ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

I was THE STALIN〜絶賛解散中〜完全版(Disc 1)/THE STALIN


 この間の日曜日は降水確率が30パーセントだったのですが,一般の方の降水確率が30パーセントということは,私にとっては80パーセント以上に等しいということで・・・嫁さんにも,走りに行ってもいいけど,まぁ間違いなく雨に降られるんじゃないの?今日は結構寒いし,風邪をひいたら職場に電話ぐらいは入れておいてあげるわよと言われ,今週は仕事上,休めない業務が入っていたり,先週の日曜日から火曜日まで結構無理をしたせいか,鼻水がのどで痰になって,体調も万全ではないということで,大人ですから,プレトレで走りに行くのは止めて,久しぶりにプレオのエンジンでも回すかぁとも思ったのですが,なんか角松敏生の音が聴きたくなって,レコードを引っ張り出して,ついでにCDに焼いてしまえということで,大人しく家でパソコンの前で角松敏生を聴かせてもらったついでにCDにしてリッピングもしたので,そのうちネタにしようかなぁと思っています。しかし,プレトレもそうですが,プレオでお出かけしなかったのも良かったみたいで,3月中旬になろうかというのに,夕方は窓の外でみぞれが降ったりもしていました。早く春にならないかぁ。

 というわけで,話は変わって今回はTHE STALINのメジャーデビュー30周年記念盤として発売された,“I was THE STALIN〜絶賛解散中〜完全版”を紹介したいと思います。デビュー30周年記念盤としては,ビデオスターリン関係も発売されたのですが,いぬん堂のビデオスターリンの特典がビニール盤(まだあったんだ・・・)なんですが,ビニール盤は持っているので,もし買うとしたら特典がなくなってからいぬん堂で買おうかなぁと思っていますが,ビデオスターリン自体はさほど触手が伸びそうにないので,多分,買わずに自分でCDに焼くのではないかと思ってもいたりします。で,このアルバムなのですが,解散ライヴ後にLP2枚組として“FOR NEVER”が発売され,実際,持っているので,買うことに若干の躊躇はあったのですが,完全盤ということで,買うしかないかなぁと思い,買ったのですが,これはハッキリ言って,“FOR NEVER”とは全く別物でしたので,買って大正解という感じです。というのも,解散前のTHE STALINは2部構成でアルバム“Fish Inn”からのヘヴィサイケな曲を中心の第1部,ゴリゴリのパンクな曲を中心の第2部という構成でライヴをやっていたと宝島で読んだ記憶があるのですが,まさしくこのアルバムもCD1枚目が第1部,CD2枚目が第2部となっており,解散したころのTHE STALINの感じを非常によく伝えてくれます。もちろん,“FOR NEVER”発売当時は,猟奇ハンターがロックハンターになっていたり,歌詞がいろいろとごまかされたりしていましたが,思いっきり元のタイトル,元の歌詞になっているということなので,これだけでも全く別物のアルバムだと思いますです。メンバーもギターが元アレルギーのONO,ベースがチャンスオペレーションのヒゴヒロシ,ドラムが帰ってきた乾純という最強布陣のメンバーですので,ガッツリと聴かせてもらうしかないでしょう。あまりにももったいないので,今回は第1部を,次回に第2部を紹介したいと思いますです。
周年記念盤!
 1曲目“虫”という曲は,セカンドアルバムの“虫”のタイトルナンバーなんですが,ファンのスターリンコールや爆竹の破裂音の中,オノのギターに乾純の叩きつけるようなパワフルなドラム,ヒゴヒロシのクールなベースラインに乗って,ミチロウが「オマエなんて知らない・・・嫌になったよ・・・」と言葉少なに(そもそも,“虫”というアルバムが全体的に言葉を極限まではぎ取った歌詞でしたので。)シャウトするだけで,あぁTHE STALINとどうしようもなく思ってしまいました。終盤のの「笑うことさえできないか・・・」と沈み込んでいくミチロウのシャウトも本当,これで解散するの?というくらいパワフルに叩きつけられてきます。しかし,こうやって聴いてみると,乾純のパワフルなドラムはメチャカッコイイ!と思ってしまいましたです。
 2曲目の“廃魚”という曲は,サードにしてラストの“Fish Inn”からのナンバーですが(ちなみに6曲目の“溺愛”,7曲目の“おまえの犬になる”以外は,いずれも“Fish Inn”の曲です。),乾純の早いカウントの後,バンドの音が塊のように流れ込み,オノの特徴のあるリフが曲を引っ張る中,ミチロウが「腐った魚が食いたくて,オマエはうろつく。」と唄いだすと,サビの「そのまま行方知れず・・・そのまま行方不明・・・」まで一気に突き進んで行きます。“Fish Inn”では“虫”と異なり,ミチロウの赴くままに歌詞を紡いでいるので,ストーリー性があるようでないような歌詞になっているのですが,いいんです「そのまま行方知れず・・・そのまま行方不明」というサビの歌詞が全てを物語っていると思っていますので。
 3曲目の“M-16”という曲は,ヒゴヒロシのクールでハードなベースラインから始まり,正に叩きっぱなしというか炸裂!という感じの乾純のドラムが飛び込み,ミチロウが「用がないと幸せなんだ・・・」と唄えば,私にとってはもう完成したも同然です。間奏の語りに近い部分は少しミチロウのリズム感が少しバンドと違うように聴こえるところもありますが,そこはライヴということで。オノのフリーキー一歩手前のギターソロもカッコヨシです。
 4曲目の“T-legs”という曲は,後乗りのヘヴィーサイケなナンバーで,ヒゴヒロシのベースラインとオノのギターカッティングの絡みが非常にカッコヨイ曲です。そこにミチロウの「オマエは亡霊!死体にされても見えない。」というシャウトが入ると,一気にミチロウ色がアップして,どんな曲調の曲を演ろうと,ミチロウのシャウトが入れば,それがTHE STALINの音楽なんだという確固たる意思表示を感じるような気がするのですが,これは解散ライヴなんですよねぇ。
 5曲目の“アクマデ憐レム歌”という曲は,タイトル事態はRolling Stonesの“悪魔を憐れむ唄”のパロディなんですが,重く沈み込む曲が多い中,唯一,バカっぽいロケンロールを演ってくれています。ヒゴヒロシのロケンロールなベースラインに乗って,ミチロウが半笑いをしているようなシャウトで「できそこないははいつくばって,ケツの穴でも舐めてろ!」だの「やけくそになったら終わりだ!」とシャウトしているのを聴いていると,THE STALIN自身に,そして,目の前のファンに対してシャウトしているような気がしてきます。しかし,やはり圧巻は終盤の「ロックンロールも正解!パンクロックも正解!音楽やってりゃ正解!正解!正解!正解!」と畳みかけるようにシャウトしているところだと思いますが,ちょっと最後の辺りは怪しい雰囲気ですが,そのまま押し通してくれています。
 6曲目の“溺愛”という曲はTHE STALIN初期の名曲ですが,やっぱりいいねぇ,この曲は。ミチロウ(というかTHE STALIN)のラヴソングとしては最高ですよね。「天国の記憶,引き裂かれた体,死ぬほど乾いた喉の奥で。」とミチロウに唄われるだけで,ゾクっと来ますね。本当,「死んだものほど愛してやるさ・・・」というか,この日でTHE STALINを葬り去り,封印してしまうミチロウが唄うことによって,言葉のリアリティがヒシヒシと伝わってきますです。
 7曲目の“おまえの犬になる”はベトナム伝説”からのナンバーですが,この曲はシンプルなドラムと反復されるベースラインとギターが沈みこみながら,盛り上がりを生み出し,サビの「何も考えずオマエの犬になる!」というミチロウのシャウトまでシンプルながら,メチャカッコヨイ曲です。実はこの曲はコピーしてベースを弾きながら自分で演ったこともあるくらい好きな曲なんですよね。この曲もある意味,ミチロウの大いなるラヴソングなんですけど,間接的なエロスをメチャ感じてしまうラヴソングになっています。
 第1部ラストの“バイ・バイ・ニーチェ”という曲は,シンプルでスピーディーな曲で,歌詞も「バイバイ,だけど大好きだから,もっと遊ぼう!」という“虫“路線の曲なんですが,ハードパンク路線ではなくて,軽やかにミチロウが唄ってくれているので,本当,このままバイバイ!という感じで,曲が流れていき,終わりを迎えてしまいます。
 しかし,本当,解散ライヴにして,盛り上がっている感じではなく,ひたすらクールに演奏をし,第1部を終わらせていくTHE STALINには本当,スゲエなぁと思ってしまいましたが,第2部も本当,凄いんですけど,それは次回のネタということで。

 話は変わって,またもやプレトレのフロントのチューブがダメになったようでございます。というのも,水曜日に帰宅して,恒例のプレトレチェックをしていたのですが,んんん?フロントタイヤの空気がないではありませんか。とはいえ,今週は休みが取れるような状態ではないので,今日,空気を入れてみたところ,どう聴いても空気が漏れる音がしているではありませんか。これはハズレのチューブを引いてしまったかなぁと思い,夕方,イソイソとプレオでリアルあさひに行き,チューブを買ってきましたです。明日,サクッと交換して天気が良ければ走りに行きたいところなんですが,子供エレクトーンの練習音にどうも苦情があったようで,これまでも防音マットは敷いていたものの,子供の力が強くなると,それでは足らなくなったようで,嫁さんと検討してアマゾンでゴム製の防音マットを買ったので,明日はとりあえずその作業は絶対にしなければいけないので,それが済んでから,ワイシャツにアイロンをかけてからチューブの交換がやっとできるので,果たして走れるような時間が取れるんだろうか?という感じです。昨日までの予報では今日も明日も雨だったので,まぁ,防音対策をやっても良いかなぁという感じだったのですが,今日の午後から晴れて,春らしく暖かくなり,どうも明日も曇り夕方から晴れで降水確率20パーセントという予報なので,う〜んという感じなのですが,頑張って3時間くらい走れるといいなぁと思っていますです。もちろん,天気が悪かったら(天気が悪くなくても降水確率が30パーセント以上だったら)家で大人しくしていようと思いますけどね。