ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

LIVE FOR SOMA CITY/HEATWAVE


 この間の三連休は非常に充実していましたです。土曜日は掃除をして洗濯をしながら,出しっぱなしにしていた扇風機3台を掃除して,やっと倉庫に収めたので,家の中も少し片付いたような感じになりましたです。日曜日は嫁さんに頼まれて,嫁さんの妹の家までプレオを走らせたのですが,中途半端に時間が余ったので,いい加減ボサボサだった髪をさっぱりと切らせていただきましたです。で,その帰りにPHSのストラップに点けていた顔文字くんがなくなっていたので,そのままその足で近所のイオンに入っているビレッジバンガードのガチャガチャでネコのキャラ物をゲットしたところ,子供いわくニャンコ先生というものらしく,まぁ,知らないけどネコだからいいやということで,取り付けようのネジをねじ込んで無事ストラップ用に改造しましたです。月曜日は嫁さんがお昼は好きに食べておいてということだったので,それならばと少し早起きをして,久しぶりに100キロライドをするかということで,午前9時30分からスタートして,北方面峠コースに出発しましたです。その日の目標は片道60キロだったのですが,さすが北方面峠コース昼前になってもご飯が食べられそうなところが全くないでございます。2時間走ったところで休憩を入れてアンパンを食べておいて良かったなぁと思っていると,やっとうどん屋があったので,おにぎりとうどんを食べましたです。ここまでで休憩込みの約3時間で65キロということで,今日は往復130キロだなぁと思いつつ,帰路についたところで,帰りはいつもどおりの向かい風・・・しかし,慣れたもんでここで焦っても仕方ないので,まぁ軽めのギアでイソイソと走り,1時間30分経ったところでコンビニ休憩を入れ,今回はクリームパンで補給させていただきましたです。で,楽しい下りの峠をゴリゴリと走り,帰りも休憩込みの約3時間で帰ったので,すっかりこういうペース配分になったなぁと自分でもシミジミ思ってしまいましたです。でも,やっぱり100キロ超えると走ったなぁという感じで充実感がありますねぇ。また当分は午後半日80キロというパターンが続くのですが,まぁそのうち平日にお休みをいただいて,寒くて走れなくなる前にもう1回は100キロライドをしたいなぁと思っています。とはいえ,月曜日は暑くて,上は相変わらずユニクロのスポーツドライメッシュTシャツの半袖だったのですが,アイソトニック飲料を途中で3本買い足してしまったので,まだまだ秋と夏を行ったり来たりだなぁと思ってしまいましたです。

 さて,今回は,HEATWAVEのライヴアルバム“LIVE FOR SOMA CITY”を紹介したいと思います。このライヴは今年の6月14日に渋谷のduo MUSIC EXCHANGEで行われたもので,HEATWAVEとクロエというファッション・ブランドメーカーによる東日本大震災支援プロジェクト“MY LIFE IS MY MESSAGE”により発売されたもので,売り上げ1枚につき500円が福島県相馬市の復興に当てられるという,山口洋の言うピンポイント支援(お互いに顔の見える支援)のためのツールとなっていますが,そんなことはどうでもいいくらい,熱い演奏にがっつり引き込まれてしまいます。“Land Of Music”以降,どちらかというとおとなしめの音ばかりがリリースされていた山口洋なので,今回はどうなのかなぁと思っていると,今回は山口洋のロケンロール魂全開のメチャ熱いアルバムになっていますです。
 1曲目の“雨の後,路は輝く“という曲からいきなり熱い演奏が始まります。細海魚のオルガンがいい音で鳴っているのもカッコヨイです。途中でベースのリズムとアコギのカッティングのリズムがずれているような感じがしないでもないのですが,何か所もこういうリズムでアコギのカッティングをしているので,あえてこういうリズムにしているんだろうと思いますです。この曲も本当に大好きな曲で「雨が降る日には濡れるだけさ,晴れた日にはゆっくりそれを乾かすだけさ。曇りの日には本を読むだけさ,嵐の日にはゆっくり酒を飲むだけさ。」という歌詞が本当,心にひびきますねぇ。私もこうありたいと思いつつ暮らしていますけど。
 2曲目の“PRAYER ON THE HILL“という曲は,渡辺地獄こと渡辺圭一のごきげんなベースラインで始まるのに,山口洋には名前を呼んでもらえないのですが,そんなことは関係なしという感じで池畑潤二のドラムと共にグルーヴを刻んでいます。その上で細海魚のキーボードと山口洋のアコギが自由に泳ぎまくっています。しかし,本当に今回の震災で山口洋が感じていることが思いっきり歌詞に表れていて,「Good Bye Money,Good bye Fuck'in Company,Good bye Fuck'in Gaverment,Good bye Everyday!」と某会社にそしてこの国の決断できない(しない)政治に対する憤りをあらわにしてくれていますです。そして,最後まで飛ばし続ける渡辺地獄のベースは本当,カッコヨイなぁと思う曲でございます。
 3曲目の“I HAVE NO TIME”という曲は,山口洋のアコギのカッティングから始まり,バンドの音が乗っかると,あぁロケンロールバンドだなぁと思ってしまいました。「誰もが無実ではない,奇跡はあてにしない。I Have No Time」っていう歌詞に,この曲をチョイスした山口洋の思いが伝わってくるような気がしましたです。奇跡はあてにすることなく,自分のできることからやろうという強い意志を。
 4曲目の“STILL BURNING”という曲は,細海魚の静かな浮遊感のあるロングトーンのキーボードの上で山口洋のガシャガシャとしたアコギが鳴り響き,池畑潤二と渡辺地獄のリズム体がグイグイとリズムを引っ張りながら,曲を進めていくのですが,少しクールに燃え続けているというか,40代になり,20代のような訳の分からない熱情に突き動かされることはないんだけど,年齢なりに積み上げてきたものを踏まえて,それでも怒りを表現しているという感じがピッタリの曲で,「新しい煩わしさや,あらすじどおりの日々や。あきらめの色,悲しみの色,全て塗りつぶしてしまおう。」という歌詞に表されていると思いましたです。
 5曲目の“それでも世界は美しい“という曲は,東日本大震災のはるか前に書かれた曲なんですけど,このライヴの流れで聴くと,まさにタイトルどおりなのではないかと。崩壊した街で復興に向けて生活をしている人々に「それでもこの世界は美しい」と口ずさんでもらいたいなぁと思いますです。まぁ震災の影響を受けていない地方都市で生活している人間の勝手な思いかも知れませんが。
 6曲目の“フールとクール”という曲は,アルバムバージョンよりも力強いアレンジ,というか池畑潤二と渡辺地獄のリズム体がしっかり前に出ていて,ゆったりとしたリズムながらも気持ちよい仕上がりになっています。
 7曲目の“Starlight“という曲は,山口洋と細海魚のSpeechlessに収録されていた私の大好きな曲なんですが,バンドアレンジでどう変わるのかと楽しみに聴かせてもらいましたが,これがやっぱり素晴らしいんですよ。(多分)山口洋ブルースハープで始まり,ゆったりとしたグルーヴを池畑潤二と渡辺地獄が作り,その上を山口洋のアコギのカッティングと,細海魚のロングトーンのキーボードが重なり,そして優しいながらも力強い山口洋のヴォーカルも素晴らしく,本当「生き抜いて行くための光と共に」というサビの最後の言葉が染み込んで来すぎでございます。間奏のギターソロもただただ美しく,個人的には名曲ですね,この曲は。
 8曲目の“Alone together”という曲は初めて聴いたのですが,シンプルなミドルテンポのロケンロールで,渡辺地獄のベースラインが曲の形を作っているなぁと思いましたです。ここまで濃い曲が続いたので,ここらで少し一休みという曲なんだろうなぁと思いましたです。
 9曲目の“荒野の風”という曲は,山口洋がアコギからグレッチに持ち替えて,ゴリゴリと弾いてくれているのがただただうれしゅうございます。そしてそこに絡む細海魚のアコーディオンの少しうら寂しい音色がピタリとはまっていますです。「魂は荒野を目指し,背筋を伸ばして咲く花になる。」という歌詞は相変わらず良いなぁと思いながら「魂の花?」・・・「魂花?」・・・SOUL FLOWERですか?と今更ながら,中川敬との親密さを感じてみたりもしましたでおこす。
 10曲目の“ボヘミアン・ブルー”という曲は池畑潤二のドラムから始まり,フィルに合わせて他のメンバーがド〜ンと入ってくる,ロケンロールバンドの王道パターンなんですけど,これがまたカッコヨイです。なんかあ,こうライヴだなぁと,細海魚の多分ノリノリで弾いている少しラフなキーボードとか,感情のままにグレッチを弾き,メンバー紹介をする山口洋とか。うんうん,カッコヨイです。
 ラストナンバーの“新しい風”という曲は初めて聴いたのですが,“ボヘミアン・ブルー”の盛り上がりをそのまま引き継ぎながら,山口洋はアコギに持ち替え,その分,渡辺地獄が「これでもか!」というくらいブイブイのベースを弾いていて,非常にカッコヨシです。そして,アドリブで「My Life,My Message」と唄い,「新しい風がいつか東北の方から吹いてくる。」と唄い,「俺は思わず揺れてしまう,腰から先に揺れてしまう,考えるなんてめんどくさいだけ,ただ俺は踊るだけさ。」,「年老いていくことだけがただ1つだけの確かなこと。けれど墓にこう刻んでくれないか,死ぬまで1つのことをあきらめなかった男。俺たちは何度でも戻ってくるけんね。」と唄い,山口洋の熱い想いがこれでもかこれでもかと言葉にされて,吐き出されていきますが,それを変幻自在かつしっかりと受け止める池畑潤二,渡辺地獄,細海魚。ラストにこの曲を持ってくるのは,やられたなぁというか,はっきり言って,この曲までの10曲は長い長いイントロだったのかもしれないと思わせるような曲でございます。いや,本当,それくらい気合いが入っていますです。
 しかし,このアルバムでは「山口洋はどんだけ細海魚!と叫んでいるんだ?」というくらい叫んでいます。よほど大好きなんでしょうね,山口洋は細海魚が。暇な人は何回叫んでいるのか数えてみるのもいいかもしれません。ちなみに私は笑いつつも数えたことはありませんけど。しかし,このアルバムではアコギもグレッチもほどよく使っているので,本当,気持ちよいぐらいロケンロールなアルバムになっていますので,最近の山口洋の静かなアルバムにいい加減食傷気味というか,そろそろゴキゲンなロケンロールを聴きたいと思っていた方は,福島県相馬市の復興支援の意味も含めてぜひ聴いてもらいたいなぁと思っていますです。ちなみにライヴ会場又は通信販売しかしていないので,ネットでHEATWAVEで検索してみていただければと。

 それはそうと,この間の日曜日は髪を切った帰りに整備の下手な方のリアルあさひに行って,新しいプレトレを見てきましたです。ウェブ上で見る限り,個人的にはオレンジの奴が格好いいなぁと思っていたのですが,実物を見てみるとなんか白っぽいオレンジでなんだかなぁという感じでした。でブレーキセットも旧プレトレは一応テクトロでしたが,新プレトレはメーカー名不明のブレーキセットになっていましたし,フレームも非常に自己主張の激しい奴になっていたので,私的にはハイテンフレームの旧プレトレのマルーンで十分だなぁと思ってしまいましたです。しかし,ペダルは旧プレトレのいかにもママチャリという感じから,樹脂製に代わりはないものの,少しカッコヨイ感じになっていたので,普段使いに気楽に使いたいので,とりあえず1台欲しいという人には良いのではないかと思いましたです。最近のなんちゃってクロスとかママチャリ系クロスは6速なのに対して,プレトレはあいかわらず7速なので,ママチャリ系とはいえ,それなりにこだわっているようですし。
 ところで,私のプレトレなんですが,普段走っているときは大丈夫なのですが,30キロぐらいで巡航しているとクランク付近からペキペキという感じの異音がするので,少し気になるところなので,クランク周りとペダルの増し締めとシートポストのグリスアップをやってみましたです。フロントディレイラーの固定用のネジとかフロントディレイラーのアウター受けのクランプ,スタンド,なんちゃってアヘッドのウスとか緩んでいたので,しっかりと増し締めさせていただくとともに,シートポストもしっかりとグリスアップしましたです。これで明日走ってみて大丈夫ならいいんですけどね。ボトムブラケットは今年の春に変えたばかりなので大丈夫だとは思うんですけど,駆動系で一番古いのは最初から付いていたリアのスプロケで,その次はチェーンなので,これで直らなければ,スプロケとチェーンを交換することも考えようかなぁ。というか,スプロケは1万キロ以上ですし,チェーンも1年以上なので,峠とかもゴリゴリ走っているので,替え時なのかなぁなどと思ってもみたりしますが,まずは明日走ってみてのお楽しみということで。