ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Barbed Wire Kisses(B-SIDE AND MORE)/The Jesus and Mary Chain


 先週,夏らしい天気が戻ってきた!と書いたはずなのに,あっという間に秋雨モードで,今日も曇り空です。明け方までは結構雨が降ったので,寝ているときに地方公共団体から防災関係のメールがバンバン入るわ,挙句の果てには午前2時に緊急速報メールが鳴り響き,正直,寝不足気味ですが,その反面,室内の気温は26度と,非常に過ごしやすい気温になっているので,まぁいいかっていう感じです。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は予報どおり天気が良かったので,パナモリに乗って,東方面海岸線コースを走らさせてもらいましたです。雨が続いていたこともあり,反対車線を走っているロードバイクが結構いたので,みんな思っていることは一緒だなぁと思いながら,シャコシャコとペダルを回させてもらいましたです。今日はクリームパンにレモンティーで補給したいなぁと思いながら,少し向かい風気味の往路を走らせてもらいましたが,往路が向かい風なら復路は追い風!ということで,足を使い切らないように淡々と走らせてもらいましたです。さすがに35度を越えていないので,往路でボトルに入れたVAAMがなくなることはなくUターン&休憩地点のコンビニに到着し,パンの棚でクリームパンを,紙パック飲料のコーナーでレモンティーをゲットし,美味しく補給した後,復路を走らせてもらいましたです。復路は案の定,追い風でしたので非常に気持ちよく走らせてもらいましたが,走り始めて30分くらいでボトルの中のVAAMを飲み干してしまったので,赤くない自動販売機を探してミネラルウォーターを買ってボトルにチャージした後は,追い風に乗って気持ちよく走らせてもらいましたです。路面の良いところでいつものように最高速アタックをさせてもらいましたが,今回も無事,40キロオーバーをマークさせてもらいましたです。というわけで気持ちよく走って,自宅に戻り,さてパソコンを起動させてラジコでJ-WAVEでも聴くかね?ということでヘルメットをかぶったまま,電源タップの電源スイッチを入れて,頭を少し動かしたところ,ガリっという音が。んんん?と思いながらヘルメットを脱いでみると,机に取り付けてある扇風機でこすったらしく,ヘルメットのてっぺんに少し傷が・・・まぁ,使っていれば傷が付くこともあるよねということで,むりやり自分を納得させて,傷で少し白くなっているところはタッチアップペンで補修して,これなら目立たなくて問題なし!ということで。というか,ヘルメットのてっぺんの傷なんて,そもそもヘルメットをかぶっていれば自分からは見えないわけで。
 月曜日からは仕事ということで,日々バタバタしている間に8月が終わりって9月になり,そして週末を迎えてしまいましたです。今日は夜中に緊急速報メールで起こされたこともあり,いつもどおりゆっくり目に起きて,朝ごはんを食べ,ワイシャツにアイロンを掛け,洗濯をし,買い物へ行き,お昼ごはんを食べた後はブログネタを打っています。明日の天気はくもり昼前から時々晴れの予報で,午後の降水確率は0%,最高気温は30度ということなので,パナモリで走りに行けるのですが,今日の夕方に1回目の新型コロナウイルスのワクチン接種に行くので,明日,パナモリで走りに行って,途中で体調が悪くなったらどうにもならないので,明日はパナモリで走りに行くのは止めて,基本的には自宅で大人しくしていようかと思っていますが,予約が取れれば髪も切りにいきたいですし,せっかくパナモリに乗らないのであれば,パナモリの掃除&整備もやっておきたいところですかね。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回で,レコードのCD-R化作品は終わりになるのですが,最後はThe Jesus and Mary Chainが1988年にリリースしたコンピレーション・アルバム“Barbed Wire Kisses(B-SIDE AND MORE)”を紹介したいと思います。このアルバムはタイトルからも分かるとおり,シングルのカップリング曲やアウトテイクを集めた編集版で,“Barbed Wire Kisses”というメインのアルバムタイトルは,セカンドアルバムの“Darklands”に収録されている“Cherry Came Too”の歌詞の一節から取られています。ちなみに邦題は“キスは罠”というダサダサのタイトルになっています。
 1曲目の“Kill Surf City”という曲は1987年リリースのシングル“April Skies”のカップリング曲で,マシンガン?というかエンジン音で始まり,リズムマシンのタイトなリズムにディストーションをかけたシンプルなベース,ノイズまみれの爆裂ギターに,ポップなんだけど気だるそうなヴォーカルとThe Jesus and Mary Chainのエッセンスが思いっきり詰まっているなぁと思ってしまいました。個人的にはめちゃカッコよいです。
 2曲目の“Head”という曲は1985年リリースのシングル“Just Like Honey”のカップリング曲で,フィードバック全開のギターから始まり,ノイズにまみれた音のおかげでドラム(1枚目のアルバムまではドラムもメンバーにいたんですよね。)の音もあまり聴こえません。そのノイズまみれの音の中から漏れ出すようにヴォーカルが唄っています。“Just Like Honey”はポップな感じでノイズ成分もほとんどない曲なので,そのカップリング曲がこんなにノイズまみれなのはある意味バランスが取れているのではないかと。
 3曲目の“Rider”という曲は,1987年リリースのシングル“Darklands”のカップリング曲で,リズムマシンのクールなビートとノイジーなギターと投げ出すように唄われるポップなメロディーがとんでもなく心地よいです。感想ではノイズまみれの短いギターソロを気持ち良く聴かせてくれています。途中でテンポアップして,更にテンポダウンしていくところもカッコいいねぇと思ってしまいました。
 4曲目の“Hit”という曲は1986年リリースのシングル“Some Candy Talking”のカップリング曲で,シンプルなリズムを叩くドラムにノイジーなギターが静かに鳴らされ(矛盾していますが,本当にそんな感じです。),深いリヴァーブの海の底から呻くようにヴォーカルが唄っていて,この思いっきりダウナーな感じが素晴らしいです。時折,聴こえてくるフィードバックノイズもすっかり演奏の一部という感じで収まっています。
 5曲目の“Don't Ever Change”という曲は1986年リリースのアルバム“Darklands”のセッション・アウトテイクで,シンプルなリズムマシンに,ノイズ成分少なめのベースとギターが鳴らされ,そこにポップなメロディーを唄いヴォーカルが入るという,比較的ノイズ成分が少ないアルバム“Darklands”のセッション・アウトテイクらしい曲だなあと思いました。この曲もそんなに悪い曲ではないのですが,確かにあのアルバムのどこにこの曲を入れるか?と言われると少し悩ましいかもしれません。
 6曲目の“Just Out Of Reach”という曲は1985年リリースのシングル“"You Trip Me Up”のカップリング曲の別バージョンで,ドラムとベースから始まり,そこにシンプルにシャウトしまくりなヴォーカルとノイジーなギターが入ってくるという,初期のThe Jesus and Mary Chainらしい音になっています。しかし,混沌とした音の中にハンマーを振り下ろしたようなノイジーなギターの音が最高にカッコよいです。
 7曲目の“Happy Place”という曲は1987年リリースのシングル“Happy When It Rains”のカップリング曲で,ポップな感じのリズムマシンのリズムにノイズ成分少なめのベースにギター,ヴォーカルが唄うメロディーはこれでもかという感じで甘いメロディーと,正にアルバム“Darklands”期のThe Jesus and Mary Chainだなぁと思ってしまいましたが,ノイズ成分がなくてもカッコよいのはさすがです。
 8曲目の“Psycho Candy”というは1986年リリースのシングル“Some Candy Talking”カップリング曲で,1枚目のアルバム“Psycho Candy”のタイトルナンバーなのにアルバムに入っていないという訳の分からない曲なのですが,ノイズ成分がなく,淡々とドラムが叩かれ,ベースとギターが弾かれ,ヴォーカルが唄っているので,ノイズ成分多めなアルバムからは外されたのかなぁと思ったり。しかし,この曲はこの曲で良い曲だとは思います。
 9曲目の“Sidewalking”という曲は1988年リリースのシングルで,反復するリズムマシンのリズムに重ためのベースの音,ギターはノイズ成分を若干少なめにしながらも叩きつけるように弾かれ,そしてヴォーカルはつぶやきつつも叩きつけるように(矛盾しているのですが,そう聞こえるので仕方ないです。)唄ってくれています。というか,この曲は,リズムマシンだけでなくバンド全体の音の気持ち良い反復感がカッコいいねぇと思ってしまいました。
 10曲目の“Who Do You Love?”という曲は1987年リリースのシングル“April Skies”のカップリング曲でボ・ディドリーのカバーで,シンプルでクールなリズムマシンのリズムに,歪みまくったベースの音,叩きつけるように弾かれるノイジーなギターに,つぶやくように唄うヴォーカルと,ボ・ディドリーの軽快なロックンロールをここまで重たく演ってしまうの?という感じですが,これはこれでカッコよいので問題なしです。
 11曲目の“Surfin' U.S.A.”という曲は1987年リリースのシングル“Darklands”のカップリング曲でビーチ・ボーイズのカバーで,さすがにこの曲は唄の部分は原曲のイメージを壊していませんが,演奏の方は壊しまくりです。ガラスの割れる音から始まり,原曲どおりに打ち込んだリズムマシンにノイジーなギターが鳴らされると,これはもうThe Jesus and Mary Chainの“Surfin' U.S.A.”としか言いようがありません。
 12曲目の“Everything's Alright When You're Down”という曲は1987年リリースのシングル“Happy When It Rains”のカップリング曲で,最初からノイジーでポップな感じのギターが炸裂していてカッコよいです。そこに少しクールでポップなメロディを唄うヴォーカルと,The Jesus and Mary Chainの美味しいところがいっぱい詰まった曲になっています。
 13曲目の“Upside Down”という曲は1984年リリースのデビューシングルで,ドタバタしたドラムで始まり,そこにノイジーではなく正にノイズであるギターの音が響き渡り,リバーブ少なめのヴォーカルがノイズに負けないように力強く唄っています。しかし,ギターが全くコード感とかなく,ひたすらフィードバックノイズだけなのも凄いというか,これがデビューシングルなんだから,本当,困ったねぇという感じの音になっています。
 14曲目の“Taste Of Cindy”という曲は1986年リリースのシングル“Some Candy Talking”のセッション・テイクで,The Jesus and Mary Chainのポップなメロディーを際立たせる,アコースティックギター1本での演奏になっています。深めのリバーブをかけたアコースティックギターをバックに深めのリバーヴをかけたヴォーカルが唄っているだけなんですけど,これはこれで味があるなぁと思ってしまいました。
 15曲目の“Swing”という曲は1986年リリースのアルバム“Darklands”のセッション・アウトテイクで,あまりスィングしていないリズムマシンのリズムに淡々としたベースが弾かれ,そこにギターが弾かれ,ヴォーカルが唄っているのですが,アルバム“Darklands”期らしいノイズ成分が少なめの音になっています。元々アルバム自体がおとなしめの音でしたが,この曲は輪をかけておとなしい(かといって,ダウナーな感じでもない。)曲なのでアルバムには入らなかったのかな?と思ってみたり。
 ラストナンバーの“On The Wall(Demo)”は1987年リリースのシングル“Darklands”のカップリング曲で,デモらしくチープでペラペラした音なのですが,そのチープさがいい感じです。リズムマシンの音はそんなに変わらないのですが,ギターの音はやはりペナペナな感じになっていますが,そのペナペナな感じがデモらしくてカッコいいじゃん!と思ってしまいました。ちなみにアルバム“Darklands”に収められているバージョンはテンポが落とされ,淡々とした演奏になっています。しかし,曲が終わったと思ったら,フィードバックノイズだけを延々聴かせてくれるところは,さすがThe Jesus and Mary Chainだなと思ってしまいました。
 初期のドラムがいてノイズまみれのThe Jesus and Mary Chainもいいけれど,ドラムが抜けてリズムマシンになって,リズムをきちんと出しながら,それにノイズを乗せていくThe Jesus and Mary Chainもカッコいいねぇと改めて思ってしまいました。要するに,ジャストなテンポのリズムマシンに手弾きの楽器が加わることで生まれる微妙なノリというかグルーヴが好きなんでしょうね。

 最初にも書きましたが,今日の夕方にやっと1回目の新型コロナウイルスのワクチン接種の予約が取れたので,ブログをアップした後,打ちに行こうと思っていますが,ワクチンがモデルナ製なんですよね。職場では職域接種がないこともあり,職場で既に打っている人はファイザー製ばかりで,モデルナ製のワクチンを打ったことがある人が全くいないので,果たしてどの程度副反応が出るのか?といった感じでしょうか。
 とはいえ,基本的に体が頑丈にできていますし,熱にも強くできてますし,35度以上の炎天下をパナモリで4時間走ってても大丈夫だし,ひょっとすると副反応が出ても気づかないうちに終了!になってしまうのではないかと思ったりもしていますが,どうなるかは打ってみないと分からないので,打ってみてどうなったかは,次回のネタにしたと思いますです。