ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

SPEECHLESS/Yamaguchi Hiroshi,Hosomi Sakana


 ほえほえ,この間の日曜日は天気もそんなに悪くないし,4時間ぐらい走れそうだったので,これはプレトレに乗るしかない!っということで,イソイソと西方面海岸線コースを走っていたところ,走り始めて約1時間30分,走行距離にして30キロ程度走ったところで,段々速度が落ちてきたので,風も強いし逆風のせいかなぁと思っていると,今後は車体が降られるようになったので,これはおかしいと思い,プレトレから降りて確認してみると,なんとリアタイヤにぐさりとくしゃくしゃになった針金のようなものが突き刺さっていましたです。しかし,海岸線の田舎道のため自転車屋とかあるわけはないので,その先の小さな市まで行くしかないというわけで,テクテクと自転車を押すこと30分,行けども行けども自転車屋はなく,とうとう午後4時30分近くになってしまったので,これはもう無理と判断して,とりあえず駅を探すことにしましたです。最寄りの駅を見つけると,なんと駅のすぐ横に市営の屋根の付いた駐輪場があるではないですか。これは渡りに船ということで,そこの駐輪場に置くことにして(24時間で150円でした。),駐輪場を管理しているおじいちゃんにこの付近に自転車屋があるか聴いてみたところ,歩いて10分くらいのところに自転車屋はあるけれど,日曜日は休みとのことでした。がっくりきて,仕方がないのでJRで帰ったのですが,いや〜やっぱり速いねJR。自転車と徒歩で約3時間の距離を45分で帰ってしまいましたです。自転車を取りに行かないといけないなぁと思っているのですが,よく考えると次の火曜日は自宅の消防設備点検の関係で休暇を取る予定にしていたので,それをもう少し早く帰るようにしてなんとか時間を捻出すれば自転車を取りに行けるのではないかいということで,職場の皆様には申し訳ないのですが,火曜日は若干早く帰らせてもらうことにしましたです。
 で,火曜日は,これがなんと良い天気で,絶好の自転車日よりでした。帰りは自転車なので,まだ2月だっていうのに,いつものヒートファクト1枚で,ヘルメットをそのまま持って行くのもどうかと思い,こちらはユニクロの袋に入れて(邪魔になればどこかで捨てられるし。),JRでいそいそとプレトレを迎えに行きましたが,電車の中はポカポカで,気持ちよくウトウトさせていただきましたです。で,駐輪場からプレトレを出し,駅の近所の自転車屋でパンクを直してもらったのですが,ついでに「カゴ関係の部品を取ってもらうのって,いくらぐらいでできますかねぇ。」と聴いたところ,「パンク修理と合わせて2000円でいいよ。」というわけで,とうとうママチャリとしての最後のアイデンティティである,前カゴ系パーツも取り去ってしまいましたです。まぁ,ハンドルが前に低くなった関係で,前カゴはハンドルに引っかけるタイプでないと使えないので,いらないんですけどね。パンクを直してもらって,帰ろうとしたところ,自転車屋のおじさんに外したパーツは持って帰らないの?と聴かれたのですが,これから40キロ走って帰るのに,どうやって持って帰るの?というわけで処分してもらいました。で,後ろタイヤを触ったところ,少し空気圧が低いので,もう少し空気を入れようかなぁと思っていると,自転車屋のオジサンに空気はそんなもんでちょうど良いよと言われたのですが,それはママチャリの感覚で,リブモSはパンパンに空気を入れてこそ,その実力が出るんだけど,まぁ,家に帰ってから入れればいいかということで,ポカポカ陽気の中,気持ちよく走って帰ったのですが,帰る直前にアヘッドステムの締め付けが緩かったみたいでハンドルがずれたので,直しつつ帰っていたところ,さすがにカゴ足パーツを取っただけなので(要するにカゴ足があった部分にスペーサーをかましていないので),こんどはフロントフォークにガタツキが出たので,昨日,リアルあさひでスペーサーを入れてもらい,工賃込みで420円で直してもらいました。今回はプレトレを買ったリアルあさひがあんまりよくないので,逆の方向にあるリアルあさひ(とはいえ,家からの所要時間はそんなに変わらない。)に持ち込んだのですが,今日は午後からの降水確率が70パーセントだったので,午前中に2時間ほど走ってきましたが,全くガタツキがなく,これまでリアルあさひに整備に出すと,他のところの調子が悪くなるというのが定番だったのですが,そういうこともなく,本当に良い仕事をしてくれていましたです。4月の最後の2年目点検もこっちのリアルあさひに持って行くことに決めましたです。
 というわけで,現在の私のプレトレはこんな感じでございます。個人的にはハンドルが前に出て下がった関係で,カゴ足系パーツがなくてもバランスが非常に取れていてカッコヨシと思っていますです。

 チェーンガードは黒く塗っていますです。

 暗くなっても走るので,ライトは外せません!

 このアングルも良いですねぇ。

 力業で角度が変えられるので,結局,このスタンドを愛用していますです。結構便利!

 で,そろそろ本題に入るのですが,今回は,山口洋と細海魚の“SPEECHLESS”を紹介したいと思いますです。このアルバムは,山口洋と細海魚のライブ録音を更にミキシングして,ライヴ感はあるものの,スタジオ録音っぽい音にもなっているのですが,これはこれで面白いなぁと思ってしまいましたです。曲は新旧取り混ぜてなんですけど,既にリリースしている曲は全く別物になっていますです。
 まず1曲目の“Oh Shenandoah”は,山口洋お得意のトラッドナンバーなんですけど,イントロのアコギのカッティングから,既に良い雰囲気が出ていますです。というのも,人にはいろいろ考えがあるとは思うのですが,私はアコースティックギター(以下,面倒なので「アコギ」といいますです。)とエレクトリック・アコースティックギター(以下,面倒なので「エレアコ」といいますです。)は別物だと思っていて,アコギはあのアコギらしい音を追求すればよいと思うのですが,エレアコは曲によってエフェクターを使って,曲のイメージに合った音を出せば良いと思っている(だから,オベーションが好きなんですけど。)ので,今回の山口洋のように,アコギのタッチは大事にしながらも,音色はエレアコとして思いっきりエフェクトさせている音は大好きなんですね。
 などと思っていると,2曲目の“Timeless”は細海魚の曲で,細海魚のキーボードで静かに始まり,打ち込みのパーカッションの音が静かにリズムを刻み,そこに山口洋がハーモニックスを随所にちりばめている,ミニマル系のなんか気持ちよい曲です。
 3曲目の“Now Here Man”は,山口洋のギターアレンジは基本的に変わらないのですが,細海魚のキラキラしたキーボードとサンプリングしたギターカッティングの上に穏やかなんですけど,強い意志を持った山口洋のギターソロが最初から延々と繰り返され,ひょっとしてこのままインストで終わってしまうのだろうかと思っていると,そんなことはなくいつもの歌詞が始まったので,一安心しましたです。しかし,この曲の「日曜日に車を洗い,ディスカウントストアで買い物をすませ。人並みのトラブル,年老いていく親,大事なことをいつも言い忘れる,ノーウェアマン。」という歌詞はこの年になると本当,染みるなぁと思ってしまいましたです。まぁ,私の場合は日曜日に車を洗いではなくて,日曜日にプレトレに乗りなんですけどね。
 4曲目の“Girlfriend”は,アルバムバージョンと大きく異なり,細海魚のアンビエントなプレイから始まり,山口洋の透明感のあるギターが絡み,ちょっとスローなテンポで,アルバムバージョンよりもこっちの方がイイ感じに仕上がっている感じです。曲間の細海魚のフレーズではなく大きなうねりのようなシンセの音ももの凄くカッコヨイのですが,しかし,サビのところで「G.I.R.L,Girlfriend」のフレーズを使うとは,リスペクトなのかパクリなのかどっちでもいいんですけど,笑わせてもらいましたです(笑うような曲ではないんですけどね。)。
 5曲目の“Precious”は新曲で,山口洋のシンプルなカッティングに細海魚の暖かみのあるオルガンのような音色で曲を包み込んでくれています。「ソウルメイト,そして永遠のランブリング・ガール。2つの運命を紡いで行け。」「本当に大切なものは何一つ失われないさ。本当に“Preciousなものは,何一つ心から消えやしないさ。」と唄っていますが,これまで孤独になることを恐れないような感じのあった山口洋も他人との絆とかとそういったものを大事にするようになったというか,なんか複雑な気がしないでもないのですが,良い曲ではありますです。
 6曲目の“フールとクール”は,アルバムバージョンと同じ感じで細海魚のキーボードで始まるのですが,細海魚と山口洋の2人だけなので,バンドよりも音が薄いこともあり,バンドの音よりも山口洋の祈るような唄い方が際だっているような気がします。個人的にはこっちのバージョンの方が好きですね。
 7曲目の“Speechless”は細海魚の曲でインストなんですが,イントロからクールな感じの音が良いですねぇ。シンプルなメロディを繰り返しつつ,山口洋がスライドギターを弾きまくり,エレクトロニクスと人力の融合によるポップではpupaが最高ですが,ロケンロールではこの2人になってしまうなぁなどと思ってしまいましたです。
 8曲目の“Still Burning“は,アルバムのロケンロールなナンバーからエレアコのカッティングメインの軽やかなナンバーになっていますが,肩の力を抜いているかのような山口洋のプレイ全てが素晴らしいでございます。特に,「今だに静かに燃えつづけてる。」という歌詞を「今だに静かに燃えているとです。」と博多弁に直してみたり,「君とこの空,掛け抜けてたのさ。」という歌詞を「君たちと千葉の空,駆け抜けてたのさ,本当かよ?」とライヴらしく歌詞を弄ってみたりと遊んでいたり,音の方も正に静かに燃え続けているといった感じの演奏で,細海魚のシンプルなリズムボックスの4分打ちのリズムもナイスな選択だなぁと思ってしまいましたです。
 9曲目の“Starlight”も新曲なんですが,イントロの揺れるエレアコの音色もはっきり言って大好きなんですが,始まりの歌詞がいきなり「思いは届かない,願いは叶わない。分かり合えないまま,引き裂かれていく。」で始まるところなんかは,まさしくサラリーマンをやっている40過ぎのオッサンにどストライクな歌詞で,いきなりやられてしまいましたです。でもそんな日々だからこそ,自分にとっての光を人は求めるんでしょう。それは人によって音楽であったり,家族であったり,自転車(これは私ですけど。)であったりするんでしょうけど。しかし生き抜いていくためには何らかの自分のための光が必要であることは間違いないので,光という言葉を誰もが別の言葉に置き換えて,生き抜いていくしかないんだろうなと思いますです。最近の山口洋の歌詞は深いときがあるんですけど,それは同じように歳を取ってきたからなんでしょうね。
 ラストナンバーの“ツバメの赤い喉のように,願いを空に届けにいくこと”は細海魚の曲で,といっても曲というより19秒のホワイトノイズなんですけど,これにこのタイトルを付けてしまう細海魚先生には脱帽ですね。
 というわけで,今年ことは山口洋HEATWAVEを再始動してくれそうなことを言っていますので,ドラムス池畑潤二,ベース渡辺圭一,キーボード細海魚,ヴォーカル&ギター山口洋でこの時代を生きていくためのゴリゴリのロケンロールを聴かせてほしいなぁと思っていますです。
 ついでに言えば,岡村靖幸マイスペースに新曲と最近の写真がアップされていましたので,岡村靖幸にも今年はぜひ,今度こそ覚せい剤抜きで完全復活してほしいなぁと,本当,心から思っていますです。

 しかし,なんだかんだとやっているうちに2月も明日で終わってしまうんだなぁと思いつつ,暖かくなってきたので走り放題だなぁ。そういえば,プレトレの走行距離も8000キロを超えましたし,あと2000キロでサイコン1周になってしまうなぁとシミジミと思っていますです。しかし,本当に昨日も暖かくて,髪を切った後にリアルあさひにプレトレを持ち込んだのですが,上はTシャツの上にトレーナーを着ただけで,帰りは徒歩で帰ってきましたが,特に寒さも感じなかったので,本当,このまま暖かくなればなぁと思っています。特に来週は会議の関係で東京方面に行くので,寒いといろいろと面倒なので,できればこのままイイ感じの天気だったらいいなぁなどと思っていますです。しかし,東京方面といっても,とても遊べるようなところではないので,それがちょっと残念なんですけどね。まぁ,遠くの支社の連中と久しぶりに飲んだり,寮に入るので通勤がないため久しぶりに朝ゆっくりできるので,それだけでもよいかなぁなどと思っていますです。