ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

ALRIGHT!/ALPHABET'S


 今週は,遅まきながら職場の歓迎会があったのですが,あんまり楽しく飲み過ぎてしまって,二次会の場所から駅までの距離を読み違えてしまい,駅前に着いたときには,すでに終電が出てしまっている時間でございました。仕方がないので,会員カードを持っているネカフェに行き,始発まで寝ることにしましたです。すっかりネカフェで寝るのも慣れてしまったなぁ(あんまり慣れたくはないのですが・・・)と思いつつ,朝起きて,レシートを見てみると,6時間パックということだったのですが,その範囲内でネカフェを出ると,間違いなくまだ開いていない駅で30分以上待つことになるので,まぁ追加料金を払えばいいかぁということで,時間まで無料のコーヒーを飲みながら,煙草を吸って,読みかけの漫画を読んでから,会計をしたところ,なんと追加料金として請求されたのはたったの80円でした。あぁ,会員になっていてよかったなぁと本当に思いつつ,そもそも終電に間に合っていればこういう出費はないんですけどね。そこはまぁ,今後はあまりないようにしたいなぁと思いましたが,そういうこともあるさということで,無駄にポジティブに始発の新幹線でいったん家まで帰り,シャワーを浴びて着替えをしてから,再度出勤させていただきましたです。
 そんなこともあり,結構,体が疲れてしまったので,週末は早く帰って,さっさと寝ようと思っていたのですが,金曜日はなんだかんだで仕事があり,結局,家に帰れたのは午後10時過ぎになってしまいましたです。今日は今日で実はブログをアップする前に子供の運動会を見に行っていたのですが,子供の学校が少し遠いため,少し早めに起きて,午前中と午後少し,立ちっぱなしで見ていたのですが,ジッと立っているのも結構疲れるなぁとシミジミと思ってしまいましたが,明日,転記が良ければプレトレで走りに行きたいので,疲れた体に鞭を打って,家に帰ってからはシコシコと掃除をし,洗濯もして,今週はクリーニングも出しに行かなくちゃというわけで,あんまり体が休まらない週末ですけど,やらないといけないことはやっておかないと,週明けが迎えられないから仕方がないかということで。

 というわけで,今回は,連休中に余った時間で昔のレコードをCD化して楽しんでいた中からALPHABETT'Sの“ALRIGHT!”を紹介したいと思います。ALPHABET'Sはベースの湯川トーベン,ドラムの向山テツ,キーボードのサントリー坂本(坂本洋)の3人で1983年にデビューしたバンドなのですが,思ったよりも売れなかったのか,2枚のアルバムを残して消滅してしまい,現在もCD化すらされていない,湯川トーベンのブラックボックス的なバンドです(ググってもこれ!といった情報はありませんし,ジャケットの画像もないみたいですね。)。しかし,私的には子供ばんどのベーシストとして大好きだった湯川トーベンが子供ばんどを脱退し,最初に出したアルバムなので,どういう音になるんだろう?と思って買ったのですが,はっきり言って,当時の湯川トーベンがこういう音を出したかったのであれば,子供ばんどを脱退して当然かなぁという感じがしました(今回,自分でCDにして聴いてみましたが,その想いは変わりません。)。というのも,当時の子供ばんどヘビーメタルブームが丁度始まりかけていた時期で,子供ばんども野尻はっちのハードなんだけどコミカルな曲から,あくまでもハードでシリアスな路線に方向転換しつつあったのですが,ALPHABET'Sのこのアルバムは,ハードなんだけどキラキラとしたポップな曲が並んでいて,正にハード・ポップバンドとして脚光を浴びてほしかったのですが・・・。
 1曲目の“恋はちょっぴり”という曲は,ラジオのチューニングとMCで始まり,これでもか!というぐらいキラキラ感のあるイントロから,湯川トーベンが唄い出すと,あぁ,こういうのが聴きたかったんだよという気持ちになりますです。この曲はリフはハードなんですが,Aメロの部分ではアコギのカッティングだけにしたりとか割と薄めの音にしておいて,思いっきりサビでグイグイ盛り上げるアレンジになっていて,非常に私好みのアレンジになっていますです。途中でスターボーがコーラスで参加しているのもご愛敬という感じで。歌詞の随所に「今夜はSaturday Night」という言葉が出るのですが,週休二日制になるまでは,本当,土曜日っていうのは特別な日だったんですよねぇ・・・と少し遠い目をしてみたりもしました。
 2曲目の“Windy Girl”という曲は,サックスと裏声のコーラスが否が応でも盛り上げてくれる曲になっていて,特に感想のサックスソロは定番といえば定番のアレンジなんですが,いいんですよ,ポップミュージックなんですから。しかし,タイトルからして当時のサーフィン(というかシティーサーファー?)ブームの影が色濃く反映されていて,時代を感じてしまいましたですね。
 3曲目の“気まぐれBABY”という曲は,イントロの向山テツのタメの効いたバスドラがカッコイイなぁと思っていると唄が始まり,メインヴォーカルの湯川トーベンがポップなメロディーを唄い上げる後ろで,タイトでハードなバンドの音がグイグイ引っ張ってくれる曲になっています。しかし,この曲は結局のところ「いつも気まぐれBaby,だけど最高!」ということしか唄っていないのですが,いいんですよ,ポップミュージックなんだから。この音でシリアスな歌詞を唄ったところで似合わないしね。
 4曲目の“Sailing”という曲は,ここに来てミディアムテンポのバラードです。夕闇の迫る海岸線で彼女と語り合っているというシチュエーションの唄なんですが,「ゆっくりと水平線,沈む夕日に。全て忘れうっとりと見とれてる君は。そのまま消えてしまいそう。僕の腕の中から。」なんていう甘い言葉がたまりませんねぇ。感想のスライドギターも雰囲気を盛り上げてくれます。まぁ,私はこういうカッコヨイ経験はしたことがないので,こういうシチュエーションに対する憧れもあるんでしょうけどね(しかし,オッサンとなった今では,もうできないことは十分に分かっているのも辛いところでございます。)。 
 5曲目の“Saturday Night”という曲は,タイトルどおり土曜日の夜の街のきらびやかさを唄っているのですが,そういえば土曜日の夜に遊びに出るなんてことはなくなってしまったよなぁと想いながら,サビの「Oh! Loveryこのひととき,君とランデブー。この街,きらめくSaturday Night」っていう歌詞を聴いていると,土曜の夜に飲みに出ていたころのことを思い出してしまいましたです。えぇ,「君とランデブー」はありませんでしたけど,安くて好きな飲み屋で楽しく飲んでいたなぁと。
 6曲目の“Baby Baby Baby”という曲は,イントロのツインリードが印象的な曲で,タイトルどおりのラヴソングなんですけど,サントリー坂本のキラキラとしたキーボードが随所にちりばめられていて,それが曲全体の可愛らしい感じを作っています。しかし,こういう甘々の唄が湯川トーベンに合うなんて思わなかったなぁというのが,昔も今も変わらない感想です。
 7曲目の“Feel So Good”という曲は,イントロのディレイの効いたギターが格好良いなぁと思っていると,ストレートな8ビートでグイグイ引っ張るアレンジが,そのままサビの「オマエがいればFeel so good」という歌詞まで心を持って行ってくれる曲です。基本的にはドライブしながら,助手席の彼女への想いを唄っているという感じなんですけど,高速か自動車のいない海岸線を気持ちよく走っているという感じの曲で,間奏の弾きまくりのギターソロもドライヴ感があって非常にカッコヨシです。
 8曲目の“リバプール←→ニューヨーク“という曲は,ブリティッシュ・ロック(ビートルズかな?)で音楽に目覚め,アメリカン・ロックにどっぷりと浸かってしまったという感じなのですが,ロケンロールにやられてしまったのなら,いつまでも唄い続けなよという内容で,ロケンロールを唄い続けることは,実際に唄うだけでなく,生き方としてロケンロールっていうのもアリだと思っていますので,私も「唄って,Keep on singing!きっと待っている。」という気持ちですね。ラヴソングが並ぶ中でこういう音楽に対する初期衝動をポップなメロディーで包み込んでさりげなく聴かせるバンドの懐の深さを感じてしまいましたです。
 9曲目の“君は太陽”という曲は,キーボードのパーカッシブなカッティングがカワイイ雰囲気を醸し出している曲なんですけど,タイトルどおりの甘々な内容を非常にポップな糖衣錠にして聴かせてくれるのですが,ここまで甘々だと少し辛いかも・・・ということは全くなく,そこはキャリアの差ですよ,キャリアのという感じで,最後までポップに聴かせてくれます。
 10曲目のMoonlight Moonlight”という曲は,そろそろアルバムのエンディングを感じさせる,ミディアムテンポのバラードで,やはりシチュエーションは海なんですが,今度は夜の海で告白しようかどうしようか迷っている男の子の気持ちの揺らぎを唄っている曲で,シチュエーションは異なるものの,こういう心の揺らぎは経験したことがあるよなぁと思わせてくれる曲になっています。月の光っていうのは何か太陽とは違う力を与えてくれると昔から言われていますしね,恋を語るなら,やはり月の下かなぁと。いや,もう語ることはないんですけどね,昔の甘酸っぱい思い出だけですね。
 ラストナンバーの“あの娘に片想い”という曲は,ここでアカペラが来るか?という感じなんですが,ラストにアカペラを持ってくるところがこのメンバーらしいというか。しかし,途中の「ベ,ベイビー。あいつらのことは気にしないで,僕のことだけ気にして。」なんていう語りは,まさに片想いをしているときの素直な想いだなぁという感じなんですが,こういうのをサラッとできるのは青春まっただ中の人間ではなくて,そういうことを通り過ぎて振り返っている人間なんだろうなぁと思ってしまいましたです。
 しかし,レコードの帯には「夢のスーパーグループ,デビュー!」とデカデカと書いてあって,下の方に「シングルヒット Windy Girl 他全11曲」とあるのですが,ヒットしたのなら今のこういう扱いはないだろうと思いつつ,まぁ知っている人が知っていればいいかぁという気持ちにも今更ながら思ったりもしますが,個人的には再評価されないかなぁなどと思っていますが,でも多分売れないだろうと思うので,無理かなぁと思っています。しかし,レコードの帯を見て感慨深いものがあったのは,レコードの帯に「HOME TAPING KILLING MUSIC」って書いてあるのですが,これもウォークマンとかその他類似製品が出回って,カセットテープに録音して他人に聴かせるという時代だったよなぁと思い出しましたです。そうすると,今回CDに焼き直したのはやばいのか?と思いつつも,別にネットに流しているわけではないし,本当に個人的に聴いているだけなので,まぁ構わないだろう(というか,デジタルデータ化しなければ,今は聴きようがないしなぁ。)というか,20年以上前の音源なので見逃してもらえればということで。

 話は変わって,この間の日曜日は,嫁さんがイオンでティッシュペーパーを箱売りで安売りをしているのを買いに行きたいから,プレオを出してほしいということで,午前中はプレオに乗ったのですが,子供の買い物もあるから,ティッシュペーパーだけ持って帰ってもらえれば,後は好きなようにということでしたので,サッサと家に帰って,昼食を自分で作って,午後からは天気も良かったので,楽しくプレトレで走りに行かせてもらいましたです。で,その帰り道,歩道をテレテレと走っているMTBルックに乗った高校生を車道から追い抜いたのですが,なぜかその高校生が急にムキになって追いかけてくるではありませんか。しかし,MTBルックの重く太いタイヤに前かごにはカバンを入れていたので,なかなか追いつけない(それはそうだろう。)ようで,いい加減あきらめてくれないかなぁとバックミラーを見ながら思いつつも,若さって凄いなぁと感心しつつ,速度を落として抜かせてもいいけど,結局は抜き返すことになるし,それで事故になっても面倒なので,どうしたものかなぁと思いながら走っていたのですが,そうこうしていると,私が右折する関係で停車したのですが,その横を満足そうにMTBルック君が抜いていき,抜いた後は案の定,またテレテレと走り出したので,本当,優しい気持ちで抜かせなくて良かったなぁと思いましたです。
 こちらとしては車道で交通ルールを守って走っているので,抜こうが抜かれようが速度差の問題なので,別にどうでも良いのですが,ムキになって走っている奴が無茶をして,事故に巻き込まれるのはゴメンなので,ケース・バイ・ケースで対応するしかないのかなぁと思っていますです。これから暑くなるまでは,気候の良いときにしか走らない方々が走る時期になるのですが,そういう人もプレトレごときに抜かれるとムキになる人が多いので(ムキになるなら,サッサと抜き返して,私のペースよりも早く走ってくれればいいんですけどね。),これもまた気を付けないといけないなぁと思っていますです。
 通勤でプレトレに乗れないので,雨が降らない(もしくは降水確率が30パーセント以上。)かぎり,週に1回は楽しく,がっつりとプレトレに乗りたいので,事故に遭えば,こちらが悪くなくても自分の体やプレトレがダメージを受けるのは間違いないので,やはり可能な限り避けたいんですよねぇ,やっぱり。