ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

東京カテドラル聖マリア大聖堂録音盤/森田童子


 今日は梅雨の晴れ間という感じでいい感じで晴れていますが,しかし,5月の下旬で梅雨入りってどういうことよ?と思いながらも,まぁ,早めに梅雨入りして,早めに梅雨が明けてくれるのであれば,それはそれでいいのではないかと思ったり。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は予定どおり午後3時からという中途半端な時間帯にマンションの管理組合の用事がありましたので,基本的には家で大人しくして,午後3時からマンションの管理組合の用事に参加して,それが終わったら少し運動しておこうかなということで近所を散歩してから帰りましたということで,特に書くこともない1日でしたです。
 月曜日からは仕事ということで,今週もバタバタしているうちにあっという間に1週間が終わってしまいましたです。今日はいつもどおりゆっくり起きて,朝ごはんを食べて,いつもどおりワイシャツにアイロンをかけ,洗濯をして,買い物に行って,というところまではいつもどおりでしたが,今日は午後からプレオの6か月点検の予約をしていたので,プレオに乗ってディーラーに行って,6か月点検を受けてきましたです。1時間程度ということですが,車検の見積もりも兼ねていたので,じっくり見てくれたのでしょう,1時間よりも少し時間がかかってしまいましたが,そこはまぁ丁寧に見てくれたということで。で,今のところ問題はないということで説明を受け,でもプラグとかワイパーブレードを当面交換していないので,交換しておいた方が良いですねということでしたので,まぁディーラーがそういうならそれで良いですということで。それはそれで,プレオに関しては気になっていたのが,傷に塗っていたタッチアップペイントが経年であまりいい感じになっていないので,これを塗り直してもらったらどれくらいになりますか?と質問したところ,塗るのは3箇所ですが,色味が変わってくるので,傷のあるところだけでなく,もう少し広めに塗るので20万円くらいですかねぇということでした。そんなにかかるならいっそ全塗にしたほうがいいですかねぇと聴いたところ,全塗にするなら安いところを探してやってみるのもいですよということでした。とはいえ,相場なんて知らないからなぁと思いつつ,ディーラーをあとにし,自宅に戻って,ブログネタを打っています。明日の天気は晴れで午後の降水確率は10%,最高気温は27度ということでパナモリで走りに行くしかないでしょうという天気ですので,パナモリで走ってこようと思っています。地方公共団体からは外出の機会を半分にしてほしいということなので,先週は自宅で大人しくしていたので,明日は走りに行ってもいいだろうと勝手に思っていますが,正直,ロードで走っていても誰に会うわけでも,誰と話すわけでもないので,いわゆる人と人との接触なんてコンビニのレジでお金を払うときだけで,もちろんマスクはしていますし,そもそもそんな短時間ではとても接触とまでは言えないでしょうし。実際,昨年の緊急事態宣言のときはゴミ箱の撤去やトイレの使用を禁止にしたコンビニも,今年はゴミ箱もトイレも普通に使えますし,そういう意味ではこの1年間で慣れたというよりかは,過剰な対応はしなくてもいいんだという感じなのではないかと(もちろん,マスクなしの会話とか,飲酒して大騒ぎとかは論外だとは思いますが。)。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回も森田童子を紹介しますということで,1978年11月にリリースされたライヴアルバムの“東京カテドラル聖マリア大聖堂録音盤”を紹介したいと思います。このアルバムは,森田童子の最初で最後のライブ・アルバムで,1978年7月29日に東京都文京区にあるカトリック関口教会東京カテドラル聖マリア大聖堂にて録音されたものですが,ライヴから3か月後にはリリースということで,昔はリリースが早かったんだなぁと思ってもみたり。  
 1曲目の“地平線”という曲は,鐘のなる音と観客の拍手かあら始まり,コンサート前の注意事項のアナウンスが入り,雷のS.Eが入り,森田童子が「地平線の向こうには」とギター1本で唄い出すと,もうその場の空気が変わってしまうのを感じてしまいました。レコードでは本当,か細い感じで唄っているのですが,さすがライブですね,しっかりと唄ってくれています。コーラスもそれに絡みつくフィドルもゾクゾクするくらい森田童子だなぁと思ってしまいました。コーラスの向こう側からかすかに聴こえてくる森田童子の語りも素敵です。
 2曲目の“逆光線”という曲は,短いトークを挟んで始まるのですが,ギターとフィドルをバックに吐き出すように唄う森田童子が素晴らしすぎです。というか,スタジオ録音も素晴らしいのですが,「やさしく発狂する」ところから鐘を鳴らしたりと教会らしいアレンジがいいなぁと思ったり。この曲の後は少し長めのトークが入っていて,学生運動の結果,学校を辞めることになった友達の話をしています。あまりにもぼそぼそを話をしているので,かなりボリュームを上げないときちんと聴き取れないのが難点でしょうか。
 3曲目の“君は変わっちゃったネ”という曲は,トークが終わると始まるのですが,その友達の話と相まって,唄が染みてきます。森田童子のヴォーカルをメインにピアノとギターが支えるという感じで,間奏ではフィドルが泣きたくなるようなメロディーを弾いている中,森田童子の語りが入ってくるのですが,これがまたトークとは違って,あくまでも唄の一部分としての語りなので,しっかりと聴かせてくれます。
 4曲目の“雨のクロール”という曲は,トークなしで森田童子の「雨のクロールです。」という曲紹介から始まるのですが,少しポップなフィンガリングにコーラスがいい感じだなぁと思いながら聴いていると,終始入っているコーラスが寂しげな感じを醸し出していて,なんとなくアンバランスな感じが素敵です。
 5曲目の“ぼくと観光バスに乗ってみませんか”という曲は,観客の手拍子から始まり,この曲ってそんな曲だったっけ?と思っていると,スタジオ盤よりも少しアップテンポで演奏が始まり,畳み掛けるように森田童子が唄うのですが,なかなかいい感じです。特に間奏のところで森田童子が手紙を読むような語りがあるのですが,その語りのとき,いつものか細い声ではなく,結構力強い声で語っているので,ここだけでも一聴の価値はあるかと。というかアコースティックギターのフィンガリング主体の曲で手拍子が途切れないってどういうことよ?と思ってしまいました。
 6曲目の“友よ泣かないのか”という曲はオリジナルアルバム未収録の曲で,アコースティックギターアルペジオでしっとりと始まり,森田童子もしっとりと唄っているのですが,歌詞は思いっきり学生運動の挫折感を唄っている内容です。というか,このタイトルを見れば,そういうことは何となく分かるような気もしますが,改めて森田童子の唄の原点は学生運動の挫折感なんだなと感じさせてくれる曲です。そして曲が終わると友達の話になるのですが,これがまた友達が病気で亡くなってしまった話で,どうしようもなく救いがない内容なのですが,亡くなった友達の彼氏が友達の死によって得た保険金がなくなるまで新宿ゴールデン街で安酒を飲んでいる,という話が森田童子らしいエピソードだなぁとなぁと思ってもみたり。
 7曲目の“海を見たいと思った”という曲は,トークが終わって,突き刺すようなギターのアルペジオから始まり,スッと入ってくるように森田童子が唄い始めると,その直前のトークも相まって,“今すぐ海を見たいと思った”理由が分かるような気がします。間奏の語りのところで波のS.Eが入るのですが,これがわざとらしさが全くなくて,アコースティックギターの音と波の音と森田童子の語りが混ざり合ってモノクロームな世界を描いているように感じました。曲が終わると3年前にライヴハウスで唄い始めたころの友達の話をするのですが,その友達がカナダにいくので寂しくなるということを言ってから次の曲に入ります。
 8曲目の“センチメンタル通り”という曲は,そのトークの後にこの曲が来ると,本当に森田童子トークと重なり合っているなぁと思ってみたり。トークの内容が本当ことなのか,唄に合わせて作った(あるいは事実を曲に合わせて脚色した)のかは分かりませんが,そんなことはどちらでも良いくらい,直前のトークのおかげで,この曲で唄いたい森田童子の感情が心に突き刺さってきます。曲が終わるとトークが入るのですが,学生運動のときの友達のことを話して「さよなら,ぼくのともだち」と曲紹介をしてから次の曲に入ります。
 9曲目の“さよならぼくのともだち”という曲は,ギターのアルペジオ森田童子の唄だけなのに,それが全く音の薄さを感じないのは,やはり森田童子の声質が大きいのだろうと改めて思いました。途中からうっすらとフィドルが入ってくるのですが,このフィドルがもう寂しさをアップさせてくれるんですよねぇ。曲の終盤で絞り出すように唄い,また語るように唄っている森田童子はゾクゾクするほど凄いです。そこから鐘の鳴る中,アンコールを求める観客の拍手が続くところには,ライヴだねぇと思ってしまいました。
 ラストナンバーの“風さわぐ原地の中に”という曲はオリジナルアルバム未収録の曲で,スライドギターのソロから始まり,なんと森田童子の曲でアコースティックギターのコードカッティングが聴けるだなんて!コードカッティングに乗って,伸びやかに唄う森田童子に弾きまくられるスライドギターが素晴らしいです。スライドギターが入っているからといって,決してブルーズっぽいわけではなく,そこはあくまでもフォーキーなのですが,森田童子の曲でこんな曲があること自体が素晴らしいのではないかと。レコードにこの曲が入っていると少し浮いた感じになってしまうのかもしれませんが,ライヴ盤なので違和感はありません。
 正直なところ,森田童子のライヴ盤ってどうよ?別にロックバンドでもないしねぁと思っていましたが,聴いてみたら,ライヴ盤はライヴ盤で素晴らしいなぁと思って染みました。もちろんスタジオ録音と同程度のクオリティーももちろんですが,伸びやかな唄いっぷりが聴けるのはライヴ盤ならではないかと。

 プレオの6か月点検に行ったことは最初書きましたが,6か月点検が終わって自宅マンションの立体駐車場に入れるため待っているとき,久しぶりにキレイになったボディを見てみると,汚れていたときにはよく分からなかったのですが,トップの塗装の劣化による剥げが何箇所か発生していることを発見してしまいました。エンジンの方は問題ないので,まだまだプレオに乗ることにしている(というか,4気筒,ミッションの軽自動車がもう売っていないので,買い換えるときは廃車にするしかないときしか選択肢が自分の中にないため。)のですが,ボディの方が駄目になっては駄目だよなぁということで,こうなるとやはり早めに全塗するしかないかなぁと思ってもみたり。
 正直,プレオを買って20年以上なので,減価償却の観点だと,すでに自動車としての価値はほぼないと言って良いのですが,減価償却の観点で価値がないのと,実際に乗れないのは別問題ですし,正直,プレオは自分で初めて買った自動車ですし,乗っていて楽しい自動車だし(非力だからこそエンジンを回せる楽しさがあるんですよね。),廃車にするまで乗りたいなぁと思っているので,全塗すれば多分,ボディが更に10年程度は持つのではないかと思うので,10年持ってくれれば問題なしなので,車検までに全塗する方向で考えようかなぁと思っています。全塗をするなら,傷隠しのステッカーを剥がしたり,1人でしか乗らないのでドアの保護用のゴム(プロテクターって奴ですか?)も外して,真っ更の状態に戻すのも悪くはないかなぁと思ったりもしています。問題は全塗の値段ですが,まぁそこは相場を知らないので,見積もりをしてもらってから考えましょうかね。