ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

忘れてもいいよ(Disc 1)/すきすきスウィッチ


 4月になった途端にすっかり暖かくなって今日からはいきなり長袖Tシャツ1枚で過ごしていますです。今日は少し曇っていますが,明日,晴れてプレトレに乗るのなら,もうユニクロ7分丈Tシャツの出番かなぁなどと思っています。そうすると水分補給も必要だということで,3月1日が賞味期限のVAAMがやっと片付けられるなぁとうれしく思っています。まぁ,賞味期限後1か月ですが,ペットボトルなのでこれくらいなら大丈夫でしょう。
 で,プレトレとは別に困ったことが。実は前回のブログを書いた後,ネタを探しにタワレコに行き,今回紹介するすきすきスウィッチを買って,さてメディアプレイヤーでリッピングして,と思っていると変なところで同期ボタンを押してしまった後,MUVOをケーブルから外したところ,エラーメッセージが出て,スキャンディスクをしなさいということなので,スキャンディスクをすると,ほとんどのファイルはお亡くなりになってしまいましたです。仕方がないので,これを機会に現在のメディアプレイヤーのルールである,MUSICフォルダ内にアーティストごとのフォルダを作成し,その中にアルバムのフォルダを作成する形式に変えようということで,MUVOの中身をキレイにして,いそいそとメディアプレイヤーからデータを同期して,プレイリストを作ろうと思っていると,ファイル名がなんか変なので,仕方なく,シコシコとフォルダ名を修正し,試しに聴いてみたところ,なんとプロテクトがかかっているので,再生できませんというメッセージが出まくってくれましたです。確かに昔のメディアプレイヤーのバージョンの時から入れているデータもあるので,そのせいかなぁと思いつつ,各フォルダを見てみると,古いデータはのきなみファイル名がおかしくなっており,とりあえずファイル名を入れ直すことから作業を始めました。でなんとか今日,全てのファイル名を入れ終えましたので,今度はファイルのプロパティで「保護あり」になっているデータの元データを再度「保護なし」で入れ直して,MUVOに再度入れ直すという作業をやっております。さぁ,一体いつまでかかるのか分かりませんが,気長にやっていきたいと思っていますです。まぁ,メディアプレイヤーで曲目が取得できない場合には,MUVOのファイル名から貼り付けることができるので,多少は省力化できるのではないかと思っていますが,さて,どうなることやら。

 で,話は変わって,今回はタワレコでゲットしたすきすきスウィッチの“忘れてもいいよ”を紹介したいと思いますです。すきすきスウィッチのこのアルバムは,もともとは1983年にテレグラフレコードからソノシート5枚組という,いかにもインディペンデントな形で発売され,当時は欲しいなと思いつつ,地方都市在住なので買うことができなかったのですが,CDで再発されたので,これを機会に買ってみましたです。キャッチコピーに「常に何かを欠きながら最速度で移ろい消えた,小さな音の偉大なるポップバンド」とあるのですが,音を聴いて正にそのとおりだと思いましたです。すきすきスウィッチは,ヴォーカルとギターの佐藤幸雄を中心に1979年kあら1982年までの3年間活動し,このCDには再結成時をした1990年の演奏も加えて全43曲がパッケージされています。というわけで,とても1回では書ききれないので,今回と次回の2回に分けて書かせていただきますです。1枚目は1979年9月から1982年7月までの演奏になっています。
 1曲目の“はじめて”という曲は,ペナペナのギターにチャカポコした音のリズムボックスの宅録感たっぷりの音,んでもってポップなメロディーラインと,これは私にとっては直球ドストレートに響いてくる音だなぁというか,自分がやっていたのもこんな感じだったなぁと思いながら,あっいう間に終わってしまいましたです。
 2曲目の“毎日”という曲は,ベースソロに女の娘の何を言っているのか分からない声が入って始まったかと思うと,ちょっとパンキッシュというがガレージっぽいリズムが入ったりしつつ,メロディーはやはりポップなんですが,少しひねくれたというかねじれた歌詞も良いでございます。
 3曲目の“タイミング”という曲は,ちょっと重ためのリズムで始まったなぁと思っていると,それでもやはりメロディーは思いっきりポップで,「いいタイミング!」のリフレインや飛び道具のように出てくるシンセの音とか,時代を感じさせる音に懐かしさを感じつつ,あのパンク,ニューウェーブ全盛時代にこういうバンドが存在し,音源を出せたこと自体が素晴らしいと思いましたです。
 4曲目の“むだ“という曲は,ノイジーなギターのソロで始まり,テクノ(とうより,B-52'Sか?)っぽい感じで,こういうのもあったなぁという感じなのですが,サビの「むだ,むだ・・・」とシャウトしながら,「よい!」という女性ヴォイスが入ったり,途中で演劇っぽい台詞が入ったりと,なんか有頂天を思い出したりして。というか,遊んでいる感はすきすきスウィッチの方が上ですけど。正に「命がけでむだ使い」でございますね。
 5曲目の“売りこみの時代“という曲は,畳みかけるように「売りこみ,売りこみ,売りこみの時代!」と早いテンポで駆け抜けていってくれる曲です。あっという間に終わるところにパンクっぽさを感じたりもしましたです。
 6曲目の“アンテナ”という曲は,発信器のノイズっぽい音で始まったかと思うと,リズムボックスのチャカポコしたリズムに裏打ちのギターのカッティングにポップなメロディーと不可思議な歌詞と,この曲にもやられてしまいましたです。
 7曲目の“地球を7回半廻れ“という曲は,カバーなんですけど,いいですねぇ,チープな音でポップなメロディーを堪能させてもらいましたです。原曲知らない人が聴いたらオリジナルと思ってしまうのではないかと思うくらい,すきすきスウィッチにぴったり似合っています。
 8曲目の“機械は皆ンな生きている“という曲は,僕らはみんな生きているという曲のカバーなんですけど,いいですねぇ,このバカバカしさとチープな音が非常に合っていて,聴くだけで楽しくなってきますです。
 9曲目の“機械のせいにしない”という曲は,うって変わってロケンロールなスピーディーなナンバーなんですが,サビの「機械のせいにしない,メディアのせいにしない。」という歌詞が意味深でなんか良いなぁと思ってしまいましたです。また途中で入ってくる,ノイジーというか,おもちゃのようなシンセの音も非常に好みでございます。
 10曲目のせんでんカー”という曲は,単音のキーボードとギターのカッティングのみでレゲエっぽいリズムを作りながら,「せんでんカーが来るよ。走ってくるよ。向こうから来るよ。みんな付いて行っちゃった。」という歌詞だけなんですけど,なんか今のACのCMに感じる怖さを感じてしまいましたです。
 11曲目の“ヒューズ”という曲は,キーボードだけで童謡のようなメロディーでとりとめのない歌詞を歌っていますが,この無意味さがなんか良いなぁと思ってしまいました。
 12曲目の“キャッチフレーズ”という曲は,ノイジーなギターのカッティングとキーボードをバックに何かを歌っていると思うのですが,ちょっと声が聞き取りにくくて,インストみたいになっています。
 13曲目の“磁石”という曲は,コード感のあるキーボードをバックにノイズを挟みながら女性ヴォーカルが唄う曲で,メロディーは童謡っぽいのですが,この曲でノイズを入れるかぁと思っていると,途中でテンポアップして,キーボードとギターが絡み合う展開になり,コードをきちんと刻んでいくキーボードに気の向くままに弾いているギターという感じで,途中からまた元のテンポに戻り,リズムボックスがない分,自由にやっているなぁという感じがしましたです。
 14曲目の“海坊主”という曲は,前の曲から引き続き流れるように始まり,やはりキーボードが一定のリズムをキープして,その上をギターが自由に流れていくという感じのインストになっていますです。
 15曲目の“うさぎ”という曲は,というか,ここから以下のタイトルはなんなんですか?という感じですが,この曲もキーボードがリズムをキープしながら,童謡のようなメロディーを女性ヴォーカルが歌っています。なんか,みんなのうたを思い出してしまいましたです。
 16曲目の“むだ”という曲は,なんか久しぶりにロケンロールのフォーマットの曲だなぁと思うと,4曲目の再演なんですね。この演奏では,やはり基本的なリズムをキーボードが作り,男性ヴォーカルとと女性ヴォーカルの掛け合いやコーラスがイイ感じで決まっています。
 17曲目の“かつお”という曲は,キーボードが早いリズムを繰り返す中,1周りゆっくりとしたリズムでギターが入ってきたかと思うと,徐々にギターもテンポアップしていくインストになっていますです。正に「常に何かを欠きながら」という感じを受けましたです。
 18曲目の“あしか”という曲も,キーボードとギターの絡みを楽しむ,インストなんですけど,私的には楽しませていただきましたです。
 19曲目のふぐ”という曲も,キーボードのみのインストなんですけど,わけの分からないうちに終わってしまいましたです。
 20曲目の“プロペラ”という曲は,キーボードのリズムとメロディーラインにニューウェーブっぽさを感じてしまう,インストナンバーになっています。本当,こういう音をやるんだったら,リズム体があればもっと良いのにと思いつつ,ないままやってしまうのが,すきすきスウィッチなんだろうなぁと思ってしまいましたです。
 21曲目の“うみがめ”という曲は,キーボードの弾くコードの上を不安定なギターが流れていくというインストナンバーで,微妙な不安定感が良いでございます。
 22曲目の“天国”という曲は,久しぶりのヴォーカルの入った曲で,ギターのカッティングがリズムを組多々手いる曲で,ギターソロもロケンロールっぽくて良い感じでございます。
 23曲目の“ひとで”という曲は,キーボードが未知との遭遇(古い!)のようなメロディーを淡々と奏でながら,それにギターが絡むインストナンバーで,なんかここまでインストナンバーが続くと,振り幅が大きいバンドだなぁと思ってしまいましたです。でも,なんか癒されるメロディーなんでいいんですけど。
 24曲目の“これだよ”という曲は,とうとうヴォイスパフォーマンスだけで勝負してくれていますです。と思っていると,サビのところだけギターのカッティングが入り,なんというアレンジ!と思ってしまいましたです。こういうことをしているから,地引雄一さん(テレグラフレコードの社長)の目に止まるんだろうなぁと思ってしまいましたです。
 25曲目の“私は何人か”という曲は,ギターのカッティングのみで唄っているのですが,ちょっと不安定なヴォーカルがなんかいきなりフォーキーだなぁと思いつつ,前の曲との振り幅の大きさにまたもや驚かされてしまいましたです。というか,もはや弾き語りをしていてバンド形態ではないしと思っていると,なんかリズムのずれたバスドラが入ったりと,ここでも非凡性を出してくれていますです。
 26曲目の“〜片端”という曲は,前の曲から引き続いていて,「いつものように片端はできる,みんな片端だから恋をする。」とだけ唄ってあっという間に終わってしまいましたです。
 ラストナンバーの“毎日が君の誕生日“という曲は,フォーキーな感じなんですけど,歌詞はやはり壊れているなぁという感じなんですが,なぜかサビは「毎日が君の誕生日」という,やはり一筋縄ではいかないなぁと思ってしまいましたです。というか,ギター1本でもグイグイ引っ張ってくれるカッティングは私的には非常に好みというか。私もこういうギターを弾いていたよなぁと思ってしまいましたです。

 しかし,この間の日曜日は,午後から4時間走れる時間が取れたので,よしよしとプレトレに乗った出発したのですが,思いっきり逆風で全然,スピードが出ないので,心が折れそうになったのですが,いやいやこれだけ向かい風なら復路はきっと追い風で楽しいぞと思い,2時間走ったところでUターンしたところ,なんか風抜きがおかしい,これはひょっとして帰りも逆風かい!と思っていると,やっぱり帰りもきっちり逆風で本当に心が折れそうになりましたが,私の前を走っていた,過去のプレトレのようなフロント38Tの自転車がえんやこらと走っているのをサクッと抜かせてもらったので,まぁ少しは気分が良くなりましたけど,その後,TREKのロードに思いっきり抜かされてしまったのはご愛敬と思っていますです。やっぱ向かい風にドロハンは強いなぁと思ってしまいましたが,まぁ,日常使いも込みなのでストレートハンドルのプレトレで行かせていただくことにしましょうかね。行きも帰りも逆風だったので,4時間走ったのに70キロしか走れなかったのが非常に残念でございました。
 明日の午後は天気が良ければ走りたいので,せめて明日は風が弱い又は向かい風は片道だけにしてほしいなぁと思っていますです。