ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

BACK TO THE STREET/佐野元春


 あけましておめでとうございます。3日前にLooking Back To 2014ということでブログをアップしたばかりですが,なぜかもう土曜日になってしまいましたので,定時アップということで。しかし,今年の正月は本当,雪が良く降りましたねぇ。大晦日の夜に雨が小降りになったので,傘を干しておこうと窓の下のテラスに置いてから寝たのですが,翌朝,目が覚めると窓の外は真っ白,しかも傘がない・・・今日はプレオで嫁さんの実家まで行く予定なのに,このまま雪が溶けないとプレオで行くのは無理だなぁということで,正月早々JRお出かけネットで時刻表検索をし,最悪JRで嫁さんの実家に向かうことにしましたが,正月早々一人なので,食パンを焼いて食べ,届いた新聞を読んでいると,路面の雪が溶けてきたので,これはプレオで行けるかも!ということで,年賀状を郵便受けに取りに行くついでに,ペットボトルに水を入れてプレオのフロントウインドーの雪を溶かし,周囲に飛んで行った傘が落ちていないか探してみましたが,傘はありませんでしたです。いったいどこまで飛んでしまったんだよ!と思いましたが,まぁ,空いた穴を自分でふさぎながら使っていた折りたたみ傘なので,まぁもういいかとあきらめもつきましたです。で,路面の雪もなくなりましたので,プレオで嫁さんの実家へ向かいましたが,流石に山の方のルートは危ない(ノーマルタイヤですし。)ので,時間はかかるけれど海沿いのルートで行ったところ,ちょうどホテルのチェックインの時間に嫁さんの実家近辺に着いたので,まずはホテルにチェックインし,デイパックの荷物を減らしてから(その割には日本酒の一升瓶を入れたので,ちっとも軽くはなりませんでしたが。),嫁さんの実家まで徒歩で行かせてもらましたです。で,夜は久しぶりにきちんとしたものを食べながら,義父らとダラダラと日本酒を飲まさせてもらいましたです。お開きになった後は,一人でビジネスホテルへ戻りましたが,やっぱり気兼ねがなくて良いなぁとシミジミ思ってしまいましたです。煙草も自由に吸えるしね。
 翌日の2日は嫁さんから荷物をプレオに積んで帰るよう指示が出ていたので,チェックアウトした後,プレオで嫁さんの実家に行き,お雑煮を食べさせてもらってから,プレオに荷物を積み込み,自宅へ向けてプレオを走らせ,午後1時には戻ってきましたです。午後1時過ぎなら嫁さんらも家に居るだろうと思っていたので,嫁さんの携帯に電話をかけ,台車を持って降りてもらおうとしたのですが,全く反応がないので,まだ帰っていないのか・・・と思いつつ,仕方ないので,一人で嫁さんらの荷物を家まで持って上がりましたです。で,自分の昼ご飯を買いに行き,戻ってみると,嫁さん達が帰宅していましたです。もう少しゆっくり替えれば良かったかな?とは思いましたが,まぁ仕方ないよねぇ。でも早めに帰って良かったのは,午後3時ころからまた雪がバカスカ降り出して,視界があまりよろしくないというか,窓の外の手すりには雪が積もったりしているではありませんか。プレオで自宅へ向かっているとき,初乗りをしているローディーが何人かいましたが,彼らは無事に家に帰れたんだろうかと少し心配してしまいましたです。
 今日は,午前中に掃除を済ませ,午後からはいい加減プレオのタイヤを交換しないといけないよなぁという気持ちにやっとなったので,近所のタイヤ館に行き,タイヤを交換している間にその近所のイオンへ行き,新しいワイシャツを買おうと目論んでいたのですが,なんとプレオに履かせる12インチサイズのタイヤがないため,他店から取り寄せになりますということでした。明日には入荷していますので交換できますということでしたが,明日は天気が良ければ走りに行きたいので,次の土曜日に交換してもらうことにしたところまでは良かったのですが,私のもくろみとしては,タイヤ交換を待っている間に歩いて近所のイオンへ行きワイシャツを買う予定だったのですが,今日はタイヤ交換をしないということであれば,プレオを起きっぱなしにしておくわけにもいかないので,プレオでイオンへ向かったところ,駐車場に満車表示が出ていたので,これは帰ってからプレトレで行った方が間違いないなというわけで,いったん家へ帰り,プレトレでイオンへ行ったのですが,人大杉!人混みをかき分けながらなんとかワイシャツを買い,家に戻りましたが,なんか少し疲れてしまいましたです。やはり人混みは苦手(というか,自分はさっさと用事を済ませて帰りたいのに,チンタラ歩いている家族連れに行く手を阻まれるのが嫌なんですよね。)だなぁと実感してしまいましたです。今のところ明日の天気は晴れ所により朝から夕方雨という訳の分からない天気で降水確率が午後40パーセントなのですが,明日の午後までに降水確率が変わることもあるでしょうから,様子見かなぁと思っていますです。本当,明日は予想最高気温が11度なので,天気が良ければ新年初乗りといきたいところなんですけどね。
 まぁ,フルカワの年末年始としてはキリンのラガーと尾鈴山の山ねこがあればOKですので,今晩まではキリンのラガーと山ねこを飲みながらまったりと夜を過ごしたいなぁと思っていますです。

 さて,新年一発目ですが,昨年末になぜか佐野元春の初期作品3枚を大人買い(4枚目はレコードを持っていたので,買いませんでした。)してしまったので,初期佐野元春作品を4週にわたって紹介していきたいと思いますです。というわけで今回は1980年4月にリリースされたファーストアルバムの“BACK TO THE STREET”を紹介したいと思いますです。佐野元春はデビュー当時から知っているのですが,さすがにこの当時は,今みたいに気になったからといってすぐにレコードが買えるような状況ではなく,ラジオで時々聴きながら結構カッコイイんでない?と思いつつも,でもこれよりも先に買わないといけないレコードがあるしなぁと思っているうちに1枚も買うことがなかったアーティストなんですが,今なら気になればアマゾンでカートにインしてあげれば良いので,本当は家にあった4枚目(正確にはベスト盤が入るので5枚目になるのですが。)の“VISITORS”だけを紹介しようかなぁと思っていたのですが,もう年末だし(いったい何の意味が・・・)この際,初期作品を一気に取り上げてみるか!ということで勢いでカートにインした結果でございます。
 1曲目の“夜のスウィンガー”という曲は,佐野元春の「1,2,1,2,3!」というカウントも若々しく,いきなりサックスがブリブリと吹かれる,う〜ん,スプリングティーンだなぁという感じの曲になっていますが,メロディラインを大幅にはみ出した歌詞がパンキッシュな感じを与えます。というか,字余りというにはあまりにはみ出しまくった歌詞がスゲエなぁと思ってしまいました。あとはサックスが吹かれすぎかなぁという感じがしますが,80年代スプリングスティーン・フォロワーの音としてはこんな感じかなぁと思ってしまいましたです。
 2曲目の“ビートでジャンプ”という曲は,う〜ん,この曲でもサックスがブリブリ吹かれまくっていますが,唄が始まるとタイトでシンプルなロケンロールなので,個人的にはサックスが邪魔だなぁと感じてしまいますが,80年代はこれが格好良かったのかなぁと思い出しながら,でもやっぱり好みじゃないよないなぁと思ってしまいましたです。シンプルなロケンロールは,シンプルにやってくれれば十分なんだけどなぁと思ってしまいましたです。
 3曲目の“情けない週末”という曲は,ストリングスの音で静かに始まるバラードで,ストリングスの音が途切れた後,アコピだけでつぶやくように唄う佐野元春がカッコヨイです。多少言葉遣いが古くさい(「あなたに惚れたんだぁ。」とか。)ところもありますが,等身大の佐野元春(「佐野元春」を演じていない佐野元春という意味で。)を感じさせる歌詞で非常にいいなぁと思います。特に「他人どうしじゃないぜ。あなたと暮らしていきたい。生活といううすのろを乗り越えて。」という歌詞は非常に素晴らしいなぁと思いましたです。でも,「生活」という現実を切り離して暮らすことはできないだよねぇと今なら思ってしまいますが,10代とか20代前半ならこの歌詞に非常に賛同してしまうんだろうなぁと思ってしまいましたです。
 4曲目の“Please Don't Tell Me A Lie”という曲は,ミドルテンポのロケンロールなんですが,佐野元春のヴォーカルにかけられたリバーブの感じもスプリングリバーブみたいな感じで50年代から60年代にかけての古き良きロケンロールの雰囲気を出しています。エレピがところどころでリフを弾いていますが,このエレピにもモコモコした感じのリバーブがかけられていて,雰囲気を出しているなぁと思いました。
 5曲目の“グッドタイムス&バッドタイムス”という曲は,少し跳ねたピアノのコード弾きで始まり,少しまったりとしたミドルテンポのロケンロールになっています。タイトルだけみるとハードなナンバー(ツェッペリンに同じタイトルの曲がありましたよねぇ。)なのかと思ってしまいますが,肩すかしを受けるかのような柔らかい曲になっています。歌詞もメロディーからはみ出さず,きれいなメロディーに言葉が乗っているなぁという感じです。まぁ5曲目ということで,アルバムの中盤(というか,多分,レコードのA面のラストナンバーだったと思うので。)なので,こういう少ししっとりした曲を入れるのは定番かなぁとも思ってみたり。
 6曲目の“アンジェリーナ”という曲は,佐野元春のデビューシングルの曲なんですが,正直,ラジオから流れてきたこの曲のフランジャーをかけまくったエレクトリックギターのカッティングにやられまくったと言っても私にとっては過言ではないと思います。正直,一番最初にかったエフェクターフランジャーですから。本当,疾走感のあるギターのカッティングにイイ感じで絡みつくサックス,字余り気味に歌詞を疾走させていく佐野元春と,この曲を初めて聴いたときは衝撃を受けましたねぇ。しかも,日本人なのに唄っている風景はアメリカということで,なんなんだこの歌詞は?と思ってしまいましたが,この時代に「今晩誰かの車が来るまで,闇にくるまっているだけ。」といった韻を踏みまくった歌詞を書いてしまうところが凄い!と今でも正直に思ってしまいましたです。
 7曲目の“さよならベイブ”という曲は,ギターのリフとエレピの絡みが非常にポップだなぁと思っていると,ベースも少しスラップではずむ感じが非常に良いですねぇ。曲ももちろんポップなんですけど,所々字余りだったり,字余りが故に跳ねていたりと,佐野元春らしい曲だなぁと思ってしまいましたです。ただ,タイトルは「さよならベイブ」なんですけど,唄っているのは「さよならベイビー」なんですよねぇ。まぁ,どうでもいいって言えばどうでもいいんですけど,個人的には「ベイビー」って唄っているのであれば,「さよならベイビー」でいいじゃんと思ってしまうのですが,こういう言い方が流行ったような気がするようなしないような。
 8曲目の“バッド・ガール”という曲は,バラードなんですけど,アコピとストリングスの音,ドラムのフィルとかはまりまくっているなぁと思ってしまいましたです。また,後半のガットギター(多分)によるギターソロもいい味を出していますねぇ。佐野元春にしてはメロディーラインがフォーキーなところもあるのですが,まぁ1枚目のアルバムですから,その辺はご愛敬ということでしょうかね。
 9曲目の“Back To The Street”という曲は,ドラムから始まり,70年代初頭っぽいシングルコイルのエレクトリックギターのリフがカッコヨイなぁと思いましたです。日本に「ストリート」という言葉を持ち込んだのは佐野元春と言われていますが,この曲にして初めて出て来たなぁと思ってしまいましたです。シンプルなギターのリフを中心としたロケンロールなんですけど,オカズで叩かれるスネアの連打も含めて,シンプルなロケンロールはやっぱり良いねぇと思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“Do Waht You Like(勝手にしなよ)”という曲は,雰囲気を変えて思いっきりジャジーな曲なんですけど,この曲も好きですねぇ。「君みたいな女の娘と長い間付き合っていると,こっちはまるでソクラテスみたいな哲学者になっちまうぜ。」とか,これまでのあまり頭が良くなさそうなロケンロールのフォーマットをはるかに越えた知的な歌詞が凄いなぁと思ってしまいましたです。というか,いろんなタイプのロケンロールを持ってきて,最後にジャジーなナンバー,しかも,これがピタッとジャジーなアレンジと歌詞とメロディーが全てはまっているんですよねぇ。そういう意味では自信を持ってラストナンバーに持ってきたのではないかと思いますです。
 しかし,今でこそ御大な佐野元春ですが,なんか初々しいなぁというか。このアルバム自体,30年以上前のアルバムなんですけど,今聴いても古さを感じないというか,そもそも50年代から70年代の良質でポップなロケンロールのエッセンスを上手に組み合わせているので,(ブリブリ吹きまくられるサックスをのぞき)古さを感じないのかなぁと思ってしまいましたです。

 で,明日が終わればもう仕事ですよ。今年は9連休なので結構長いなぁと思っていましたが,なんだかんだと用事があるので毎日バタバタと用事をこなしているとあっという間に終わってしまいましたですねぇ。朝は毎日8時30分ころまでグダグダ寝ているという生活でしたが,また早起き生活が始まるのかぁと思うと少し気が重かったりもしますが,まぁまた「いつもの日常」に戻るだけなので,2,3日すれば体が慣れるだろうとは思っていますです。
 休みの間は毎日8時30分ころまでグダグダと寝ていると書きましたが,よく考えると1月2日は6時30分に起こされてしまいましたです。というのも,ビジネスホテルなので目覚まし時計が準備されているのですが,私は携帯を目覚まし代わりにしているので,使う事がないので,触ることもなかったのですが,どうも前に宿泊した人が6時30分にセットして,しかもアラームオンにしていたので,朝の6時30分に耳慣れないアラーム音で起こされてしまいましたです。正直,何事!と飛び起きたのですが,目覚ましのアラーム音だと分かったときの,行き場のない憤りというか,なんでこんな時間に鳴るんだよ!という思いがふつふつとわき上がりましたが,まぁアラーム音の原因が分かったし,アラームを止めたので寝直していると,またもやアラーム音が鳴るではありませんか。要するにアラームオフのスイッチに切り替えておかないとスヌーズが作動する時計だったようで,正直,本気で腹が立ってしまいましたが,アラームオフのスイッチを見つけて,スイッチをオフにし,再度,寝直させてもらいましたです。で,そろそろチェックアウトしようかという時間にアンケート用紙が目に入りましたので,「部屋の清掃の際に,目覚ましのアラームはオフにしておいてほしい。」と要望を書かせてもらいましたです。だって,オフにしてあっても目覚ましを利用する人はきちんと操作するでしょうし,むしろ目覚ましを使わない人は操作方法が分からないので困ると思うんですよねぇ。良いホテルでしたので,次に嫁さんの実家に行き,酒を飲まないといけないときにはまた利用しようと思っていますので,果たしてそのときに目覚まし時計がどうなっているか楽しみだなぁと。いったい次がいつになるのかは分かりませんが,まぁ楽しみが増えるのは良いことなので。というか,次はチェックインした段階で目覚まし時計のチェックもしておこうと年も新たに心に誓ったフルカワでございました(笑)。