ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

NON BAND LIVEN' 2009-2012/NON BAND


 ゴリゴリと楽しくプレトレで走り回った夏休みは終わり,この間の日曜日は翌日の大腸内視鏡検査のため食事制限だったので,天気が良いのに家でウダウダとしていたのですが,家でウダウダしていても仕方ないので,こういうときにレコードのCD-R化でもするかぁというわけで,これまでCD-R化していたものの,プレイヤーのセッティングが悪くてノイズが多かった奴を再度CD-R化してみたり,CD-R化したいけど順番的には劣後するかなぁというわけでCD-R化していなかったものとかをCD-R化したりしていました。で,ついでにパソコンのメディアプレイヤーには当然,自分の曲も入っているのですが,これまではジャケット画像にオフィスロゴを使っていたのですが,この際だから発売当時の自主制作カセットのジャケットにするかぁというわけでHPの複合機でイソイソとカセットテープのジャケットをスキャンして,メディアプレイヤーに貼り付けさせてもらいましたです。これまで全てのアルバム(カセット)が全てオフィスロゴだったので,メディアプレイヤーを開いても懐かしさを感じなかったのですが,当時のジャケットの画像が貼り付けてあると,「あぁ,あんなことをしていたなぁ。」という感じで記憶が更によみがえってきて,なんかイイ感じですねぇ。で,オリジナルカセットで出さなかったものの,ライヴ音源もあったのですが,それは自主企画のライヴのビラをスキャンして利用させてもらいましたです。個人的には好きなイラストなので個人情報を削除した上で貼らせてもらいますが,なんか時代を感じるイラストだなぁと思いつつ,自分でこういうイラストを描けていたということにも少し驚きを感じたりもしますね。まぁ,パソコンもワープロもなく,コピーをするにもバカ高い値段(せいぜいプリントごっこ程度)でしたので,基本全て手書きの時代,それこそ全てがDo It Myselfな時代だったからこそなんでしょうけどね。
 で,月曜日は前日の午後9時に飲んだ下剤が午前4時に効いてしまったため,寝不足でヘロヘロになりながら大腸内視鏡検査に赴いたのですが,相変わらず1.8リットルの下剤を飲み干さないといけないことに辟易しながら(それでも前回よりは少しは飲みやすくなってはいましたけど。),ひたすら下剤を飲み,無事,便検査(これは大腸内視鏡検査を受けたことがある人にしか分からないと思うのですが,要するに便が大腸に残っているとカメラを入れても見えないので,前日から食事制限をし,1.8リットルの下剤で大腸の中を全て洗い流すというものです。)に合格し,午前中のうちに検査も終了しました。結果としては相変わらず大腸そのものには異常なしで,多分,出口の血が便に付いたんじゃないですかねぇとのこと。だから最初からそう言っていたじゃありませんか。本当,大腸内視鏡検査は前日から食事制限があるし,当日は下剤地獄の上,胃カメラを飲むのよりも辛い(尻から出すことはあっても,尻から入れることなんてないからね。)検査なので,できれば受けたくないのだけど,嫁さん曰く「悪いところが何もなかったんだからいいじゃないの。」とのこですが,私的には金を払って辛い思いをしているんだから2,3か所ぐらい少しは悪いところがあったほうが検査のしがいがあるっていうもんなんですけどね。でも,そんなことが言えるのも,本当に悪いところがないからなんでしょうけどね。

 と,なんか辛かった大腸内視鏡検査のことをグダグダ書き連ねてきましたが,今回の本題はそういう話ではなくて,30年振りにNON BAND名義で発売(しかも復活したテレグラフレコードから!)された“NON BAND LIVEN' 2009-2012”を紹介したいと思います。NON BANDの音源としては1982年に発売された“NON BAND”1枚を出した後,解散していたのですが,オリジナルメンバーであるNON(ボーカル,ベース),山岸騏之介(バイオリン,ギター),玉垣満(ドラム)に加え,キキオンの佐々木絵実(アコーディオン,コーラス)を加えて復活し,今回,ライヴ盤として発売されたことを非常にうれしく思いますね。今回のライヴ盤は3回のライヴテイクが収録されており,1曲目から9曲目が2011年10月16日,高円寺HIGHで行われた 「CASE OF TELEGRAPH 2011」から,10曲目から12曲目が2012年1月15日に渋谷LAST WALTZでのライヴ,13曲目と14曲目が2009年11月8日に新宿LOFTで行われた 「DRIVE TO 2010」からとなっています。
 1曲目の“DUNCAN DANCIN'”という曲は,イントロの山岸騏之介のフリーキーなフィドルの音にいきなりやられてしまいましたが,少し低くなったNONの声に年月の経過を感じながらも,佐々木絵実のアコーディオンが昔のNON BANDにはなかったコード感を醸しだし(ベース,ドラム,フィドル等の編成だったですしね。),より音に深みを与えているように感じました。しかも山岸騏之介がギターも弾いているので,ノイジーな感じも入ったりして,パワーアップした感じになっています。
 2曲目の“GHETTO”という曲は,NONのベースから始まり,そこに山岸騏之介のフィドルが絡みつく中をNONがつぶやくように唄うのですが,オリジナルアルバム盤よりも重ための演奏で,それに負けないサビでのNONのシャウトもカッコヨシです。曲の後半から玉垣満のドラムの音数が増え,山岸騏之介のフィドルがソロを取るのですが,そこにNONのヴォイスが絡むと本当,唯一無二の音という感じです。
 3曲目の“WILD CHILD(can't stand it)”という曲は,イントロで佐々木絵実がアコーディオンでソロを取りつつ,NONが唄い始めるのですが,オリジナルアルバムではなかったアコーディオンの音がフィドルの音と上手く絡み合っていて,現在の音の方がカッコヨシですね。基本的には淡々としたリズムに淡々としたメロディーラインなんですけど,山岸騏之介のフィドルがこれでもか!とばかりに唄いまくっていて,ロケンロールバンドのフィドルの音が大好きなフルカワとしてはタマランなぁという感じでございます。
 4曲目の“SOLAR”という曲は,玉垣満の軽快なドラムから始まり,あの聞き覚えのあるフィドルのリフが弾かれ,NONが「ヘイホーヘイホー」と唄い始めると,あぁ,やっぱりこの曲は大好きな曲だなぁと思っていると,途中で佐々木絵実がアコーディオンで音に深みを与え,これまで以上に大好きな曲になりましたです。復活したバンドが過去の音をやると,なんか焼き直し感が感じられたりするのですが,NON BANDの曲はそもそも時代性を超越した曲ばかりなので,正に今のNON BANDの音になっていて,オリジナルアルバムを聴いていなくても十二分に楽しめるのではないかと思いましたです(というか,観客の歓声もライヴ盤ですから当然入っているのですが,盛り上がっているなぁという雰囲気がヒシヒシと伝わってきますです。)。
 5曲目の“DANCE SONG”という曲は,タイトルと違って,変拍子の踊りにくいダンスソングなんですが,玉垣満が淡々と変拍子を刻み,山岸騏之介がノイジーなギターを弾き,佐々木絵実がところどころでリフを挟み込み,その中でNONが少ししゃがれた声で唄うと,変拍子に体を合わせて揺らしたくなってしまうという非常に不思議な曲です。
 6曲目の“あわのうた”という曲は,佐々木絵実の中東っぽいアコーディオンソロから始まり,そこに山岸騏之介のフィドルが絡みつき,何とも言えない感じを醸し出していると,聞き覚えのあるフレーズをフィドルが奏で始め,それに合わせて玉垣満がリズムを刻み,NONが唄い始めると,もうどうしようもなくNON BANDの世界が開けてしまいますです。しかし,この曲を聴いていると,今回のNON BANDにアコーディオンが入ることになったのかがよく分かるくらい,アコーディオンフィドルの音の組み合わせが素晴らしいです。
 7曲目の“Silence-High-Speed”という曲は,玉垣満のパワフルなドラムから始まり,そこに山岸騏之介がギターを弾きまくり,NON BANDにしては,ストレートなロケンロールナンバーになっているのですが,一筋縄ではいかないのは,NONのヴォーカルが一癖も二癖もあるからなんだろうなぁと思いましたが,それに加えて,多分,鳴りっぱなしのフランジャーの音はアコーディオンフランジャーをかけているのではないかい?と思うのですが,その音が非常にメタリックなノイズっぽい音なので,この音も関係しているのかなぁと思ってしまいましたです。
 8曲目の“Quiet Song”という曲は,NONの淡々とした唄から始まり,玉垣満が淡々と変拍子を刻み,そこに山岸騏之介がNONの唄に寄り添うようにフィドルを弾き,NON BANDにしては淡々と曲が進んでいくのですが,まぁ,曲のタイトルが“Quiet Song”なので,ある意味正しいのではないかと。
 9曲目の“VIBRATION ARMY”という曲は,NONの「1,2,3,4」というカウントで始まり,粘っこい唄い方でNONが叩きつけるようにSEXを唄っているのですが,全くいやらしさを感じないのは,流石というか。この曲もシンプルなリズムとシンプルなメロディーの組み合わせに,山岸騏之介のフリーキーなフィドルが絡みまくる,メチャカッコヨイ曲になっていますです。
 10曲目の“善でも悪でもない精霊”という曲は,フィドルらしいロングトーンが延々と鳴らされ,各メンバーの音がカオスっぽく混ぜ合わされたと思ったら,ズンドコとしたリズムを玉垣満が刻みだし,そのリズムに乗って,NONがつぶやくように(というかエコーの関係で呪術のように聴こえなくもないのですが・・・)唄っているのですが,NONソロの曲は明らかにNON BAND時代の曲とは感じが異なるのですが,雰囲気がありすぎるので,多分,ライヴハウスの空間であまり広くない空間で聴くと,あっという間に気持ちを持って行かれてしまうのではないかと思ってしまいましたです。
 11曲目の“HOME”という曲は,玉垣満が刻む軽快なスネアショットの音に乗って,佐々木絵実がアコーディオンを,山岸騏之介がギターを重ね,NONが高らかに唄うと,10曲目よりは過去の曲に近い感じなのかなぁと思いつつ,そこはかとなくポップな香りもしたりして,なかなか面白いなぁと思ってしまいましたです。
 12曲目の“ひまわり”という曲は,NONのベースが軽快なリズムを作り,その上に佐々木絵実がアコーディオンでメロディーを重ね,その上をNONが童謡っぽいメロディーで唄うのですが,この曲ではNONのベースラインが作り出すグルーヴが非常に気持ちよいので,ベーシストとしてのNONも堪能できますです。ちなみにタイトルの“ひまわり”が実は犬の名前なのも,なんか個人的な感じで良いですね。
 13曲目の“お金をくれたKどん”という曲は,NONがベースラインが繰り返し繰り返し弾き,淡々と言葉を吐き出す中,他のメンバーが徐々に加わっていき,佐々木絵実の合いの手が入り,徐々に盛り上がっていくのかと思いきや,最後まで同じリズムで淡々とNONが唄うだけの曲なんですが,途中で転調する以外変化がないのに,これがなぜか不思議と飽きないのはどういうことなんだろうか?と聴きながら思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“家(ie)”という曲は,打って変わって,童謡のようなメロディーラインでNONが「100人住める家」などと唄っているのですが,バックの音も,NONの唄うメロディーに寄り添う感じで控えめに弾かれ,これがまたバンドらしい音になっていますです。歌詞中の言葉ではハッキリ言ってはいないのですが,メロディーラインとバンドの音から「各自の家に帰ろうよ」と言われているように感じましたです。
 私自身,NON BANDの音をリアルタイムで聴いていた訳でもありませんし,現在のNON BANDの音に直接触れているわけではありませんけど(地方都市在住なので,触れる機会がないもので・・・),こうやって音源で聴くことができるだけでもうれしいので,本当,新しい音源が出ることを長いスパンで楽しみにしていないと思いますです。

 ところで,パソコンを使っているとバックアップをしろとメッセージが出るので,外付けUSBを起動させても反応しないので,仕方がないのでDVD-Rでバックアップにチャレンジしたところ,DVD-Rを4枚使ったところで心が折れてしまったので,どうしたもんかなぁと思いつつ,火曜日は家の消防設備点検の関係で午後から出社することにしていたので,消防設備点検が終わり次第,家を出て,職場の近くのビックカメラで物色していたところ,ATA to USBという奴が売っていて,ようするにATA接続のハードディスクに接続して,そのままUSBで接続できるというケーブルなのですが,1500円と安かったので,これを購入し,家に帰ってから,ハードディスクを繋げてみることにしました。で,その夜,認識しない外付けハードディスクケースからハードディスクを抜き出し,ケーブルに繋げてみたところ,ん?ハードディスクをよく見れば,なんか煙がもくもくと・・・これはダメだということで,もう1つ取ってあったハードディスクを接続してみるとなんとか認識してくれたので,無事バックアップを終わらせることができましたです。ケースに入れていない分,不安がないではないのですが,壊れたら,パルク品のハードディスクを買って繋げればいいかということで,非常に安直に考えています。
 壊れたと言えば,私のパソコン机には大きな洗濯ばさみのような奴でくっつける小型扇風機を取り付けているのですが,その扇風機がなんかおかしいなぁとよく見てみると,洗濯ばさみのような部分がプラスチックの劣化で割れているではありあませんか。これはマズイと思いつつ,平日はどうしようもできないので,そのままにしておいて,ブログをアップしたら,ホムセンで何か探してみましょうかね。まぁ,その後,どうなったかは来週の小ネタにでもするということで。明日は法事なので,プレトレで走りに行くことができないのですが,まぁ,先週沢山走ったし,まぁいいかなぁと思っています。親戚付き合いも全くしないわけにもいきませんしね。