ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

死者[+]/ILL BONE


 今日は朝から天気が悪くて,天気予報では午後から晴れるという予報ですが,本当かよ?と思っていたのですが,午後からは本当にすっかり晴れてくれたので,洗濯物をベランダに干しているのでありがたいなぁと思っています。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は曇っていたのですが,降水確率が低かったので,ここのところ何だかんだあってパナモリで走っていなかったので,久しぶりにパナモリで走りに行きましたです。だいぶ暖かくなったので,着ていくウェアには少し悩みましたが,曇って日が照っていないので,長袖ジャージにタイツは早いだろうということで,裏起毛ジャージと裏起毛タイツを維持しつつ長袖ドライメッシュTシャツに腹巻きも維持したのですが,手と足はグレードを落としてみるか?ということで,インナー手袋はなしで足に貼るカイロも着けないということで東方面海岸線コースへ出発しましたです。曇っているときはちょうどいい感じで走っていたのですが,晴れ間に入ると結構暑いねという感じで汗をかいたりしましたが,まぁ,この程度なら許容範囲かなぁと思いながら走らせてもらいましたです。この日は風があまり吹いていないこともあってペースが結構上がったことと,だいぶ日が伸びてきたこともあるので,駐輪用のラックがあるコンビニまで走ってみるかということで,久しぶりにサイクルラックのあるコンビニまで走り,さてラックにパナモリを停めて・・・と思っているとラックが既に埋まっていたので,仕方がないので,その辺に立てかけておくかと思っていると,ラックに自転車を停めて話していた人がラックから自転車を降ろして自分のそばに自転車を置いてくれたので,ありがとうございますということで,ラックを使わせてもらいましたです。で,コンビニで缶コーヒーとアンパンを買って補給していると,ラックを譲ってくれた人たちが走り出したのですが,ロード2台にMTB1台というなかなかMTBの人頑張れ!という構成でしたが,さっそうと走り去って行ってしまいましたです。自分自身も休憩を終え,さてUターンということで走り出しましたが,復路も風が吹かないので,これは走るしかないよね!ということで,久しぶりに走っているのだから,少しセーブした方が良いとは思いつつも,足がいい感じで回るので,回してしまえ!ということで,楽しく走らせてもらいましたが,最後の方は少し足が疲れたなぁという感じになったりもしましたが,無事,自宅までたどり着きましたです。やっぱりロードに乗るのは楽しいな!と久しぶりに走ってシミジミ思いましたです。
 月曜日からは仕事ということで新型コロナウイルスの関係で電車にあまり人が乗っていないなぁと思ったり,仕事がバタバタしたりしましたが,何とか週末を迎え,今日は土曜日ということで,いつものようにゆっくり起きて朝ごはんを食べ,ワイシャツにアイロンをかけ,洗濯をしてから買い物に行き,昼ごはんを食べた後は少し昼寝をしてからブログネタを打っていますです。明日は天気予報ではくもり時々晴れ,夜遅く雪で雷を伴うというわけのわからない天気ですが,午後の降水確率は20%,最高気温は14度なので,何事もなければパナモリで走りに行きたいなぁと思っていますです。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回はILL BONEの“死者[+]”を紹介したいと思います。ILL BONEは日本のバンドで,中田潤が1979年からやっていた造反医学というバンドが1982年に改名したもので,1987年ころ解散しています。作品としては造反医学として1982年に自主制作カセットとしてリリースされた“青空”と1985年にトランスレコードからリリースされた“死者”があります。今回の“死者”がレコーディングされたときのメンバーはヴォーカル中田潤,ギター石黒浩孝,ベース石川佳世子,ドラム箕輪扇太郎の4人ですが,私が初めてILL BONEを聴いたのは1986年にトランスレコードからリリースされた“NG”というV.Aのアルバムで,その中に“ナンバーレスランド”が収録されていたのですが,そのときのメンバーはヴォーカル中田潤,ギター弓削聰,ベース石川佳世子,ドラム箕輪扇太郎とのことです。トランスレコードから“死者”がリリースされたとき,買おうかなぁと思ったのですが,4曲しか入っていなかったので結局買わなかったのですが,再度のCD化で収録曲数が12曲と増量されたことから買わせてもらいました。
 1曲目の“ベイルート”という曲は,「僕の世界は穴が空いている」といきなり唄い始め,ドラムは打ち込みながら,淡々としたベースに不安定なギターがいい感じで鳴っていて,これは確かにトランスレコードからリリースされるだろうなぁという感じのダークな音になっています。中田潤の細く高い声もだみ声パンクと一線を画してなぁと思いましたし,歌詞が長いのもいいですねぇ。欲を言えば,ドラムは打ち込みではなく箕輪扇太郎が良かったなぁと思ってしまいました。
 2曲目の“アメリカ”という曲は,ラジオっぽいS.Eからピアノで静かに始まり,「神様は乾いたポスター,風に舞ってるアメリカ」と中田潤が唄い出し,バンドの音になるのですが,パワフルなドラム,シンプルなベース,フリーキーなギターが絡み合い,シャウトせずつぶやくように唄うヴォーカルと,これまたダークな感じが満載です。最後にまたピアノだけになって終わるところもカッコよいです。
 3曲目の“死者”という曲は,ギターのフィードバックノイズっぽい音で始まり,コーラス系を多様したギターに,タムを多用したドラム,沈み込むようなラインを弾いているベース,エコーかけまくりのヴォーカルと,雰囲気たっぷりなのですが,エコーが深すぎて何を唄っているのかがわからないのが悲しいですが,バンドの音は素晴らしいです。やはり箕輪扇太郎の叩きまくりのドラムは素晴らしいなぁと思いつつ,弓削聰のフリーキーなギターも素晴らしいし,石川佳世子の沈み込むようなラインも素晴らしいです。後は歌詞がきちんと聴こえればなぁと思ったりもしますが,音として聴くのであれば,これもありかと。
 4曲目の“ネイション・ブルース”という曲は,不安定なギターとベースで始まり,さてこれがどうなるのかと思っていると,ドラムがしっかりしたリズムを叩き出すとバンドの音がまとまり,ヴォーカルが唄い始めるのですが,「どこにもないどこか,今じゃないいつか,アパートの壁に書いた祖国」とか政治的だなぁと思いつつ,それでも静かな不安定な音の方に引きずり込まれてしまいます。終盤ではフリーキーなサックスも鳴らされながら,「口笛,青空の下,自転車で春。日本のスカートの中に消えた。お前の骨の中に世界の果て,お前はひとつの国家なのだ。世界の果て,ひとつの国家。」と唄われるのですが,元々の歌詞では「リーよ」という言葉が入っており,このリーとはどうも李珍宇のことのようでしたので,この歌詞に納得してしまいましたです。
 5曲目の“Numberless Land”という曲は,“N.G”に収録されていたものとほぼ同じアレンジで演奏されているのですが,やっぱりこの曲は素晴らしいなぁと思ってしまいました。ライヴ音源なのでそんなに音は良くないのですが,箕輪扇太郎のパワフルなドラムはしっかりと聴けます。「アパートの壁から,祖国の地図を描く。人々に自由と愛と革命を」とか「火薬の香り,罪の印,空に現れ。終わらない昭和の唄を奏でよう。握りつぶす偽物の花,偽物の夢,僕はここから離れよう。To Numberless Land」などと素敵な歌詞が満載です。
 6曲目の“Spera”という曲は,割と勢いが良い曲で,こういう曲もやっていたのねと思ってしまいましたが,やはりベースの沈み込んでいくラインが素晴らしいです。つぶやくように唄っている印象なのですが,この曲では中田潤がシャウトしていて,ギターも比較的普通に弾いていますし,ドラムもタムを多用せずシンプルに叩いているなぁと思っていると,はい,やはり途中からドラムが暴れだし,手がつけられなくなってしまうのですが,それがまたカッコよいです。
 7曲目の“さよなら昭和”という曲は,ドラムから始まり,そこにヴォーカルとギターとベースがなだれ込んでくるのですが,少し押さえた感じの演奏と結構シャウトしているヴォーカルとの対比が面白いなぁと思っていると,最後は結構ハードな演奏でヴォーカルを盛り上げてくれます。
 8曲目の“Christine”という曲は,ギターとベースが沈み込んでいくような演奏をし,このまま沈み込んでいくのだろうかと思っていると,ドラムが入ると少し沈み込むのを引き止めてくれるのですが,ヴォーカルが唄い始めると,また沈み込んでいくという不思議な曲になっています。中盤からは沈み込む感じがなくなり,比較的前向きなロックっぽい音になり,グイグイ引っ張ってくれる感じになるのですが,ヴォーカルが入るとまた沈み込むような演奏になるのはなぜなんだろう?と思いつつ,ライヴ音源なので仕方ないのですが,もう少し歌詞が聴き取れたらなぁとも思ったりしました。
 9曲目の“霧”という曲は,ギターが普通のメロディーを弾いているのですが,ドラムはどう聴いても普通のリズムじゃないよねぇと思いながら聴いていると,ベースも比較的普通のラインを弾き,ちょっとポップな感じの曲になっています。ILL BONEの曲にもこんな曲があったのねと思いながら聴きながら,いやいやILL BONEだもの,きっと途中で・・・と思いながら聴いていたのですが,最後までちょっとポップな感じのままで終わったのには驚いてしまいました。
 10曲目の“Dancing Day”という曲は,えらいロックンロールなタイトルをつけたなぁと思っていると,演奏の方はとてもダンスができるようなものではありませんでしたというところがやっぱりILL BONEですか。叩きつけるように叩かれるドラム,ループするベース,不安定なアルペジオを弾くギター,吐き捨てるように唄うヴォーカルと,全くダンスできるような曲ではないなぁと思っていると,途中からテンポアップするのですが,とはいえ踊れるような展開になるわけもなく,そのまま終わってしまいました。
 11曲目の“光州”という曲は,ILL BONEらしいタイトルだなぁと思っていると,これが結構,普通にロックしていて,前の曲はなんだったんだろうと思ったりもするのですが,この曲が踊れる曲になっていないのはやはりILL BONEだなぁと思ってしまいました。
 ラストナンバーの“死者(DEMO)”という曲は,ドラムとギターとベースの組み合わせが素晴らしいなぁと思って聴いていると,ヴォーカルのエコーがあまりかかっていないので,おぉ歌詞がちゃんと聴こえるじゃないのと思ってしまいました。「ラジオからたくさんの死んだ声が,世界を語り始める。夏がまたこんなふうに終わる。」と聴くと,終戦のことを唄っているのかなぁと思ったりしていると,バンドの演奏(特にドラムが)がヒートアップしていくところがカッコいいじゃないのと思いました。
 “N.G”も入れて,たった5曲のスタジオ音源しか残っていないのですが,こうやって聴くと,やっぱりトランスレコードから出るべきして出た音だなぁと思ってしまいました。ちなみのこのCDでは中田潤がライナーノーツを書いている(が歌詞カードがないのが残念。この辺は,歌詞カード集のCD-Rを再稼働したILL BONEのライヴで販売していることも影響しているのでしょう。)のですが,バンド側としてもフルアルバムにしたかったものの,最終的には予算が足りず,4曲になってしまったということです。まぁ確かに勢いで押せ押せなバンドではないので,何度も録音をやり直した結果,4曲になってしまったんでしょうね。

 新型コロナウイルスが世界中で猛威を奮っていますが,フルカワの住んでいる県ではまだ感染者数が1人ということで,あまり緊迫感がなかったりするのですが,ここのところ寒暖の差が激しかったこともあり,前回のブログの冒頭にも書きましたが,先週の金曜日から鼻炎が出てしまいましたです。金曜日は仕事に行ってから鼻炎が出たので,その日はハンカチで鼻を押さえながら何とか乗り切るしかなかったのですが,家に帰ってから愛用している漢方系の鼻炎薬がどれくらい残っていたっけと思いながら薬の残量を確認していたところ,ふと使用期限を見てみると,なんと「2019.07」って書かれているではありませんか。あ~薬もやっぱり使用期限があったのねと思いつつ,食品のように腐るわけでもないし,せいぜい効能が少し低下するくらいだろうと安易に考え,土曜日から飲みましたが,ほどほどに効いてくれたようでいい感じで週末を終え,使用期限が切れた薬が火曜日でなくなったので,薬局で新しい薬を購入し,これで安心ということで,昨日まで朝と昼に飲ませてもらいましたです(仕事中に鼻水が抑えられればよいので。)。
 今日は朝から鼻炎薬は飲んでいませんが,鼻水ダラダラという状態ではないので,これならもう薬を飲まなくても良いかな?と思っています。新しく買った薬の使用期限を見てみると,「2023.11」となっていますので,当分は大丈夫だなぁと思っていますが,今度は使用期限が切れないようにしたいなぁと思いますが,そうは言っても鼻炎が出ないのに鼻炎薬を飲むことはないですし,鼻炎が出ないほうが楽なのは楽なので,使用期限が切れてもやむなしか?と思ったりもします。
 まぁ,漢方系ですが,薬は薬なので,使用期限も含め,適切に使った方が良いことは分かっているんですけどね,貧乏性なものでついチャレンジしてしまいましたです。