ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

NG/V.A


 この間の土日は天気が悪いということだったので,土曜日は子供のエレクトーンの発表会,日曜日は子供の修学旅行の買い物のための荷物運びのためのプレオの運転の予定が入っていたので,プレトレで走りに行くのはサックリとあきらめて,プレトレに乗らなければできないことをしておこうというわけで,まずは土曜日は比較的早く起きたので,掃除の前に先週パンクさせてしまったチューブの修理をさせていただきましたです。ベランダの流しにミスをためて,少し空気を入れたチューブを沈めて,ゆっくりとチューブを入れながら回していくと,ありましたですよ,穴が。よしよし,これをパッチでふさげばOKというわけで,いそいそと水から出して作業をしようと思ったら,チューブの空気が抜けたら穴が見えなくなってしまいましたです。あ〜・・・というわけで,再度,作業をして,今度は銀色のペイントマーカーがあったので,それを穴の付近を塗ってから,チューブの空気を抜き,パッチのセットに付いていた紙やすりでチューブの表面をやすりがけし,パッチを貼ってできあがりと。1時間経たないとダメと英語で書いてあるので,その間に掃除をして,掃除が終わってからベランダの流しにもう一度水を入れ,空気が漏れていないか確認したら漏れていなかったので,これで作業完了というわけで,とりあえず乾かさないとトップチューブバッグに入れられないので,夕方まで乾かしておいて,その後,昼食を食べてから,子供のエレクトーンの発表会を見て,土曜日が終わってしまいましたです。日曜日はとりあえず嫁さんたちをプレオで買い物場所まで送っていかないといけないので,プレオを立体駐車場から出している間にプレトレを見に行くと,リアの空気が抜けていましたです。多分,低圧で走ったのでチューブが逝ってしまったんだろうなぁ。まぁ,でも,どうせトップチューブバッグに入れておく予備チューブは今回修理したマキシスのチューブにしようと思っていたので,丁度良いかと。で,嫁さん達をショッピングセンターで降ろして,さて,家にか選ってプレトレのチューブ交換をしようかなぁと思いつつ,ショッピングセンターの近所のカー用品屋(某黄色い帽子)に寄ってみると,店員さんが声をかけてきたので,ホイールカバーをディーラーで買うと高いので,アルミホイールがどの程度の値段なのかと思ってと言うと,じゃぁ見積もってみましょう(ちなみに,某黄色い帽子でもホイールカバーは1枚3000円とのことでした(笑)。)ということで見積もってもらうと,ウェッズというメーカーのジョーカーフラッシュ12インチが工賃込みで2万6000円ということだったので,それじゃあということでプレオもアルミ化ホイール化してしまいましたです。多分に前日のカードでの定期券購入が私の心理に大きく影響していたと思うのですが,ディーラーでホイールキャップ2万円なら,鉄ホイールを捨てて,アルミホイールに換えて工賃込みで2万6000円ならいいんでないかいと。まだ2万5000キロを越えただけなので,これから先も乗り続けるんだろうから,鉄ホイールが腐って換えるよりは今,アルミにしておいてもいいんでないかいと。でも新品の金属系パーツはカッコいいですよね。プレオを買って10年以上ですけど,ほれぼれしてしまいましたですよ。でも,土日に乗っているのはプレトレなんですけどね。

 で,グダグダした日記はこの程度にして,今回は今は亡きトランスレコードのV.Aの“N.G”を紹介したいと思いますです。このレコードは1986年に勢いに乗ったトランスレコードが所属(というか関係の深い)バンドのコンピレーションアルバムというか,レーベルの自己紹介的に作られたものなのですが,一方でハードコア・パンクやいわゆる青春パンク系が流行っているときに,あえてこういうバンドばかりをよく集めたなぁという感じがしないでもないのですが,当時はトランス・ギャルという言葉があったくらいなので,東京方面では売れていたのではないかと思いますです。トランスレコードがどういうレーベルなのかは詳しくはググってもらったほうがよく分かると思いますので,ここではあまり触れませんが,基本的にはフールズメイトの編集長でYBO2をやっていた今は亡き北村昌士のレーベルということだけ紹介しておきますです。
 1曲目はZOAの“CRY THE WAR”という曲ですが,空き缶をポチポチと叩くような音から始まったと思ったら,いきなり怒濤のサウンドでヴォーカルの「WAR!CRY THE WAR」というシャウトもカッコヨイと思っていると,いきなりトーンダウンし,またポチポチとした音が鳴る中,つぶやくように唄っていると,また怒濤のサウンドとシャウトが。緩急織り交ぜながらグイグイと押してくるサウンドはひたすらカッコヨイです。途中のベースのスラップソロもバンドの音と全く齟齬がなく,ハードコアでありながらファンキーで,変拍子・・・ハードプログレという見方もあるのかなぁと思いながら,この勢いのあるグイグイと押されっぱなしのサウンド(ヴォーカルも含めてサウンドと呼んで過言ではないと思いますです。)は圧巻としか言いようがないのですが,一言で言うならば大好きなサウンドでございます。本当,カッコヨイです。
 2曲目はRUINSの“IDEOLOGY〜SANCTUARY”という曲ですが,RUINSといえば,高円寺が誇る超絶ドラマー吉田達也とベースのユニット(最近は「RUINS ALONE」と称して打ち込み+ドラムという形態でやっているというのを読んだことがありますが・・・)で,初期RUINSの音源なのですが,これがドラムとベースだけとは思えない圧巻の音圧で,吉田達也の何を言っているのか分からないシャウト(多分英語だとは思うんですけどね。)もドラムのリズム感というか,唄いながら叩いているのがありありと分かる唄で,メチャカッコヨシです。しかし,一応の“IDEOLOGY”という曲と“SANCTUARY”という曲のメドレーなんですが,どこからどこまでがの“IDEOLOGY”でどこからどこまでが“SANCTUARY”なのか判然としないのですが,そんなことは全く関係ありません!というくらい格好良くて圧巻なナンバーです。
 3曲目はZEITLICH VERGELTERの“THE THIRD SYSTEM OF TRANSIT”という曲ですが,ZEITLICH VERGELTERといえば,当時はメタルパーカッション系のバンドという認識だったので,結構派手(前回のSADIE SADSみたいに)に叩きまくっているのかなぁと思いきや,タメの聴いたベースのリズムにひんやりとした質感のギターに,叩きまくらないドラム,デス声のヴォーカルと,聴く前のイメージとは全く異なる,クールな音でグイグイとこちらの意識を飲み込んでくる感じの曲になっています。途中で多分ドイツ語の演説のS.Eが挿入され,ギターはハーモニクスを多用したプレイをするなど,こちらの予想を外しながらも,終盤はクールにたたみかけてくるところもカッコヨイです。
 4曲目はASYLUMの“MUEN”という曲ですが,ギター中心のバンドの音に少し湿っぽいヴォーカルが絡む形で始まり,このまま最後までダークなトーンで行くのかと思いきや,途中からテンポアップし,パンクらしい直線的なたたみかけるようなシャウトが入ったと思ったら,また元のテンポに戻り,繰り返し繰り返し「終わることのない悪夢の中で彷徨い続ける俺の心」と唄われるのですが,いや〜これがポジパン(笑)というものですか?と思ってしまいましたが,4曲目にしてこれだけ傾向の異なるバンドを集めたV.Aというのもカッコヨイかと(というか,同じ音ばかりだと飽きてしまいますしね。)。
 5曲目はYBO2の“TRASH! CRASH! Y.B.O.”という曲ですが,はい,YBO2です。というか,この曲はいきなり壊れてしまったかのような音でひたすら「TRASH! CRASH! Y.B.O!」とシャウトしているだけなのですが,叩きまくりのドラム,うねりまくったベース,よく分からないギター,美しいメロトロンの音と,はい,YBO2の音としか言いようがないでございます,カッコヨシ。
 6曲目はSODOMの“BANSHEE〜CRY”という曲ですが,キーボード主体のインストの“BANSHEE”で始まり,そのままBirthday Partyの“CRY”のカバーに入るのですが,“BANSHEE”のキーボード中心の分厚い音から,その音をぶった切るようなギターのギャンギャンしたカッティングから始まる“CRY”がメチャカッコヨイです。原曲は聴いたことがないのですが,ヴォーカルのデス声がバンドのカラーを全て決めているかのようで,私の記憶ではいろいろとバンドの音に変遷があったバンドだった(ハードコア,ポジパン,ハウス)と覚えているのですが,ポジパン期のこのクールな音はなかなかカッコヨシです。
 7曲目はTHE BOREDOMSの“GROUND BURN OUT”という曲ですが,あのハナタラシのヤマヅカアイがハナタラシの後に結成したバンドということで,どんな音かと思いきや,やはりノイズでした。このレコードを買った時には,私的には聴くに堪えない音だったのですが,今聴くと,これはこれでカッコヨイけど,バンドの意味があるのか?と言えば,よく分からないというのが正直な感想でしょうか。
 8曲目はLIBIDOの“KISS MY AREA”という曲ですが,ハードな演奏にフルートの音が絡む非常にカッコヨイ音になっています。LOBIDO自体は1979年に結成され,このV.Aの中では古参バンドになるのですが,そんなことを感じさせない音で非常にカッコヨイです。しかし,ヴォーカルの成田弥宇ってこの4年後の1990年にはもう亡くなっていたのねと,ちょっと驚いてみたりもしますが,ここに残された音はハードエッジなサイケデリックサウンドで非常にカッコヨシとだけ書いておきます。
 9曲目はA.N.Pの“DISEMBODY”という曲ですが,KK NULLというギターノイジシャンのバンドで正式名称はAbsolut Null Punktなんですが,えぇ溜の効いたギターノイズでございます。この音も,このレコードを買った当時の私には苦痛な音だったのですが,キャパシティが拡がった現在の私にとっては,これもまたありな音として聴かせていただきました。というか,KK NULLのサイトではインプロ系ロックバンドと称していますが,インプロ系ノイズバンドの間違いではないかと思ったりもしますが,あぁROCKの定義は広うございますということでしょうか。
 ラストナンバーはILL BONEの“NUMBERLESS LAND”という曲ですが,ILL BONEは造反医学というバンドが改名したものですが,ヴォーカルの中田潤(現在はスポーツライターらしい。)の歌詞も素晴らしいのですが,
箕輪扇太郎のドラムが本当に素晴らしいです。曲は静かに始まりつつ,ドラムがまるでコンガのように叩かれ,ギターはフリーキーにハーモニクスを鳴らしている中をヴォーカルが淡々と唄い始めるのですが,この時点で背中がゾクゾクしてしまいます。“NUMBERLESS LAND”とは当時に日本(というか東京)のイメージなんですけど,1986年に「人々に自由と愛と革命を」と唄える感性に素晴らしさを感じてしまいます。曲自体は本当,淡々と進められていくのですが,淡々と進んでいくからこそ,歌詞の重みがズンズンと伝わってきます。終盤の「火薬の香り,罪の印,空に現れ,終わらない昭和の唄を奏でよう。握りつぶす偽物の花,偽物の夢,僕はここから離れよう。To Numberless Land」と唄われるのですが,ここの歌詞も素晴らしいでございます。今聴いてもゾクゾクしますね。本当,あの頃って,ひょっとしたら昭和は終わらない(天皇だって死ぬんだから,そんなことはないことは分かっているですが・・・)んじゃないかというような幻想だとか,まだまだ好景気が続くのではないかという幻想が満ちあふれていて,だからこそ「握りつぶす偽物の花,偽物の夢,僕はここから離れよう。To Numberless Land」という歌詞がグッと来るのだと思いますです。
 しかし,こうやって聴いてみると,いいバンドがトランスレコードにはいたんだなぁというのが正直な感想でしょうか。あの頃,もう少し買い漁っていれば良かったのかもしれませんが,今のようにネット通販でどこに住んでいても好きなものが買えるという時代ではなかったので,それは仕方がないかなぁと思っていますが。こういう売れたようで売れなかったインディレーベルの音ってなかなか手に入らないんですよねぇ。金を出せば手に入るんですけど,そこまでしてという感じもなきにしもあらず。

 で,話は最初に戻って,プレオのホイールを交換して,家に帰ってからプレトレの修理等をしたのですが,まずはリアのチューブ交換からということなんですけど,さすがに自分で言うのもなんですけど,手慣れたもので,サクサクっと交換させていただきましたです。で,交換して気づいたのですが,真鍮色が素敵だったマキシスウルトラライトチューブなんですが,バルブ部分が普通の金属製になっていましたです。まぁ,ロングバルブでないのでエアキャップをかぶせてしまえばそんなに見えなくなるので,そこは気にしないということで。で,7速で落ちてしまうリアディレイラーの調整なんですが,まずはハイ側の可動域の調整からやってみようかなぁというわけでマニュアル本の該当箇所のコピー(本を持って駐輪場に行くと荷物になるので。)を見ながら調整してみると,どうもとんでもない位置に可動域が寄っていたみたいで(これは前回のワイヤー交換の時に自分が失敗したんですけどね。),これをきちんと調整してあげると,7速にパシっと決まるし,今ひとつ決まらなかった5速から4速へのシフトダウンもパシっと決まるようになったので,よしよしということで。正直な話,リアは基本4速と5速を常用している(普段使いはフロントミドル・リア5速,走りに行くときはフロントアウター・リア4速でスタートしています。)ので,ここが決まらないと走りにくいんですよねぇ。で,日曜日は嫁さんたちを午後2時にプレオで迎えに行き(家族の誰1人として,プレオのホイールが変わったことに気づかなかったのは笑ってしまいましたが。),別の店に行きたいというので,そこまで送り届けて家に帰ると,もう午後3時30分だったので,プレトレで走りに行くのはあきらめて,ウザったくなっていた髪を切りに行って,日曜日は終わったのですが,水曜日にお休みをいただけることになったので,水曜日にチューブ交換&リアディレイラー調整をして調子が良くなったプレトレで北方面峠越えコース6時間120キロ(結果的には135キロ走っていましたけど。)に出発しましたです。北方面峠越えコースも寒くなって走れなくなるので,せっかく1日走れるのなら降水確率も20パーセントだし,行っておくかと思い,出発したのですが,どこが降水確率20パーセントなの?という天気で,特に帰りは今にも雨が降り出しそうな空模様で,こういう空模様のときは風が吹くに決まっている,しかも向かい風,というわけで,時折小雨がぱらつくし,風が強くて寒いし,走らないしという三重苦の中,復路を走らせてもらったのですが,寒くて体力を消耗するのに加え,向かい風で体力を消耗しまくって,復路は本当にヘロヘロになってしまいましたです。そもそも往路では1時間で行けたところが復路は1時間20分かかったもんなぁ。で,前回,パンクが発覚した地点辺りまで走ると,足が重くなったので,またパンク?と思い,信号待ちでタイヤを確認したところ,空気圧は全く問題がないので,足が疲れてしまって重くなっているんだということで,相変わらずの向かい風だし,あまり無理をしても明日から仕事なので,ほどほどで走りましょうかねということで,帰りはそこそこまったりと走らさせてもらいましたです。とはいえ,家の近所の割と速度の乗る道路(多分,路面が非常に良い上,ビルが多いので風が直接風が吹きつけないんだと思います。)できっちり35キロで駆け抜けさせてもらいましたけどね。しかし,北方面峠越えコースは11月になってしまったし,あと1か月ぐらいで走り納めだなぁと思っていますが,今月は日曜日に子供の学校の文化祭があったり,マンションの管理組合の総会があったりと,どれだけ走れるのか?という感じですけど,12月初旬までであと2回ぐらいは北方面峠越えコースは走っておきたいなぁと思っていますです。