ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

RESOLVE Disc 1/CHANCE OPERATION


 あっという間に3月も終わってしまいますが,何はともあれ暖かくなって非常に嬉しいフルカワでございます。暖かくなるとプレトレで走るしかないよねと思いつつも,この間の日曜日の降水確率は土曜日の段階で50パーセントだったので,どうしたもんかなぁと思いつつも,前回のブログをアップする前に,チェーンから軋み音がしていたので,プレトレをキレイにして,チェーンのオイルも貼り直してあげたところ,日曜日の降水確率が10パーセントまで下がったので,これは走りに行くしかないでしょうというわけで,暖かくなったし冬の間は封印していた北方面峠コースにするかぁ,マラソンに履き替えてから初めてだなぁというわけで,午前中のうちにタイヤのエアチェックを済ませ,お昼ご飯を食べてから,イソイソとプレトレで走り始め,この日は風向きも良くて非常に気持ち良く走っていたのですが,走り始めて1時間ぐらいして,なんかリアの方から異音がするんですよね。下りの峠でトラブったら間違いなく入院コースなので,不安要因は払拭しておこうと思い,比較的広いスペースのあるところがあったので,そこにプレトレを停め,リアを確認していると,リアのブレーキがなんとなく干渉しているみたいなのでおかしいなぁと思っていると,バーンと大きい音がしてチューブがバーストしてしまいましたです。う〜ん,リアの空気圧が少し高かったかもしれないし,今日は天気が良くて暖かかったので,空気が膨張してしまったのかなぁと思いつつも,今日は走りに行くのはやめて,とりあえず予備チューブに取り換えてリアルあさひで新しいチューブを買って帰って交換するしかないなぁというわけで,すっかり得意になってしまったチューブ交換をすることにし,CO2ボンベでチューブに少し空気を入れて,リムへの噛み込みをしないようにね・・・と思っていたのですが,前回使ったときにボンベの口金をフルオープンにしていたのを忘れてボンベに取り付けてしまったため,CO2が盛大に漏れてしまいましたです。で,残ったCO2では噛み込みをしない程度にしかチューブにCO2を入れることができなかったので,どうしたもんかなぁと思いつつも,こういうときのために仏式バルブに取り付ける英式バルブアダプターを携帯していたので,交番でママチャリ用のポンプでも借りればなんとかなるかなぁと思い,プレトレを押しながら,交番を探すことにしましたです。そうそう,実は作業をしたスペースの道路向かいがリサイクル屋で中古自転車も扱っていたので,そこでポンプを借りようと思って行ってみたのですが,あまりに店が胡散臭そうだったので,やめたのですが,そこに自転車を買ってもらいに来ていた子供(幼稚園の年長さんという感じでした。)がプレトレを見て,「お父さん,見て、見て。あの自転車凄くカッコイイよ。ジュースも付いているよ。」と言ってくれたので,喜びつつも少し苦笑してしまいましたです。
 で,交番を探して,プレトレを押していたのですが,これがこういうときには見つからないもので,どうしたもんかなぁと思っていると,公共の何とか会館というのが目に付きましたです。こういう会館には最近は車いすが常備されているので,車いすがあればポンプもあるに違いないというわけで,会館へ入ってみるとあるではありませんか,車いすが。で,受付で自転車のポンプがあれば貸してほしいのですがと頼んでみると,快くポンプを貸してもらえたので,初めて英式バルブアダプターを使って空気を入れたのですが空気圧が分からないので,手で押さえてみてそこそこ入っていればいいやと。どうせリアルあさひ経由で家までたどり着ければいいんだからというわけで,無事,走れるようになったので,リアルあさひでマキシスのウルトラライトチューブを買ってから家に帰り,予備チューブを新しいチューブに交換して,無事作業は完了ということで。
 しかし,バーストの衝撃って凄いなぁと思ったのは,バーストの衝撃でタイヤがリムから外れていたことですね。正直,自分でチューブ交換をするとき,最初にリムからタイヤを外す作業って結構力が必要なので,結構な大きな衝撃なんだなぁと思ってしまいましたです。で,冷静に考えてみると,走っているときにバーストしていたら間違いなく転倒していたのではないかと思うので,やはり異音がしたら点検することは重要なんだなぁと思ってしまいましたです。

 さて,前回まではTHE STAR CLUBをウダウダと語っていましたが,実はTHE STAR CLUBのCDがなかなか届かないので,買おうかどうしようか迷っていたCHANCE OPERATIONのアルバムをまとめてサクッとカートにインさせてもらっていたので,今回からはCHANCE OPERATIONのアルバムを紹介したいと思いますです。今回はCHANCE OPERATIONの初期作品をコンプリートした“RESOLVE”のDisc 1を紹介したいと思います。しかし,CHANCE OPERATIONといっても知らない人が多いと思いますので,簡単に紹介を。CHANCE OPERATIONはFrictionのレックやチコ・ヒゲが参加していた3/3にベースとして参加し,その後,ミラーズではドラムを叩きながらヴォーカルを取っていたヒゴヒロシが,ミラーズ解散後の1980年にドラムからベースに持ち替えて結成し,当時のパートナーであったコミヤマヨシコがギターを,ドラムやキーボードはメンバーチェンジを繰り返しながら,1992年まで活動したバンドですが,詳しくはヒゴヒロシでググってください。
 今回はDisc 1を紹介したいと思いますが,1曲目から5曲目は1981年にテレグラフから発売された1st ミニ・アルバムの“CHANCE OPERATION”から,6曲目から9曲目までは1982年にテレグラフから発売された7インチ2枚組EP“SPARE BEAUTY”から,10曲目と11曲目は1980年に発表されたデモソノシート“カスパー・ハウザー・ナウ”から,12曲目と13曲目は1980年6月の,14曲目とラストナンバーは1980年11月のライヴからとなっています。
 1曲目の“WINE COLOR SICK”という曲は,途切れ途切れのハイハットから始まり,そこにベースが反復するリズムを作り,金属的なギターがダウンストロークで断片的に鳴らされると,ヒゴヒロシがクールに言葉を投げつけるかのように唄うという感じで,雰囲気タップリの曲になっています。ビート感や言葉の投げつけ方にFrictionと同じ臭いを感じるのですが,Frictionよりもクールなところがカッコヨイです。
 2曲目の“IMAGE DANCE”という曲は,いかにもシングルコイルという音のギターのカッティングから始まり,そこにドラムが一定のビートで絡みつき,一気に盛り上がるのかと思っていると,最後までクールに流れていってしまうのですが,多分,ドラムがいかにもな8ビートではなく,ジャズっぽいシンバルを多用した音だったりとか,唄というよりもヴォイスパフォーマンスに近いからかなのかなぁと思ってしまいましたです。
 3曲目の“57コンピュート”という曲は,ボトルネックを使ってスライドギターっぽい音を出しているギターに,フリーキーなピアノ,そして淡々とリズムを刻むベースとドラム。なのに唄はどちらかというとポップな感じのメロディーをうたっているというなんかアンバランスな感じが妙にカッコヨイ曲です。
 4曲目の“DIN”という曲は,ヒゴヒロシのディストーションをかけたベースから始まり,少し前のめりなリズムのドラムが入り,ボトルネックでスライドギターっぽい音にしたギターが不安定感を醸し出しながら鳴らされているのですが,これが不思議と妙にロックっぽい曲になっているんですよねぇ。なんでかなぁと思いつつ聴いていると,多分,3曲目までと異なり,結構ドラムがスネアやタムを使っているせいかなぁと思ってしまいましたです。でも,ホットというよりもやはりクールという感じなんですけどね。
 5曲目の“LIMITER SHUFFLE”という曲は,スイッチを入れるような音がリズムを刻む中を,ベースが少しユッタリした重いリズムをループさせ,そこにシンプルなリズムのドラムと,これまたシンプルなギターカッティングが重ねられ,その上をヒゴヒロシが淡々と唄っているのですが,ループするベースラインが非常に気持ち良い曲です。後半からはヒゴヒロシとコミヤマヨシコが「She was tald me,She was a limiter」と繰り返し繰り返しシャウトするのですが,そのシャウトにロックっぽさを感じてしまいましたです。 
 6曲目の“BE STOPPED UP”という曲は,リズムボックスに合わせて,コミヤマヨシコのギターがメロディーを弾いているところに音の進化を感じていると(5曲目まではカッティングのみ),途中から(打ち込みの?)パーカッションが重ねられリズムに厚みが増し,そこをヒゴヒロシのベースが自由に泳ぎまくる感じで弾かれているのが印象的な曲です。ヴォーカルにかけられた深めのリバーブが雰囲気たっぷりで,これまたイイ感じですねぇ。というか,ギターのパターンが格段に増えていて,基本的にはループしつつも,飽きさせない演奏になっていますです。
7曲目の“ERUA ELA“という曲も,ドラムマシーンにコミヤマヨシコの硬質なギターカッティング,ヒゴヒロシのメロディーを奏でながらビートを刻むベースに,さらにそれに絡みつくチコ・ヒゲのサックス,そしてその上でつぶやくように言葉を重ねていくヴォーカルと,非常にクールな感じでカッコヨイです。多分,ギターの音が硬質なのは,ボトルネックを使って弾いているからだろうと思うのですが,この硬質な音が曲のクールな感じを更に高めているような感じがします。というか,すでにFrictionと同じ臭いはなく,CHANCE OPERATIONの音としか言い様のない音になっていますです。
 8曲目の“DUMMY SHOUT”という曲は,ドラムマシーンにグイグイ押してくるビート感のあるヒゴヒロシのベースラインが絡みつき,コミヤマヨシコのギターもシンプルながらビート感を感じさせるカッティングをキメてくれる上,サビの部分ではヒゴヒロシとコミヤマヨシコが一緒に唄っていて,音に厚みも増しています。このノリが多分,次の自主制作テープの“OPEN GROUND”の音に繋がっていくのかなぁと思ってしまいましたです。
 9曲目の“TOUCH & GO”という曲は,ドラムマシーンにヒゴヒロシのベースが気持ち良く絡みつき,さらにヒゴヒロシとコミヤマヨシコのシャウトが重ねられていて,非常にポップな曲になっています。この曲ではヒゴヒロシは唄うのではなく語っていて,トーキング・ブルーズならぬトーキング・ニューウェーヴという感じでカッコヨイです。コミヤマヨシコのギターもメロディーを弾くとか,カッティングでリズムをキープするとかでなく,自由にノイジーなギターを鳴り響かせているのですが,それがまたカッコヨイです。
 10曲目の“カスパー・ハウザー・ナウ”という曲は,デモ・ソノシートらしくスッカスカな音で,なんかチンドンみたいな音にヒゴヒロシのヴォーカルもデモという感じなのですが,ハイハットとシンバルでリズムを刻むドラムや,基本的にループしているベースラインと基本的な感じは変わらないのですが,よく考えるとミラーズでストレートなロケンロールを演っていたのに,次の音がいきなりこれというのはもの凄いなぁと思ってしまいましたです。
 11曲目の“RECEIVIN’”という曲は,基本的に一定のリズムをベースが刻み,ギターもシンプルなカッティングをする中,サックスが色を付けるかのように吹かれているのですが,基本,2コードの曲なんですけど,それが逆にカッコよかったりするので,デモ・ソノシート段階でこの音が作れてしまうのは本当に凄いなぁと思ってしまいましたです。
 12曲目の“MY REAL TIME (live)”という曲は,ヒゴヒロシのベースから始まり,そこにコミヤマヨシコのギターカッティングが重なり,静かにヒゴヒロシが唄いだし,キックだけのドラムが静かにビートを刻んでいると思っていると,キメの「My real time,My real thinking」のところでフリーな感じになるところがカッコヨイなぁと思っていると,間奏でベースとサックスがどこかで聴いたことがあるクラシックのフレーズを奏でたりと,遊び心もあったりする曲です。
 13曲目の“SCALE (live)”という曲は,ヒゴヒロシのベースとドラムが静かなリズムを刻み,コミヤマヨシコのギターカッティングとサックスが色を添えながら,淡々と進んでいく曲なんですが,真夜中の誰もいない道を歩きながら淡々と帰っているような気持ちになってしまう曲というか,そういうイメージの曲です。
 14曲目の“MORNING LAUGHTER (live)”という曲は,ヒゴヒロシの弾んだリズムのベースラインに合わせるようにドラムも弾んだリズムを刻み,そこにコミヤマヨシコのボトルネックを使った硬質な音のギターが絡みつくという曲なんですが,タイトルにはMORNINGなんですが,あんまり朝のイメージはないですねぇ。やっぱりCHANCE OPERATIONは夜のイメージなんですよねぇ。
 ラストナンバーの“STAR EYES (live) ”という曲は,ダウナーな感じのドラムとベースに叩きつけるようなカッティングのギターがカッコヨイ曲です。決して盛り上がるような曲ではないのですが,ジッと音と対峙して聴くという感じの曲なんですけど,そういうところがジャズっぽいのかなぁと思ってしまいましたです。
 Disc 1を聴いてみてなんですけど,ハッキリ言って派手な音ではないですし,いわゆるノリノリの音ではないので,決してメジャーシーンに浮上するようなバンドではないのですが,30年近く経った,今聴いても,そんなに古さを感じないというか,逆に人力ループとでも言える音には逆に先進性があったのかなぁと思ったりもします。というわけで,Disc 2は次回に。

 話は全く変わり,フルカワは基本的にNo Music No Lifeな人間なのですが,風呂に入るときには防水ラジオを愛用しているのですが,民放FMから流れてくる最近の曲はあまり好みでないし,NHK FMはクラシックが多いし,どうしたもんかなぁと思いつつ,MP3プレイヤーの防水(防滴)タイプでスピーカー付きのものが安くあれば買っても良いかなぁと思い,アマゾンで検索してみるとあるではありませんか,3500円で防滴型でスピーカーも付いている“Qriom 防滴MP3プレーヤー(USBメモリ/SDカード対応)”というMP3プレイヤーが。というわけでサクッとカートにインさせてもらいましたが,よく考えると,家ではWindows Media Playerで音楽を管理しているので,今更MP3ファイルをシコシコ作るのもなぁと思っていたのですが,よく考えるとネットラジオのソフトで録音できることを思い出し,よく聴いている181.fmを録音して,そのファイルをコピーしてやればいいんでないかいというわけで,全く問題なし。難点は今のところお届け予定日が4月2日ころなので,それまでお預けということでしょうかね。まぁ,今すぐ必要なものでもないので,ボチボチ届くのを待つことにしたいと思いますです。で,届いて使ってみてからレビューでも書こうと思っていますです。とかなんとか言いながら,SDカードとエネループはさっさと買って,いつ届いてもすぐに使えるように準備していたりするんですけどね。128kのMP3データを使うので,8Gあればこれでもかっというくらい曲が入ると思うので,当分,曲の入れ替えをしなくてもジュークボックスとして楽しめるかなぁと届く前から勝手に思っていますです。