ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Songs of Experience/山口洋


 この間の日曜日は朝から降っていた雨が何とか昼前にはやんだので,気象庁のレーダーナウキャストとにらめっこをしながら,このタイミングだと雨雲はキッチリ流れるなということで,久しぶりに西方面海岸コースをタイヤも新しくなったプレトレで本当に久しぶりにゴリゴリと走らさせてもらいましたです。この1か月ですっかり春になってしまったので,ユニクロの七分袖ドライメッシュTシャツの上に半袖ドライメッシュTシャツを重ね着するという,最近のお気に入りの着方で,手はもちろん指切りグローブということで,全く問題なしでしたですね。問題だったのは1か月というブランクで,暖かくなったし,午後6時までに帰ればいいやということで,往復80キロ走ることにしたのですが,往路は良かったのよ,往路は。復路で60キロを越えた辺りで,少し足にきたなぁという感じを覚え,ペースダウンしつつ,塩分&糖分補給のためトップチューブバッグに忍ばせていた岩塩飴を舐めつつ,残りの20キロを走らせてもらいましたが,帰ったら疲れた〜という感じになってしまいましたです。まぁ,これからは天気さえ悪くなければ毎週走れるので,徐々に足を戻していけばいいかなぁと思っています。しかし,やはり感じたのは,自転車で何も考えずに(安全運転に必要なことはもちろん考えながら走っていますけどね。)プレトレで走るっていうのは精神衛生上非常に良いなぁということでしょうか。この1か月,何となく疲れが取れないというか体がシャキっとしないなぁという感じだったのですが,プレトレで走って体が心地良く疲れて夜はしっかり早めに寝ることができたおかげで,月曜日の朝からなんとなく調子が良いですし,気持ちの方もスッキリした感じで,非常にイイ感じで1週間が過ごせましたです(もちろん,仕事は結構ハードだったりしますが・・・)。明日も雨の予報が徐々にずれて,とりあえず降水確率20パーセントまで下がったので,明日は東方面海岸コースへ走りに行きたいなぁと思っていますが,このまま,予報が変わらないといいなぁと思っていますです。欲を言えば,29日の休日の降水確率が50パーセントなので,これもずれていただけると久しぶりの北方面峠コースへ走りにいけるんだけどなぁと思っていますが,あんまりワガママを言ってはいけませんかね。まぁ,ゴールデンウィークも始まりますが,5月4日は夜勤なので,その辺りは雨が降っても良いので(あぁ自分勝手),あとは天気が良いといいなぁと思っていますです。

 前回はうつみようこ&YOKOLOCO BANDでしたが,今回は4月4日に発売された山口洋の新しいアルバム“Songs of Experience”を紹介したいと思います。いい加減にHEATWAVEのアルバムを出せよ山口洋と思いつつ,とりあえず音源が出れば買ってしまう悲しい性ですが,今回は1つの希望が見えた気がしましたね。というのも,“LAND OF MUSIC”以降のHEATWAVEの音(というか山口洋の音の方向性なんですけど。)がアコースティックギターを中心にした抑えた感じの音が多くなっていて,抑えた感じの音もアコースティックギターの音も好きなんですけど,やはりHEATWAVEというバンド名なので,熱さを感じるロケンロールをを聴かせて欲しいなぁと言うのが正直なところだったんですよね。で,最近の山口洋のブログを読んでいるとギブソンファイヤーバードを買って,弾いているんだということで,これはアコーステッィクギター中心の音からゴリゴリとしたエレクトリックギターの音を中心としたロケンロールへの回帰か?と思ってもみたりしたので,とりあえずソロ名義でも良いので,聴いてみたくなったというのが正直なところでしょうか。とはいえ,ドラムレスで楽器を一人だけで担当した(使用楽器はギルドD35,ヤイリのアコースティックギターとブズーキー,ギブソンファイヤーバード,ベースにパーカッション)ということで,一抹の不安を感じつつ,聴いてみたのですが,久しぶりにエレクトリックギターが吼えている感じで,非常にうれしくなってしまいましたです。
 1曲目の“Don't Look Back”という曲は,アコースティックギターのフィンガリングを中心にした音ながら,スピード感を感じさせる音になっていて,途中から少しひずませたエレクトリックギターが静かに鳴らされた音が入ってくると,これは期待できるか?という気持ちになってしまいましたです。しかも間奏はアコースティックギターではなく,エレクトリックギターで弾いてくれているので,思わずうんうんという気持ちになってしまいましたです。しかしサビの「君が信じられるのは君だけなんだ。世界が変わらなくても君は変わる。雨にも負け,風にも負け,組織にも負け。見上げたポーラスターがこうささやいていたDon't Look Back」という歌詞は非常に山口洋らしいなぁと思ってしまいましたです。
 2曲目の“愛と希望と忍耐“という曲は,山口洋お得意のアイリッシュ系ロケンロールなので,エレクトリックギターの出番はないのですが,その分,ブズーキーやらマンドリンやらが頑張っています。「諦めるのは死んでからにする。ロックンロールの魔法は永遠さ。」と唄うのであれば,もう少しロケンロールにしても良いのでは思ってしまうのは,嫌いではないけれど,楽器の音にクセがありずぎてmなんだか同じように聴こえてしまうからなんでしょう。この音で「愛と希望と忍耐」っていうのもなんかダサいなと思ってしまいましたし。
 3曲目の“冬の朝”という曲は,細海魚のウーリッツァーのシンプルだけど美しい響きをバックに山口洋が唄いだすのですが,なんとなく既視感のある曲だなぁというのが正直な感想でしょうか。悪い曲ではないと思うんですけどね。う〜ん・・・でも何となく過去のHEATWAVEの曲の焼き直しのような歌詞と曲に聞こえるのが残念だなぁと。
 4曲目の“焦燥のブルー”という曲は,いきなりのエレクトリックギターのカッティングにヒリヒリとしたフィードバックノイズと,おぉ山口洋のロケンロールが復活か?と思わせてくれる曲になっています。この音に池畑潤二のドラムと渡辺圭一のベースが絡みつき,細海魚のキーボードが入れば,HEATWAVEの新曲としていけるんでないかい。リズム隊がない状態なので,なんかノッペリとした感じがしますが,リズム隊が入ってガッツリハードに演奏してくれれば,非常にカッコヨイのではないかと思いますです。「幻想と希望と言い訳と。リスクと責任と。焦燥のブルー」っていう歌詞もカッコヨイなぁと思いましたです。
 5曲目の“ソウマネス”という曲は,幻想的なアコースティックギターのフィンガリングに乗せて語り出すので,うん?トーキング・ブルースか?と思ってしまいましたが,山口洋がトーキング・ブルースを演るはずもなく,ところどころに山口洋節とも言えるメロディラインが挟み込まれているところでしょうか。なんとなく,佐野元春のポエトリー・リーディングを思い出してみたりもしましたが,そういう感じの曲でしょうか。しかし,間奏で演奏されるヒリヒリとしたエレクトリックギターの咆吼が山口洋だなぁと思ってしまいましたです。
 6曲目の“Life Is Message”という曲は,ここ最近の(というか,3.11以降の)山口洋のテーマなんですけど,久しぶりに軽やかなギターのカッティングが心地良い曲です。というか,ここまで歌詞的にはダウナーな歌詞が多かったのですが,やっと前向きな歌詞が出てきたなぁという感じですね。この曲もバンドとしてのHEATWAVEでゴリゴリとしたロケンロールで演ってほしいなぁと思ってしまいましたです。「君のLife,君のMessage。諦めたとき,すべては不可能になる。ほんとうの君を貫いていくこと,諦めないでくれ。」という歌詞は心が折れそうなときに背中を押してくれる言葉だなぁと思ってしまいましたが,「本当の自分を貫いていく」ことは,いろいろな衝突や,いろいろな人を傷つけてしまうことや,いろいろ大変なことがあるんですけど,だからといって自分を偽っていくことは,それはそれで辛いことですしねぇ。難しいですね。
 7曲目の“Force = Surrender”という曲は,ゆったりとしたギターのカッティングに乗せて字余りな曲を唄っているので,非常にフォーキーな感じがしますねぇ。バンドで演るよりも,ソロで演ったほうが良いかもしれませんが,細海魚先生であれば,絶妙というか,アンビエントなバックトラックを作るのではないかと思ってみたりして。そうすると,アンビエントなバックトラックでこの曲を唄う山口洋も聴いてみたいなぁと思ったりもして。
 8曲目の“星光”という曲はインストなんですが,リバース系を含めたディレイをかけまくって,浮遊感を出しまくった演奏になっています。まぁ,こういうのもありかなぁと思ってしまいましたが,個人的には中川敬ソロのインストと比べてしまい,中川敬の方に軍配を上げてしまいましたです。
 9曲目の“Life Goes On”という曲は,ヤイリの山口洋モデルのエレクトリックアコースティックギター山口洋の音としかいえない音を出しているなぁと。歌詞についてはガンで亡くなった友人(SOUL FLOWER UNIONのライヴで踊っていた歌舞伎昌三氏)のことを思いながら書いたであろう歌詞で,そこここに山口洋の思いがあふれています。特に「生き残るためにグロテスクな人種になるしかないのだとしたら,応えはノーだと。『Lifeはカーニバルだ』と,あんたはベッドの中でもそう笑っていたぜ。」という歌詞にちょっとグッときてしまいましたです。
 10曲目の“I Believe In You”という曲は,タイトルからするとポップな曲なのかな?と思っていたのですが,始まってみると,アコースティックギターをバックにブルースハープを吹いたりと,ゆったりとしたフォーキーな曲でした。しかし「Forgive me,I'm sorry,Thank you,そしてI love you。もう言葉はこれだけでいいだろう。I believe in you。」という歌詞はなかなか良いなぁと思ってしまいましたです。
 11曲目の“Alone Together”という曲は,バンドの時の音とはうって変わって少し淡々とした感じになっていますが,リズム隊がいないので,こんなもんでしょう。多分,このアルバムにこの曲を選んだのは「明日を輝かせてくれ。」という言葉がコンセプトに合ったのではないかと思いますが,まぁ,その辺は私の深読みですので。
 12曲目の“プレシャス”という曲は,アコースティックギターのカッティングに,同じくアコースティックギターのリフが入る,大人しめのアレンジになっています。多分,山口洋が唄って演奏していなければ,フォーキーではなく,フォークソングになってしまうのではないかと思ってしまいましたです。悪い曲ではないんですけど,限りなく弾き語りの曲ですし,歌詞のテーマもそんな感じなので,山口洋の根っからのロケンローラー性がなければねぇ・・・というと思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“Everything”という曲は,エレクトリックギターのゆったりとしたカッティングに口笛で始まり,そしてゆったりとギターソロが入り,淡々とした山口洋の唄が始まる、ラストナンバーに相応しい曲なんですけど,なんとなくジョー・コッカーの“You Are So Beautifull”という曲を思い出してしまったのは私だけでしょうか。いや,悪い曲ではないんですよ,ただ,思い出しただけでね。
 で,このアルバムで多分賛否両論分かれると思うのは,3000円という価格設定だろうと思います。音ははっきり言って,宅録です。実際,スタジオ表記はしてあるものの,山口洋の自宅で録音されたことは,本人のブログにも書かれていましたし。そうするとスタジオ代は掛かっていないわけで,一応プレスして紙ジャケットを付けて、歌詞カードも1枚ものとはいえありますが,ジャケットの絵も友人の絵ですしねぇ、そんなにコストが掛かっているとは思えないんですよねぇ。個人的には2000円でも良いのではないかと思いますけど。まぁ,そんなに数が出るわけではないので,1枚1枚の単価を上げておかないとプレス代とかがペイできないのではないかとも思いますけど,この内容であればもう少し良心的な料金でも良いのではないかと思いましたです。HEATWAVEのアルバムなら,3000円でも全く問題ないんですけどね。ソロだしねぇ。まぁ,信者なら私のような熱烈でない信者でもとりあえず聴いてみようかということで買うんでしょうけど,そうでない人にはなかなか勧めにくい価格設定だなぁと思いました。

 ところで,前回に引き続きパンツの話をば。前回,ユニクロのボクサーブリーフのサイズをLサイズからMサイズにサイズダウンしたという話を書きましたが,結果的には非常に良かったです。というのも,元々私はブリーフ派(といっても,いわゆるグンゼの白ブリーフではないです。)だったですが,昨今のトランクス派によるブリーフの駆逐により,落としどころとしてやむなくボクサーブリーフに変えたのですが,Lサイズだとなんか微妙に緩くて股間のホールド感がないし,ウエストもユルユル感があるので,しょせんはボクサーブリーフよのうと諦めていたのですが,今回ヤケクソでサイズをダウンしてMサイズにしたところ,股間のホールド感も復活し,ウエストのユルユル感もなくなり,ブリーフ感がアップしましたです。これは思い切ってサイズダウンして大正解だったかと。
 正直,トランクス派の人のがよくやる,ズボンをずらしてトイレで用を足すのは個人的には嫌なので(レーパンを履いているときは仕方ないと思いますけど。),ズボンのファスナーを開ければ,それでOKでなければ面倒だなぁとしか思っていない人間なので,これでボクサーブリーフへの完全移行ができたということで,絶滅寸前のブリーフを探さなくても良くなったので少しホッとしていますです(というか,ブログで書くような内容か?とも思いましたが,前回から引っ張っているネタですので,ひとまず収束させておいた方が良いかと・・・単なる言い訳です。)。