昨日で年内の仕事は一応終わりということで(緊急連絡があれば出勤しないといけないのですが・・・),年末年始の準備をしないとねぇという感じですが,とりあえず今日はまだ家庭内は通常営業ということで,午前中は相変わらず掃除と洗濯をしていたフルカワです。午後はプレトレの掃除&整備をして,仕事用の靴を買いに行ったりしていましたです。明日は降水確率が10パーセントなのでプレトレの走り納め(日常の足的には乗ったりはしますが・・・)をしたいなぁと思っていますです。で,29日,30日と大掃除をして,31日は墓参りだの親族への挨拶周りだのしていると,あっという間に今年も終わってしまうなぁという感じでございます。
で,この間の日曜日ですが,降水確率30パーセントなのでレーダーナウ・キャストとにらめっこしながら走りに行くかどうかの判断をしていたのですが,どうも2時30分ころには雨が降るような雲の流れでしたので,このクソ寒いのに雨に降られたら死んでしまうがな!というわけで走りに行くのは断念して,年賀状の準備をすることにしましたです。で,郵便局まで年賀状を買いに行き,家に帰ってから年賀状のデザインをパソコンで作って,機嫌の悪いプリンターを今年も騙し騙し年賀状を印刷したのですが,一向に雨が降らないんですよね。どういうこと?と思いながらレーダーナウ・キャストを動画で見てみると,なんと予想では沿岸部に流れてくるはずの雨雲がことごとく沿岸部に到達することなく山沿いで消えていっているではありませんか。ちくしょう!こんなことなら走りに行くんだったよと思っても時既に遅しですので,日曜日はそのまま年賀状の準備にいそしまさせてもらいましたです。で,月曜日は当然仕事に行ったのですが,毎日消防局から定時で気象予報メールが入るのですが,なんと休日の23日は降水確率が0パーセントではありませんか。これは走りに行きたいなぁと思ったのですが,23日は毎年恒例のケンタの日(クリスマスが単にケンタッキーのチキンを食べる日に成り下がってしまった,フルカワ家恒例のイベント)なので,午後6時30分にはケンタへチキンを取りに行かないといけないため,プレトレで走りに行ったら,その時間までに洗濯も終わらせておかないといけないし・・・ということで,ちょっと走りに行けないかなぁと思いつつ帰宅したのですが,夕飯を食べながら子供と嫁さんの話を聴いていると,どうも子供が23日は出かけるので昼ご飯がいらないということではありませんか。これは便乗するしかない!というわけで嫁さんに「子供がご飯がいらないなら,私も適当に食べるので,ご飯は作らなくて良いよ。」と言ったところ,嫁さんの了承が得られましたので,内心「やった〜!」ってな感じでございました。で,23日は午前中は年賀状のコメントを書いたりしながら過ごし,ホカ弁屋に弁当を買いに行き,午後1時前にはプレトレで家を出発することができましたです。この日は西方面海岸コースを走ったのですが,降水確率0パーセントだけあって,よく晴れていて,完全冬装備なので寒さは若干感じたものの,手や足の先が痛い・・・ということはなく,本当,気持ち良く走れましたね。というか,休憩&補給のコンビニでインナーグローブを外したら少し湿っていたので,汗をかくほど温まっていましたです。晴れていると風もあまり吹かないので,この日は往路も復路も本当に気持ち良く走って,往復70キロを厳しい尿意に襲われることもなく(これは多分,休憩時に飲むカフェオレを200ミリリットルパックにしたことも原因ではないかと思っていますが。),無事に走りきりましたです。この家に着いてからサイコンを見るとちょうど2万4500キロでしたので,今年は2万4000キロ台で打ち止めなので,来年は2万5000キロ目指して走りたいと思っていますです。で,予定どおり午後5時までに家に着いたので,洗濯を済ませてから無事にケンタへ行くことができ,家族に恨まれることもありませんでしたです。自分がプレトレで楽しく走っても,家に帰ってから家族に恨まれてはせっかくの楽しい気持ちが台無しですからね。
などと楽しいプレトレ話はこれくらいにして,今回は12月3日に発売された7年振りのHEATWAVEのアルバム“夕日へのファンファーレ”を紹介したいと思いますです。HEATWAVEはギターとヴォーカルの山口洋,ベースの渡辺圭一,ドラムの池畑潤二,キーボードの細海魚の4人のバンドですが,最近の活動を見ていると山口洋とそのバンドという感じがしないでもないですかね。というか,今回のアルバムもスタジオやライブで取ったトラックをいろいろ組み合わせてバンドの音にしたということなので,それってバンドの音?という気がしないでもないのですが,まぁそれでも久しぶりのバンドの音で山口洋の唄が聴けるというのは嬉しいではないかい?と思っているフルカワでございます。
1曲目の“Don't Look Back”という曲は,細海魚の浮遊感あるEボードから始まり,渡辺圭一のベースがエフェクトかけまくりで,その中を山口洋のアコギのカッティングがくっきりとした音でかき鳴らされていますが,あれ?池畑潤二のドラムの音があまり聞こえないよ・・・。バンドの音なんだからドラムの音ももう少し前に入れて下さいよと思いながらも,渡辺圭一のパーカッシブなベースがイイ感じで鳴っているので,まぁ良しにしましょうか。山口洋のギターソロも結構派手に弾かれていますし,前作の“Land of Music”の陰鬱な音よりも前向きでいいかと思ってしまいましたです。なんてたってDon't Look Backですもんねぇ。しかしサビの「雨にも負け,風にも負け,常識にも負け。見上げたポーラスターがこうささやいていたのさ,Don't Liik Back」なんて歌詞は山口洋らしい(一部,宮沢賢治のパクリっぽいですが・・・)ですし,曲の最後もフェイドアウトではなく,きちんと終わらせているところも好感が持てましたです。
2曲目の“Life Goes On”という曲は,山口洋のアコギのカッティングとエレクトリックギターの音の間をぶった切るように池畑潤二のドラムが入り,細海魚のアコーディオンが鳴らされ,踊っているような渡辺圭一のベースラインと,バンドの音はこうでなければという感じの音になっています。唄ではなく山口洋が語っているという“ミスターソングライター”のような構成ですが,まぁこの曲はこれでいいんでないかいという感じの曲ですかね。というか,この曲はやっぱりタイトな池畑潤二のドラムと渡辺圭一のダンシングベースラインがひたすらカッコヨイです。せっかくこういうご機嫌なリズム隊がいるんだから,それをもっと生かしても良いのでは?と思ってしまいましたです。
3曲目の“I Believe in You”という曲は,コンプレッサー(多分)で頭のアタックを消しているギターの音が印象的な曲で,まったりとしたリズムに浮遊感のある細海魚のキーボードが印象的な曲です。この曲のサビでは「For Give me,I'm sorry,Thank youそしてI love you.もう言葉はこれだけでいいだろう。」と唄っていますが,いやいやあなたのブログでは語りまくっているじゃないですか?と思ってしまったのは私だけでしょうか。
4曲目の“冬の朝”という曲は,細海魚のエレピのコード弾きと山口洋のギターカッティングだけで始まり,ひょっとしてこのまま曲が進むの?と思っていると,きちんと池畑潤二のドラムと渡辺圭一のベースが入って,少しホッとしましたが,この曲もちょっと淡々とした曲で,池畑潤二はシンプルな8ビートを渡辺圭一はシンプルなルート音を中心としたベースラインを弾いているので,少しもったいないかなぁと思いつつ,まぁ,こういう曲調なので仕方ないかなぁと思ってしまいましたです。歌詞も曲に合わせた淡々とした歌詞ですし。敢えて聴きどころというなら,山口洋がけっこうエレクトリックギターでリフを入れているところでしょうかね。
5曲目の“愛と希望と忍耐”という曲は,池畑潤二のマーチングっぽいドラムで始まり,細海魚のはずんだキーボードに,シンプルなんだけど踊らされるベースラインで,おぉ!と思ってしまいましたが,途中でアイリッシュっぽい感じになるところは,もう仕方ないのかなぁと思ってしまいましたです。サビで「愛と希望と忍耐。愛と挫折と忍耐。」と唄いながら,その次に「諦めるのは死んでからにする。ロックンロールの魔法は永遠さ。」と唄ってしまうところは凄いなぁと思ってしまいましたですが,あまりロックンロールな曲ではないんですよね,この曲って。まあ,今の山口洋のロックンロールはこういう感じなんだろうということで。
6曲目の“焦燥のブルー”という曲は,山口洋のヒリヒリとした音のエレクトリックギターのカッティングとソロで始まり,池畑潤二のドラムと渡辺圭一のリズム隊も重ためのリズムを鳴らし,細海魚のキーボードはあまり聞こえないのですが,こういう重たい感じの曲はギターとドラムとベースを中心に据えた音の方がいいかなぁと思ってしまいましたです。歌詞の方はこれでもか!というくらいネガティブで,真面目に聴いていると,ちょっと憂うつになってしまいますねぇ。「魂の不潔と沈黙のブルー」だの「幻想と希望と言い訳とリスクと責任と,焦燥のブルー」だの,本当,嫌になるぐらいネガティブだなぁと思ってしまいましたです。
7曲目の“プレシャス”という曲は,山口洋のアコースティックギターのカッティングで始まり,池畑潤二のシンプルなドラムに,渡辺圭一がベースでリフを弾くという,ある意味HEATWAVEらしいといえば,HEATWAVEらしい音になっています。ベースがリフを弾くことで低音域がスカスカした感じなるので,微妙な浮遊感が出るんですよねぇ。うっすらと弾かれている細海魚のキーボードも浮遊感に拍車をかけているように思いましたです。「本当に大切なものは何ひとつ失われないさ。本当にプレシャスなものは何ひとつ心から消えやしないさ。」っていう歌詞は1曲前の曲がネガティブすぎるので,少し救われたような気がしましたです。
8曲目の“Force = Surrender”という曲は,山口洋のアコースティックギターから始まり,そこにドラムとベースが加わり,細海魚のアコーディオンが加わっているのですが,HEATWAVEというよりか,山口洋のソロ又は山口洋と細海魚の曲という感じがしてしまいましたが,間奏で山口洋がエレクトリックギターを弾きまくっているので、少し溜飲が下がったような気もします。しかし,「ダムに沈んだ小さな街。彼の心には小さな轍。イノセントという残酷から,あの娘は白い正義の糸をつむぎ。罪にまみれた彼は,血の中を流れるものに抗えなかった。」っていう救いようのない歌詞から曲が始まるって言うのも凄いなぁと思ってしまいましたです。
9曲目の“Fanfare For the Wasteland”という曲は,クラシックの名曲を山口洋が自分の父親の古いガットギターで弾いているという説明があってこその曲で,多分,そういう付加価値なしに聴いたらふ〜んという感じで聴き終えてしまう短い曲です。
10曲目の“相馬盆唄”という曲は,福島民謡に遠藤ミチロウが歌詞を追加した曲で,浮遊感のあるギターとキーボードの間を池畑潤二のドラムと渡辺圭一のベースがど真ん中で鳴って,その中で山口洋が民謡を唄うという,正直ワケガワカラナイ曲になっていますが,まぁ,福島(というか相馬)に思い入れの強い山口洋なので,仕方ないかなぁと思ってしまいましたが,SOUL FLOWER UNIONが民謡をロックンロールの爆音でかき鳴らすのには必然性を感じたりしますが,この曲にはあまり必然性を感じないのが残念でした。しかし,民謡部分はさておき,バンドの音だけでアドリブのように音をぶつけ合っているところは正直カッコヨイので,その部分を中心に聴けば結構はまる曲になっています。というか,唄の部分よりもバンドでの音だけの部分の方が圧倒的に長いですしね。
11曲目の“Alone Together”という曲は,少し明るめのブズーキーのカッティングに池畑潤二のドラム,渡辺圭一の踊るようなベースライン,細海魚の控えめなのにツボを抑えたキーボードと,ミディアムテンポの曲なのに,グイグイこっち側に音が向かってくる感じで良いです。歌詞も1フレーズが短めで,それを淡々と積み重ねていく感じで,結構面白いなぁと思ってしまいましたです。
ラストナンバーの“Starlight”という曲は,山口洋のブルースハープとアコースティックギターだけで始まり,そこにバンドの音が流れ込んで来るという感じのアレンジなんですけど,ゆったりとしたリズムなんですが力強さを感じさせるアレンジになっていて,ラストナンバーに相応しい曲になっています。唄のテーマも多分「再生」っていうことなんでしょうけど,最初の「想いは届かない,願いは叶わない。分かりあえないまま,ひきさかれていく。光りは少しずつ夕方に色褪せて。今日も君はどこかで一番星に祈る。」っていうところから,グッと引き込まれてしまいましたです。細海魚のエレピが鳴りっぱなしなんですけど,この曲ならエレピの音が似合うよねぇという感じの曲なので,全く問題なしでございます。
正直,このアルバムは悪いアルバムではないと思います。これが山口洋の今のロックンロールなんだろうと思いますし。それでも何となく残念感というか,釈然としない感があるのは,きっと,今年の4月に山口洋のソロ名義でリリースされた“Songs of Experience”に入っている曲と,このアルバムの曲が12曲中,9曲が被っているということでしょうかね。金のことはあまり言いたくありませんが,このアルバムが3200円という最近のCDとしてはお高めな値段設定で,ソロアルバムが3000円でしたので,ソロアルバムを出して1年も経たないうちにほとんど曲が被っているアルバムをバンドで出すなんて,ファンを金づるにしているみたいで,正直嫌な感じがしたりします。これが一人で録音したソロアルバムがもう少し安ければ(というか,バンドのアルバムの前哨戦的なものであれば。)もう少し納得できるのかもしれませんが,弾き語りのアルバムで3000円,しかも,曲は後に発表するアルバムから持ってきて,ギターのアレンジはほぼ変わらないっていうんじゃ,本当,ソロアルバムはなんだったんだ?って感じがします。その変はリリース時期とかをもう少し考えれば良かったのでないかい?って思っていますです。
話は変わって,嫁さんがやっと年末の予定を立てたようで,どうも12月30日から実家に下の子供と帰るようで,上の子供も31日には嫁さんの実家に帰るようで,そうすると3日間は自由だ!と思ったりもしましたが,たまには嫁さんの実家にも顔を出しておかないといけないだろうと思いつつも,嫁さんの実家には嫁さんの妹家族も来たりするので,正直泊まるのは無理だろうなぁと思ったので,1月1日に嫁さんの実家近くのホテルの予約が取れたら,1日は嫁さんの実家に顔を出すことにしたところ,最初に予約の連絡を入れたホテルはあっさり「1月1日は休みです。」とサービス業とは思えない回答でしたので,少し高いけど,最近できたらしいホテルをネットで調べてみると,なんと空室があるではありませんか。嫁さんの実家で窮屈な思いをしながら泊まるよりも,ホテルで自由に(というかグダグダに)過ごせた方が気が楽なので,サクっと予約して,1月1日の午後から嫁さんの実家へ行くことにしましたです。
ということは,今年の年末年始は一人で過ごすことになるんだなぁ。本当,久しぶりに一人っきりの年末年始だなぁというわけで,31日の夜と1日の朝は何を食べようかなぁと思いつつ,きっと31日の夕方にスーパーへ買い物に行ったときに決めるんだろうと思っていますけどね。
というわけで,今年も年末は自宅にいますので,毎年恒例のLooling Backネタを12月31日にアップさせていただく予定にしていますです。