ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

GOLDEN☆BEST コンプリート・シングルコレクション Disc2/山口百恵


 2月になったのですが,1月よりも2月の方が暖かいなんて・・・まぁありがたいことだよなということで感謝しておきましょう。本当,年末年始の寒波が嘘のようで,今日は天気も良く,最高気温は14度まで上がるということもあり,オイルヒーターの電源を入れることなく,ドテラとユニクロフリースルームシューズで過ごしています。週間天気予報でも最高気温が10度を下回ることがないようなのでありがたいなぁと思う反面,通勤時のコートに何を着ようか少し悩ましいなぁと思っています(あまり厚手のコートを着ていると,徒歩通勤なので自宅に帰るまでに少し汗ばんでしまい,自宅に帰ってから汗冷えするし,とはいえ薄手のコートだと朝は少し辛いですし。)。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は予報どおり天気が良かったので,これはパナモリで走りに行かないという選択肢はありえない!ということで,東方面海岸線コースを走らさせてもらいましたです。往路はあまり風も吹かず,いい感じで順調に走れましたし,天気が良かったこともあって,反対車線を走っているロード乗りがボチボチいましたので,お互いに挨拶をしながら楽しく走らさせてもらいましたです。予定どおり2時間程度走ったところでUターンし,いつものコンビニで休憩することにしましたが,今週はアンパンが食べたいけど,なければアンとマーガリンが挟んであるコッペパンでもいいか?と思いながらコンビニに入ってパンの棚を探したらアンパンがあったので,アンパンと缶コーヒーで補給して,復路を走らせてもらいました。復路もあまり風が吹いていなかったので,気持ちよく走らせてもらいましたです。特に復路で路面が非常に良いところがあるのですが,個人的にそこをハイスピードポイントにしているのですが,やはり風が吹いていないと気持ちよく足が回るので,長時間ではありませんが40キロオーバーで走らせてもらいましたです。しかし,いい感じで気温が高かったので,少し汗ばんだこともあり,復路では少し水分不足を感じてしまったので,缶コーヒーではなく紙パックの300mlのカフェオレにしておけば良かったかな?と少し思ってしまいましたです。
 月曜日からは仕事で相変わらずバタバタしている間にあっという間に週末を迎えてしまいましたです。というわけで今日は,いつもどおりゆっくり起きて,朝ごはんを食べて,ワイシャツにアイロンをかけ,洗濯をして,買い物に行き,昼ごはんを食べてからブログネタを打っています。
 明日は天気予報ではくもり昼過ぎまで時々晴れで午後の降水確率は0%,最高気温は16度と更に暖かくなるようなので,これはパナモリで走りに行くしかないねと思っていますが,2月で最高気温が16度って,ありがたいのはありがたいのですが,その反動で3月に冷え込むようなことがあると嫌だなぁと思っています。正直,歳ですので,徐々に寒くなって,徐々に暖かくなってくれないと体がついていかないんですよねぇ。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回も引き続き山口百恵の“GOLDEN☆BEST コンプリート・シングルコレクション”ということで,今回はDisc2を紹介したいと思います。
 1曲目の“秋桜”という曲は1977年10月リリースのシングルでさだまさし作詞・作曲で,リバーブのかかったピアノがいい感じだなぁと思いながら聴いていると山口百恵の唄が始まるのですが,さだまさしの曲なのでフォーキーなのですが,しっとりと唄いあげることでフォーキーさを半減させているところが素晴らしいです。とはいえ,さだまさし作品なので,割と画が浮かぶ歌詞なのですが,その画の輪郭をしっかりと感じさせる唄は今聴いても凄いです。
 2曲目の“赤い絆 (レッド・センセーション)”という曲は1977年12月リリースのシングルで松本隆作詞,平尾昌晃作曲で,平尾昌晃らしいスピード感のある,ノリのよいメロディーにシチュエイションを記号的に描く松本隆の歌詞の相性は抜群だなぁと思ってしまいました。しかし,「赤い絆」と書いて「レッド・センセーション」と読ますのは無理がありすぎでない?と思ってみたり。まぁ,そこはドラマの主題歌なのでやむなしですか。
 3曲目の“乙女座 宮”という曲は1978年2月リリースのシングルで阿木燿子作詞,宇崎竜童作曲で,イントロの伸びやかなギターソロからして気持ち良い曲で,そこに軽やかに唄う山口百恵の声が素晴らしいです。歌詞もサビの「ペガサス経由で牡牛座回り,蟹座と戯れ,今は獅子座のあなたと一緒に。」なんていうスケールの大きな歌詞も素晴らしいです。正直,恥ずかしい話なのですが,このアルバムを買うまで,実は極端に書くと「オトメ・ザキュウ」的な読み方をしていたのですが,このアルバムの曲名をよく見てみると「乙女座」と「宮」の間に半角スペースが入っているので,「オトメ・ザキュウ」ではなく「オトメザ・キュウ」ではありませんか。まぁ,山口百恵の曲について誰かと話したことなんてほぼないので,別に構わないんですけどね。
 4曲目の“プレイバック part 2”という曲は1978年5月リリースのシングルで,これまたロックなアレンジがカッコいいねぇと思いながら聴いていると「緑の中を走り抜けてく真っ赤なポルシェ」の歌詞が出てきて,これこれみたいな気持ちになりますが,阿木燿子のセリフ的な歌詞をきっちり唄いこなしている山口百恵の歌唱力は本当に凄いなぁと思いつつ,サビの「ボウヤ,一体何を教わってきたの。あたしだって,あたしだって,疲れるわ。」のところの大人っぽさは物凄いなぁと思ってもみたり。2コーラス目の歌詞で沢田研二の“勝手にしやがれ”をオマージュしているのは阿木燿子の遊び心でしょうか。
 5曲目の“絶体絶命”という曲は1978年8月リリースのシングルで,イントロから思いっきりロックっぽいギターがガンガンに弾かれていてカッコよいです。この曲も阿木燿子のセリフ調の歌詞(しかも2人分)が炸裂しているのですが,それをきっちりと唄いこなしでいるところは凄いなぁと思っていると,「やってられないわ。」の吐き捨てるような唄い方がとんでもなくロックです。
 6曲目の“いい日 旅立ち”という曲は1978年11月リリースのシングルで谷村新司作詞・作曲で,すぅっと拡がっているアレンジも素晴らしいのですが,谷村新司のシチュエーションが浮かんでくるような言葉を淡々と抑えめに唄いながら,サビの「日本のどこかに私を待ってる人がいる。」で感情を爆発させるように唄うところはさすがだなぁと思いました。間奏等ではトランペットがソロを取っているのですが,このソロがまたいい感じです。谷村新司作品なので,フォーキーっぽいところを残しながらも,目の前が拡がっていくようなアレンジはいいなぁと思いました。
 7曲目の“美・サイレント”という曲は1979年3月リリースのシングルで阿木燿子作詞,宇崎竜童作曲で,スパニッシュっぽいギターで始まり,少しタイトなリズムで曲は進んでいくのですが,山口百恵はリズムに合わせて淡々とした感じなのに,ところどころで熱が漏れてくる感じの唄い方は素晴らしいです。特にこの曲は,サビであえて歌詞を伏せて唄わない唄という逆説的なことをやっているのですが,それが故に空白部分の解釈を聴き手のイメージに任せているというとんでもない曲になっています。
 8曲目の“曼珠沙華という曲は“美・サイレント”のB面の曲で,フォーキーっぽいアコースティックギターのフィンガリングで始まり,それに合わせたようなしっとりした歌詞を唄っていたのがサビのバンドの音に切り替わると,唄もパワフルになっていくのですが,その切替のところが素晴らしいです。というか,バンドになってからの音も当時のニューミュージックと言われていた音楽のアレンジを踏襲していて,別にシンガー・ソング・ライターでなくてもこの程度のことはできるんですよという歌謡曲からの反論のような曲です。というかこれでB面クオリティなんだからとんでもないなぁと思ってしまいました。
 9曲目の“愛の嵐”という曲は,1979年6月リリースのシングルで,同名の洋画もありましたが,洋画とは全く関係ない曲で,スネアから始まってギターが入ってっていうアレンジってロックバンド得意のアレンジじゃない?と思っていると,山口百恵の唄が始まると少しロック風味は落としながらも,ギターソロは派手に弾いてくれているので,こんなに山口百恵の曲ってロックっぽかったっけ?思ってしまいました。特にサビで「ストーム,ストーム」と繰り返し唄いながらブレイクしていくところや,「心の貧しい女だわ。あ~あたし。」の落とし方はメチャカッコよいです。
 10曲目の“しなやかに歌って-80年代に向って-”という曲は1979年9月リリースのシングルで,これは気持ち良いポップソングになっているのですが,実は“80年代に向って”なんてサブタイトルが付いているなんて,このアルバムを買って初めて知りました。テレビのテロップに出ていたのに覚えていないのか,それともテロップが省略されていたのか分かりませんが,1979年の9月にこのタイトルでリリースすることの意味を考えると素晴らしいなぁと思ってしまいました。山口百恵も気持ち良いポップソングをこれまた気持ちよく伸びやかに,そしてしなやかに唄っていて,メチャ気持ちよいです。
 11曲目の“愛染橋”という曲は1979年12月リリースのシングルで,松本隆作詞,堀内孝雄作曲で,後の堀内孝雄を彷彿とさせるフォーク演歌っぽい曲で,この歌詞を松本隆が書いているというのが,これまた渋いなぁ。サビで「うちはさびしい女やからね。愛なんてよう知らん。」なんて関西弁を入れてきていますが,大阪の橋がタイトルになっているのでやむなしですかというか,これがまた色っぽくて素晴らしいです。バックの演奏もフォーク演歌な歌詞に合わせて演歌っぽいアレンジを使いながら,アコースティックギターにソロを弾かせたりと,なかなか上手いアレンジをしているなぁと思いました。
 12曲目の“謝肉祭”という曲は1980年3月リリースのシングルで阿木燿子作詞,宇崎竜童作曲で,タイトルどおりイントロからスパニッシュなギターの音が大活躍なのですが,山口百恵の唄が始まると少し控えめになるのですが,その分,山口百恵が唄いこんでいて素晴らしいです。特にサビに入る前に唄われる「炎の中,焚べた叫び,天を焦がすわ。」のところはあえてここだけ深めのリバーブをかけ,ドラマチックに仕上げているのですが,素晴らしいです。こんな素晴らしい曲が「ジプシー」という言葉が差別的なものを助長するということで封印されていただなんて,本当,言葉狩りをしている連中はどうしようもないなぁと思ってしまいました。
 13曲目の“ロックンロール・ウィドウ”という曲は1980年5月位リリースのシングルで,はいタイトルどおりロックンロールです。ひたすらカッコよいです。イントロから思いきりご機嫌なロックンロールになっています。山口百恵もシャウトしまくってくれています。サビの「カッコ,カッコ,カッコ,カッコ,カッコ,カッコ,カッコばかり先走り。」のところは気持ち良いくらいカッコよいですし,「いい加減にして,あたしあなたのママじゃない!」のところもロックンロールだなぁと思っていると,間奏のギターソロがこれまたロックンロールだねぇという感じです。後に宇崎竜童が自分でも唄っていたのが分かるくらいカッコよい曲です。
 14曲目の“さよならの向う側”という曲は1980年8月リリースのシングルで,しっとりと始まるのですが,まさしく引退を目前にしたシングルで,しっとりとした曲ながら歌詞を一つ一つ噛み締めながら唄っていて素晴らしいです。本当にファンに対してありがとうと唄ってくれているなぁというのが優しい声から感じ取れるような気がします。山口百恵の唄はどちらかというとクールな感じの唄が多いのですが,この曲は本当に優しく,そして包み込むような感じの曲になっていて,正直,目が少しウルウルしてしまう曲ですかね。あの伝説の引退コンサートの最後の曲(マイクを置いて立ち去るのも素敵でした。)ということもあるんでしょうけどね。
 15曲目の“一恵”という曲は1980年11月リリースのシングルで横須賀恵(山口百恵)作詞,谷村新司作曲で,引退後にリリースされたものですが,ピアノで静かに始まり,山口百恵が語りで入り,そして唄になるのですが,谷村新司の曲がこれまたいい感じです。語りで出てくる「一期一会」という言葉は愛する伴侶や,ファンに向けられているのかな?と思ってしまいました。
 16曲目の“あなたへの子守唄”という曲は1982年7月にリリースされたベストアルバムからの選曲で,ザ・昭和歌謡なアレンジが素晴らしいです。当時は「こんな音ではね・・・」なんて思っていましたが,40年経つとこれはこれでカッコよいなぁと思ってしまうのは,思い出補正も入ってしまうからでしょうか。間奏で吹かれている咽び泣くサックスの音が今聴く結構新鮮だったりします。バックの音ばかり語っていますが,もちろん山口百恵の唄も艶っぽくて素晴らしいです。
 17曲目の“美・サイレント (リアレンジ・バージョン)”という曲は1992年11月にリリースされたベストアルバムからの選曲で,歌謡曲臭を一切なくしたタイトな演奏はひたすらカッコよいです。その音に山口百恵のヴォーカルを乗せているのですが,これがまたカッコよい。正直,ディスコでかかっていれば素直に踊れるくらいダンサブルな音になっていて素晴らしいです。オリジナルリリースと違って3分程度に収める必要がないので,間奏で弾きまくられているスパニッシュギターのソロがカッコよいです。
 ラストナンバーの“惜春通り (リアレンジ・バージョン)”という曲は1994年4月にリリースされたシングルで,思いきり打ち込みサウンドで,懐かしのオーケストラ・ヒットも入っていたりするのですが,これまたカッコいい,ダンサブルな音になっています。オリジナルのアレンジは山口百恵の唄の感じからすると,少しまったりした感じのアレンジだったのではないかと思うのですが,思いっきり尖った感じの音になっています。というか,よくこの音に山口百恵の声を持ってきたなぁと思ったり。
 「山口百恵は菩薩である」などという本が書かれたくらい,伝説的な歌手になってしまった山口百恵ですが,こうやって聴いてみると,菩薩かどうかは別にして,本当に物凄い歌手だったんだなぁと思ってしまいました。しかも,引退後,復活することなく(“さよならの向う側”で「約束なしのお別れです。」と唄ったとおりに。),本当に伝説になったよねぇとシミジミ思ってしまいました。

 ところで,新型コロナウイルス対策で厚生労働省が推奨していた接触確認アプリのCOCOAが,アンドロイド版についてはバグがあったようで,どうしたもんかなぁと思ったりしています。正直,COCOAを使うためにはブルートゥースをオンにしておかないといけないのですが,結構,ブルートゥースを入れっぱなしにしておくとバッテリーを消費してしまうので,COCOAのバグが解消されるまでブルートゥースを切っておくという選択肢もあるのではないかと思ったり。
 とはいえ,最近はバッテリーが減ってくれば特に意識せずに充電していることもあり,別にバッテリーの容量が減れば充電すればいいんじゃない?みたいな感じになっていますし,スマートフォン買ってから1年以上経っており,バッテリーも少しは弱っていると思うので,そうであればブルートゥースを切ったところでそんなに変わらないかもしれないなぁということで,このままブルートゥースは入れっぱなしにしておくことにしましたです。まぁ,これだけ叩かれたらそのうちバージョンアップ版が出るでしょうから,ブルートゥースは入れっぱなしで問題なしということで。しかし,緊急事態宣言中にバグが判明するってかなり致命的な話だと思うのですが,更に無駄に叩かれることがないよう,緊急事態宣言が解除されるまでにはアップデートされることを祈っていますです。