ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

重版出来全20巻/松田奈緒子


 9月になって,朝方は少し肌寒くてサーキュレーターを止めて窓を閉めたりしているので,少しずつ秋になっているのかな?と思っていますが,昼間はまだまだ暑いなぁと思っている山の中の町のアパートですが,それでも35度とか本当煮えるねぇと感じではないので,少しずつ過ごしやすくなればいいなぁと思っています。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,土曜日の話から。晩ごはんを食べて,風呂に入って,さてTverでも見ながら一杯と思っていると,スマホに着信が。中学生のときの同級生からLINE電話が着信したようなので,「着信があったけど誤操作?」と返したところ,誤操作ではなく飲んでいるけど来ない?というお誘いで,今から?と思いながらも,久しぶりに会いたいねぇということで,飲みに行くことになりましたです。久しぶりの同級生は自分も含め,年齢なりに劣化していましたが,歳をとった分だけ(というか,みんなそれなりに苦労をしているので)人に優しくなったような気がしましたね。結局,同級生の兄弟がやっている店に行ったこともあり,気がつけば午前3時。あらあらと思いながら,まだみんなは盛り上がっていたものの,今日は自動車で山の中の町へ戻るということで,先に抜けさせてもらいました。日曜日は少し遅めに起きて,朝ごはんを食べ,少し飲みすぎたかな?と思いながらウダウダと過ごし,昼ごはんを食べてからプレオに乗って山の中の町へ戻らせてもらいましたが,めっちゃ良い天気で,ロードに乗った人がたくさんいて,いいなぁと思いつつ,プレオで粛々と走らせてもらいました。さすがに天気が良すぎて,いつものとおりセルフのガソリンスタンドでガソリンを注いだ後,缶ジュースを1本飲んで水分補給させてもらい,道の駅の駐車場で音源をCD-RからカーナビのマイクロSDカードに切り替えるときにも缶コーヒーを1本飲んでから,山の中の町まで戻らせてもらいましたです。アパートに帰る前に,いつものように1週間分の食材を買いに大型スーパーに寄ったのですが,なぜか屋内と屋上の駐車場が満車で仕方なく屋外の駐車場に止めましたが,雨も降っていませんでしたし,そこそこ建物近くに止められたのでまぁいいかということで。
 月曜日からは仕事ということで,ジタバタしている間に週末になってしまいましたが,仕事で使っている腕時計とそれ以外の腕時計は使い分けているのですが,仕事で使っている腕時計のベルトのバネ棒のピンが変にはみ出ているので,水曜日の仕事帰りに時計の修理店に持っていったところ,問屋が閉まっているのでまた電話しますということだったので,ベルトのバネ簿なんて普通は使い回しのパーツなのにどういうこと?と思いつつ,木曜日に朝の勤務時間前にバネ棒を外してみたところ,案の定,普通のバネ棒でした。バネ棒から出ているピンが曲がっているので手で直そうとしたところ,折れてしまったので,さて,どうしたものかと。そうしていると時計の修理業者から電話連絡があり,昼休みにかけ直してみたところ,工賃込で4000円ということだったので,すでにバネ棒が壊れたこと,別に特殊なパーツではないので,そちらに合うもので直してもらえれば良いことを伝えたところ,同じタイプのバネ棒があれば1100円でできますということでしたので,仕事帰りに時計の修理店に行き,無事1100円で直してもらいましたです。しかし,危ないねぇ,うっかり4倍の値段でぼったくられるとこでした。本体もベルトもチタンなので,バネ棒がチタンというのであれば4000円出しても良いのですが,普通のステンレスのバネ棒ですからね。Amazonなら100円程度で買えるような。まぁ1000円は技術料ということで。
 昨日は仕事帰りに朝ごはん用のホテルくるみブレッドを買って帰り,晩ごはんを食べて,風呂に入り,一杯飲んでからお休みなさいということで。今日はゆっくり目に起きて,朝ごはんを食べた後はワイシャツにアイロンをかけ,洗濯をしてから大型スーパーに食材を買いに行ったのですが,アパートに戻って朝ごはんの食パンを買うのを思い出し,仕方がないので,近所(といっても少しは距離がある)ドラッグストアに行き,食パンを買わせてもらいました。昼ごはんを食べた後は,少し昼寝をしてからブログネタを打っていますです。
 明日は晴れ昼前からくもり,所により雨で雷を伴うで午後の降水確率は40%,最高気温は32度の予報で,この降水確率ではちょっとパナモリで走りに行けないかな?と思いながらも,週間予報では雨で,何とかここまで天気が良くなったので,明日の予報でもう少し降水確率が下がれば,今後の雨予報を見ながら,雨の降らない方にパナモリで走りに行ければいいなと思っています。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回は松田奈緒子の“重版出来”を紹介したいと思います。この漫画はスピリッツで2012年から2023年まで連載されたマンガで,マンガの編集部に勤務する主人公の黒沢心を中心には話が進んでいきます。
 第1巻は主人公の黒沢心(以下「心」と書きます。)が出版社である興都館の就職試験をするところから始まり,合格し,週刊バイブスに配属されるところから始まります(まぁ,合格して,配属されないと話が始まらないのですが。)。最初は先輩の編集者と一緒に大御所の漫画家を担当しますが,他の編集者が担当する漫画家の第3巻の営業を営業部と一緒に取り組むことで,営業の大切さを学んだり,先輩の編集者から中堅漫画家を引き継ぎ,その漫画家の恋愛トラブルに巻き込まれたり,過去の作品が映画化されるとともに電子書籍化するプロジェクトに参加し,その後の鍵となる少女(後田アユ。以下「アユ」と書きます。)と出会ったり,コミケの出張編集部でこれまたその後の鍵となる新人漫画家(東江絹。以下「東江」と書きます。)や正しく第二の主人公となる中田伯(以下「伯」と書きます。)と出会ったり,超大御所漫画家の画集を作る関係でデザイナーとか印刷会社のプリンティングディレクターの話が面白かったりしながら,とうとう第6巻で伯がピーブ遷移でデビューし,ここから伯の成長物語の要素も入ってきます。伯はその成長過程で,父親との別離,母親の虐待(中田伯が悪いことをしないように家の柱に犬の首輪で縛り付け,行動範囲を制限する。),母親の再婚による祖父へ預けられて生活と,マンガ以外は自分にはないという生活をしており,そんな感じなものだからアシスタントも綱渡り状態でしたが,何とか第1巻までたどり着き,心はこれまでの経験を活かしながら販売日まで頑張り,なんと発売前緊急重版という信じられない事態になってしまいます。しかし,昨今の電子書籍の優位性から週刊バイブスでも電子書籍化を図ることになり,それはなんと過去に休刊となってしまったFLOWの名前で復活することになり,FLOWに思い入れのある安井昇が力を発揮し,そこにいったん漫画家を辞め,普通の企業に就職していた東江が投稿をして,これは売れると思った安井が編集を担当しようと試みるも,過去の作品で安井と組んだときに自分が描きたい漫画が描けないと感じた東江は黒沢と組んで仕事をしたいと思うのですが,安井に心では東江を売ることはできないと拒否していたものの,自分にはない同時代性を黒沢が持っていることに気づき,バックアップに徹することを決めるのですが,このあたりはおっさんの私としても難しいなぁと思ってしまいました。それなりの年齢になれば,いつまでもプレイヤーではいられないですもんね。第13巻ではアユの中学ライフのネタや,伯が父親との関係でキャラクターの描き方で悩んでいたが,どう描けば良いかに気づいたり,東江の会社が兼業禁止のため,アプリ系の会社に転職する話で進んいき,14巻では伯が精神的に壊れてしまい,心では担当することは重すぎるということで,担当から降ろされ,伯は休筆することになります。そうこうしていると,心と仲の良い書店員の河舞子(以下「河」と書きます。)が昨今の出版不況で書店を解雇されてしまい,いろいろ悩んだあげく,自分で書店カフェをオープンさせることになり,それまでの話が描かれるのですが,参加することと経営することの意識の違いとかなるほどねと思わせてくれるエピソードがあったりします。そして第15巻では愛すべき編集長である和田靖樹(以下「和田元編集長」と書きます。)が異動になり,後任の編集長が来るのですが,パワハラ炸裂な編集長の上,取材費を横領していたことからこの15巻で
消えていきました。第16巻では編集長が心の指導担当の先輩編集者である五百旗頭敬になります。そして,伯は連載を再開し,五百旗頭が編集長になったことから担当は心に戻り,なおかつ高校生になったアユと伯のほんのりとしたラヴ・ストーリーがこの巻から始まります。そして,再開したピーブ遷移は大人気のままアニメ化されることになり,アニメ化までの道のりが描かれていますが,これがまた,こういうふうになっているんだぁと思わせてくれる内容になっています。そして,作者も使っているマンガ制作ソフトの話になり(ソフトの名前がクリエスタなので,どこのソフト化はわかってしまいますよね。),伯のアユに対する恋心も進み,「幸せな人間はマンガを描けなくなるっていうけど,人によるんじゃない?」っていう先輩アシスタントの言葉を思い出し,自分はどっちなんだと自問自答します。
 そして最終巻の第20巻では,なんと中堅漫画家の高畑一寸が念願の賞を取り,しかもアイドルとの恋も成就(するのか?)させてしまいます。そして伯もアユに自分の気持ちを告げ,アユに受け入れてもらい,自分も幸せになりたいと思い,自分の経験や思いは自分のものだけど,作品はみんなのものだと気づき,和田元編集長がピーブ遷移の重版出来を告げたところで話が終わります。
 出版社と漫画家を中心としたマンガはこれまでもあったと思いますが,現在的な視点を盛り込みながらストーリーが作られたり,メインは心と伯ですが,各回(このマンガでは「刷」としていますが。)ではサブのキャラクターが主人公になって色々なパターンの話を紡いでいるところも20巻まで続いた理由なのかな?と思っています。

 このブログですが,前後の日常ネタで挟んであるメインのネタは市販されている音源や書籍等といった一般に流通(中には本人さんから直接買うものもありますが・・・)されているものについて自分が感じたことをレビューとして書いているのですが,作品として発表され,流通している物を正規の手続で入手している以上,それをレビューすることは自由(発表する以上,(良かろうと悪かろうと)レビューの対象となることが前提なので,個人に対する誹謗中傷でない限り作品に対するレビューは自由だと考えます。)で,それに対して苦情なんかがでることは全く考えていませんでした。そうしたところ,はてなからメールが送られ,10年以上前のレビューに対し,削除依頼が出されたということでした。しかもその理由が,現在は音楽活動をしていない一般人なので,個人情報保護のため削除してほしいとのことでした。
 個人的には,その方がやっていた音楽活動はこんな誰も見ていないようなブログではなく,大手の音楽系ウェブサイトで過去記事で読めますし,対象とされている音源もAmazonで中古ではあるもののまだ買えるようなのに,どうしてこのブログが?と思いましたが,面倒なので「では個人名の部分は削除します。」とはてなに返したところ,なんと音源の名称も削除するよう連絡があったということでした。
 正直,ネットで検索かければ大手サイトがいくらでも音源の名称も個人名もアップされているのになぜ?と思いましたが,ここまで来ると病的だなぁ,こんな奴にいつまでも絡まれると面倒だなぁということで,「記事タイトルを音源の名称から「削除依頼があって削除したこと」に変更し,本文にも削除した部分を明記することで問題ないか」とはてなに返したところ,それで問題ないということでしたので,そのとおり修正しました。
 正直,自分の知らない間に盗撮や無断録音されたものが勝手に売られ,しかもその売られ方が正規の流通を経ていないということであれば,削除してほしいという気持ちも分からないではないのですが,自分の意思で人前に立ち,自分の意思で音源をリリースし,それが正規のルートで流通しているのであれば,それが例え自分の中で黒歴史であったとしても,それを他人に対してなかったことにするよう請求できないのではないかと思うんですけどね。そういう意味では,私もこのブログや過去にリリースした音源(まぁ,自主制作で手売りではありますが。)で批評されることに対してはそれを受けなければいけないという気持ちではいます(とはいえ,こんなマイナーなブログであることが,私自身に対する批評だとは思いますけどね。)。
 しかし,こんなマイナーなブログの10年以上前の記事をよく見つけてきたなぁ,凄いなぁという気持ちも正直あったりするんですけどね。