ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Plastic Box(Disc 1)/Public Image Ltd.


 あ〜雨が降るけど,関係ないのさぁ〜。オイラのプレトレ入院中!というわけで,現在,絶賛,欠品待ちでリアルあさひに預けっぱなしの私のプレトレですが,先週の電話によりますと,「リアのホイールなんですが,欠品で11月下旬にならないと入荷しないみたいなんですけど,良いですか?」という電話があり,良いですか?と言われても,今更,リアだけ別のホイールにするのもなんだなぁと思い,「待たせていただきます。」と答えていったんは電話を切ったのですが,よく考えると,最近はリア7速は少ないので,リア8・9速用のホイールなら早いのではないかい?確か8・9速用のホイールに7速カセットを付けるためのスペーサーがあったと思ったので,それを付ければ良いのでは?と思いつき,リアルあさひに電話したところ,確認してみますとのことだったので,了解ということだったのですが,その後,再度電話があり,8・9速用ホイールは入荷の目処が立たないということでしたので,大人しく7速用ホイールの到着を待つということになりました。しかし,プレトレのない休日って,本当にもてあましてしまいますねぇ。この間の文化の日は結局何をしたんだろう?冬物のスラックスを買い換えに行って(プレトレのおかげで10キロ近く痩せたので,ウエストがガバガバになっていたのに,昨年の冬はそのまま履いていたのですが,あまりの不格好さに今年は買い換えを決意しましたです。),ついでに家でパジャマ代わりに着ているジャージやスエットパンツがもういいかげんテロテロになったので(そういえば5年以上は履いているような気がするなぁ・・・)ユニクロに行ってスエットパンツを2本買ったよなぁ。後は何をしたのか思い出せないくらい何もしていないのではないかと。今日は洗濯して,掃除して,ブログを書けば,まぁ1日が終わるかなぁという感じですが,明日は何をしようかなぁと。まぁ,それこそプレオにでも乗って・・・とはいえ雨だしなぁ。久しぶりにDVDでも借りに行くのもいいかも。よく考えると20世紀少年がテレビであったとき,パート1と3は見たのですが,パート2は見損ねたので,これを見るという手もあるなぁと思いつつ,まぁ明日のことは明日考えましょうかね。

 というわけで,今回から4回にわたってご紹介しますのは,Public Image Ltd.の“Plastic Box”というベスト盤でございます。Public Image Ltd.(以下「P.I.L」という。)はSEX PISTOLSジョニー・ロットンが「ロックは死んだ。」とのたまって脱退した後,ジョン・ライドンと名前を変え(ジョンいわく,ピストルズのときの名前の方が嘘ということですが。)ポストパンクというか,ニューウェーヴというか,まぁ素晴らしい音を残してくれているバンドで,どうも最近復活したようですが,そのバンドの8枚のアルバム(ライヴ盤は除く。)から,その足跡を4枚のCDにまとめものがこのアルバムです。というか,4枚組でアマゾンで2837円で買えるなんで,なんてUS盤は素晴らしいんだ。でも,リマスターをしていると言っても,アルバムにかかる金としては,やはりレコーディング費用が一番だと思うので,そういう意味ではリマスター代とプレス代だけなら4枚組でこの値段が相当なのかもしれませんね。そういう意味では国内メーカーはどんだけ阿漕な商売をそているのかという感じですね。これ多分,日本のレコード会社がやったら,どんなに安くても5000円以上だしなぁ。正直,この間発売されたSOUL FLOWER UNIONのボックスセットなんか,6枚組で1万5000円だもんなぁ。私も買っていませんが(そもそも,全部オリジナルで持っているし,コレクターでもないので。)そんなもん買えませんって,よほどの信者でないかぎり。
 まあ,あまり関係のない国内メーカーの話はこれくらいにして,Plastic Box(Disc 1)の中身に入っていくことにしたいと思いますです。Disc 1は1978年発売のファーストアルバム“First Issue”と1979年に発売されたセカンドアルバム“Metal Box”(これは45回転のレコード3枚組だったのですが,1980年に33回転のレコード2枚組にして”Second Edition”として発売されました。私が持っているレコードも当然こちらです。)という,神のようなアルバムとシングルB面の曲から構成されています。1曲目から8曲目は“First Issue”とシングルのB面,9曲目から11曲目は“Metal Box”の曲のライヴ音源,12曲目と13曲目は“Metal Box”の中の曲の12インチバージョンとをのB面,14曲目の15曲目は“Metal Box”からとなっています。
 1曲目の“Public Image“という曲は,この曲からP.I.Lは始まったと言って間違いない曲です。最初の太い,ジャー・ウーブルのベースの音,「Hello,Hello」と言って笑うジョン,そしてキース・レヴィンのギター。ピストルズとは一線を画する音なんですけど,初期P.I.Lにしては結構ポップな曲だと思いますです。個人的には初心者にもお勧めという感じの曲なんですけど,デビュー曲から「俺のフィナーレ,俺のサヨナラ」と唄ってしまうところに,P.I.Lにに対するジョンの思い入れを感じてしまいました。
 2曲目の“The Cowboy Song”という曲は,いきなり,ギターのノイズから始まり,ベースは同じフレーズを繰り返し,ジョンは何を唄っているのか分からない状態なのですが,この曲を聴くと,本当,さよならパンク,こんにちはニューウェーヴという感じがしますね。しかし,こんな曲,元ピストルズジョン・ライドンという箔がないとなかなかメジャーから出せないよなぁと思ってしまいましたです。
 3曲目の“Theme”という曲は“First Issue”の1曲目で,はっきり言って,メチャメチャ重たいジャー・ウーブルのベースとジム・ウォーカーのドラム,それに絡みつくキースのノイジーなギターに,唄うことを放棄したかのようなフリーキーなジョンのシャウト。今聴いてもカッコヨイです。というか,今から30年以上前の音なんですけど,ちっとも古くなっていないことに感動です。これを聴いて踊れるか?と聴かれるとNOなんですけど,では嫌いか?と聴かれると,好きとしか答えられないんですよねぇ。沈みながら酩酊していくという感じがたまらないです。
 4曲目の“Religion I”という曲は,曲というよりジョンの朗読です。「これが宗教だ,あんたの宗教だ。」で終わるのですが,なんとなくひんやりとした感触を受けてしまいました。というか,当時のジョンは本当に宗教が嫌いだったんだなぁと思ってしまいました。まぁ私も無宗教なんでいいんですけど。
 5曲目の“Religion II”という曲は,4曲目の歌詞をバンドでやりましたという感じなんですが,Aメロまでは右にドラムとベース,センターにギター,左にヴォーカル,Bメロからグイっとフェーダーを回して全ての音をセンターに持ってくるという,いかにもなミキシングをしているのですが,ジョンの朗読もいいんですけど,やはり,バンドの音に乗って唄う(というよりも,やっぱり朗読しているのですけど。)方がカッコイイですね。間奏でピアノの弦を直接ひっかいているような音が入ったりして,フリージャズ的な匂いも少し感じたりしましたです。
 6曲目の“Annalisa”という曲は,結構メロディアスというか,ポップな曲で,“First Issue”の中では結構好きな曲なんですが,今聴いても少し笑ってしまうのが,「Annalisa are sixteen years」と唄っているところがあるのですが,私の耳にはどうしても「アナリザはシックスティーンイヤーズ」と聞こえてしまうんですよね。どっちにしても「アナリザは16歳」っていう意味になるので,まぁ別にいいんですけど。それはさておき,イントロのドラムとベースの絡みから,そこにギターのカッティングが重なり,ジョンの甲高いシャウトが入ってくると,結構スカスカな音なんですけど,もうそれだけで十分ですという感じになるのは,バンドの勢いなんだろうなぁと思ってしまいましたです。
 7曲目の“Low Life“という曲は,これもジャー・ウーブルの低くなったり高くなったりするベースラインに,キースのノイジーなギターに乗せて,ジョンが「ひどい生活だぜ!」と唄う,結構パンクっぽいナンバーですが,パンクほど直球でないところが,P.I.LのP.I.Lたるゆえんなんでしょうね。
 8曲目の“Attack”という曲は,ジョンの吼えるようなシャウトから始まり,リバーブでモコモコにされたジョンのヴォーカルのバックで,やはりシンプルな演奏をあとの3人が聴かせてくれていますが,これも今聴くと,パンクっぽいなぁと思ってしまいました。でも,そこはかとない暗さがU.Kニューウェーヴらしさを感じますです。
 9曲目の“Poptones (BBC Session)”という曲は,Metal Boxに入っている曲の中では本当に好きな曲で,まずはタイトルからしてやられてしまいました。だって,こんなにノイジーなバンドなのに,ポップトーンズですよ。どんなにポップなのかと思いきや,やっぱりちっともポップでないのは,さすがP.I.L。沈み込むようなベースラインにノイジーなのにキラキラとしたアルペジオを聴かせるギター。そしてその中で遠く近くなりながら唄うジョン。ライヴなのにレコードとほぼ変わらない演奏を聴かせてくれながら,ライヴらしいドライヴ感も醸し出しているところがすごいなぁと。で,私はあんまりこの曲のタイトルが好きすぎて,高校2年の時の文化祭でやった即席バンドのバンド名を好きにして良いと言われたことから,POPTONESにしたのさ。う〜ん,懐かしすぎる。
 10曲目の“Careering (BBC Session)”という曲は,エレクトロノイズが鳴り続ける中,ドラムがタイトなリズムを刻み,ベースがあっちこっちへ飛び回る中,ジョンが淡々と唄うという曲で,明らかに1枚目とは違う音を模索してきているなぁと思いましたです。この曲ではキースはギターを弾かず,エレクトロ・ノイズに専念していますが,それがまたカッコヨイです。
 11曲目の“Chant (BBC Session)”という曲は,タイトなドラムにあまり動き回らないベースに,ノイジーなカッティングのギターに,シャウトしまくるヴォーカルと結構,ロケンロールのフォーマットに乗っかった演奏をしているのですが,ジョンの「Stop,Walk,Willl,Right(多分,こう聞こえるんですけど・・・違うかもしれません。)」というつぶやきがずっとループしているところが,ストレートさを打ち消してくれていますです。
 12曲目の“Death Disco (12inch Remix)”という曲は,タイトルどおり踊ろうと思えば踊れないことはないのですが,重いよねぇ,全てが。ノイジーなギターが白鳥の湖のフレーズを弾きながら,壊れていくのも凄いですし,P.I.Lなのにベースがところどころスラップしているのも凄いし,ジョンのヴォーカルは相変わらずだし。
 13曲目の“1/2 Mix Megamix“という曲はインストで,基本的に同じフレーズが延々と繰り返されていきます。だから何?と言われれば,返答に困ってしまうのですが,まぁP.I.Lだからと言えばそれで大丈夫かと。この曲ではキースはギターは弾かず,エレクトロ・ノイズを中心にプレイしています。だからこそ,同じフレーズを延々を繰り返させているのだろうと思いますが。最後はぶつっと切れてしまういい加減さもカッコヨイです。
 14曲目の“No Birds Do Sing”という曲は,深いリバーブの底に沈んだキースのギターにズンドコしたリズム体,そしてメロディーを放棄したかのようなジョンのつぶやくようなヴォーカルと,なんかパンクから遠いところまで来てしまったなぁと思わせてくれる演奏が素晴らしいです。ドラムはまだ基本的には8ビートを叩いてはいるんですけどね。それでもダウナーな感じを非常に受けてしまいますです。
 Disc 1ラストの“Memories”という曲は,何かこれから起こりそうな予感を感じさせるイントロなんですが,不安定なスネアのフィルを入れるドラム,淡々とパターンを繰り返すベース,もはやギターの音を放棄したかのような音で弾かれるギターに乗って,一部を除いて抑揚のない朗読のようなヴォーカルと,“Metal Box”におけるP.I.Lのフォーマットどおりの演奏になっています。というか,ギターがコードを刻むことを放棄しているので,やたらフリーキーな感じになっているのですが,それでもギリギリでバンドとして成り立っているのは凄いなぁと思ってしまいましたです。
 で,これでDisc 1は終わりなのですが,次のDisc 2は“Metal Box,”と“Flowers of Romance”からのセレクトと,私的には涙もののセレクトになっていますのです。

 私の通勤の友である,HPのJornada710なんですが,蓋部分があまりにも調子が悪くてミシミシ言うので,パーツ取り用として保管してあるものの中から蓋を引っぺがして交換することにしたのですが,今使っている奴の蓋を外したところ,ねじ込み過ぎてプラスチックの受けが破損していることを発見してしまいましたです。どうしようなかなぁと思いつつ,蓋の中に破損したかけらが入っていたのを良いことに,瞬間強力接着剤で固めて無事復活となりました。そうやって弄っていると,そろそろ予備機が手にはいるのなら手に入れておこうかなぁという気になってしまったので,ヤフオクで検索したところ,ジャンク扱いですが,そこそこ程度の良さそうなJornadaを発見したので,無事2500円で落札できました。で,送られてきたJornadaを見て愕然とさせられたのが,私がこれまで使ったり,ヤフオクで予備機として落としたJornadaの中では本当,最低のコンディションで,何これ,汚ねえなぁという感じでした。まぁそれだけなら2500円だし我慢しようかという気になるのですが,一番気に入らなかったのはオークションのページにはヒンジ部分に少しガタツキがあるということだったのですが,送られてきたものはなんとガタツキどころかヒンジ部分が完全に割れているというものでした。電源を繋いでみると液晶は生きているようだったので,最悪,今使っているJornadaの液晶がダメになったら液晶用のパーツ取りマシンにしかならないなぁという感じでしたね。ジャンク品なのでノークレーム,ノーリターンなのは分かっていますが,もう少し誠意のある説明(というか正直に説明)をしてくれていれば落札することもなかったのになぁと少し悲しくなってしまいましたが,本当,Jornadaについてはキーボードの換装をやったりといろいろと中を開けて弄っていますので,どこまで使えるのか,自分でも楽しみにはしていますです。しかし,Jornada710のようなアンドロイド(もしくはWindowsモバイル)マシンが出てこないかなぁ,できればPCカードスロット付きでなどと訳の分からないこと言ってみても解決しないので,小型のネットブックを買って,エアエッジのカードは解約して,PHSの方をパケ放題にして,USB経由で繋ぐっていうのが現実的なのかなぁと思ってもみたりします。さて,この問題はJornada710が本当にやばくなるまで先送りしておきたいと思いますです。