまい,菜苗と母親だけで作業をしているのですが,それを葡萄の精が助け,都築もワインを販売させてもらうために毎週のように秋月ワイナリーへ子供である七実と一緒に足を運ぶようになり,七実は菜苗に懐き,菜苗がお母さんになってくれればいいのにと思うようになるのですが,都築は菜苗との年の差を考えると,それには躊躇してしまうのでした。そうしたところ,秋月ワイナリーに都築の元妻であり,今はライバル会社の社長夫人となっている女性がワインを受け取りに来るということを知った都築は秋月ワイナリーを後にすることにし,都築がもう秋月ワイナリーを訪れないことにしたことに気づいた七実は都築の運転する自動車を降り,秋月ワイナリーへ戻ろうとするのですが,その途中で崖から落ちてしまうのですが,葡萄の精が七実を助け,そのまま力を使い果たしてしまいます。そして,菜苗は都築と結婚し,秋月ワイナリーのワインは都築の会社で販売されることになり,人手も都築の会社から派遣された社員が働くことで問題解決し,珍しく結婚まで描いたハッピーエンドで終わっています。
 第4話目も1986年に掲載された“架空の森”という作品で,主人公の狩谷苑生は祖父母に育てられながら,祖父の道場で剣道に勤しんでいたところ,引っ越してきた御門織人が苑生の祖父が開いている道場に入ったことから,御門の面倒を見るようになったのですが,苑生はあくまでも年下の弟のように御門を見ていましたが,御門は最初から苑生のことを異性として見ていました。実は御門は大実業家の子供で,大富豪の元妻から命を狙われており,元妻に雇われた殺し屋が御門を見つけ,御門をさらい,殺そうとするのですが,日本刀を持った苑生が発見し,御門を助け,父親も無事,御門と会うことができ,御門は父親と一緒にアメリカへ渡ることになりました。それから年月が経ち,祖母が亡くなり,祖母も亡くなり,親戚のおじさんが縁談を持ってきて,見合い用の服を買いに行ったはずなのになぜか怪獣の着ぐるみを買い,それを着て見合いの席へいくもんだから当然断られたところに大きくなった御門が現れ,怪獣の着ぐるみを着た苑生と御門が一緒に森を歩いているシーンで終わります。
 第5話は1988年に掲載された“森には真理が落ちている”という話で,主人公である雪村霙が森の主である白いカメと出会うところから始まり,そこに成績が学年1位の氷室冬騎が現れるのですが,霙はぼーっとしているようで,実は成績は学年2位なのですが,ほぼほぼうっかりミスで2位になっているようなものなので先生から叱られてしまいますが,そこはポジティブな霙ですので全く気にしていませんでした。で,霙の答案を拾った氷室が霙に答案を渡そうとしたところ,霙が森の主に蹴つまずいてカメになってしまいましたが,そのまま氷室さんに連れ帰ってもらえることになりました。そしてカメになった霙と一緒に暮らすうちに氷室はどんどん霙に惹かれていき,霙に「カメでもいい。好きだよ。」と伝えたことで霙は元の姿に戻ることができ,ハッピーエンドで終わります。
 最終話は1985年に掲載された“パセリを摘みに”という作品で,主人公である高校3年生の柿ノ本律子の姉で会社員の諒子が近所の嵯峨宮家の庭に生えているパセリを夜中に抜いているところ見つけ,しかも諒子が野菜泥棒をしているところを嵯峨宮千早と千尋の兄弟に見つかってしまい,翌日,バッタリ会ってしまいますが,そこはうやむやに誤魔化してしまいます。そして,仕事帰りにお茶でも飲んで帰ろうかと喫茶店に寄った諒子は,会いたくない同僚とバッタリ会ってしまい,自分も待ち合わせだと見栄をはってしまいますが,そこにいたのは嵯峨宮の弟で話を合わせてくれ,諒子のメンツは保たれました。そして,律子は睡眠不足で嵯峨宮家の前の路上で寝てしまい,嵯峨宮の兄が自宅まで連れて帰ってくれたので,母親にお詫びの品を持っていくように言われ,嵯峨宮の兄と話をすることで,律子は兄と,諒子は弟となんとなく付き合うようになったのですが,律子に告白する男子生徒が現れ,諒子には良い縁談の話が出て,そのことをそれぞれの嵯峨宮に伝えるとつっけんどんな態度を取られ,やっと二人は入会金のいらないパセリ積み(結婚相談所の意味とのこと。)であることに気が付き,また夜中に嵯峨宮家のパセリを積みに来ているところで話は終わります。
 川原泉作品は,あまり結婚するまで描かれるものが少ないのですが,今回の単行本では,結婚まで描かれて(結婚したと思われる表現も含めると)いる話が6話中,2話もあったりするのですが,やはり仕事がテーマになっているので,結婚まで描かれているのかなぁと思ったりもします。

 夜にヘッドライトを点けずに走っている自動車を見かけると,「なんで気づかないの?」と思ってしまうのですが,本当に気づいてないんだということが昨日分かりましたです。というのも,昨日,自宅まであと10分ぐらいのところで,発進した私の後ろへ入ってきた軽自動車がいたのですが,なんかおかしいなぁと思っていると,夜の10時を過ぎているというのにヘッドライトを点けていないじゃありませんか。そのうち気づくだろうと思いながら前を走っていたのですが,一向に気づく気配はなく,信号待ちで後ろの軽自動車を見てみると,運転しているのはどうも若い女性のようでした。駅の付近でもあり,人通りも車通りも結構ある道なので,後ろの軽自動車が単独で事故を起こすのは知ったこっちゃないですけど,後ろの軽自動車に巻き込まれる人や自動車があまりにも可愛そうだなぁと思っていると,車線が増えたところで私の隣の車線に入ってきたので,窓を開けて「危ないからヘッドライトを点けなさい!」と言ったところ,最初はぽかんとしていたのですが,レバーを確認して,ようやく自分が無灯火で走っていることに気づいたようでした。
 確かに駅の近くだから多少は明るいとは思うのですが,前を見ればヘッドライトが点いていないことはすぐに気づくと思うのですが,全く気づかないということはまともに前を見て運転していないんだなぁと思ってしまいました。というか,夜に無灯火で走っている自動車がいれば,そもそもヤバい奴だと思うし,近寄らないほうが無難だなと思うので,あえて避けて走るので,そういう意味では周りのドライバーの配慮で事故にならないんだろうと思うのですが,気づかれなければ(そもそもヘッドライトを点けていないので気づかれにくいでしょうし。)事故になってしまうのではないかと思うのですが,何を考えて(まさかエコのつもりですか?)運転しているんだろう?と思ってしまうフルカワでした。