ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Tの讃歌/T字路s


 さて,4月になってしまったわけですが,正直,暖かくてありがたいなぁといった感じでしょうか。先週まではインナー代わりの半袖Tシャツを着て,トレーナーを着ていましたが,今日は既に長袖Tシャツ1枚になってしまいました。長袖Tシャツも早いうちから着ておかないと,あっという間に「暖かい」を通り過ぎて「暑い」になってしまい,もう半袖Tシャツでいいやってなってしまい,着る機会がなくなってしまうので,今週から長袖Tシャツを着ておこうかと。  
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は予定どおりパナモリの掃除&整備をさせてもらいましたです。パーツクリーナーでチェーンのオイルを落とし,フクピカでフレームやホイールをきれいにし,頃合いを見計らったところでチェーンにオイルを塗り直し,無駄なオイルを拭き取って完成ということで,雨に振られ,雨上がりの濡れた路面でグダグダになったパナモリがキレイになって復活ということで,個人的には非常に満足でございます。
 月曜日からは仕事で,日々,人事異動期前で,自分自身は人事異動はないのですが,淡々と仕事をさせてもらったという感じでしょうか。というか,新型コロナウイルス対策の関係で歓送迎会というものが一切ないので,本当,淡々という言葉がぴったりだなぁと思ったり。淡々と仕事をしていても日々はあっという間に過ぎていき,気がつけばもう土曜日ということで,今日はゆっくり目におきて朝ごはんを食べ,ワイシャツにアイロンをかけ,洗濯をして,買い物に行きという毎週のルーティンに加えて,午後からはプレオの冬タイヤをオールシーズンタイヤに交換する予約をしていたので,プレオでタイヤ館へ行き,冬用タイヤからオールシーズンタイヤに交換してもらってからブログネタを打ったいます。明日の天気は予報ではくもり時々雨で午後の降水確率は10%,最高気温は19度ということで,気温的には問題なしですが,午後の降水確率が70%だなんて,どういうことですか?という感じですが,パナモリをキレイにしたばかりで雨に濡らすようなことはしたくありませんし,プレオのタイヤをオールシーズンタイヤの交換したこともあるので,明日はプレオのエンジンでも回しておこうかと思います。去年は春の連休は新型コロナウイルス対策で外出自粛ということでパナモリで走りに行くのも自粛(というか,コンビニがトイレの貸し出しを自粛したので,パナモリで走りに行くのを断念したということはありますが。)して,春の連休はあまりパナモリではしれませんでしたが,今年はそういうことはないでしょうから春の連休にしっかり走らさせてもらおうかなぁと思っています。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回もT字路sを紹介ということで,2015年6月にリリースされた“Tの讃歌”を紹介したいと思います。今回のアルバムはT字路s初のフルアルバムとなっているのですが,なぜかカバーアルバムになっています。まぁ,これまでもカバーは入っていたので,まぁいいかという感じなんですかね。
 1曲目の“銀座カンカン娘”という曲は高峰秀子のカバーで,ハンドクラップから始まって,そこに軽快なピアノが絡みつき,伊東妙子の「1,2,3,4」のカウントでベースとギターが入り,ヴォーカルも入るのですが,伊東妙子のヴォーカルが更に少ししゃがれ具合が落ちていい感じです。後半から吹きまくりなサックスもジャジーな感じでカッコよいです。
 2曲目の“少年”という曲は浅川マキのカバーで,ベースとギターとフィドルだけなのですが,フィドルの音色が最高に気持ち良いですね。フィドルと伊東妙子のヴォーカルがいい感じで混じり合っていて,非常に素晴らしいです。この曲は中川隆もソロでカバーしていますが,ダミ声系のシンガーは唄いやすいのかなぁなどと思ってもみたり。
 3曲目の“あいつの好きそなブルース”という曲は,ダウン・タウン・ブギウギ・バンドのカバーで,ピアノで静かに始まり,そこにベースが入り,トランペットが昭和歌謡な感じで入ってきて,そこに伊東妙子のヴォーカルが入ってくるのですが,これがめちゃブルージーでカッコよいです。というかダウン・タウン・ブギウギ・バンドというよりもT字路sの唄になっているので,それだけ伊東妙子のヴォーカルの印象が強いのだろうと思います。
 4曲目の“恋は桃色”という曲は細野晴臣のカバーで,アコースティックギターのカッティングから始まり,そこに伊東妙子のヴォーカルが入るのですが,この曲のオリジナルが細野晴臣の曲だなんて信じられないくらいT字路sの唄になっています。やはり,ここまで自分の色が出せるからこそ,初のフルアルバムなのにカバーアルバムでも問題なしなんでしょうね。
 5曲目の“Baby Won't You Please Come Home”という曲はベッシー・スミスのカバーで,軽やかなフルアコのカッティングとベースで始まり,少し肩の力を抜いた感じで伊東妙子が唄っているのですが,それがいい雰囲気を出しています。そこにピアノが加わり彩りを添えてくれるのですが,これがまたいい感じです。間奏では昭和歌謡なトランペットがいい味を出してくれています。
 6曲目の“時の過ぎゆくままに”は沢田研二のカバーで,フルアコのギターにフルートが絡みつく印象的な始まり方をして,そこにいきなり伊東妙子がギターとベースだけをバックに唄い始めるのですが,これが潔くてカッコよいです。途中からヴォーカルにフルートが絡みつくように演奏されるのですが,このフルートが激しくて伊東妙子の声に負けない演奏をしてくれています。
 7曲目の“トンネルぬけて”という曲はボ・ガンボスのカバーで,フルアコの柔らかいピッキングとベースの優しい音で始まり,そこに少し突き放したような感じで伊東妙子が唄い始めるのですが,しっとりとした演奏とヴォーカルの濃さのギャップが面白いなぁと思ってしまいました。よく考えると,この曲もSoul Flower Unionがカバーしているので,中川隆とまた被ってしまった感じはありますが,とはいえ,中川隆のダミ声とはまた違ったしゃがれ声なので,まぁ,問題はないかと。この曲では短いですがギターソロも気持ちよく弾かれています。
 8曲目の“ホームにて”という曲は中島みゆきのカバーで,フルアコアルペジオをしながら唄い始めるのですが,個人的には初期の中島みゆきの名曲だと思うのですが,伊東妙子は中島みゆきとは全く違う声質なのですが,この曲が全く無理なくフィットしています。というか,歌詞が非常に染みる唄になっています。また,ベースが柔らかい音でメロディーを弾いたりしてギターを支えていますが,これがまた非常にいい感じです。
 9曲目の“見上げてごらん夜の星を”という曲は坂本九のカバーで,アルペジオで来るのかと思えば,4拍のギターカッティングをバックにゆったりとした大きなリズムで朗々と唄っているのですが,伊東妙子のヴォーカルから少し坂本九が見えたような気がしました。間奏以下で吹かれているハーモニカ(ブルースハープというよりもハーモニカと言いたい音なんですよねぇ,これが。)も素敵です。
 10曲目の“襟裳岬”という曲は吉田拓郎(ひょっとすると森進一?)のカバーで,カッティングで始まるのかと思えば静かにアルペジオで始まり,しゃがれ声ではありますが,森進一バージョンではなく吉田拓郎バージョンで唄ってくれているので少しホッとしましたが,最後の「襟裳の春は何もない春です。」のところは少し森進一が入ってるなぁと思ってしまいました。いや,でも,カッコよいです。しかし,この曲を聴いて,あらためて岡本おさみの歌詞は素晴らしいなぁと思ってしまいました。
 11曲目の“夕暮れ”はブルーハーツのカバーで,フルアコのザックリしたカッティングとフィドルがいい感じで鳴っているイントロから伊東妙子が力強く唄い始まるのですが,ブルーハーツの原曲は聴いたことはありませんが,少なくともT字路sのこのバージョンは素敵だなぁと素直に思ってしまいました。というか,ギターとベースとフィドルの組み合わせってフルカワ的にはどストライクな音なんですけど。
 ラストナンバーの“愛の讃歌”という曲はエディット・ピアフのカバーで,やはりピアノで神々しく始まり,そこにブルージーな伊東妙子のシャウトが入るのですが,ここまで声をしゃがれさせなくても良いのでは?と思ったりもしましたが,まぁ,しゃがれ声でブルージーな唄が伊東妙子の持ち味なので仕方ないかと思ったりもしますが,この曲では少しミスマッチな感じがするのは,これまでカバーをした多くの唄姫たちが非常に女性らしい声だったからなのかなぁと思ったり。正直,伊東妙子の声って男前の声なんですよね,そういう意味です。伊東妙子の唄が終わってからブラスが入るのですが,これがいい感じの音になっているなぁとシミジミ思ってしまいました。
 正直,初のフルアルバムでカバーってどうよ?という気持ちがあったのですが,聴いてみてカバーではなくT字路sの曲になっているなぁと思いました。ブルーハーツの曲だけは原曲を知らないのですが,それ以外は原曲とは違うアプローチでT字路sが料理してくれているので,最後まで(最後の曲は若干のミスマッチ感がありましたが。)楽しませてもらいました。 

 毎日聴いているSHANLING M0のプレイリストがようやく川本真琴までたどり着いたのですが,なんとコンプリート・シングル・コレクションのアルバムアートが反映されていないことが判明しましたです。仕方ないので新たにアルバムアートを貼り付けようと思い,ネットで探したところ,無事,初回限定版のジャケット(というかボックス)の画像が見つかったので,それをコピーしてWindows Media Playerでアルバムアートの貼り付けをしようとしたところ,んんん?アルバムアートを右クリックしてもアルバムアートの貼り付けが出てこないではありませんか。どういうこと?と思いつつ,とりあえずコピーした画像をデスクトップに貼り付けたところ,どうも画像形式のデータでなかったため,この関係かな?と思ったものの,初回限定版のジャケットの画像がこれ以外にはないため,どうしようかなぁと思ったのですが,とりあえず初回限定版でないアルバムジャケットの画像をアマゾンでコピーすると,無事にWindows Media Playerでアルバムアートの貼り付けができたので,まぁこれでいいかと思っていたのですが,やはり,これでは納得できないということで,結局は初回限定版のジャケットをスキャンして,自分でアルバムアート用の画像データを作って,アルバムアートに反映させてもらいましたです。
 正直,そこまでやる必要があるの?という気がしないでもないのですが,まぁ,しょせん趣味の世界なので,趣味の世界なら自分が好きなようにやるだけですし,自己満足のために労力を使ってどこが悪い?という感じでしょうか。無事,SHANLING M0に再度転送し,アルバムアートを確認したところ,自分で作ったアルバムジャケットが無事表示されたので問題なしということで。
 とはいえ,これがCDなので自宅のプリンター兼スキャナーでデータを作ることができますが,レコードジャケットはちょっと無理なのですが,まぁCD化されていないものはそんなにないので,そこはネットで探せば何とかなるんですけどね。唯一CD化されていないのは友部正人の“どうして旅に出なかったんだ”というアルバムと加川良の“中津川フォークジャンボリー'71”というアルバムがありますが,これらについてはいずれもファンの方がレコードジャケットの画像データをネット上にあげてくれていたので非常に助かりましたです。こういうときって本当,ネットのありがたみを感じますよね。