ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Plastic Box(Disc 2)/Public Image Ltd.


 あ〜なんか,最近は一気に秋が深まり,涼しくというか,朝晩は肌寒い感じになりましたですね(と言いながら,寝るときはまだ半袖Tシャツ1枚だったりするのですが・・・)。早くプレトレが帰って来ないと,このままでは寒くなって峠に走りにいけなくなってしまうよなぁと思いつつ,ネットあさひで調べてみると,入荷待ちのアラヤのホイールですが,ネットあさひでも11月下旬入荷予定になっていました。本当に入荷待ちなんだなぁ,仕方ないよなぁと自分を納得させながら,今度の日曜日は子供の文化祭を見に行くし,その次の日曜日はプレオの車検だし,そういう意味では黙っていても,11月下旬までは日曜日が開いていないので,どっちにしてもいいかぁと思ってしまいましたです。ちなみにネットあさひでアラヤのホイールを調べたところ,ハブはAcera(まぁ,7速用でそれ以上のグレードはないでしょう。)ということなので,これまでのママチャリハブよりは気持ちよく走れるのではないかと思っています。そうすると,リアカセットが今よりも少し重めの構成になるものの,上のギアも使えるのではないかいという甘い期待(もしくは妄想という。)をしているところですが,まぁとにかく早く帰ってきてくれよぉ〜俺のプレトレ〜!という気持ちが正直なところですかね。
 しかし,プレトレに乗れないぶん,プレオにでも乗ろうかと言っておきながら,プレオにはあまり乗らず,何となく惰眠をむさぼっている最近の休日ですが,それはそれでまぁよいかということで。

 というわけで,前回に引き続き,今回もPublic Image Ltd.の“Plastic Box”のDisc 2を紹介したいと思いますです。Disc 2は私にとって神のようなアルバムである,1979年に12インチ3枚組で缶に入って発売され話題になった“Metal Box”(翌年,通常の33回転2枚組で“Second Edition”として発売されました。ちなみに,私が持っている日本版は, “Second Edition”なのに“Metal Box”と題して発売されました。)と1981年に発表されたとんでもないアルバム“Flowers of Romance”からのセレクトになっており,1曲目から6曲目は“Metal Box”,8曲目から16曲目までは“Flowers of Romance”,1曲目,7曲目,17曲目はシングルからのセレクトになっています。
 1曲目の“Another”という曲は初めて聴く曲なのですが,“Metal Box”の時期の曲らしく,重たいリズムにキース・レヴィンのパーカッションのようなフリーキーなギターに,メロディーがあるのかないのか分からないようなフリーキーなジョン・ライドンのヴォイスが絡む,淡々とした曲で,本当に淡々と終わってしまったのはびっくりしましたです。
 2曲目の“Albatross”という曲は,“Second Edition”では1曲目の入っていた曲で,重たいドラムと重たいベースにキースのフリーキーなギターが絡みつき,ジョンのヴォイスには深いリバーブがかけられ,海の底から唄っているかのような雰囲気を醸し出しています(楽器にはキースのギターを除けばあまりエフェクトはかけていないので。)。しかし,基本的にリズム体はほぼ同じ感じなのですが,キースの自由なギターが曲に変化を付け,ところどころ差し挟まれるかのように唄われるというか,つぶやくジョンのヴォイスが思いっきり楽器と一緒になっていて,あぁここまで来てしまったなぁという感じを与えてくれます。
 3曲目の“Socialist”という曲は,インストなんですが,少しテンポの速いリズム体にキースがシンセでノイズのような音をところどころにはめ込むという演奏になっているのですが,こういうのを聴くと初期P.I.Lはキースのアイディアが大きかったのかなぁと思いしたです。シンプルなリズムの繰り返しなんですが,そこに自由に絡みつくシンセのノイズがスピード感を与えてくれるとともに,非常に気持ちよいです。
 4曲目の“The Suit”という曲は,ゆっくりとしたドラムにそれよりも一回り早いベースラインのリズム体の上をなんとも形容しがたい声のジョンが淡々と唄う曲なんですが,キースのギターがほとんど弾かれず,シンセでノイズのような音を静かに流していますが,それがまたこの時期のいかにもP.I.Lという感じなんですけどね。
 5曲目の“Bad Baby”という曲は,これも重たいドラムのリズムに少しひっかかるようなベースライン,そして恨み節のようなジョンのヴォイス,そしてキースのチープでシンプルなシンセと,本当,この重たさがカッコイイんだよ!というメンバーの想いが伝わってくるような重さなんですけど,陰鬱な重さではなく,どこか諦観を感じさせるような重さなので,聴いていてそんなに辛くない・・・のはきっと私がP.I.Lが好きなだけなんだろうと思います。
 6曲目の“Radio 4”という曲はインストで,キースのシンプルなシンセを前面に押し出し,左右に振られた浮遊感のあるジャー・ウーブルのベースに,あれ?ドラムの音がないんだけど,まぁ,いいか。ドラムがないことで,中心になるリズムがないので,全体として浮遊感のある不思議な曲になっています。
 7曲目の“Pied Piper”という曲は初めて聴いたのですが,“Metal Box”の重たいリズムから一変して,はずむリズムのドラムに乗っかって,ジョンが体を弾ませながら唄っているのが目に浮かぶような曲です。シングル向けと言われればそういう感じの曲ですね。
 8曲目の“Flowers Of Romance”という曲は,“Flowers of Romance”のタイトルチューンなんですが,もう凄い,何が凄いって,とうとう8ビートも放棄してしまって,土着的なリズムに,ジャー・ウーブルが脱退したのでベースもなし,基本ドラムのリズムの上でジョンが唄い,キースの弾くシンセだの,多分フィドルが彩りを与えてはいるものの,本当,ドラムの「ドン・ドン・ド・ドン・ド」っていうリズムで全て乗り切ってきまうところが,本当にもう凄いというかここまで来たかという感じですね。
 9曲目の“Four Enclosed Walls”という曲は,“Flowers of Romance”の1曲目なんですが,延々シンセノイズが流れていたらと思ったら,ジョンのシャウトが始まり,ドラムが「ドン・ド・ドン・ドン・ドン・ドン・タン・タン・タン」というシンプルな変拍子のリズムでひたすら叩かれ,それに乗っかってジョンが唄うというか唸るというか,本当,初めて聴いたときの衝撃は忘れられないですね。まさに,こういう展開もありかという意味で。しかし,この曲のドラムのリズムはたまらなく好きなんですよねぇ。
 10曲目の“Phenagen”という曲は,重たいリズムなんですけど,シンセにピアノにカリンバのような音や鐘の音とか,ノイズギターとか,本当,ドラム以外は多分キースが弾いたり叩いたりしているのだろうと思いますが,もうなんかニューウェーブの最果てだなぁという感じを受けました。
 11曲目の“Track 8“という曲は,これまた変則的なドラムに多分シンセベースが単音で鳴らされる中,ジョンが少し早口につぶやき,キースの意味不明のギターがポヤヤ〜ンと弾かれるという,これまたロックバンドの形からするとこれはないんでない?という曲なんですが,こういう曲が許されるのもP.I.Lならではなんだろうなぁと思ってしまいましたです。カッコイイんですけどね,定型的なカッコヨサとは異なるので。はい。
 12曲目の“Hymie's Him”という曲はインストなんですが,いきなりドラムがドカドカならされ,そこにシンセがかぶせられるという,“Radio 4”とは全く異なるタイプのインストになっていますが,私的にはこういう感じも良いなぁと思ってしまいました。
 13曲目の“Under The House”という曲は,自動車のエンジンをかけるような音がしたと思ったら,タムを叩きまくりのドラムが延々と続き,シンセの揺らいだ音が入り,このままどうなるんだろうと思っていると,ジョンの唄とも語りとも形容しがたい唄が始まるのですが,あくまでもドラムが曲の中心で,ジョンのヴォイスもキースのシンセもドラムの添え物といった感じです。本当,この曲でのマーティン・アトキンスのドラムには拍手喝采という感じでございます。
 14曲目の“Banging The Door”という曲は,ベースが入り,ドラムも一応8ビートのようなリズムを叩き,ギターはないもののシンセの音が鳴り響き,一応バンドの音を出しているので,P.I.L耐性のできていない人でも聴けるのではないかと思えるような曲です。ジョンも一応,メロディーと思われるような唄い方をしていますしね。あんまり普通の曲ではないと思うのですが,“Flowers of Romance”の中では割と普通に聞こえる曲となっています。
 15曲目の“Go Back“という曲も“Flowers of Romance”の中では割と普通のドラムパターンだと思うのですが,ベースはなく,ドラムに金属的な音色のギターだけをバックにジョンが淡々と唄っています。しかし,普通のドラムパターンと書きましたが,よく聴けば,やはり普通のドラムパターンではなく,かなり変則的というか,キックの入る位置やスネアの入る位置が微妙におかしいというか,なんというか。まぁいいんです,P.I.Lだから。
 16曲目の“Francis Massacre“という曲は,土着的なリズムのドラムにジョンのシャウトが絡み,いったいこのままどうなるんだろうと思っていると,一応,ジョンがメロディーがあるのかないのか分からない唄を唄い,ドラムは叩きまくりで,その後ろでシンセがウネウネとした音を響かせ,なんかもうここまで来れば,思い残すことはないだろうという感じですかね。多分,この曲を最初に聴くと,P.I.Lを聴かなくなる可能性があるのではないかと思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“Home Is Where The Heart Is”という曲は初めて聴いたのですが,おぉ!バンドの音になっているという感じの曲ですね。どちらかといえば,“Metal Box”と“Flowers of Romance”の中間のような音なのかなぁと思ってしまいました。まだ“Metal Box”色が濃い感じで,重たいリズムに金属的でフリーキーなギター,一応唄っている感じのするジョンのヴォイスとなっています。しかし,途中で終わったかのようにブツっと切れて,何事もなかったかのように演奏を再開するところに非常に悪意を感じたりもしますけどね。
 次回はDisc 3を紹介するのですが,とうとうキース・レヴィンも脱退し,ジョン一人になってしまったP.I.Lの音がどうなってしまったかについては,次回にゆっくりと語りたいと思っていますです。

 しかし,ADSLからauひかりに8月に乗り換えたものの,いつまでたってもADSLのモデムの返送票が送付されてこないので,邪魔だなぁと思いつつ,そのうち送ってくるだろうと思っていたのですが,ちっとも送ってこないので,業を煮やしてau one netにメールで問い合わせたところ,やっと送ってもらえました。これで邪魔なものがなくなるなぁと伝票をマジマジと見ると,ゆうパックだったので,今日の午前中にいそいそと郵便局の本局へ持ち込みましたです。順番を待って,自分の番が来たので窓口にお願いしますと出したところ,後ろからじいさんが進んできてエクスパックを差し出して,「これはそっちのポストに入れておけばいいのか。」と私に対応している郵便局員に聞いたので,郵便局員は「少しお待ちいただけますか。」と言うのを期待していたら,なんと「こちらでお預かりして処理しますので。それから控えは保管しておいてください。」と私の作業を中断して,そちらを優先したので,おいおいと思ったのですが,本当,じいさんも図々しいけど,対応中の客を待たせる郵便局員もどうかとおもいましたねぇ。
 まぁ,最近は郵便局(というか,局員か。)もろくな仕事をしていないみたいで,不在票が入っていた配達記録郵便なんかを受領に行くと,身分証明書の提示を求められるのは,別に人が勝手に持って行ってはいけないので非常に良く分かるのですが,理解できないのはその後,身分証明書の番号を控えさせてほしいということなんですよねぇ。レンタル屋とかなら分かるよ,返さない奴がいるからね。でも郵便物の場合は,自分に送られてきたものを受領に行っているだけなのに,なんでそこまでしないといけないのか理解できないので,お断りしていますけどね。まぁ,多分,ずさんな身分確認をして渡した後に本人からクレームが来て,その対処ということなんだろうと思うのですが,それなら身分証明書を提示させる以上,きちんと確認すれば足りると思うのですが,なんかあなたの身分証明書はあなたであることを確実に証明できないので,念のため番号を控えさせてもらいますよという感じでただただ不愉快なので,いい加減にしろよ郵便局と思ってしまいましたです。