ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

UNDERGROUND RAILROAD/SOUL FLOWER UNION


 この間の日曜日は,午前中は降水確率が10パーセント,午後は40パーセントで,レーザーナウキャストでも雨が降りそうな雲ではなかったので,朝6時30分に起きて,7時30分から北方面峠コースへ走りに行かさせてもらいましたです。台風が来ている影響なのかどうなのか分かりませんが,普段追い風な往路が向かい風で,峠の登りは結構足を使ってしまいましたので,走っている途中,なぜか「あ〜アンパンが食いてえ!」という気持ちになってしまった(多分,ここのところ走りに行ったら,アンパンがなくて,アン&マーガリンが挟んであるコッペパンか,クリームパンを食べているせいだとは思いますけど。)ので,休憩&補給地点のいつものコンビニでパンの棚を見てみるとアンパンがあったので,アンパンとカフェオレの300ミリリットル紙パックを手に取り,いつものように駐車場で食べながら,思わず「アンパンを食べられる幸せ」に浸ってしまったです。こんなしょうもないことで幸せに浸れるんだから安上がりだよなぁと思いつつも,それが自転車乗りの良いところさ!っと自己否定はしないフルカワでございます。こんなことで自己否定するような歳でもないしな,もう。で,復路は,本当にこのコースでは滅多に体験できない向かい風で,いつもより楽に,かつ速く走れたので非常に満足でございましたね。特に峠の下りは速度が乗るし,河川敷に出るまでは緩やかな下りなんですけど,ここも大体30キロオーバーで走ることができましたです。何より,いつも復路の最後にある河川敷は足を使い切っているのに遮る物のない向かい風が容赦なく拭くので,いつも結構辛い思いをしながら走っているのですが,今回は追い風でしたので,非常に楽に走ることができましたです。そのせいか,往路は役40キロを2時間5分でしたが,復路は1時間50分と15分短縮することができましたです。しかも,家に帰る前雨も降ることがなかったので,非常に楽しく走ることができましたです。
 明日の日曜日は午後から子供のエレクトーンの(多分)最後の発表会があり,プレオを出さないといけないかなぁと思っていたのですが,電車で行った方が便利であることが判明したので,明日は朝早く起きて,午前中のうちに走りに行こうかと思っていますです。プレオに乗るのならきちんと睡眠を取っておかないと危ないよなぁと思っていたのですが,電車なら眠たくなっても寝過ごしさえしなければ全く問題はありませんので,明日も走れることになり非常に嬉しゅうございますです。暑くもなく寒くもない一番走りやすいシーズンなのに,なぜか行事が多かったりするので,プレトレで走れるのであれば無駄にしたくないですしね。

 で,今回は久しぶりにニューリリースネタで,4年振りに発売されたSOUL FLOWER UNIONの“UNDERGROUND RAILROAD”を紹介したいと思いますです。中川敬曰く「いつだって一番新しいアルバムが最高傑作」ということで,今回のうたい文句は「最新型魂花流クロスブリードロック」というころなんですが,全体的な感じはNEWEST MODELのクロスブリード・パークだったり,初期のSOUL FLOWER UNIONだったりして原点回帰のような雰囲気がないでもないのですが,初期の頃の尖った演奏や唄ではなく,どちらかと言えば太いロケンロールになっているのではないかと思いますです。
 1曲目の“グラウンド・ゼロ”という曲は,サイレンのようなフィードバックギターから始まったと思ったらシャープなホーンセクションが絡みつく横ノリのロケンロールになっています。少しゆったりめのリズムで中川敬が一言一言かみしめるように唄っているのですが,言葉を大事にしているなぁと思ってしまいましたです。「「警戒色のキャンバスに歓喜の詩をしつこく何度も懲りずに書き殴る。お前の意志がある。汚穢のただ中でも。お前の夢がある。続く,どこまでも。」なんて歌詞はやはり伝わるようにきっちり唄ってこそだと思いますしね。後半のフルートとうつみようこのシャウトの絡むところはカッコヨシ!と思ってしまいましたです。
 2曲目の“風狂番外地”という曲は,SOUL FLOWER UNIONお得意の昭和歌謡風ロケンロールで,奥野真哉のキーボードがやはりいい味を出していますねぇ。「悲しみの向こうから言い淀まない唄が,俺はここに居ると全存在をかける。」て唄われるサビがたまらないなぁと思ってしまいましたです。
 3曲目の“地下鉄道の少年”という曲は今回のアルバムのタイトルチューンなんですが,これまたSOUL FLOWER UNIONお得意のマイナー系のメロディーを使ったスローナンバーなんですが,合いの手は入っていないのですが,手拍子を入れたくなるような絶妙なリズムにやさしいメロディーにゆっくりと体を揺らしたくなる曲です。サビの「少年は地下鉄道で夢掴む旅に出ました。」のメロディーラインは本当泣けますし,間奏の山口洋の泣きのギターソロも本当にイイ感じで,思わず山口洋にゲストでなくHEATWAVEでこういうギターを聴かせてくれよ!って思ってしまいましたです。
 4曲目の“残響の横丁”という曲は,裏打ちのリズムで気持ち良く始まる曲で,唄い出しのメロディーは「んん?ジョン・レノンのイマジン?」という感じですが,まぁコードが同じならそういうこともあるでしょうということで。全体的にはサラッと聴ける唄になっていますが,ここまでの3曲が濃い曲が続いたのでこういうサラッとした曲も良いのではないかと思っていると,最後の方にいきなり入ってくる伊丹英子のお囃子もなぜかはまってしまうところが凄いなぁと思ってしまいましたです。
 5曲目の“マーマレードの甘い風”という曲は,歌詞は中川敬らしいラヴソングなんですが,奥野真哉のアコピの音を中心にしたシンプルなアレンジで,あくまでも全体的にやさしい感じで,最後に「マーマレードの甘い風」と唄ってそのまま終わるところも,久しぶりにこういうあっさりとした感じで終わるなぁと思ってしまいましたです。
 6曲目の“燃やされた詩集”という曲は,アコースティックギターのカッティングとアコピで静かに始まり,ドラムが入りコーラスが入ると,NEWEST MODELの“ソウルサバイバーの逆襲”のエンディングのような感じがしたりもしますが,全体的には別物の曲になっていますが,コーラスワークなんかはここ最近のSOUL FLOWERというよりは,初期のSOUL FLOWERっぽいかなぁと思ってしまいましたです。もちろん,基本的なメロディーラインは最近のSOUL FLOWERなんですけどね。全体的にアコーステッィクギターのカッティングが曲を引っ張っているという感じで,好きなアレンジになっていますです。
 7曲目の“アップセッティング・リズム”という曲はリー・ペリーのカバーでインストなんですが,原曲を知らないのでコメントが難しいのですが,少し湿った感じのレゲエというか,YOKOLOKO BANDの新しいアルバムでもダブっぽい音が入っていたので,最近の奥野真哉の好みなのかなぁと思ってしまいましたです。
 8曲目の“バクテリア・ロック”という曲は,ホーンセクションのリフがカッコヨイのにストレートなロケンロールになっています。まあ歌詞も「宇宙をグッと引き寄せろ。おのれのステップで。」と「世界をジャック。電撃バップ。燃料マックス。」しかないですしね。シンプルな歌詞を延々と繰り返しているところにファンクを感じてもみたりましたが,まあいいです。カッコヨイので。
 9曲目の“福は内 鬼も内”という曲は,ワタツミ,ヤマツミの頃の雰囲気(特に“夕立ちとかくれんぼ”)をを感じてしまいましたです。サビの「福は内,鬼も内。夜明けの晩から通りゃんせ。ふるさとをまとめて夢いちもんめ。」っていう歌詞は地元に帰るに帰れない福島の住民のことを唄っているのかなぁと思ってもみたり。そうすると,福も鬼も(自分の)内にいるというのは分かるような気がしますね。 
 10曲目の“マレビトこぞりて”という曲は,ズンドコしたドラムに伊丹英子のお囃子と,正にエレクトロ・アジール・バップのころのSOUL FLOWER UNIONっぽい音になっていますが,メジャーレーベルでガッツリスタジオで録られた音に遜色ない音をインディーレーベルでも出せるというのは,メンバーの演奏力もそうですが,いろいろ技術的な面や人間関係の繋がりも含めて,いろいろ上がったんだなぁと思ってしまいましたです。
 11曲目の“これが自由というものか”という曲は橋本健一のカバーで,モノノケっぽいんですけど,そもそも1954年の唄なんですけど,今聴いても少しも古くないところが凄いというか,添田唖蝉坊もそうですが,日本の基本的なところは全く変わっていないんだなということがよく分かる曲ということでしょうか。でも結局は,「これが政治というものか。おかみまかせの政治論。」という歌詞に集約されると思うんですが,面倒くさいことはお上任せにしている国民性にあるのではないかと。それは,よく左に寄っているメディアが税金が高いだの,無駄使いだのということを垂れ流しながら,何かあると当たり前のように「国は(又は地方自治体は)何をやっているんだ。」と批判することからも分かるというか(要は,何かするためには金が必要だと思うのですが,自分達の思想にとって都合の良いときだけ金を使えというのはいかがなものかということなんですけどね。)。というか,よくこういう曲を見つけてきて,カバーするもんだなぁと感心してしまいましたです。
 12曲目の“必要なことはカラダに書いてある”という曲は,デモの音のS.Eで始まり,高木克のスライドギターが気持ち良く鳴らされ,中川敬が軽やかに唄い,間奏の奥野真哉のキーボードソロがメチャカッコヨシといった感じで,正にSOUL FLOWERここにあり!っていう感じの曲になっています。2コーラス目の「男は今日も夜通しの悪酔いの頭を垂れて,子供の寝顔にキスして家を出る。必要なことはカラダに書いてある。」という歌詞は,非常にリアルな感じで受け止めてしまいましたです。
 13曲目の“踊れ!踊らされる前に”という曲はシングルでリリース済みですが,新たにミックスされたということで,ベースの音が前に出ているかな?という感じですが,個人的にはベースの音が前に出ているミックスは好きなので,問題なしですね。この曲は「新しい作法でハグしよう世界を。踊れ,踊らされる前に月光に手をかざせ。」というサビの歌詞だけで中川敬の世界観が伝わってくるのではないかと思います。音は決して激しい音ではないのですが,ズンズン中川敬の主張が伝わってくる感じがしますね。
 ラストナンバーの“世界はお前を待っている”という曲は中川敬のソロで既に発売されていますが,今回はSOUL FLOWER UNIONによる演奏で音がどうなるか?という感じでしたが,基本的には中川敬ソロと同様アコピで始まり,ラストナンバーに相応しい,静かなんだけど,切々とこちらに訴えかけてくるアレンジになっています。比較的薄めのアレンジなんですけど,それが故に歌詞の内容を引き立てているように思います。この曲は「何度も間違えるけど,世界はお前を待っている。」という言葉に集約されるのではないかと個人的には思っていますです。
 で,私はいつもどおりArtist-Direct Shop 405で買ったので,オマケの4曲入りCD-Rがオマケで付いていたので,こちらもついでに紹介ということで。
 1曲目の“Upsetting Dub”という曲は,Soul Flower Union(Dubbed by C.R.A.C.)名義の曲で,7曲目の“アップセッティング・リズム”のダヴミックスなんですが,うつみようこのシャウトがところどころ入るのがカッコイイねぇと思いつつ,基本的にはシンプルなリフを繰り返し,その中で深めのディレイをかけた音を混ぜているのですが,正直,あまりダヴって聴かないので,こういう曲もあるのねというか,フルカワ的にはこれじゃああんまり踊れないなぁという感というか,正直,これを6分間聴くのは辛いという感じでしょうか。好きな人は好きなんでしょうけどね。
 2曲目の“Tokyo Democracy Warfare”という曲は,Counter-Racist Action Collective(ECD, ATS, MC JOE, Akuryo, S.B., G.R., SFU)名義の曲で,いきなり,「Counter-Racist Action Collective,Tokyo Democracy」という言葉で始まり,「言うこと聴かせる番だ,俺たちが。」と続き,シンプルなバックトラックに乗って,延々と「言うこと聴かせる番だ,俺たちが。」と繰り返されるのですが,正直ああそうですかという感じになってしまいますね。8分近くある曲なんですけど,正直,辛いなぁというか,1曲目にも入っていたうつみようこのシャウトのサンプリングが入っていても,心が躍らないというか。まぁ,好きな人は好きなんでしょうけどね,私には退屈に感じてしまいましたです。正直,Counter-Racist Action Collectiveなんていう直球ストレートなユニット名にしているのであれば,もう少し言葉があっても良いのではないかと思ってしまいましたです(ダヴには言葉は不要ということであれば,私の勉強不足ですけど。)。
 3曲目の“Strictly Antifascist”という曲もCounter-Racist Action Collective(ATS, Akuryo, G.R., SFU)名義の曲で,「かき鳴らせ,アンチ・ファシストのアンセム」という言葉から始まり,2曲目とあまり代わり映えのしないトラックが鳴らされ,正直,これを6分近く聴くのは苦痛だなぁと思いながら聴きましたが,まぁ3曲目と異なりラッパーがメッセージをラップしてくれたので,そんなに苦痛ではなかったのですが,タイトルを直訳すると「厳密に反ファシズム」ということなんですけど,どうにも歌詞が暴力的だなぁと思ってしまいましたが,ラッパーのライムって基本的に暴力的なものが多いし,仕方ないのかな?と思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“Dub Apple”という曲は,Soul Flower Union(Dubbed by C.R.A.C.)名義の曲で,タイトルどおりSOUL FLOWER UNIONの“ビッグ・アップル”のダヴミックスなんですが,元の曲が起伏のある曲なので,こういうミックスもありだよねという感じで聴くことができましたです。
 正直,オマケの4曲入りCD-Rはなければないで全く問題はない(ダヴが好きな人はあった方が良いんでしょうけど。)のですが,本編の方を聴いた感想としては,激しいメッセージを激しい音で演らなくても,伝えたい言葉や思いを激しくない音に乗せてきちんと伝えることはできるということでしょうか。本当,中川敬特有のやけに難しい言葉遣いがあったりもしますが,基本的に歌詞に選ばれている言葉は決して暴力的な歌詞ではないけれど,それでも中川敬の「何とかせんとアカン!」という思いはキチンと伝わってきますし,その後ろで鳴らされる音達も爆音でなくても全く問題なしというか,ロックバンドの音なんですけど暴力的な音にはなっていないというか。やはりメンバーの年齢もあるんでしょうけど,やはりもう50歳近いメンバーの出す音が20代のがむしゃらで暴力的な音のような音を出したとしても負けると思いますし,むしろこういう音の方が私自身も好きですしね。まぁ,がむしゃらで暴力的な音が聴きたければ,20代のバンドの音を聴けば良いわけですし。そういう意味では本当,SOUL FLOWER UNIONって正常進化しているバンドだなぁと思ってしまいましたです。

  前回のブログで,リアディレイラーの交換か,それともフルクラリス化にするかで心が揺れていることを書きましたが,この間の日曜日,プレトレで峠を登りながら「ロードを買ったらフルクラリス化するにしても,どうせプレトレは日常の足なんだから,そんなに急いでフルクラリス化することはないよなぁ。それよりも,そろそろチェーンも交換しないといけないよなぁ。それならリアディレイラーを交換するか。」と自分の中で結論が出ましたので,走り終えて家に戻ってからアマゾンでリアディレイラーとチェーンをサクッとカートに入れさせてもらいましたです。チェーンは前回と同様,KMCのZ7シルバーにしました。リアディレイラーはどうしようかなぁと思いましたが,今はAceraなので,どうせ交換するならランクを1つ上げたいし,フロントディレイラーがALVIOなので,こうなれば前後ともALVIOにしましょうかねということで,ALIVIOの7/8速用のリアディレイラーが3360円でしたので,サクッとALVIOのリアディレイラーをカートにインさせていただきましたです。
 ところで,ヘルメットは3年程度で買い替えましょうということになっていますが,まぁもう少しいいかなと使い続けて早4年越え。やはり自分の命を預けるものですから,そろそろ買い替えないとねということで,ヘルメットも買い替えることにしましたです。やはりかぶり慣れているGIROで,バイザー付き(メガネをかけていることから,サングラスがかけられないので,バイザー付きの方が便利なもので・・・)だよねぇということで,RIFTっていう奴にしましたです。値段は8374円でしたが,バイザー付きでこれ以上の値段になると,いかにもMTBで山をバリバリ走るぜみたいなデザインになるので,山を走らないフルカワにとってはこの程度のデザインが丁度良いのではないかということで。そうすると,グローブも新しいのが欲しくなるわけで。実はアパレル関係ではグローブが一番長く使っているのですが,グローブといえば糸がほつれてどうのこうのという問題があるものの,そこはそれ貧乏性のフルカワさんですので,そんなもの自分で縫ってしまえばいいんでないかいということで,自分で縫っては補修して使ってきましたが,やはり補修箇所が増え,黒だった部分もかなり色褪せてきてそろそろ限界かな?という感じになってきましたので,ついでにパールイズミの24レーシンググローブのブラックが2506円であったので,これまたカートにインさせてもらいましたです。
 というわけで,アマゾンに発注した物は今日までに全て届いたのですが,リアディレイラーとチェーンは先週の土曜日にチェーンのメンテナンスをしたばかりなので,1か月程度走ってから交換しようと思っています。そうなると,ヘルメットとグローブもせっかくなのでパーツ交換が終わってから新しくしようかと思っています(というか,グローブもヘルメットもボロにはなってきていますが,長年使って愛着が湧いているので,なかなか「はい,さようなら。」という気持ちにならないんですよねぇ。自分の貧乏性には本当に困ったもんだと思っています。)。そういえば買ったものの,買った後にウェルゴのペダルの調子が良くなったので取り換えていなかったタイオガのペダルも,そろそろウェルゴのペダルがヨレヨレになってきたので一緒に交換しようかなぁなどと思っていますので,パーツ交換をして,プレトレの感じが少し変わったら久しぶりに写真でもアップしようかなぁと思っていますです。