ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

カラフルメリィが降った街/有頂天


 あ〜やっと土曜日が来たって感じですねぇ。やっぱり日曜日に夜勤をすると週に6日働いたようなものなので,妙に疲れてしまいましたです。まぁ,そもそも私の会社の夜勤って,何かあったときのための待機要員なので,何もなければ仮眠も取れる(とはいえ,やっぱり気が張っているので,そんなに眠れるもんじゃないですけど。)んですけど,この間の夜勤は夜中の2時30分に電話連絡があって,結局朝の5時まで作業にかかってしまったので,ほぼ眠れない状態で,そのまま1週間が始まってしまった上,木曜日は飲み会があったのですが,止めとけばいいのに誘われるままに飲んでいると終電になってしまい,昨日は正直,非常に体が辛かったですね。まぁ自業自得ですから仕方ないんですけど。
 で,ベトベトになってしまったポータブルナビですが,これが復活しましたです。この間の日曜日は夜勤に行くので,それまで時間が余るので,予めホムセンで買っておいた強力粘着剤はがしという奴をスプレーしまくって,着られなくなっらTシャツでゴシゴシ拭いてやると,ナビの表面のベトベトしていたものがドンドン取れていき,流石安物ナビですね,ベトベトになったゴムを全部取ると,きれいさっぱりプラスチックのボディが現れましたです。要するにプラスチックのボディをゴムでコーティングしていただけなのね。別にナビの表面がプラスチックでも全く構わない,というよりもベトベトの方が嫌なので(しかも,ベトベトのゴムが手に付いて,その手でナビの画面に触れると,画面にゴムの跡が付いたりしていたので。),こっちの方がスッキリして非常に良い感じです。これならナビを買い替える必要はないなぁと一人ほくそ笑んでしまいましたです。ナビがキレイになったので,デイパックに入れっぱなしにしているユニクロ折りたたみ傘の持ち手が微妙に剥げていたので,これもひょっとして強力粘着剤はがしでキレイになるんでないかい?と思い,傘の持ち手にスプレーして,着られなくなったTシャツでゴシゴシこすると,あらキレイになるじゃないのというわけで,折りたたみ傘もキレイになったので,当分使えるなぁとこれまた一人ほくそ笑んでしまいましたです。それから,プレオにナビを取り付けに行ったのですが,なんか上手く固定できないなぁと思いつつ,固定用のフォルダを見てみると,なんと固定用の吸盤を固定するところが壊れているではありませんか。う〜ん,どうしたもんかなぁと思いつつ,どうせプレオに乗せたままなんだから,両面テープで固定すればいいんでないかい?ということで,プレオから今度は固定用のフォルダを家に持って帰り,固定するために可動するようになっている部分を全て接着剤で固定し,両面テープで固定すれば大丈夫さというわけで,両面テープをフルカワにしては結構丁寧に張り,仕事に行く前にプレオに戻しておこうかと思っていると,雨が降り出してしまいましたので,そのまま仕事へ行き,今日のブログを書く前にプレオに付けてきましたです。多分,剥がれることはないと思うのですが,剥がれればまた貼ればいいじゃないということで。

 話は変わって,今回も有頂天の紹介ということで,“カラフルメリーが降った街”を紹介したいとい思いますです。このアルバムは1990年4月に東芝EMIから発売されましたが,この間,有頂天はキャニオンレコードからインディーズレーベルへ移り,そして東芝EMIと契約ということで,メジャーとインディーを行ったり来たりしていますが,実はこの間は有頂天のアルバムは買っておらず,その後かなり時間が経って,有頂天も解散してしまった後,たまたまレンタルレコード屋の在庫処分の箱の中から見つけて偶然買ったというのが正直な話です。で,このCDが録音レベルが小さいので,かなりボリュームを上げないと満足できるような音圧で聴けないので,あまり聴いていなかったですが,この間,有頂天のレコードをCD化するとき,ついでにミュージックCDクリエイターで取り込んで,音のレベルを上げたところ,そんなにボリュームを上げなくても聴けるようになったので,最近は結構聴いたりしていますです。
 1曲目の“ニュース”という曲は,スネアの連打で始まる,パンキッシュでポップな曲で,たたみかけるよなケラのヴォーカルも,意味のない歌詞も,存在感のあるキーボードの音も全てがあぁ有頂天ねという感じの曲です。なんでニュースなのかは最後まで分かりませんが,いいんです「あなたがやってきた。バカにはなれませんということで。
 2曲目の“アローン・アゲイン”という曲は,ギルバート・オサリバンのカバーなんですが,最初にギターのカッティングが左右に飛ぶところから,グッと曲に引きずり込まれるのですが,“心の旅”の思いっきり振り切れたカバーも素晴らしかったですが,このカバーも思いっきりぶっ飛んでいてカッコヨシです。しかも,唄の最初の「ボロボロなこの星に,空から彼女はいきなり降ってきて。踊り出すバカのように。」という歌詞はアルバムタイトルを暗喩しているなぁと思ってしまいましたです。
 3曲目の“1990年のカラフルメリィ”という曲は,熊倉一雄岸田今日子のナレーションでカラフル・メリィの説明がなされるのですが,劇中劇的な感じでケラらしいなぁと思っていると,カラフルメリィがハミングを始め,それに重なるように曲が始まるのですが,有頂天らしいテクノ風味のポップだなぁと思っていると,途中で梅津和時のフリーキーなサックスが入ってみたりと,本当,自由自在な展開なんだけど,難解にならないところが有頂天の良いところだなぁと思ってしまいましたが,「唄でも唄おいか,わかりやすい唄を」というところにケラの時代に対する悪意を少し感じてしまいましたです。
 4曲目の“最悪の接触(ワースト・コンタクト)”という曲は,オーケストラヒットの音が派手に鳴り響く,パンキッシュなラップのような曲なんですけど,サビがひたすら「飯食って,尻拭いて」なのは笑ってしまいましたです。1コーラスが終わったところで,ケラが口でドラムの音真似をするのですが,「ドッパンドドパンときたもんだ。」ってやるところには笑わせてもらいましたです。
 5曲目の“デイアフターズ・アフター(居眠り姫,レミニッセンスをキカイにたたき込む)”という曲は,逆回転の音を延々流し,ひょっとするとこのまま終わるのかを思っていると,ゲートリバーブを利かせまくったリズムマシン(ドラム?)にピコピコしたシンセのみの音で,テクノポップ好きなケラの好みが思いっきり反映されているなぁと思っていると,途中でアコギ1本のカードカッティングでみんなで大合唱っていう感じになってしまうところに,本当一筋縄ではいかないバンドだなぁと思ってしまいましたです。
 6曲目の“Shell Shock”という曲は,打って変わってシンプルな8ビートのハイスピードのロケンロールナンバーで,少し毛色が違う曲になっていますが,この曲は作詞がギターのコウでケラは作曲なので,多分,唄もコウが唄っているのではないかと思います(明らかに声が違うので。)。まぁ,シンプルにこういう曲もできますよということで。
 7曲目の“Everyday Birthday's Trip”という曲は,キーボードの弾くメロディーがコミカルな印象を与えるのですが,案の定,タイトルからするとなんかラヴソングなのかなぁと思っていると,はっきり言って裏切られます。それでも最後の「毎日毎日,毎日毎日,毎日が君の誕生日,日,日!」というところが唯一ラヴソング風味なのかなぁと思いながら,でも唄の中で君が女の娘とは描かれていないので,正直不明ですけどね。
 8曲目の“Tokyo Fuck Elephants”という曲は,P-MODELの“美術館で会った人だろ”のイントロでも鳴っているリズムパターンのリズムボックスがずっと鳴り続けているテクノ好きにはたまらないナンバーですねぇ。歌詞は相変わらず意味がなくて,「東京FUCKパンを食って,東京FUCKミルク飲んで。」だもんなぁ。何で東京FUCKなのか分かりませんが,ほぼ勢いの曲で,終盤で“Anarchy in the U.K.”をおちょくったように唄うケラには本当に脱帽でございます。
 9曲目の“ダイヤル0”という曲は,ギターのリフから始まり,ヴォーカルと同じメロディーをリフでは弾いているのに,ケラの唄が入ると,フリーキーなメロディーを弾いていたりと,とにかくギターがカッコヨイなぁと思ってしまいましたが,ケラの「全ての受話器が爆発するです。あちこち燃えてるおうちを眺めて笑うです。」という悪意のある歌詞に非常にケラらしさを感じてしまったのは私だけでしょうか。
 10曲目の“有頂天のドレミの歌”という曲は,もちろんあの“ドレミの歌”なんですが,これがまた有頂天らしさ全開でいきなり「ドはドでしかない。レはレでしかない。ミはミでしかない。ファはファでしかない。」という身も蓋もない歌詞が炸裂しまくっています。2コーラス目では「どんな人でもレンズを持って,見て見ぬふりのファクターだらけ。そんなラフな信じ方はどんなもんだろう。」っていう歌詞で唄っているのですが,この毒の盛り方は半端でないなぁと思いながら,絶妙な言葉の当てはめ方だなぁと感動してしまいましたです。
 11曲目の“Super■■■■■■R&R Show”という曲は,歌詞によるとスーパームニャムニャロックショーと読むのですが,梅津和時のフリーキーなサックスで始まり,いったいどこがロックショーなの?と思いながらそのまま聴いていると,ドラムのカウントからはストレートな8ビートのロケンロールが炸裂するのですが,この落差が非常にカッコヨシだなぁと思ってしまいましたです。「差別されるのってどうだろう。人並み以下ってのはどうでしょう。差別されるのってどうでしょう。人並み以下ってのもいいじゃありませんか。」という開き直りが気持ち良いですね。
 12曲目の“なんでもない街(居眠り姫バラバラ事件)”という曲は,前の曲の勢いのまま,オーケストラヒットで華々しく始まり,裏打ちのギターのカッティングにやたらと太いベースラインになったりと,クルクルと切り替わる音に翻弄されてしまうのですが,ケラの演技っぽいヴォーカルが1つの曲にまとめているような気がしますです。「ああどこまでデタラメな私の街のプリンセス。私の街のハッピー,ラッキー,大きいプリンセス。」はカラフルメリィのことを唄っているんだろうなぁと思ってしまいましたです。
 13曲目の“それでも地球は曲がっている。”という曲は,タイトルからして最高なんですが,パイプオルガンのようなキーボードで静かに始まり,ドラムはタムを8ビートで叩き,ケラのヴォーカルはイコライジングでテレフォンボイスになっていて,少しダークな感じの曲になっているのですが,最後の「ウタオウ オハヨウ」のリフレインを聴いていて,これはP-MODELの“オハヨウ”のオマージュ的な曲なのかなぁと思ってしまいましたです。
 14曲目の“2090年のクーデターテープ”という曲は,打って変わって有頂天らしいポップな曲で,クセのあるリズムにブレイクを入れながら,途中で派手にリズムを変える中,ケラは淡々と唄っているように聴こえたりもしますが,何となく諦観を感じるような内容の歌詞なので,こういう感じのヴォーカルが似合うかなぁと思ってしまいましたです。
 15曲目の“いつもの軽い致命傷の朝”という曲は,ケラのアカペラから始まり,ドラムとアコギがうっすらとケラのヴォーカルに色を付け,これまたうっすらとしたストリングスが色を添えているのですが,珍しく有頂天の真面目で壮大なバラードになっています。間奏のギターソロも中低音中心で,逆にこの音色の方が何か迫ってくる感じだなぁと思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“Happy Sleep”という曲は,シンプルなテンポの速い8ビートの曲で,ひたすらタイトなリズムにケラが少しダークな声でつぶやくように唄っているのですが,それが合間合間に入る少しくぐもった様な音色のキーボードのリフと合っているなあと思ってしまいましたです。悟ったようなケラの「夢の中で泣き叫べ」という歌詞が非常に突き刺さってしまいましたです。
 通して聴くと,アルバム1枚でカラフルメリィのドラマを演じているんだなぁと思ってしまいましたです。もちろんカラフルメリィは少ししか出て来ませんが,全ての曲の歌詞を繋げていくと,1つのストーリーが展開されていて,よく練られているなぁと思ってしまいましたです。これだけコンセプチュアルに作りながら,それでいてポップで,キッチュで,バカなところも忘れないところは凄いなぁと思ってしまいましたです。

 しかし,この間の日曜日も台風が接近していましたが,どうもこの連休も台風が接近しているようで,天気があまり良くないのですが,天気予報を見てみると,どうも明日の夕方から天気が崩れるようで,それなら明日の午前中走りに行けばいいんでないかい?というわけで,明日は早起きして午前中走りに行こうと思っていますです。というのも,来週の日曜日は午後から多分,家族にプレオを出すように言われると思うので,午後は走りに行けないので,そうすると下手をすると3週間プレトレで走れなくなってしまう・・・ということなんですねぇ。今回は3連休なので,明日早起きしても明後日ゆっくり起きればいいですしね。まぁ,来週の日曜日も早起きして走りにいけなくはないのですが,どうなるか分かりませんので,体に無理をしない程度に走れるときに走ればいいかということで。で,今日はブログをアップする前に,ナビの取り付けを済ませてから,プレオの掃除&整備をさせていただきましたです。前回走ったときにそろそろチェーンのオイルがなくなってきたなぁという感じもありましたが,銀色のはずのKMCのチェーンが真っ黒になっていたので,今回はしっかり銀色になるまでチェーンの掃除をして,チェーンオイルを貼り直させていただきましたです。で,よく見ると,この間の台風のせいで,横殴りの雨だったせいもあるのか,スプロケにもうっすらとサビが浮いていたので,今日,整備して良かったなぁと思っていますが,リアディレイラーのプーリーが結構摩耗していることが判明しましたです。う〜ん,悩ましいなぁというのも,遠距離通勤が解消されればプレトレのフルクラリス化をしたいなぁと思っているのですが,ここで,リアディレイラーを交換するのはタイミングが少し微妙かなぁという気がしているのでございます。そうであれば,冬の間にフルクラリス化してしまうか?ということも考えられなくはないのですが,そうするとホイールも込みで取り換えになるしなぁ・・・というわけで,もう少し様子見かなぁと思っていますです。でも考えようによっては,遠距離通勤をしている間は,普段はプレトレに乗らないので,フルクラリス化の最中も支障が生じないとはいえ,やはりロードを買ってからの感動を味わいたいのでロードコンポでの8速化はちょっとなぁと心が揺れまくっていますが,まぁ,もう少し考えてみようと思いますです。