ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

King Bee/Muddy Waters


 しかし,この間の三連休はプレオを弄ってばっかりだったなぁと思ったりもして。カーナビを交換したのは前回のブログにも書きましたが,翌日の日曜日はイソイソとプレオに乗ってカー用品店へ行き,ワイパーブレードを物色させていただきましたです。若干悩みましたが,どうせ取り換えるならということで,ソフト99のガラコ撥水パワーブレード(以下,面倒なので「ガラコワイパー」という。)って奴にしました。ここで,またお悩みが。フロントが調子が悪いのであって,リアはそうでもないけど,どうせ替えるならリアも換えた方が良いのではないかい?雨が降ってサイドミラーが見えにくいとき,リアが良く見えないと危ないしね,ということでリアのワイパーブレードも交換することにしました。そこで,またふと,そういえばワイパースタンドもいい加減限界だなぁということで,それも買うことにしましたです。レジでお金を支払うと,おぉ!予定よりも少しオーバーして8200円(端数省略)になっちまったよ。でも,まぁプレオに良く乗るようになったので,安全第一ということで。で,カー用品店の入口にゴミ箱があり,交換して不要になったパーツが捨てられるようになっている(取り外したカーナビも持ってくれば良かったと少し後悔しましたが・・・)ので,それなら駐車場で交換して替えればゴミも出ないのでないかい?ということで,カー用品店の駐車場で交換することにしましたです。正直,ワイパーブレードを交換するのは初めてでしたが,土曜日にネットでワイパーブレードの交換について調べておいたので,何のことはなく作業が終わってしまいましたです。で,ワイパースタンドの交換ですが,こちらはプラスのドライバーが必要なのですが,フルカワが持ち歩いている全ての鞄には自転車を弄れる工具が常に入っていますので,プラスのドライバーももちろんありますので,サクッとワイパースタンドも交換し,出たゴミは全てカー用品店のゴミ箱に捨てさせてもらいましたので,帰りに荷物が増えることもありませんでしたです。これで雨の日も安心だぁというよりも目の前でサビサビになっているワイパーブレードがキレイになったことが一番嬉しいですかね。ワイパーって目の前にありますからね,錆びてボロボロになっていると結構目に付くので,精神衛生上にも非常に良かったのではないかと思っていたら,やはりというか,なんというか,単身赴任先に帰るとき,やっぱり降りましたよ,雨が。さて,ガラコワイパーの実力はどうよ?と思いながら,ワイパーを動かすと,これが非常に良い感じです。ネットではガラコワイパーは動かすと撥水の関係でどうしてもウィンドーが少し曇ったようになるとありましたが,確かに少し曇ったようにはなりますが,そんなことより,雨水がサクサク落ちていく方がフルカワ的には気持ちよかったでございます。どうして早く交換しておかなかったのかなぁと少し後悔してしまいましたです。
 で,単身赴任先に戻るときは新しいカーナビも使ってみたのですが,これも良かったです。一番不安だったのは,今回のカーナビはバッテリーを内蔵していないので,休憩のときにエンジンを切ると入力したナビ情報が全て飛んでしまうのではないかということだったのですが,エンジンを切って電源が落ちても,再度エンジンを掛けると,ナビ情報は残っていて,ナビを続行しますか?と表示され,問題なくナビ情報が使えましたです。それから,カーナビで音楽を聴きながらナビが使えるかという点ですが,使えないことはないのですが,フォルダごとにしか再生できないので,正直,ちょっと面倒という感じなのですが,カーナビを使いながら長時間音楽を流すときはカーステで,カーナビを使いながら短時間音楽を流すときや,カーナビを使わない時はカーナビで音楽を聴くという感じで切り分ければ問題なしでございます。
 というわけで,プレオの関係が充実しつているのは良いのですが,問題は天気ですよ。正直,単身赴任先に居るときは天気が悪くて,パナモリに乗っていないので,ハッキリ言って鉄分不足になっているので,台風が来つつありますが,今のところ明日の降水確率は10パーセントなので,明日は何とか走りに行きたいなぁと思っていますです。

 というわけで,今回もMuddy Watersのレビューを。本当はTHE GROOVERSの新しいアルバムをレビューしようと思っていたのですが,三連休前に届かなかったため,三連休が終わって単身赴任先に戻ってから聴き始めたので今回はまだそこまで聞き込んでいないかなぁということで。で,Muddy Watersのアルバムも今回紹介する“King Bee”で最後になってしまうんですが,このアルバムは1981年にリリースされたMuddy Watersの最後のアルバム(ベスト盤とかライブ盤は除く。)ということになります。このアルバム発表後の1983年にMuddy Watersは亡くなってしまうのですが,亡くなる2年前までこんなアルバムを作れるなんて凄いなぁと思ってしまいましたです。
 1曲目の“I'm a King Bee”という曲は,少しシャッフルの入ったズンチャカしたリズムに乗ってMuddy Watersが気持ちよさそうに唄っているのが印象的です。ギターもスライドではなくザックリとしたギターカッティングなんですが,それがまたイイ感じというかフルカワ好みのギターでございます。間奏のギターとブルース・ハープのユニゾンのフレーズなんて難しいことをしているわけではないのですがカッチョエエ!としか言い様がない感じになっていて,このままセッションが続けばいいなぁと思っているとフェイドアウトで終わってしまうのが勿体ない感じがしたりします。
 2曲目の“Too Young to Know”という曲は,Muddy Watersのギターから始まり,ルーズなリズムのブルースなんですけど,そこにMuddy Watersのヴォーカルとスライドギターとブルース・ハープがはまりまくっていて,メチャカッコ良いです。間奏のブルース・ハープのソロとこれに続くスライドギターのソロがこれまたカッコイイんですよね。でもこうやって聴いてみると,ブルース・ハープの音があってスライドギターの音が産まれたのか,スライドギターの音があってブルース・ハープの音が産まれたのか・・・なんて思ったりもしますが,私が物心ついたときにはどっちもあったので,そんなことはどうでもいいや,カッコ良ければ最高!ということで。
 3曲目の“Mean Old Frisco”という曲は,ほぼMuddy Watersのギター1本(一応ドラムがリムショットでリズムをキープしていますが。)で唄っているのですが,これがカッコエエ。というか,流石,ギターが上手いよねぇと思ってしまいましたです。ギター1本と唄だけでドライヴ感を出しまくっているんだもん。で,他の楽器も入って来て,ソロが始まるのですが,このソロがこれまたカッコイイんですよ。ツボを押さえたメロディーラインと時折挟み込まれるチョーキングにたまらんなぁ・・・と思ってしまいましたです。
 4曲目の“Forever Lonely”という曲もMuddy Watersの弾き語りにバンドがうっすらとリズムを加える感じの曲なんですが,ギターの音が好きなフルカワとしては,この曲もツボにはまってしまいましたです。いや〜ギターの音って良いなぁと思ってしまいましたです。
 5曲目の“I Feel Like Going Home”という曲は,Muddy Watersのスライドギターから始まり,これまたバックの音は控えめにして,Muddy Watersのギターとヴォーカルが良く聴こえるようなアレンジ(というかミックス)になっています。しかし,どうやったら唄いながらこんなカッコイイギターが弾けるのかなぁと思ってしまいましたです。本当,ギターを弾く頭と唄を唄う頭は別物なんでしょうかね。間奏でのスライドギターのソロなんて,これでもか!っていう感じで弾きまくっているのですが,どうだ!っていう感じではなく,本当,自然に好きだから弾いていますよ的な感じがにじみ出ていて,これはこれで凄いなぁと思ってしまいましたです。
 6曲目の“Champagne & Reefer”という曲は,シンプルなリフを繰り返すバックの音に対して,自由に唄をはめ込んでいく感じがカッコ良いですね。こういうのを聴くと,ソウルもロックも全てブルースから始まったんだなぁと思ってしまいましたです。シンプルなリフの繰り返しなんですけど,ちっとも退屈でないのは,Muddy Watersを始めとする各ミュージシャンの力量ということなんでしょうね。
 7曲目の“Sad Sad Day”という曲は,タイトルからして「とんでもなく酷い日だ」っていうことなんだと思いますが,タイトルどおり重ためのリズムで,Muddy Watersのヴォーカルも力を抜きつつも叩きつけるような唄い方で,スライドギターのフレーズもビブラートを効かせまくっているいわゆる泣きのフレーズなんですけど,ドロドロした感じはなく,乾いた感じを受けましたですね。Muddy Watersのギターソロの後に(多分)Johnny Winterのギターソロが入り,その後にピアノのソロが入っているのですが,どのソロもカッコ良すぎて,いや〜コメントなんて無意味ですよねぇ,聴くしかないよねぇと思ってしまいましたです。
 8曲目の“(My Eyes) Keep Me in Trouble”という曲は,おぉエレクトリック・ブルースだねぇという感じの曲になっています。このアルバムでは電気楽器はもちろん入っているのですが,この曲まではアコースティックっぽい耳触りの曲が多かったのですが,この曲はバンドの音が一体となってグルーヴを作り,Muddy Watersはそのグルーヴに乗って唄を唄っているという感じですかねぇ。(多分)Johnny Winterがずっとギターを弾きまくっているのですが,それがまたカッコ良いので,もう少し聴いていたいなぁと思っていると残念なことにフェイドアウトしてしまいましたです。
 9曲目の“Deep Down in Florida”という曲は,前々回に紹介した“Hard Again”にも収録されていましたが,ブルース・ハープがいきなりソロを取っていますが,これまたエレクトリック・ブルースという感じのアレンジに仕上がっていて,ブルース・ハープのリフとギターのリフの絡み具合が非常にカッコヨシです。間奏のギターソロはいきなりこれでもか!という感じでトリルしまくり,その後はチョーキングを多用しながらツボを押さえまくったメロディーラインを弾き,その後のブルース・ハープのソロではスライドギターをバックにこれぞブルースってな感じのフレーズを吹きまくってくれています。本当,様式美最高!って感じですね。
 10曲目の“No Escape from the Blues”という曲は,前回紹介した“I'm Ready”にも収録されていましたが,これもエレクトリック・ブルース感がアップしまくった音になっています。バンドがパワフルに音を叩き出しているので,Muddy Watersも心なしか力強く唄っているように聴こえますです。しかし,亡くなるまで「ブルースから逃げない」って唄うMuddy Watersのカッコヨサにシビレてしまいましたです。
 11曲目の“I Won't Go On”という曲はからはボーナストラックなんですが,セッションっぽいラフな感じなんですけど,もともと一発録りだもん,セッションでもそんなに変わらないなぁと思ってしまいましたが,考えて音のバランスを取ってというのではなく,出音で勝負という感じの音なので,かなりライヴ感があり,Muddy Watersが「Go On!」とシャウトした後に入るギターソロなんてメチャカッコ良いです。曲の終盤でもギターソロが弾かれまくるのですが,これがどこまでも続いていきそうな感じのギターソロなんですが,無理矢理まとめたように終わってしまうのは少し残念かなぁと思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“Clouds in My Heart”という曲は,スローで重ためのリズムでバックが演奏する中,Muddy Watersがシャウトしまくっているのですが,これがまたカッコイイんですよね。重たいんだけど,カラッとしているというか,ジメジメ感が全くないんですよね。間奏のギターソロも泣きのフレーズ満載なんですが,ドロドロしていないので,ダウナーな気分にならず聴けます。終盤のギター弾きまくりのソロもカッコイイです。というか,ロックの源流ってやっぱりブルースなんだなぁと終盤のギターソロを聴いて実感してしまいましたです。
 ところで,このアルバムのジャケットを眺めていると,日本人的な感覚なのかもしれませんが,遺影っぽいなぁと思ってしまうわけで。もし,アメリカでもそういう感覚であるのならば,Muddy Watersが亡くなってしまうかも知れないということを前提に,最後のアルバムとしてこのジャケットをデザインしたのかなぁと思うと,それはそれで凄いなぁと思ってしまいましたです。日本人的な感覚ではMark Bolanが亡くなってしまったためT.Rexのラストアルバムとなってしまった“Dandy in the Underworld”も非常に遺影チックなデザインでしたけど,Mark Bolanが亡くなってから発売されたアルバムとMuddy Watersが生きている間に発売されたアルバムとでは,やはり意味合いが違うと思いますので,そういう意味では日本人的な感覚なんでしょうかね。
 しかし,こうやってMuddy Watersのアルバムを3枚聴いて思うのは,日本で昔言われていた「ブルース=怨唄=暗い」って何だったんだろうと思いましたです。確かに歌詞のバックボーンは暗いのかも知れません(英語が分かりませんので,何を唄っているのか分かりませんが。)が,メロディーラインは非常にポップで,暗いイメージなんてないんですよね。そういう意味では情念ほとばしるドロドロした世界観(演歌との合体ですかね。)をブルースに持ち込んだのは誰なんだよとMuddy Watersのカラッとしたブルースのアルバムを聴いて思ってしまいましたです。

 話は変わって,パナモリを買ったときに自転車屋さんんから2か月程度乗ったら来てくださいねと言われていたのに,単身赴任先にいるときは天気に恵まれなさすぎて,自転車屋さんに行けていなかったのですが,今日は天気も良かったので,ブログネタを書く前に行ってきましたです。まぁ初期伸びの関係とかそういった調整だと思いますが,ブレーキ調整は自分でやりましたし,SPDペダルのビンディングの調整もこの間しましたので,どういうことをしてくれるのかなぁと思っていたのですが,各部の増し締めとワイヤー系の調整をきっちりやってくれましたです。しかし,ほぼ3か月ぶりに自転車屋さんに行ったのに,「フルカワさん,綺麗に乗られていますねぇ。」と名前を覚えてくれていたのには,少し感動してしまいましたが,パナモリなどというマニアックな自転車を買ったので,印象が強かったのかなぁと思ったりします。で,自転車屋さんでの作業はあっという間に終わり,まだ午後3時,天気は良いけど,服はジーンズにユニクロドライメッシュTシャツ(靴はSPDシューズを履いていました。),しかもノーヘル,ノーグローブなので,どうしようかなぁと思いましたが,のんびりポダリングなら問題ないでしょうということで,夕方までパナモリで久しぶりに走りましたです。正直,ほぼ1か月振りのパナモリですが,やはり体に合わせて作ってもらっているせいなんでしょうね,非常に乗りやすかったです。SPDペダルのビンディングもこれまたいい感じで,バキっという感じで付け外しができ,気持ちいいねぇと思ってしまいましたです。で,暑いなぁと思いながらもテレテレ走っていると,結局30キロ程度走っていましたです。あ〜明日はキッチリした格好でキッチリ走りに行きたいなぁ。暑いですけど,汗をダクダクかいても良い服で,汗をダクダク流しながら走るのって気持ち良いんですよねぇ。そういえば,今週のモーニングで守村大がマンガの中でバイク(ハーレーのローライダー)に乗りながら「ケーザイ優先のこの時代にあってバイクは,生産性ゼロのおかしな乗り物で,いわばタダメシ食いのロクデナシです。バイク乗りは走ることをよろこんでる人たちですね。目的地をめざすのではなく,走ることそのものが目的です。ただ走ることで満たされ,辿り着いてしまっていて,考えてみると,これそうとうアホウです。合理と効率ばかりの世界はくたびれるよ。フツーの社会生活にゴテゴテの武装を求められて,こりゃたまらん。たーだ走るだけで身軽になれるバイクは鉄の翼っスね!」と語っているのですが,私もバイク乗り(レーサーレプリカ全盛の時代にYAMAHA SR400に乗っていた変わり者でした。)だったので,この気持ちは非常に分かるのですが,今の気分としてはこう言いたい!「自転車乗りは走ることをよろこんでる人たちですね。目的地をめざすのではなく,走ることそのものが目的です。ただ走ることで満たされ,辿り着いてしまっていて,考えてみると,これそうとうアホウです。合理と効率ばかりの世界はくたびれるよ。フツーの社会生活にゴテゴテの武装を求められて,こりゃたまらん。たーだ走るだけで身軽になれるパナモリは鉄の翼っスね!」と。クロモリなんていう,軽さと速度を追求していない鉄のフレームだからジャストフィットするよね,このセリフが。しかし,よく考えると,レーサーレプリカ全盛の時代にYAMAHA SR400に乗り,カーボンフレーム全盛の時代にパナモリに乗っている,その心根はあの頃から全く変わっていないのではないかと。
 ところで,THE GROOVERSの新しいアルバムですが,この間の月曜日に単身赴任先に帰ってみると,ポストに無事入っていたので,イソイソとパソコンに取り込み,ポータブルプレイヤーに転送したり,カーナビ用のSDカードに転送したりしましたです。レビューは次回に書きますが,正直,これは凄い!音楽としてロケンロールが好きな人は買うべきアルバムだと思いましたです。“ROTE 09”から6年待った甲斐があったというもんです。というわけで,現在,ヘビーローテーションしまくっていますが,今年の夏はTHE GROOVERSの最高のロケンロールで乗り切りたいと思っていますです。