ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

スインギンドラゴンタイガーブギ全6巻/灰田高鴻


 毎日毎日暑いねぇなんて言っていると,もう8月になってしまいましたです。まぁ,雨が降ってジメジメよりもカラッとしているだけましなんだろうと思いまますし,なんだかんだで山の中の町のアパートで今日もサーキュレーターだけでやっていけるんだから,まぁ,そういうことで。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は本当,いい天気でプレオで走るのがもったいない感じですが,とりあえず山の中の町へ戻らないとね,ということで,プレオで山の中の町まで走らせてもらいましたです。天気が良いので,もちろんウインドーは全開で,カーステレオからはCD-Rが遠藤ミチロウワークスということでTHE STALINを聴きまくりつつ,シャウトしまくりつつ走らせてもらいましたです。いつものように途中のセルフ式のガソリンスタンドで満タンにして,あとはひたすら山の中を走らせてもらいましたが,最近,思うのですが,ダラダラ走る自動車nに限って,登板車線で中途半端にスピードを出すよねということでしょうか。今回も時速50キロの国道をやたらと加速が悪い上に40キロで走っている自動車が前にいたので,登板車線があるところに来たので,抜かせてもらいましょうかねということで追い越し車線を走っていると,なぜか登板車線までチンタラ走っていた自動車がやたらスピードを出して走るから,なかなか抜けないんですよね。そんなに走るのなら登板車線でないところでもそれくらい走ったら?と思いつつ,何とか抜かせてもらい,その後は,比較的気持ち良いペースで走らせてもらいましたです。プレオはエアコンを入れると走らなくなるのでエアコンなしで走っていることもあり,ある程度のペースで走っていないと暑いっていうこともあるんですよね。そんなこんなで走っていると,道の駅に着いたので,駐車場で音源をCD-RからカーナビのマイクロSDカードに切り替え,角松敏生を気持ちよく聴きながら,山の中の町まで走らせてもらいましたです。アパートに戻る前に大型スーパーに寄って1週間分の食材なんかを買ってからアパートに戻り,ベランダ側の窓を明け,換気扇を回して,土日の熱気で煮えた熱気を逃がすようにして,荷物を片付けてから一休みということで。これまで1Kアパートなので,窓が一か所しかなく,とはいえ玄関を開けっ放しにするのもなんだかなぁということで,キッチンの方がどうしても熱がこもってどうしたもんかなぁと思っていたのですが,それなら換気扇を回してみたら?ということで,換気扇を回してみたところ,これが多少は効果があって,少なくともキッチンが煮え煮え・・・ということはなくなったので,今は台所と風呂とトイレにある換気扇を使い分けながら空気が流れるようにしています。
 月曜日からは仕事ということで,えっと途中でちょっと大変なこともあったのですが,それは後で書くことにして,とりあえずジタバタしている間に週末になってしまいましたです。昨日は山の中の町にいる週なので,仕事帰りにドラッグストアの寄って,朝ごはん用のホテルくるみパンを買って,ついでにVAAMも1本買ってからアパートに戻りましたです。今日は,いつもよりは少しゆっくり目に起きて,パンと昨夜の残りのスープで朝ごはんを食べ,ワイシャツにアイロンをかけ,洗濯をしてからプレオの乗って大型スーパーへ行き1週間分の食材を買って,昼ごはんを食べた後,少し昼寝をしてからブログネタを打っています。
 またもや台風が近づいてきているものの,明日は晴れ昼過ぎからくもり,所により雨で,午後の降水確率は20%,最高気温は36度と,何とか雨を避けながらパナモリで走りに行きたいなぁと思っていますが,前回,いきなり100キロ走っていろいろと死にそうになったので,80キロ程度にセーブしつつ,水分もしっかり取って走ろうかなぁと思っています。そうであれば,ブログネタをアップしたら久しぶりにパナモリの掃除&整備をしておこうかな?と思っています。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回は灰田高鴻の“スインギンドラゴンタイガーブギ”を紹介したいと思います。この漫画は2020年から2021年までモーニングで連載され,ジャズを中心として第二次世界大戦後の戦後混乱期における音楽と,トラちゃんこと諏訪於菟(以下「トラちゃん」と言います。)と小田島龍治と丸山眞樹夫を縦糸にして,バンドのメンバーや米軍基地の人たちや芸能関係者との絡みを横糸にして話が進んでいきます。
 1巻は,福井の空襲の中,トラちゃんの姉の諏訪依音子が踊る中,坊主頭の小田島がベースを引いているところから始まり,そこからいきなり戦後の東京へ話は変わり,死にかけて意識を失った姉のための小田島を探すべく,街頭で適当にベースを弾きながら唄うトラちゃんを丸山と小田島が見つけ,いきなり丸山のバンドで朝霞の米軍基地で演奏することになり,最初は丸山のバンドだけで演奏していたところ,ブーイングが出まくりで,そこでトラちゃんが引っ張り出され,スローなナンバーを唄い始めると,米軍の皆さんも聴き惚れ,その後,トラちゃんの大ファンになるチャールス・ショア(以下「チャーリー」と言います。)がトラちゃんの歌に聴き惚れ,そこからは怒涛の盛り上がりで終わり,トラちゃんもバンド活動に巻き込まれていきます。そして米軍グラブとの専属契約を締結すべくスインギンタイガーブギというバンド名で再スタートし,トラちゃんが唄い始めるところで終わります。
 2巻は,トラちゃんが唄い始めた唄に何かを感じながら小田島がベースを合わせ,他のメンバーもそれに合わせて演奏し,またもや盛り上がりまくり,米軍と専属契約を締結することになるのですが,手配師の森田を通すことなく丸山が自ら契約してしまい,これが後の伏線となります。米軍基地での次の演奏では,森田の差金による嫌がらせがあったりもしましたが,ライヴはまたも大盛り上がりだったのですが,チャーリーからの差し入れのドレスが子供用でつんつるてんだったというオチはありましたが。そして小田島は朝霞にあるバー・グレートリバーでスティーブンのベースプレイにと出会うと同時にピアニストの志磨時子と出会うのですが,その間にトラちゃんを福井に連れ戻そうとする画策が始まる等,いったいどうなるの?って話になっていますが,スティーブンと小田島によるベースのデュエット,それに負けない志磨のピアノと本当に凄いプレイが朝霞の店で炸裂します。その後ろでトラちゃんを福井に連れ戻す画策が動き出し,充太郎がトラちゃんを迎えに来ます。トシさんが危篤ということでトラちゃんを騙すことに成功し,トラちゃんはその日のライヴを休むことにし,汽車に乗るところで終わります。
 3巻は,充太郎の嘘がバレ,小田島がトラチャンを迎えに行き,東京駅で無事にトラちゃんを連れ戻し,何とかライヴに間に合い,それまでトラちゃんと小田島のいないヘロヘロのバンドの音から一気に盛り上がりまくり,その後も米軍クラブで仕事をするはずが,新しいマネージャーの軍曹からカントリーを演奏することを求められ,カントリーはできないことを伝えると一気に解雇って,やはり酷い時代だなぁと思ってもみたり。それならということで格付けを上げればなんとかなるのではないかということで格付け審査に参加するも,相変わらず格付けはBランクとなったため,丸山はバンドではなくトラちゃんを売り出すことに方針変更するのですが,どこにも相手にしてもらえず,ラジオ局に乗り込んだとき,作曲家の四方トシローに丸山の名刺を拾われることで事態が別の方向へ動いていき,丸山が四方に会うためにラジオ局へ行ったときに木村寅子と会うことで,木村とトラちゃんが一緒に唄うことで四方はトラちゃんの才能に確信を持ち,これまた伏線が貼られます。そして,なぜかトラちゃんと丸山と小田島と志磨とチャーリーが映画館で出会い,そのまま飲みに行き,スティーブンは消息不明,チャーリーも前線を送られるということが分かり,バー・グレートリバーでチャーリーの送別会を行うことになり,バンドも再開することになりました。ところが丸山の元へ四方からチャーリーの送別会と同じ日の名古屋での営業の話が入るところで終わります。
 4巻は,トラちゃんが四方の申し出を断って,チャーリーの送別会に参加するところから始まり,トラちゃんに断られた丸山がやけ酒を飲んでいるとそこに森田とどう見ても危ない桃井が現れ,森田の申し出を丸山が断ると,森田は桃井に対しステージをめちゃくちゃにするよう指示を出し,桃井に丸山が借りを作る形で何とか収めることができましたが,それが更に伏線となっていきます。結局,丸山は四方のつてをなくし,桃井が仕切っている興行に加わることとなり,トラちゃんは自分よりも木村寅子(芸名花野井のぶ子。以下「のぶ子」と言います。)の唄が客に受けたことから,のぶ子の唄を意識するようになり,バー・グレートリバーでの演奏もガタガタになってしまい,そこに右手をなくしたスティーブンに小田島は殴られ,小田島はバンドを抜けてしまいます。バンドを抜けた小田島はバー・グレートリバーでスティーブンと会い,スティーブンの左手と小田島の右手で演奏することにより音楽を演る意味を思い出しました。そしてトラちゃんは小田島に対する自分の想いに気づき,小田島から離れ,四方の元でプロになることを決めるところで終わります。
 5巻は,丸山と小田島だけ森田のところとは契約しなかったことにあしたところ,二人の元に別のバンドのボーヤをやっていたサックスプレイヤーの貞吉がメンバーにしてもらうために来て,アドリブ中心の演奏をするスインギンドラゴンスリーが動き始めることになり,トラちゃんが帰ってこれるところを作っておこうということで,こちらの方は少し光が見えてきました。四方はトラちゃんとのぶ子を一緒にデビューさせようと考えていたのですが,そのことでのぶ子が精神的にやられてしまい,ステージから失踪してしまいます。そしてスインギンドラゴンスリーはグレート・リバーでの演奏を中心としながら徐々に人気が出てきたところで,志磨のトラブルに巻き込まれ右手を怪我するところで終わります。
 最終巻でもある6巻は,入院している小田島がトラちゃんの姉である依音子とのことを思い出すところから始まり,福井に行く小田島にトラちゃんが合流し,福井の問題を解決させ,依音子を連れて東京へ戻り,ショーにも間に合い,スインギンドラゴンブギを結成させ,そこに志磨と貞吉が参加し,スインギンドラゴンタイガーブギとしてステージを行い,大盛況のうちに終わり,時は流れてみたいな感じで終わるのですが,このラストが個人的にはものすごく好きなので,あえてネタバレなしにしたいと思いますので,よかったら読んでほしいなと思います。
 戦後の混乱期の米軍基地のジャズ演奏から,歌謡曲の盛り上がりと時代を感じさせるところも良いのですが,トラちゃんの「とにかく小田島のベースで唄うのが楽しい!」ということが思いっきり伝わってきて,難しいことはいいから,まずは自分が満足でき,気持ちよく唄えないと音楽なんて楽しくないよねという感じが,音楽を演っていた人間としてはやっぱりそうだよねと納得してしまいました。

 前半で「ちょっと大変なことがあった」と書きましたが,実は食中毒をやっちゃったんですね。というのも,自宅に戻ると配偶者が日持ちがするものを作ったからということで作り置きのおかずを持たせてくれるので,まずはそれから食べているのですが,月曜日に持って帰ったおかずと自分で作った味噌汁を飲んで,風呂に入ってから一杯やって寝たところ,午前零時頃にみぞおちの辺りがなんか痛いなぁということで目が冷めたのですが,そこから急に気分が悪くなり,これは吐くなと思ったのでトイレに行き吐いてから布団に戻ったところ,今度はトイレに行きたくなり,ということで,トイレに行って上からも下からも・・・という事態になってしまい,しかもめちゃ汗をかいてしまい,最初は水を飲んで水分補給していたのですが,そうこうしているとふくらはぎがつってきたので,これは脱水症状も起こしているかもしれないということで,常備してあるVAAMを冷蔵庫に入れ,とりあえず塩タブレットを口に含ませてもらいました。また,最悪,救急車を呼ぶことも視野に入れて,玄関の鍵を全て開けておきましたです。トイレに行った後はVAAMで水分補給をしていると,午前5時頃にはなんとか吐き気は収まったので,救急車を呼ぶ必要はなくなったかなと思いつつ,VAAMを飲むとそのまま下から勢いよく出るみたいな感じなので,これは仕事には行けないねということで,休暇を取ることにしましたです。念のため熱を測ってみたところ,午前5時は37度ありましたが,午後7時には36.7度まで下がったので,これはほぼ食中毒で間違いないだろうということで,それならどういう形で病院へ行くのが良いのか,ネット上にある救急車の利用の可否をチェックするサイトで確認してみると,救急車は利用せず,速やかに病院に行ってねということだったので,プレオに乗って自力で行くしかないかということで。そうこうしていると,何か食べられるような感じがしてきたので,ご飯と味噌汁で朝ごはんを食べたのですが,そこからはトイレに行かなくても良くなったのですが,ほぼほぼ寝ていないので,こんな体調で仕事に行ってもなということで,職場に電話をして休みを取りましたです。
 その後,プレオに乗って病院へ行ったのですが,なんと新型コロナウイルスは5類に落ちたっていうのに,吐き気と下痢の症状ということで,相変わらず発熱外来対応をされてしまったのですが,病院が大きくないので「外でお待ちください。自動車で来ているのであれば,自動車の中でエアコンを使いながらお待ちください。」ということだったのですが,屋根もなく炎天下が照りつける駐車場で止まったままエアコンをつけたところであまり効きそうにないので,仕方なくどこか木陰のベンチでもあれば,そこで待ってようということで探してみたのですが,そんなところはなく,途方にくれていると病院から電話があり,「尿意があれば尿検査をしますが。」ということでしたが,朝まで下痢をして,今は炎天下の中を歩き回って,とても尿意なんてあるわけはなく,仕方がないので,自動販売機でミネラルウォーターを買って,1本飲み干し,少しは出るかな?という感じになったので一旦病院へ戻り,尿検査用の紙コップに尿を出してから,また外で待っておくよう言われたので,もう少し探してみると,なぜか透明屋根の下にベンチがあるところがあったので,直射日光よりは少しはマシだろうし,その近くに自動販売機もあり,水分補給もできるので,そこで待つことにしました,ベンチに座ってぐったりすること30分,やはり体が水分を欲してきたので,久しぶりに炭酸系が飲みたいなぁということで,炭酸系のペットボトルを買って,気持ちよく飲んだのは良かったのですが,炭酸系を飲んだら思ったよりも腹が張ってしまったので,ちょっと失敗したかな?と思いましたです。
 引き続きベンチに座ってぐったりしていたところ,やっと病院から来るよう連絡があり,やっと診察を受けたのですが,お医者さんから開口一番,「作り置きのおかずを常温で4時間かけて自動車で持って帰って,これまでよく食中毒にならなかったですね。」と言われてしまいました。お医者さん曰く,「自動車は夏はエアコンを入れても冷蔵庫の温度まで車内の温度が下がることはないし,冬はヒーターをつけるので冷蔵庫の温度よりも車内の温度が上がるので,作り置きのおかずを運ぶのであればキャンプ用のクーラーや保冷剤をきちんと使わないとダメですよ。」と言われてしまいましたです。念のため血液検査をしておきましょうねということで血液検査をしたのですが,細菌性の炎症反応の数値が高いので,食中毒で間違いないですねということで。
 病院からアパートに戻ってからは昼ごはんを食べて,その後はひたすら寝させてもらいました。晩ごはんはビールを飲みながら晩ごはんを食べられるかな?と思って作ってみたのですが,食べられなかったので,ビールと味噌汁は何とか片付けて,ご飯とかはもったいないなと思いながら捨てさせてもらいました。翌日からは出勤して普通に仕事をしましたが,食中毒からの復帰って大体2,3日らしいので,相変わらずタフだなぁと思ってしまいましたです。しかし,救急搬送も意識するほどひどい目に会いましたので,今後はもう少し涼しくなるまで作り置きのおかずを持って帰らないようにすることも考えられなすが,お医者さんの説明だと冷蔵庫を同じくらい車内が涼しくないとだめなので,そうするとキャンプ用のしっかりしたクーラーと保冷剤を買わないといけないんだろうなぁとも思ったり。まぁ,そこは配偶者の意見も聴きながら今後のことは考えることにしつつも,同じことはもうしないようにしないとね。