ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

忘れてもいいよ(Disc 2)/すきすきスウィッチ


 しかし,東日本大震災の影響が少しは私の住んでいる地域にも影響が出ているようで,今週は私が朝に愛飲しているカゴメの野菜生活100とキリンの淡麗グリーンがスーパーの棚から全く消えてしまいましたです。仕方がないので,伊藤園の充実野菜とかいう奴とさっぽtろの麦とホップとかいう奴を飲んでいました。まぁ,3日もしたらスーパーの棚にカゴメの野菜生活100は復活していた(キリン淡麗グリーンは未確認ですが。)ので,なんだったのかなぁと思っていると,今度は私が愛飲しているハイライトがコンビニの棚からなくなってしまいましたです。どうもJTの工場が今回の震災で被災した関係で,全銘柄の出荷を4月10日まで停止するらしくて,4月11日から人気のある数銘柄で出荷を徐々に再開するということなにで,人気銘柄でないハイライトなので,買い占められてしまったんでしょうかね。まぁ,私的にはタバコが吸いたいのではなくてハイライトが吸いたいので,ハイライトがなくなるのだったらやめてしまえばいいかなぁと思っています。しかし,そんなにハイライトを吸う人っているのかなぁと思ってしまいましたです。最近は自動販売機でも見ることはないですし。まぁ,ハイライトを買わなければ1日410円は節約できるわけで,浮いたお金で何をするわけではないのですが,まぁ,お金がないよりあった方が良いに決まってますしね。

 というわけで,今回も前回に引き続き,すきすきスウィッチの“忘れてもいいよ”のDisc 2を紹介したいと思いますです。Disc 2は1981年3月から1982年3月までの演奏で,これはオリジナルどおりなんですが,ボーナストラックで1990年11月に再結成した際のライヴ音源が3曲追加されています。
 1曲目の“スイッチ”という曲は,いかにもライヴな音というか,ペナペナのギターの音だけでヴォーカルが唄い,徐々に楽器が加わりバンドらしさを醸し出すのですが,基本はやはりポップな音なんですけど,途中でまたペナペナのギターだけになったり(というよりも,曲の前半部分と後半部分で極端にアレンジというか楽器構成を変えているんですけど。)ダイナミズムの落差も含めてタダのポップバンドではないという風情があのころの自主制作業界を感じさせるなぁと思ってしまいましたです。
 2曲目の“カタコト”という曲は,ちょっと重厚なオルガンの音に断片的なギターが挟まれ,ヴォーカルは「カタ・コト」と最初は唄っているだけなんですけど,何ともミニマルな感じが今のテクノにも通じるのではないかと思っていると,なんとも自由な感じのヴォーカルがつぶやくように唄っているのもなんかイイ感じです。というか,基本的にアナログな機材しかないはずなのに,この時代にここまでループっぽい演奏をしていることに少し驚いてしまいましたです。
 3曲目の“水道管”という曲は,うって変わってポップな曲なんですけど,単なるポップな曲に留まっていないのは,その歌詞の視点だなぁと思ってしまいました。なんと言っても「僕と君を繋ぐ水道管」という視点ですよ。これまでありきたりのラヴソングで「僕と君を繋ぐのはこの細い電話線だけ」とかいう言葉が多様されてきましたが(もちろん,今は携帯電話なので,そんな歌詞は使われることはないんですけど。),水道管ですよ,水道管。確かに同一市内に住んでいれば,僕の家の水道の蛇口は君の家の水道の蛇口に繋がっているとは思いますけど,「泳いで行くから今夜台所で待っていて。お風呂場でもいいけれど,平泳ぎで行くよ。」だもんあぁ。本当,ただのポップバンドにならない(なれない)視点が凄いなぁと思いましたです。
 4曲目の“問題の1曲”という曲は,タイトルからしてどんな曲なのかと思っていると,ペナペナのキーボードの音から始まり,そこにあまりリズムをキープしていないドラムがドシャドシャと鳴らされ,ヴォーカルは淡々と同じようなフレーズを淡々と唄うのですが,なぜにこの曲のタイトルが“問題の1曲”なのかは最後まで分からないという素晴らしい曲です。しかし,後半の壊れ方はなかなか聴き応えがありましたです。
 5曲目の“記憶”という曲は,ギターのコードカッティングから珍しく始まり,そこにキーボードが絡み,何か起こるのではないかと思っていると,あまりリズムをキープしないドラムが入り,何か足りないような感じを醸し出しながら,淡々と曲自体はポップな感じで進むのですが,何が足りないんだろうと思っていると,多分,流れるようなリズムがない,リズムがぶった切りになっているんですよね。でも,その何か足りない感がすきすきスウィッチの真骨頂なんでしょうかね。
 6曲目の“磁石という曲は,童謡のようなリフをキーボードが弾き,これまた童謡のようなメロディーを女性ヴォーカルが唄い,歌い終わった後にドラムが激しく,そしてガシャガシャとしたリズムを刻みつつ,インプロビゼーションのような演奏が延々と繰り広げられ,いったいどこに着地するんだろうか?と思っていると,リズムを刻むキーボードとフリーキーなギターとドラムという感じがブレイクすると,またキーボードが大きなリズムを刻む中,後半では更に大きなリズムでギターがメロディーを奏で,もはやドラムはリズムをキープするというよりもアクセントの1つになってしまっていました。
 7曲目の“キャッチフレーズ”という曲は,最初,ヴォーカルがオフマイクで唄っているので何を唄っているのかよく分からないのですが,後半になってバンドの音が大きくなると,さすがにオンマイクで唄っているのですが,ポップバンドの面目躍如という感じで,ポップなメロディーをきちんと歌い上げてくれています。
 8曲目の“アンテナ?“という曲は,ギターにおもちゃのようなパーカッションで始まったかと思うと,ドラムがきちんとリズムを刻み,割とバンド的な音を醸し出しながら,唄が入るとまたチャカポコとしたリズムになり,ヴォーカルがある部分とない部分の演奏の落差があまりにもあまりのような気がしてしまいましたが,この落差を楽しむのだろうか?と思ってしまいましたです。しかし,なぜに「休みの朝にはアンテナを磨こう」なのかは最後まで不明でしたけど。
 9曲目の“スーパーマーケット”という曲は,最初のギターのカッティングからポップな雰囲気を醸し出してくれているのですが,やはりリズムをキープしないドラム(もはや,パーカッションとしか思えない感じがあったりもします。)を聴いていると,なんか初期のたまを思い出してしまいましたです。
 10曲目の“せんでんカーという曲は,ギターの裏打ちのカッティングが何かをやってくれるのではないかと思っていると,リズムをキープするギターとやはりリズムはあるんだけど,通常のドラム演奏を放棄しているようなドラムという構成で,もはやここまで来ると,これがすきすきスウィッチのスタイルとして認識するしかないかなぁと思ってしまいましたです。
 11曲目の“ばね”という曲は,ギターの短音とコードカッティングの音だけで,タイトルのばねを思いっきり表現しているなぁと思ったのですが,途中からポップなコーラスが入り,どういう展開になるのかと思っていると,やはり,淡々とメインヴォーカルは唄っているだけで終わってしまいましたです。何気に気を持たせるだけ持たせて,この終わり方はないだろうという感じですが,タイトルが“ばね”なので,仕方ないか・・・と思ってしまいましたです。
 12曲目の“おみやげ”という曲は,最初のヴォーカルのメロディーだけで思いっきりポップ感があるのですが,一番感動したのは,ドラムがリズムをキープしてくれているではありませんか。こんな当たり前のことが,こんなにも感動できるのは,ここまでの曲の展開のおかげでございますね。しかし「分からないことがないことがなかった。」というサビのフレーズは,スッと通り過ぎてしまう言葉なんですけど,よく考えるととんでもない言葉だよなぁと思ってしまいましたです。要するに「分かっていることは何もない。」ということですからねぇ。そんなマイナスな言葉をこんなにポップに唄っているのは,凄いなぁと思ってしまいましたです。
 13曲目の“あんなこと こんなこと”という曲は,ギターのシンプルな音にシンプルなドラム,シンプルなメロディーに歌詞,なのにメロディーラインのリズムとギターのリズムとドラムのリズムが微妙にずれているところに,すきすきスウィッチらしさがにじみ出ているような感じがするのですが。まぁ,そもそもリズムが普通の8ビートではき,3拍子なので,もう何でもアリかなぁという感じなんですが,最後の「覚えていてね。」という歌詞のリフレインが最後には「覚えていろよ!」になってしまうところは笑わせてもらいましたです。
 14曲目からラストナンバーまでは1990年のCD化記念ライヴの演奏なのですが,これがまたイイ感じなんですね。14曲目の“おみやげ”という曲は12曲目でも演奏していますが,ドラム,キーボード,ギターの3ピースバンドの演奏になっていて,すきすきスウィッチのポップ感が思いっきり凝縮されています。というか,8年経って再結成して,難しいことは考えずに楽曲の持つ力だけで勝負したら,ストレートな演奏になったという感じなんでしょうか。しかし,最初からこういう演奏であればもう少し受け入れられたのではないかと思いますが,ここまでたどり着くまで解散した上で8年必要だったというのも何か感慨深いものがありますねぇ。
 15曲目の“忘れてもいいよ”という曲は,このときのライヴのために作った曲らしいのですが,ロータムを中心に淡々としたリズムを刻むドラムに淡々としたヴォーカルが絡み,「とても大事なときに居なかった君」に対するストレートなラヴソングになってします。こういうストレートな言葉を使えるようになったのも時の経過というか,何かをやろうとしていた時代を通り過ぎて,自然に自分の中から出てくる物をそのまま言葉にしたという感じがします。だから「忘れてもいいよ」と唄われても,忘れられることなく,20年の時を経て,再度再発されることになったんだろうなぁと思いますです。
 ラストナンバーの“気がついて思い出して“という曲は,リズムをキープするドラムに静かなカッティングのギターに「気がついて思い出して」という言葉を延々と繰り返す曲なんですが,この1フレーズを延々と繰り返しているのですが,全くだからどうしたの?という感じですね。ヴォーカルとメロディが変わる中,繰り返し唄われる「気がついて思い出して」という言葉に自分自身が何かに気がついて思い出してしまいそうな気になってしまいましたです。
 というわけで,前回,今回とじっくり聴いてみたのですが,本当,CDのポップにあった「常に何かを欠きながら最速度で移ろい消えた,小さな音の偉大なるポップ・バンド」というコピーは正しいと思いましたです。何が足りないのかは聴く人によって違うと思うのですが,楽器であったり,当たり前のバンドにあるべきグルーヴ感であったりとか,その時期によって違うのですが,やはり,常に何か欠けているという感じがありながら,最後までポップバンドであったことは間違いないと思いますです。30年経って,ソノシートとして発表されたこの音源をこうしてCDとして買って,そして聴くことができたことに感謝しています。

 この間の日曜日は久しぶりに天気の良い日曜日だったので,少し風はあったものの4時間ゴリゴリと80キロほど走らせてもらいましたが,結構,風が影響したみたいで,復路で家まで残りあと5キロというところで,力は入らないし,視界が少しぼやけてきたので,このままで無理をするとハンガーノックになってしまうかもというわけで,ペースダウンしてコンビニを探し,見つけたコンビニであんパンを買って食べながら休憩したところ,少しは回復したので,家までなんとかたどり着きましたです。普通に走っていれば4時間くらいなんてことはないのですが,やはり少しくらいの逆風だと少し普段より無理をすればそこそこフロント48Tで走れるので,そのことがかなり影響しているんだろうなぁと思ってしまいましたです。今度,少しでも逆風の中を4時間以上走るときには途中で糖分を補給しないといけないなぁと思ってしまいました。よく考えると,冬の間は汗をかかないのでVAAMは飲まずに,コンビニでグリコのカフェオーレを飲んでいたので,当然,グリコのカフェオーレには糖分が入っているので,これがイイ感じで作用していたのではないかなぁと思ってみたりもします。なんと言ってもVAAMには糖分は入っていませんので。
 そういえば,賞味期限が3月1日だったVAAMですが,無事にこの日に飲みましたです。というわけで,今,家に買い置きしてあるVAAMの賞味期限は全て今年の10月までありますので,これで一安心でございます。というか,これからはコンスタンスにVAAMを消費するので,そんなに賞味期限を気にしなくて良いんですけどね。
 話は変わって,コンビニ話を。実は私はコンビニの総菜パンが好きなんですけど,ローソンのダブルハンバーグ(テリヤキマヨネーズ風味)にも,その食べ応えに感動したのですが,先日,フラリと入ったファミリーマートで新商品として豚しょうが焼きドックなるものが売られていて,へぇ〜どんな味なんだろうと思って買って食べてみると,きちんと豚しょうが焼きの味はするし,豚肉の下にあるポテトサラダもイイ感じで味を出してくれていますし,これは,私的にはヒットですなと思いつつ,私が気に入った商品はなぜか短命に終わってしまいがちなので,豚しょうが焼きドックも果たしてどうなることやら。まぁ,また小腹が空いたときに見つけたら買って食べてみましょうかね。おいしかったですし。総菜パンは昔からローソンが私好みの商品が多いのですが,ときどきファミリーマートもおぉ!っというような商品を出してくれるので,やはり,ときどきはチェックしないといけないなぁと思ってしまいましたです。