ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

5CD ORIGINAL ALBUM SERIES BOX SET〜I Never Loved a Man the Way I/ARETHA FRANKLIN


 ふと気がつくと,3月じゃないですか。ついこの間は関東方面(私の住んでいる地方都市でも降りましたけど・・・)で大雪が降ったとかニュースになっていたのに,なんとなく風のぬるさに春の気配を感じたりもしています。暖かくなればうれしいのは自転車乗りの性でございまして,特に花粉症を持っていないフルカワとしましては,いろいろと操作性の悪いウインターグローブから解放されるだけで非常に幸せでございますです。しかも,夕方は冷えるからということで,少し早めに帰宅するようにしていたのですが,少しくらいいいかぁとなれば,当然,走行距離も伸びますしね。というわけで,この間の日曜日から少し距離を伸ばし始め,西方面海岸コースをはしらせてもらいましたですよ。冬の間はトンネルを越えずにトンネルの上の方にあるコンビニまで走ってから休憩していましたが,少しぐらいいいんじゃないのというわけで,トンネルを抜けて、その先のコンビニで休憩させてもらいましたです。で,帰りなんですが,私が気持ち良く車道を流しつつ,赤信号で止まっていると,その横を抜けて歩道に入って結構なスピードで走って行くロードが。う〜ん,歩道は徐行した方がいいんじゃないの?特にこの先のトンネルは長い上にブライドになっているところが2か所あるしね(えぇ,私も昔,自転車通行帯の中で逆走してきたママチャリにやられましたし。)と思いつつ,トンネルに入り,フロントライトを点灯させ,まったりと走っていると,2つ目のブラインドのところで,さっきのロードの兄ちゃんがひっくり返ったロードのそばで「痛い痛い。」と言っていて,その前のママチャリのオジサンが「こんなところでスピードを出したら危ないだろうが。」と大きな声を出していました。あ〜多分,ブラインドにそのまま突っ込んで,対向して来たママチャリに驚いてパニックブレーキをかけたら,タイヤが滑って転んだんだなぁと思いつつ,オジサンが怒鳴っているだけで救急車を呼ばないんだったら救急車を呼んであげようかなぁと思いましたが,私の前を走っていたおばちゃんが「お兄ちゃん大丈夫。救急車でも呼ぼうか。」と声をかけていたので,うんうん事故処理は地元の方に任せて,私は帰ることにさせてもらいましょうかねというわけで,そのまま通過させてもらいましたです。正直,ここで時間を取られると家に帰るのが遅くなってしまうので,私以外に救急車を呼ばなければいけない必要性があればともかく,そうでなければごめんなさいというわけで。
 しかし,改めて歩道ではきっちり安全マージンを取って徐行することの必要性を感じましたねぇ。ロードの人は見た感じ高校生ぐらいに見えたので,ひょっとしたら普段のママチャリ感覚でロードに乗っていたのかもしれませんが,速度領域が全く違うので,自分がそんなに出していないつもりでも,結構なスピードが出ているので,本当,歩道は危ないんですよね。そういえば無灯火だったような気もしますし。人の振り見て我が振り直せではありませんが,歩道は徐行!その分,車道ではガッツリと!で良いのでないかと思いましたです。

 で,実は輸入盤で5CD ORIGINAL ALBUM SERIES BOX SETという奴をアマゾンで取り扱っていて,CDが5枚1セットで2000円ちょっとという非常にリーズナブルなお値段で販売されていることから,これまで3シリーズほど買っているので,今回はその中からアレサ・フランクリンのボックスセットの中身を順番に紹介していきたいと思いますです。アレサ・フランクリンブルース・ブラザースに出ているのを見て,そのど迫力のヴォーカルにやられてしまったのですが,今回は1967年にリリースされた“I Never Loved a Man the Way I”を紹介したいと思いますです。当然、輸入盤なので対訳どころか歌詞カードすらないので,本当,聴いたままのコメントになってしまうのですが,その点についてはご容赦ください。
 1曲目の“Respect”は,ちょっとユッタリ目の,もろ60年代ソウルという感じで,シャウトするアレサ・フランクリンのヴォーカルとバックの女声コーラスのコールアンドレスポンスがメチャカッコヨイです。感想のむせび泣くサックスソロもイイ感じですねぇ。
 2曲目の“Drown In My Own Tears”という曲は,直訳すれば「私の涙に溺れる」って感じですが,それに合ったスローな曲で,しかし,スローなんですけどアレサ・フランクリンのシャウトが熱すぎるくらい熱く,非常にカッコヨイです。譜割がないかのごとく,自由にシャウトするアレサ・フランクリンを聴いていると,やっぱり本物は違うなあと思ってしましましたです。
 3曲目の“I Never Loved A Man (The Way I Love You)“という曲は,直訳すると「私は男を愛したことがない」って感じなのですが,少しユッタリとしたリズムに乗って,その倍のスピードで畳みかけるように唄っているのですが,サビの最後でささやくように「I Never Loved A Man.The Way I Love You」と唄うところはたまんねぇなぁと思ってしまいましたです。
 4曲目の“Soul Serenade”という曲は,セレナーデとあるとおり,アレサ・フランクリンも畳みかけるようには唄わず,ゆったりとしたリズムに乗って,ゆったりと甘い声で唄っています。あ〜何を唄っているのかが分かればなぁとこの曲を聴きながら思ってしまった,英語のできないフルカワでございました。
 5曲目の“Don't Let Me Lose This Dream”という曲は,直訳すれば「夢をなくさないで」って感じなのですが,リムショットの小気味よいリズムに合わせて少し優しい感じで語りかけるように唄っているのですが,サビに入ると更に優しい感じのシャウトになり,意味は分からないのですが,うんうんという気持ちになってしまいましたです。
 6曲目の“Baby, Baby, Baby”という曲は,ピアノから始まり,優しく「Baby,Baby,Baby」と唄われると,なんかこう,いいねぇ。高音までスキっと伸びていくシャウトも素晴らしいなぁと思ってしまいましたです。コーラスとホーンの絡みもカッコヨイです。
 7曲目の“Dr. Feelgood (Love Is A Serious Business)”という曲は,少し抑えめな感じで始まるのですが,この曲も譜割って何ですが?ってな感じでアレサ・フランクリンが感情のままに唄いまくっている感じで非常にカッコヨシです。っていうか,スローなナンバーのはずなのに,どうしてこんなにドライヴ感があるの?てくらいグイグイ引き込まれる曲ですね。
 8曲目の“Good Times”という曲は,跳ねるピアノの作るリズムが,う〜んR&Bだなぁという鉄板な感じの曲なんですが,この曲ではアレサ・フランクリンは少しコミカルな感じを漂わせつつ,う〜んR&Bという感じの唄を聴かせてくれています。
 9曲目の“Do Right Woman-Do Right Man”という曲は,直訳すれば「正しい女のやり方,正しい男のやり方」ってな感じなのですが,ゆっったりとしたリズムに乗って,アレサ・フランクリンもゆったりと唄っているのですが,途中で入るピアノのフィルも,女声コーラスも全てがアレサ・フランクリンの唄のためにという感じで,それに呼応するようにアレサ・フランクリンの唄もしっとりと聴かせながらも,内に秘めた熱い想いみたいなものが感じられて,素晴らしいなぁと思ってしまいましたです。
 10曲目の“Save Me”という曲は,ギターのコードカッティングが1サイクルで繰り返される中を自由自在に唄うアレサ・フランクリンがメチャカッコヨイです。途中で挟まれるホーンセクションの乗りも黒っぽくてカッコヨシですね。
 ラストナンバーの“A Change Is Gonna Come”という曲は,直訳すれば「変わっていくでしょう」って感じなのですが,ピアノだけをバックにアレサ・フランクリンが唄い始め,そこに徐々にバンドの音が入って来て,これでもか!っていう感じで言葉をアレサ・フランクリンが連ねていくのですが,本当,意味が分かれば,もっと感じることができるのになぁと自分の語学力のなさを少し嘆いてみたりもしますが,それぐらいドラマチックで素敵な曲です。後半のニョロニョロした音のエレピも何か雰囲気を出しているんなぁと思ってしまいましたです。
 私にとってはどうしても,ブルース・ブラザースアレサ・フランクリンのイメージが強いので,パワフルでノリノリなイメージがあったのですが,このアルバムではどちらかというとミディアムテンポで聴かせる感じの曲が多いのですが,だからこそ,歌詞の意味は分からないのですが,何となく訴えかけてくるものが沢山あるのかなぁと思ってしまいましたです。

 さて,今日は3月1日っていうのは最初に書きましたが、実は午前中は上の子供の卒業式に行ってきましたです。もう,高校卒業かよ,早いなぁと思いつつ,自分の高校卒業のときのことを思い出してみたのですが,家庭の都合で大学に進学しない(できない)ことは決まっていたのですが,肝心の就職先がまだ決まってなくて,どうしたもんかなぁという感じで卒業式を迎えたような気がしますね。他の連中は進路先が張り出してあるのに,私だけ空白で少し淋しい思いをしたような気がします。まぁ,学校にあまりお世話になった覚えがないし,どちらかと言えば学校からドロップアウトしていた(学校で浮いていた)ので,若干清々した気持ちの方が強かったのかもしれませんねぇ。
 しかし,今日の卒業式で読まれた答辞は良かったですね。要約すると「自由には責任が付きものであり,責任を取ることができるから自由なんだ。」ということでしたが,最近は自由にやりたいが,ケツは誰かが拭いてくださいみたいなアホが多いので,いい加減嫌になっているのですが,本当,こういうことをきちんと分かっている若い人がいるというのは非常にうれしくなってしまいましたね。その昔,「自由っていったいなんだい?」と唄いながら,盗んだバイク走り出しただの,学校の窓ガラスを壊して回っただのと唄い,自由の裏側には責任があることをまるっきり無視した同世代のアホなカリスマシンガーがいてハッキリ言ってめまいがしていましたが,こういうアホがそのまま大人になったから,自由にやりたいが,ケツは誰かが拭いてくださいっていう人間が増えたのかなぁと少し考えてしまったフルカワでございました。