ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

GEMINI/藤井一彦


 この間の日曜日は雨は降らなかったんですけどね・・・プレトレに乗れなかったのさぁ。発端は土曜日の夜に子供が「明日は早く起きてJRでダンスの関係で出かける。」とか言っていたのですが,駅で待ち合わせをしているということなんだけど,本数の少ない路線みたいで待ち合わせ時間に間に合わせようとすると1時間前に駅に着いてしまうということで。そうすると,当然,免許を持っている私が運転をせざるを得ない雰囲気になりまして,多少は家庭に貢献しておかないとプレトレで走りにくいしなぁということで,渋々朝からプレオを出すことにしましたです。朝10時集合とのことでしたので,8時30分に家を出ることにしたので,子供を送り終えてから家に帰ってワイシャツにアイロンをかけていたら走りに行く時間なんてないよなぁということで,もう走りに行くのは諦め,帰りも迎えに行ってやることにしましたです。たまには良い父親も演じておかないとねぇ。で,プレオの窓は全開で走る(嫁さんが乗り物酔いが酷いので,基本的に出歩かないので,子供も乗り物酔いしてしまうんですよねぇ。正に乗り物酔いの連鎖反応。)ことになるので,久しぶりに長袖Tシャツの上に革ジャンを羽織って乗ることにしましたです。というのも,前日に皮用の補修ペンを買ったので,これで少しはまともな見栄えになるかと思って頑張ってみたのですが,既にボロボロになっている皮の一部が破れ始めていることが判明し,う〜ん,これはもう限界かなぁということで,新しいジャンパーを買うまでの間,もう少し着ておこうということで,着てみたのですが,信号待ちでマジマジと見ると,10年着たし,やっぱりもう限界だなぁと思え(それから正直,思いっきり太っていた時に買ったので,正直体に合っていないというのもありますし。),プレオを運転しながら,家に帰ったらアマゾンでものぞいてみるかということで,子供を送り終えて,家に帰ってからアマゾンを見ていると,ALPHA N-3B タイトジャケットがなかなかいいんでないかい?と思ってしまいましたです。というのも,ミリタリー系は好きなんですが,MA-1は首回りが寒いので,どうしたもんかなぁと思っていたのですが,最近の奴はファーが付いていることが多いのですが,個人的にはファーが付いているのは好きではないので,どうしたもんかなぁと思っていたのですが,なんとALPHAのN-3Bはファーが取り外せるではありませんか。しかも,私の思いを知ってか知らずか,日曜日まで15パーセントオフコードもあるので,これは買うしかないということで,サクっとカートにいれさせてもらいましたです。実はもう届いているのですが,これがかなり良いですね。少し丈が長いので仕事の時に着ていく用にして,これまで仕事のときに着て行っていたユニクロのミリタリーっぽいエアーテックジャンパーは普段着用にしようと思っています。というのも,自転車に乗るのであれば丈が短い方が乗りやすいですからね。とはいえ,自転車にのらないときはN-3Bを着ようかなぁと思っていますです。なんか,久しぶりにきちんとしたブランドの服を買ったので,少し嬉しいなぁと思ったりもしています。
 で,話は戻って,子供から午後3時ころに迎えにきてほしいというメールが入ったので,片道1時間30分なので,昼ご飯を食べて一息ついたところで,子供を迎えに行くことになったのですが,プレオで1時間程度走ったところで子供からメールが届きましたです。信号待ちで見てみると,少し早めに終わったので午後2時30分ころだと助かるという内容でした。おい,片道1時間30分かかるので,それを前提に家を出ているのだから、どう考えても無理としか言いようがないので,一言「無理」とだけ返事しておきましたが,自分が自動車に乗らないから分からないかも知れないけど,行くときに1時間30分かかっていることは分かっているのだから,それから逆算すれば午後3時に迎えに来てと連絡したのであれば,無理なのは分かるだろうと思いつつも,まぁ無理なものは無理だよねぇということで,最初の連絡どおり午後3時に待ち合わせ場所に到着しましたです。結局この日は1日で6時間,200キロ近くプレオに乗ってしまいましたが,まぁこういうときもあるでしょうということで。今日から三連休ですが,明日はとりあえず降水確率が20パーセントなので,プレトレで走りに行きたいなぁと思っていますです。月曜日は降水確率がなぜか40パーセントなので大人しくしていようと思っていますが,正直,2週間走れていないので,降水確率が下がって2日連続で走りに行けることを願っていますです。

 さて,ここのところ私の好きなアーティストのリリースラッシュで,今回は藤井一彦の“GEMINI”を紹介したいと思いますです。“ROUTE 09”から5年経ちましたがTHE GROOVERSの新譜が出ないのは少し寂しいのですが,藤井一彦のアコースティック・ソロアルバムが出たので,まぁ良いにしましょうかねという感じですが,しかし,このアルバム,実は6月にはリリースされていて,ライヴ会場では販売していて,その内ネット販売もするよという告知はあったものの,実際にネット販売されたのが10月末ということで,待たされたなぁという感じがするのですが,それでも手に入れることができたので良しとしましょうかね。今回のアルバムは藤井一彦の完全自主レーベルであるwisteriaからのリリースということで,ナンバーもKZCD-001となっています。THE GROOVERSもこのレーベルから出すのであればKZCD-002になるのか,それともGRCD-001になるのか少し楽しみにしていますです。
 1曲目の“BETTER THAN LIFE”という曲は,ソリッドなアコギのカッティングから始まるロケンロールナンバーで,前作“LAZY FELLOW”では打ち込みのパーカッションがいかにも取って付けたみたいにチャカポコ鳴っていた曲もありましたが,この曲ではギターのビートと打ち込みのパーカッションのリズムが気持ち良く,途中で入るキーボードも非常に良い感じでございます。歌詞の方も「君が思うよりこの世はまともで,捨てたもんじゃないと誰かが言ってた。貴重な人生を棒に振るだけの価値のある物がどこかにあるらしい。」と藤井一彦らしい,少し斜に構えたつつも,希望を感じさせる言葉がカッコエエなぁと思ってしまいましたです。
 2曲目の“GEMINI”という曲は,軽やかなギターカッティングで始まり,少しフォーキーなメロディーラインがイイ感じですね。途中からうっすらと入っているキーボードもいいアクセントになっています。「明日を変える何か特別な道があるなら,とっくに地図を手に入れて旅に出ている。」っていう冒頭の歌詞で思いっきり心を持って行かれてしまいましたね。で,ラストの「いつか笑って死ねるとしたら幸せだとか,そんな小さな夢ではないぜ,君が見たのは。」という歌詞も50近くなると胸に染みるなぁと思ってしまいましたです。
 3曲目の“路傍のダイヤモンド”という曲は,アコースティックギター2本のアルペジオとリードで涙が出そうになるくらいキレイな音を聴かせてくれるのですが,歌詞は結構荒ぶる感じで「おお,暴れそうな心鎮めて,右往左往の果て,戻るべき場所へ。」とか「もう根が行かなければ。根が生えぬうちに。右往左往の果て,戻るべき場所へ。」とか,静かに燃えている感じや,どこまで行ってもデラシネな感じがいいですねぇ。それから「おお」と「右往」で思いっきり韻を踏んでいるところは,流石藤井一彦!と思ってしまいましたです。
 4曲目の“Under The Foggy Moon”という曲は,少しユッタリとしたカッティングでアコースティックギターらしいキレイな響きを聴かせてくれるイントロが終わると,吉田拓郎ばりの思いっきり字余りの唄を聴かせてくれます。字余りのところがちょっと吉田拓郎の“春だったね”っぽいかなぁと思ってみたり。しかし,間奏のフラットマンドリンの音やうっすらと入るキーボードが本当イイ感じで鳴っているなぁと思いつつ,歌詞の方は結構ハードだったりするんですけどね。「ほんの小さな願いもとても叶いそうにないことに,誰もが気付きはじめた。」とか,「何一つ悔いの無い生き方などと自称アウトサイダーが囁く。後悔のひとつもしたことのない奴に一体何がわかる。」とか,重いよねぇと思ってしまいましたが,そういう気持ちは分からないではないと思ってしまうフルカワでした。
 5曲目の“夕闇ウォーカー”という曲は,靴音から始まり,軽やかなギターのカッティングとフラットマンドリンでもう1本のギターでリフを引きまくってくれている軽快な曲で,間奏のブルースハープもカッコヨシです。ラストの「未練は無用だ。いつかの真夏の夜の虹が正夢ならば。メインは君だ。他の誰でもないぜ。その胸を張れ。」という歌詞は,「未練」と「メイン」で韻を踏みつつ,俺も頑張る,お前らも頑張れという感じで受け止めさせてもらいましたです。
 6曲目の“時の手のひら〜LOST IN AUSTIN”という曲はマーク・ベノのカバーなんですが,アルペジオボトルネックギターのリードが非常にブルージーでカッコヨシだなぁと思ってしまいました。歌詞もデラシネだなぁと思ってしまう歌詞ですねぇ。いきなり「言葉で魔法をかけないで,また行きたくなるよ。忘れられない街がある,心の中にずっと。表通りをはずれて電話をかける。TVも車も仕事もなくし,またあの街を思う。」だなんて一つのところで定住することなく,いつもどこかで「ここではないどこか」を思いながら流れ流れて行く感じが非常に出ているかなぁと。
 7曲目の“いったいなんだと”という曲は,ロケンロールな歌詞とは裏腹に軽やかなカッティングのギターで唄われる曲で,この落差がスゲエなぁと思ってしまいました。きっとフルカワであれば,この歌詞であれば思いっきりハードにギターをかき鳴らすような曲にしてしまうのではないかと思いましたです。歌詞の方は「正しい答を,進むべき道を,知っていることがいったいなんだと言うのか。当たり障りない,平穏な日々を望まぬ事がおかしいとでも言うのか。別にいいだろう。君は君だろう。今までどおりでいい。」なんて本当,ロケンロールな歌詞なんですけどね。途中でうっすらと入っている不安定でS.Eのようなキーボードの揺らいだ音を入れているところもとんでもないなぁと思ってしまいましたです。
 8曲目の“気の持ちようさ”という曲は,キックの音をバックにシンプルなロケンロールなコードカッティングとボトルネックギターで思いっきりブルースな感じで演奏しているのですが,本当,こういう曲を演らせると藤井一彦はカッコエエなぁと思ってしまいましたです。歌詞も「道理で迷いがないと思った。振り返る気などまるで無かった。他に行く道が無いだけだった。」なんて,めちゃロケンロールだなぁと思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“遠望ワルツ”という曲は,アコースティックギター1本で始まり,静かに唄われるのですが,ラストナンバーらしい曲だなぁと思ってしまいましたです。途中でバンジョーが入ったりするのですが,藤井一彦が弾くバンジョーが聴けるだなんて,初期THE GROOVERS以来だなぁとシミジミとしてしまいましたです。間奏で吹かれるブルースハープもシミジミとしたメロディーで本当,イイ感じだなぁと思ってしまいましたです。「多くはいらない,抱えてられない。行きたいだけだよ。少しでも遠くへ。おしまいの向こうへ。」っていう歌詞は本当ロケンローラーな歌詞だなぁと思ってしまいましたです。
 正直,前作の“LAZY FELLOW”は弾き語ったものをそのまま録音してみましたという感じですが,今作は弾き語りをメインにしながらも,フラットマンドリンバンジョー,もう1本のギターやキーボードをダビングすることでシンプルなんだけど金を払って買うだけの音になっているので,非常に満足度が高いのではないかと思います。よく考えると,“ROUTE 09”も“LAZY FELLOW”が発売されてからレコーディングされたので,今回もこのアルバムの後,THE GROOVERSのレコーディングに入ってくれるとうれしいなぁと思いますが,どうでしょうかね。
 しかし,前作で藤井一彦が弾いていたギターはマーチンでしたが,今回のアルバムを見るとS.Yairiに変わっていますね。結構,私の聴いているミュージシャンはS.Yairiのギターを使っている人が多いのですが,国内メーカーでリペアもきちんとやってくれるみたいですし,結構ワガママなリクエストも聴いてくれるメーカーみたいなので,ミュージシャンにとっては良いメーカーなのかもしれませんね。

 ところで,先週は週の4日も出張していたので,やはり今週はハードでしたねぇ。月曜,火曜,木曜と家に帰ったのが11時過ぎで,正直昨日の夜は体がヘロヘロでしたね。おかげで月曜のスマスマに岡村ちゃんが出たのに,まだ1回しか見ていないです。正直,朝起きるのが非常に辛かったのですが,何とか1週間持ちこたえられたので良かった良かったという感じですが,今晩は酒を飲みながらテレテレと岡村ちゃんのデンスを見て,幸せな気分に浸りたいなぁと思っていますです。しかし,本当,スマスマみたいなメジャーな番組に岡村ちゃんが出るだなんて,本当,夢みたいだなぁ,このまま,ずっとこちら側で音楽活動を続けてほしいなぁと思ってしまいましたです。で,今年はシングルを3枚も出したので,来年はアルバム発売も期待できるのではないかい?アルバム発売ならもっと幸せになれるなぁと思いつつ,シングルリリースした曲ばかりのアルバムだと少し辛いので,できればシングルリリースされていない曲も入っていれば最高なんだけどなぁと勝手な希望を書いてみたりしますが,やはりそんなことよりも,いつまでもこっち側で素敵な唄を聴かせて,そしてカッコイイデンスを見せてくれればそれだけで文句なしですよ,本当。