ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Best Sellection Disc 2/THE STAR CLUB


 え〜送別会シーズンで真っ盛りでございますが,今週はなかなかハードな週だったような気がしますです。まず,火曜日はお世話になった上司の送別会だったのですが,一次会が終わったのが午後10時で,終電まで1時間と少しという感じだったのですが,当たり前のように二次会へと流れることとなり,さて,どうしたもんかなぁと思っていると,上司から「フルカワさん,明日は休みだからこっちに泊まれば?」といきなり先制攻撃を受けまして,そう言われると断れないのが酒飲みの悲しいところで,翌日は春のお彼岸なので,午前中は墓参りに行こうと思っていたのですが,「了解しました。上司と飲むことも当分ないでしょうから,トコトン付き合わさせていただきます。」というわけで,スタートから終電は無視して飲むことになってしまいましたです。念のため嫁さんには終電の5分後に乗り遅れたメールを送信し,その後は日付が変わった後まで楽しく飲み明かしてしまいましたとさ。で,泊まるところといえば,もちろん常宿にしているネカフェなんですが,エレベーターの中にはなんと空席なしの貼り紙がしてあるではありませんか。これは困ったなぁと思いつつも,まぁ取りあえずダメ元で行ってみるかと思い,カウンターで話を聞いてみると,シート席であれば1室空いているということでしたので,個人的には床席が良かったのですが,ないよりはマシかというわけで,この日は椅子席に泊まらせてもらいましたです。しかし,ネカフェに入ってすぐ寝ろというのは所詮無理な話で,読みかけの漫画があることを思い出し,少し読もうかなと思ったのが運のツキで,えぇ午前3時ころまで眠ることなく漫画を読ませていただきましたです。で,午前5時30分に起きて始発で家に帰ったのですが,嫁さんからは「若くないんだからいい加減にしたら?」と思いっきり嫌味を言われてしまいましたとさ。それから中途半端に寝ると間違いなく起きられなくなるので,墓参りに出発するまでは眠らずに,墓参りが終わってから3時間程度仮眠を取って,今度は夕方からライヴを見に行くために家を出て,思いっきりライヴを楽しんで,家に帰ったら既に午後10時でした。今日は本当に体がヨレヨレなので,さっさと風呂に入って,帰り道のコンビニで買った缶チューハイでも飲んでから寝ようと,心密かに野望を抱いていたのですが,なんと私が家に帰ると同時に子供が風呂に入り始めたので,やむなく待つこととしたのですが,結局,風呂に入れたのは午後11時で,寝たのは午後零時前という感じでした。
 ここで救いだったのは,翌日の水曜日は久しぶりに休暇を取っていたので,朝起きなくても大丈夫だったのですが,本当,全く目が覚めなくて,気がつくと午前8時30分でした。で,イソイソと朝ごはんを食べ,空は曇っているし,最高気温もあまり上がらないような予報だったのですが,降水確率が20パーセントならば,プレトレで走りに行かないわけにはいかないでしょう,しかも嫁さんは仕事に行っているから午前中からスタートすれば少なくとも6時間は走れるじゃないの,これなら久しぶりに100キロライドができるしさ!と思ったのですが,悩ましいのは曇っていて風も冷たいので,着る服やグローブ。しかし,えぇいもう3月さ!というわけで,上はユニクロ七歩袖ドライメッシュTシャツ1枚で,手は3シーズン指切りグローブで出発させてもらったのですが,午前中の風の冷たさに閉口しつつも,手がかじかんでどうしようもないという状態にはならなかったので,選択は間違っていなかったとホッとしましたです。
 で,2時間ごとに休憩を取りつつも,午後になると晴れて少しは暖かくなりましたし,久しぶりに峠道を走らせてもらったのと向かい風に心が少し折れながらも,帰りは下りで追い風になるのを励みにして,3時間走って折り返したのですが,久しぶりの峠の下りはやはり気持ち良かったですね。で,家に着いたときのサイコンに表示された走行距離が125キロでしたので,当初の想定よりも5キロ多めに走れたということで,久しぶりに走った・・・という気持ちになりましたね。冬の間は水分補給はあまりしていなかったのですが,2本残っているヴァームの賞味期限が4月1日までだったので,今回は久しぶりにヴァームをプレトレに積んで走ったのですが,最初は飲みきれないかなぁと思っていたのですが,帰る頃にはキッチリ飲み切ったので,やはり春なんだなぁ(ついでに言えば,ヴァームを飲んでもトイレがそんなに近くありませんでしたし。)と思ってしまいましたです。
 トドメに昨日は夜勤だったのですが,転勤前で仕事を片付けたい方が遅くまで残業をしていて,夜勤では鍵の管理もしている関係から,寝るのがすっかり遅くなってしまった上に,朝の4時過ぎに電話がかかってきて,対応をしていたりしたので,すっかり今日も寝不足でございました。
 でも,なんか週間天気予報では明日の日曜日の降水確率が50パーセントだったのですが,気象庁のサイトを見てみると,午後30パーセント,夕方から10パーセントまで下がっているではありませんか。明日もプレトレで走りに行けたらいいなぁと思っていますです。

 さて,今回も引き続き,THE STAR CLUBの“Best Sellection Disc 2”を紹介させていただきます。Disc 2は1985年に発売されたPunk! Punk! Punk!となっており,メンバーは前作同様,ヴォーカルはHikage,ギターはLou,ベースはKyouji,ドラムはNo Fun Pigという編成です。音的にはライヴを意識した音と言えば聞こえは良いのですが,こういうバンドって歌詞が大事だと思うんですが,音の分離があまり良くなかったり,ヴォーカルに妙にリバーブがかかっていたりで,聞き取りづらいのが非常に残念なのですが,パワー感は前作よりもアップしていますです。
 1曲目の“Radical Real Rock“という曲は,ノイジーで重たいギターのカッティングが非常にラウドでカッコヨイなぁと思って聴いていると,途中からテンポアップして,重さがなくなってしまうのは少し残念かなぁ。しかし,Radical Real Rockという言葉は少し大げさなような気がしなくもないのですが,この辺の大げさなところがTHE STAR CLUBの持ち味ではないかと思いつつも,サビの「Radical Real Rock」のリフレインは少しリズム感が悪いなぁという気がしなくもないのですが,まぁ,その辺はお好みでしょう。
 2曲目の“偶像破壊者”という曲は,ノンストップで始まり,ひたすらハイテンポなパンクナンバーでカッコヨイです。この曲では「観点転換,全面的自己認識」とTHE STAR CLUBお得意の四文字熟語が炸裂していますです。勢いで最後まで押し切ってくれるのですが,スカっと気持ちの良いパンクナンバーになっています。
 3曲目の“Power To The Punks“という曲は,ノンストップでギターのフィードバックから始まり,タイトルどおり自分達の観客であるPUNKSへ捧げる唄になっていて,ブルーカラー・ヒーローとしてのパンクバンドを体現していますです。どちらかといえばミディアムテンポでメロディアスな曲です。「労働を金に換え,安物を手に入れる。エリートどもは偉ぶり,でも媚びるのは悔しすぎる。」とストレートにブルーカラー・ヒーローの曲だなぁと思いますが,労働を金に換えるのはどこが問題があるの?安物だったら悪いの?という気がしないでもないんですが,まぁそこは解釈ということで。
 4曲目の“Go Ahead”という曲は,ラジオのチューニングの音から始まるのですが,これってラフィンノーズが“聖者が街にやってくる”のインディーズバージョンでやった奴と同じだなぁと思ってしまいましたですが,こういうことをしているのでチャーミーが酷評したのかなぁと思ってしまいましたが,まぁ昔からよくあるアレンジなので,知らなければ別に良いかと思うのですが,やはり少し前に発売されているとねぇ,ちょっと気になったりもするでしょう。しかし,曲自体はゴイゴイ押してくるスピィーディーなパンクロックなんですけど,言葉が多すぎて少しリズムへ上手く乗っていないかなぁという感じがしないでもないのですが,このイナたさもTHE STAR CLUBの魅力ではないかと思ったりもしています。
 5曲目の“Sod Off”という曲は,4曲目がぶち切れるように終わったと思ったら,ノンストップで始まるのですが,これまたスピーディーなパンクロックで清々しいです。ところどころギターがピストルズみたいなんですけど,そんなところも楽しかったりしますです。
 6曲目の“Cellars”という曲は,ノンストップで始まるのですが,少しテンポを落として,泣きのギターのようなギターが絡む曲なんですが,唄が始まると結構メロディアスで,イントロのギターの音も納得!という感じでしょうか。ちなみにこの曲では短いのですが一応ギターソロがあったりするのですが,パンクっぽいギターソロでカッコヨイです。
 7曲目の“宣戦布告“という曲は,なんかTHE MODSをもう少し早くした感じみたいだなぁと思ってしまいましたが,唄をきちんと唄いつつ,パンクロックのスタイルを維持するには,こういう曲もありなんだろうとは思いますが,歌詞は過剰に過激な言葉を並べていますが,今ひとつピンと来ないのが残念ですかねぇ(まぁ,私の年齢もあるとは思いますけど。)。
 8曲目の“All Or Nothing”という曲は,HIKAGEのシャウトから始まり,ノイジーなギターカッティングがカッコヨイじゃん!と思っていると,唄が始まるとノイジーな感じが少し引っ込むのが残念ですが,ヴォーカルを聴かせるためには仕方ないかなぁという感じがしますが,どうしてAll or Nothingなのかがよく分からない歌詞が少し残念かなぁと思ってしまいましたが,ヘッドフォンで大きな音で聴けば,ヴォーカルが更に潰れて歌詞が聴き取りづらくなるので,ヴォーカルも楽器として見れば良いのではないでしょうか。
 9曲目の“Dead March“という曲は,多分、当時流行っていた反核系の曲なんですが,アップテンポなパンクロックでカッコヨイのに乗りにくい言葉を選んでいるため,字余り感が曲に漂ってしまっているのが少し残念かなぁ。しかし,サビの「Dead March」のリフレインはラフィンノーズの「GET THE GLORY」のまんまのような気がするのですが,私の気のせいでしょうか。でもまぁ,ノリが良いのでいいですかね。しかし「人と呼ぶにおぞましい姿形に鞭打ち,歩き続ける。」というサビの歌詞は個人的にはちょっとなぁという気がしないでもないのですがね。 
 10曲目の“Loophole“という曲は,ノイジーなのに走りまくっているイントロのベースラインがメチャカッコヨイ曲で,それに絡みつくノイジーなギターカッティングもカッコヨシです。HIKAGEのヴォーカルもシャウトしまくりで,ハードパンクな感じでゴイゴイ押してくる感じでカッコヨシです。しかし,サビで「Look For The Loophole」と唄っているのですが,どう聴いても「Look for」のところが「ニッポン」に聞こえてしまい,歌詞カードを見るまで,なんでニッポンなんだろうと思ってしまいましたです。
 11曲目の“The World is Yours“という曲は,女性のソロで静かに始まり,いったいどういう曲になるんだろうか?と思っていると,やはりシンプルなギターカッティングがその雰囲気をぶちこわして,あくまでもパンクロックになってしまうのはTHE STAR CLUBのこだわりなんでしょうね。まぁ,パンクバンドですし,タイトルもPUNK! PUNK! PUNK!ですからね。
 12曲目の“Wander”という曲は,これまたスピーディーなパンクロックなんですが,ヴォーカルが唄うのを放棄し,語っているのですが,ハードコアまで速くなればメロディーがなくなってもやむなしなんでしょうけど,まだ,ハードパンクといった感じのスピードでメロディーを放棄してしまうのはいかがなものかと思うのですが,ヴォーカルがダミ声でないので,ひょっとしたらHIKAGE以外のメンバーが唄って(語って)いるのかもしれないですね。
 13曲目の“Urban Guerrilla”という曲がオリジナルアルバムではラストナンバーで, あぁ〜,もうパンクロックというようなイントロのギターのカッティングがカッコヨイなぁと思っていると,メインのヴォーカルのメロディーもなんかピストルズっぽい(というか,間奏の短いギターソロもピストルズっぽいですしね。)ので,パンクの王道って感じですかねぇ。えぇ,ピストルズは大好きなので,私的にはいいんですけどね。
 14曲目の“Make Merry”という曲は,スピーディーなパンクロックで,「暴れ暴れて暴れつきて,気を失うほどに。時にゃぶっ飛び,踊り狂えば,何かふっ切れるかもよ」という歌詞がピッタリの曲です。多分,ライヴでこの曲をやったらステージ前はモッシュかポゴの嵐なんだろうなぁと思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“D.K.G.“という曲は,叩きつけるようなダウンストロークの暴力的なギターカッティングがカッコヨイ曲で,あ〜パンクロックと思わせてくれます。しかしD.K.Gって何の略なの?と思いつつ歌詞カードを開いてみると“Don't Know Group”の略のようなんですが,ピンと来ないのですが,このアルバムはあまり言葉が前に来ない(というかヴォーカルが聴こえづらい。)ミックスになっているので,そこはノリ一発でいいかぁと思ってしまいましたです。
 さて,前回,「ヤンキー臭さ」という言葉を何度も使いましたが,このアルバムでは言葉が前に来ないミックスになっていることもあり,サウンドとしてのパンクロックが先に聴こえるので,そういう意味ではヤンキー臭さは少し薄れたのではないかと思います。むしろ,ノリの良いパンクサウンドが気持ち良く響いてくる感じですかねぇ。しかし,前作はヤンキー臭さはあるものの,チンピラ的な歌詞は共感できるところもあるので,聴きながら口ずさむこともできるのですが,このアルバムでは声が前にあまり出ていないので,一緒に口ずさむことが少し難しいので,その点は少し寂しいかなぁと思ってしまいましたです。まぁ,ようするに心情としてはチンピラなフルカワですので,全面的に否定するのではなく,部分的に行きすぎかなぁという部分でちょっとなぁという感じでしょうかね。しかし,パンクという言葉の意味が元々チンピラという意味もあるので,チンピラ的な歌詞はまさしくパンクということになるんでしょうね(反戦反核,アンチ・システムとか政治的な色合いはハードコアパンクのものでしたしね。)。

 しかし,岡村靖幸の2013年のツアー,“むこうみずでいじらしくて”が始まり,私も参戦させていただきましたが,やはり岡村ちゃん最高ですねぇ。新曲についてはもう望めないのかと思っていましたが,今回のツアーで新曲が演奏されましたでございますよ。岡村ちゃんがこちら側で音楽を演っていてくれさえすればそれでいいと思いつつ,やはり今の岡村ちゃんの言葉が聴ければと思っていたので,非常にうれしいでございますね。まぁ,ライヴなので歌詞はハッキリとは聴き取れなかったのですが,非常にダンサブルなのに,結構メロディアスな感じのきょくだったので,正式にリリースされるのがメチャ楽しみでございます。もちろん,既存の曲も大幅にアレンジを変えたものもあれば,定番のアレンジまでいろいろありましたが,観客の方も「もはや伝統芸」という感じで,どんな無茶ぶりのコールアンドレスポンスでも返しますわよという感じで(当然,私も返していましたけど。)最高でしたね。本当,急がなくてもいいから,ゆっくりでいいから,少しずつ今の岡村ちゃんの想いを言葉にしてくれて,それが曲になっていき,で,新しいアルバムが出ればなぁ・・・と思っていますです。本当,20年以上の活動歴(まぁ,社会内に居なかった時期もありますが・・・)でアルバムを6枚しか発表していないっていうのも本当に凄いんですが,それはそれで満足してしまえるというのも本当に凄いなぁと改めて思ってしまいましたです。
 ちなみにツアーで楽しみなのはツアーグッズですが,今回は新しく買った財布に付けるストラップが欲しかったのですが,今回のツアーグッズにレザーストラップがあったので,サクっと買わせていただきましたです。で,本当は携帯電話用のストラップなので,不要な部品が付いていたのですが,そこはノーマルじゃ気が済まないフルカワですので,一部改造した上,新しい財布に真っ赤なピーチ君レザーストラップを付けさせていただきましたので,知っている人が見れば,コヤツは岡村ちゃんのファンだとバレバレの財布になってしまいましたが,岡村ちゃんのファンであることは間違いないので,これでいいのだ!ということで。