ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

イキテル・ソング ~オールタイム・ベスト/高田渡


 あ~もう3月になってしまいましたです。ここのところ気温が上がったり下がったりしていることもあり,昨日から鼻炎が出てしまいました。仕事に行ってから鼻炎が出だしたので,薬を持参していなかったのでなかなか辛かったのですが,今日は朝から愛用している鼻炎薬を飲んで,少し楽な感じです。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は下の子供が月曜日に運転免許センターに行くということを土曜日に聴いたものの,仕事の予定がどうだったのか覚えていないので,午前中はちょっと職場へ行き,仕事の予定を確認すると会議とかの予定がないことが確認できたので,これなら下の子供を運転免許センターへ連れて行ってやれるなということで,下の子供に連れて行ってあげると連絡しましたです。運転免許センターは住所だけ見るとそんなに不便なところではないように思えるのですが,行ってみるととんでもなく山の中なので,初めて行くのに,朝の試験に間に合うようにに一人で行くのはちょっと厳しいよなぁと思っていたので,少しホッとしましたです。午後からは下の子供が帰って来たので,UQ Wimaxの契約とau回線の名義変更をするということで,まずはUQ Wimaxの契約に行きました。というのも,UQ Wimaxに入っていれば,auの料金が割り引かれるので,今後,子供が自分で携帯電話料金を支払うのであれば,少しでも安くなる方が良いからなんですが,1つ誤算がありました。近くのビックカメラUQ Wimaxビックカメラが運営しているBIC Wimaxで契約したのですが,最初の契約時はキャッシュカードでなければ駄目ということで,子供がキャッシュカードを作っていなかったので,結局私の名義で契約することになってしまいました。まぁ,Wifiルータなんて電源を入れたらカバンに入れっぱなしだったり,どこかに置きっぱなしで落として壊すようなこともないだろうから,まぁ,契約が私名義でもいいかと。もし,壊してしまった場合は,キャッシュカードを作っていれば,今回の契約は解除して,子供が新規で契約すればいいだけですしね。で,UQ Wimaxの契約を済ませ,次はauショップへ行き,回線の名義変更と嫁さんの端末をついでにPHSからスマホに変えさせてもらいました。回線の名義変更も無事終わり,次は嫁さんの端末変更なのですが,ナンバーポータビリティを利用するので,Y Mobileに電話をかけてもらい,ナンバーポータビリティの手続を取りましたが,相変わらず電話の向こうで「Y Mobileでは駄目なんですか?」と何度か言われましたが,Soft Bank系は終わりにしてauに統一したいので,ということでお断りさせてもらいましたです。というか,元々はDDI Pocketだったので今であればau系列だったのですが,売られ,売られてSoft Bank系列になってしまっただけであり,PHSが停波になるのであればSoft Bank系列に残る意味は自分的にはないので,まぁあっさりau by KDDIで良いのではないかと。で,各種契約を済ませて,自宅に戻り嫁さんの端末を取り出したところ,マイガーッ!クレードルはあるものの,ACアダプターはないではありませんか。しかもUSB TypeCなので,これは買ってくるしかないということで,再度,ビックカメラへ行き,ACアダプタを買って,自宅へ戻り,嫁さんのスマホ用のクレードルが無事完成しましたです。
 月曜日は午前中は休暇を取って,下の子供をプレオに乗せて運転免許センターへ行きましたです。どんどん山の中へ入っていって,最後は山の上へ登っていったので,こんな山の中だと,帰りは帰れるけど,行きは受付に間に合うように行くのは厳しかったかも・・・と言われ,連れてきてあげて良かったなぁと思いましたです。まぁ,自分が免許を取ったときは県の自動車学校が海沿いにあり,県の自動車学校の隣が運転免許センターだったので自転車で行っていたのですが,こんな山の中では無理だよなぁと思って
しまいました。少し早めの時間に着いたので,ついでに運転免許センターの中を案内することにし,学科試験の窓口まで連れて行って,そこで「じゃあ頑張れ!」ということでプレオに乗って自宅へ戻り,洗濯をしてから出勤しましたです。そこから金曜日までは仕事で,いろいろバタバタありましたが,無事週末を迎え,今日はゆっくり起きて,朝ごはんを食べ,そろそろ髪の毛が伸びてボサボサなので,切りに行きたいなと思って電話予約をしようとするも,電話が鳴っているのに,出てくれない。ひょっとして今日は臨時休業なのかなぁと思いつつ,時間を置いてからかけてみると繋がったものの,夕方で良いですか?ということでしたが,今日,切りに行けるのであればということで,夕方から髪を切りに行くことにしました。散髪屋の予約も取れたので,そこからは洗濯を済ませ,買い物に行き,散髪に行くまでにブログネタをアップしておこうと思っていますです。明日は久しぶりにパナモリで走りにいければなぁと思っていますが,今のところの天気予報ではくもり後晴れ明け方まで雨,所により雷を伴うというなんか訳のわからない天気で,午後の降水確率は0%,最高気温は17度と本当に予報どおりなら走りに行ける感じですが,果たしてどうなることやら。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,前回の斉藤哲夫関連というわけではありませんが(とはいえ,斉藤哲夫もデビューはURCレコードですしね。),今回は高田渡のベスト盤“イキテル・ソング ~オールタイム・ベスト”を紹介させていただきます。高田渡は既に(2005年)お亡くなりになっていますが,1969年にURCレコードからデビューし,その後の活動はネットで検索すれば引っかかるので,詳細はそちらへ。加川良の“下宿屋”でも唄われるなど,多数のミュージシャンに慕われたミュージシャンでした(そんな加川良も亡くなりましたね。)。このベスト盤は息子でマルチストリングス奏者の高田漣の選曲ということで,URCレコードを皮切りに複数のレコード会社の音源を網羅的にまとめたベスト版になっています。
 1曲目の“この世に住む家とてなく”という曲は,少しとぼけた感じの声と唄い方で高田渡アコースティックギターを弾きながら唄っていて,いかにも70年代フォークソングという感じなのですが,ギターの弾き方と唄と歌詞が本当に合っているなぁと思いました。
 2曲目の“自衛隊に入ろう”という曲はライヴ音源なのですが,タイトルからすると勇ましい感じの曲をイメージしてしまいますが,高田渡が唄っているのですから,そんな感じになるわけもなく,飄々と唄っています。「自衛隊に入ればこの世は天国。男の中の男はみんな自衛隊に入って花と散る。」なんてサラッと唄ってしまうところが素晴らしいなぁと思ってしまいました。
 3曲目の“ごあいさつ”とい曲は,本当にあいさつだけの短い曲ですが,こういったジョークが高田渡らしいなと思いました。
 4曲目の“自転車に乗って”という曲は,演歌師っぽい音で始まり,バンドの音に乗って,高田渡が軽快に唄っているのですが,どうしても軽快というよりもノホホンとした感じを受けるのですが,「自転車に乗って,ちょっとそこまで走りたいから。」と唄っているのを聴くと,ママチャリに乗って,フラフラと走っている風景が目に浮かんでしまいました。
 5曲目の“おなじみの短い手紙”という曲は,アコースティックギターアコーディオンだけをバックにして高田渡が唄っているのですが,タイトルは「短い手紙」となっていますが,唄の方は決して短いことはなく,「おなじみの短い手紙が僕の命を取ってしまう。おなじみの短い手紙が君の命を取ってしまう。」という意味深な歌詞なのですが,ひょっとして赤紙のことなのかなぁと深読みしてみたり。
 6曲目の“コーヒーブルース”という曲は,アコースティックギターの軽快なフィンガリングに乗って,高田渡が淡々と唄っているのですが,高田渡の口から「おはよう,可愛子ちゃん,ご機嫌いかか。」なんて歌詞が出るとは思いませんでしたが,それは多分,後の髭を伸ばした高田渡のイメージしかないからかなぁと思ってもみたり。
 7曲目の“系図”という曲は,アコースティックギターを中心にした音をバックに高田渡が(唄の主人公が)自分が生まれたときの父親がやったことを,自分の子供が生まれたときに自分も父親と同じこと(質屋へ行き,金を作って,酒屋へ酒を買いに行った。)をしてしまったということを淡々と唄っているのですが,これがなかなかいい感じです。高田渡のことではないけれど,知らない人が聴いたら,高田渡の実体験と思ってしまうのでは?と心配してしまいました。
 8曲目の“鉱夫の祈り”という曲は,アコースティックギター1本をバックに高田渡が淡々と唄っているのですが,こういう感じの音が高田渡に合っているのかなぁと思っていると,フィドルが入り,ボトルネックギターが入り,一気にブルースっぽくなるのですが,これはこれでいいなぁと思ったり。
 9曲目の“私は私よ”という曲は,デキシーランドジャズぽい音に乗って高田渡が軽快に唄っているのですが,デキシーランドジャズっぽい音と高田渡の相性がこんなに良いなんて思いもしませんでしたが,本当,めちゃ合っています。8曲目までアコースティックギターをバックに淡々と唄っているのが高田渡らしいなんて書きましたが,こんなにバンドの音に乗って少し生き生きと唄っている高田渡を聴くのも良いなぁと思いましたです。
 10曲目の“私の青空”という曲は,ピアノとアコースティックギターで始まり,さて,どうなるのかと思ったら,やはりデキシーランドジャズっぽい音に乗って,伸び伸びと高田渡が唄っているのですが,これがまた素晴らしいです。間奏で飄々と「柳田ヒロさんよろしく!」とか声を掛けているのを聴いていると,あまりレコーディングとか意識せずに,自然体な感じでやっているのかなぁと思ってしまいました。
 11曲目の“当世平和節”という曲は,フィドルの音も心地よく,大正時代の演歌師の唄を高田渡がリメイクしているのですが,やたらポップなところが素晴らしいですが,唄っている中身は結構重いんですけどね。しかも,大正時代の唄なんですけど,今聴いても歌詞に古さを感じないところが素晴らしいなぁと。それとバンジョーの音がかなり前に出ているのですが,改めてバンジョーの音っていいなと思ってしまいました。
 12曲目の“火吹竹”という曲は,アコースティックギター1本で始まり,そこに薄くピアノが乗っかり,高田渡が唄い始めるのですが,火吹竹を作って,火を起こしていることを淡々と唄っているだけなのですが,妙に味わいがあるのはきっと高田渡だからなんでしょう。
 13曲目の“フィッシング・オン・サンデー”という曲は,バンドの音に乗っかって高田渡が唄っているのですが,これがまた楽しそうに唄っているなぁと思ってしまいました。唄っている内容は魚釣りに行くよというタイトルどおりの曲なのですが,バンドの音に乗って楽しそうに唄っている高田渡の唄が聴ければそれでいいですという気持ちになってきます。なぜか,この曲ではドラムの音が結構前に出ていますが,そういうアレンジの時代だったのかなぁと思ってみたり。
 14曲目の“ヴァーボン・ストリート・ブルース”という曲は,ブルースとなっていますが,デキシーランドジャズっぽい軽快な音をバックに高田渡がこれまた元気よく唄っている曲です。高田渡も元気よく唄っていますが,バンドの音も元気で,管楽器のソロの時の音も気持ち良いのですが,バンジョーの勢いのあるカッティングの音が特に気持ち良いです。
 15曲目の“冬の夜の子供の為の子守唄”という曲は,アコースティックギターの可愛らしいリフがいい感じで,高田渡が子供に唄ってあげる感じで非常に大きな唄い方をしているのですが,これが非常に気持ち良い唄い方になっています。歌詞も含め,この曲がNHKみんなのうたですっと流れてきても全く違和感がない感じなっています。
 16曲目の“ホントはみんな”という曲は,確かシチューのコマーシャルソングでしたよね。ほんわかした感じで唄っている高田渡とバックの柔らかい音が非常に合っていて素晴らしいです。というか,高田渡の唄がコマーシャルソングになろうなんて夢にも思っていませんでしたが,改めてこの曲を聴くと,歌詞も含めて柔らかい感じに仕上がっていて,これなら全く問題なしという感じです。
 17曲目の“夕暮れ”という曲は,ライヴ音源なのですが,アコースティックギターをバックに唄い始め,少しずつ楽器の音が増えていくのですが,それに連れて高田渡の唄が力強くなっていくところがいい感じです。途中からラップスティール・ギターが弾かれるのですが,ラップスティール・ギターの浮遊感のある音と,高田渡の淡々とした唄い方が合っていて,良いアレンジだなぁと思ってしまいました。
 18曲目の“ブラザー軒”という曲は,これもライヴ音源なのですが,ブラザー軒は多分,唄っている中身から喫茶店なのだろうと思うのですが,どうしてその喫茶店に亡くなった父親と妹がやってきて氷をかじっているのかはわからないのですが,とりあえずシュールな曲なのは分かるのですが,高田渡が淡々と唄っているので,シュールな感じではなく,非常に普通に聴こえてしまうのは凄いなぁと思ってしまいました。
 ラストナンバーの“生活の柄”という曲は,これもライヴ音源で,あまりにも高田渡の代表的な曲なのですが,やはりいつ聴いても「歩き疲れては,草に埋もれて寝たのです。歩き疲れて寝たのですが,眠れないのです。」なんて歌詞はいいなぁと思ってしまいました。
 高田渡というと,アコースティックギターを弾きながら・・・という感じでアコースティックなセットがイメージとしてはあったのですが,デキシーランドジャズっぽい音がこんなに高田渡に合うなんて思っていませんでしたね。というか,このアルバムで初めて聴いたのですが,正直,カッコよいというか,こういうやり方もあるんだなぁと思いましたです。あと,高田渡の息子である高田漣がマルチストリングス奏者になったのは,高田渡のバックの音を聴いていると,ギターはもちろんのこと,バンジョーだったり,ボトルネックギターだったり,ラップスティール・ギターだったりと,ストリングス系の楽器の音がいい感じで鳴っているので,それも影響を受けたのかな?と思ってしまいました。

 というわけで,最初にも書きましたが,今年の7月末の停波を待たずして,全てのPHS契約が解約されましたです。思い起こせば,当初はデジタルツーカー(多分,売られ,売られて最終的にはSoft Bankになったのではないかと思います。)の携帯電話を利用していたのですが,職場で携帯電話のスタンドに入れようとして,間違ってコップに水没させてしまい,どうしたもんかと思っていると,パソコンをネットに繋ぐのならPHSの方が早い(当時はADSL無線LANもまだまだ高かった。)ということでDDI Pocketと契約し,プロバイダはDIONにしたところが始まりでしたね。そうしていると,定額制のAirH"が始まり,MC-P300が発売され,速攻で買わせてもらいましたです。MC-P300はカード型でしたので,デスクトップパソコンでは使えないかと思いきや,USB接続する機器が別メーカーから発売されて,それを使えばデスクトップでもつなぎ放題でネット接続ができましたね(32KBという,今で思えば激遅な速度でしたけど。)。そういえば,この頃はHPのJornada710を愛用し始めて,AirH"とJornadaでどこでもネット閲覧を楽しんでいたなぁ。そうこうしているうちに2005年からDDI PocketからWillcomに社名が変更になり,ユーザーはウィルコマーなんて呼ばれていましたっけ。そして2010年にSoft Bank傘下に入り,2013年には完全子会社となり,2014年からY Mobileとなって,2020年7月末で停波ということで,停波まではWX330Jをつかってやる!と思っていたのですが,さすがに2008年のモデル,昨年10月,端末自体は普通の状態なのですが,急に電波を受信しなくなり,静かにお亡くなりになってしまいましたです。
 まぁ,WX330Jは目覚まし代わりにまだ愛用しているのですが,子供らからau by KDDIに移行し,私も昨年移行し,今回,嫁さんの端末もau by KDDIにしたので,これでPHSとはすっぱり縁が切れてしまいましたです。で,問題になるのが,DDI Pocket時代から愛用してきたレピーターなんですね。Y Mobileでもレピーターをレンタルしているのですが,これはあくまでも月300円のレンタルで,通話契約解除後はY Mobileショップに返還しないと違約金を払わないといけないらしいのですが,DDI Pocketのレピーターは1万円の保証料を収めて,借りているもので,しかもY Mobileのレピーターとは全く別物なので,果たしてY Mobileに返却すべきものかどうか悩ましいんですよね。
 とはいえ,使うものでもないですし,捨てるものなんなので,1万円の保証料は戻ってこないだろうけどY Mobile ショップに引き取ってもらおうかなぁと思っていますが,引取を拒否された場合には,まぁ,不燃ごみの日に捨てましょうかね。