ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Melting Sun & Ice Moon-Tomoyo Harada Live Tour 2010 eyja (Disc 1)/原田知世


 しかし,12月になって,本当に冬らしくなったというか,激しく寒いんですけど。今週はあんまり寒いので,とりあえず出しておいたオイルヒーターのスイッチを入れてしまうわ,愛用のどてらを引っ張り出すわと,ひしひしと寒さを感じてしまいましたです。
 先週は夜勤の関係で走りに行けなかったものの,その前はユニクロの7分丈のドライメッシュTシャツ1枚で山の方へ走っていたのだから,なんか気温差が激しいなぁなどと思ってみたりもしますが,あと2週間少しで今年が終わってしまうんだから,そろそろ雪が降ってもおかしくないもんなぁと思いつつ,明日はまだヒートテックタートルネックシャツ1枚でも大丈夫かしら?などと思っています。まぁ,何にせよ,明日の午後はプレトレで走りに行きたいなぁと思っているわけですけど。

 というわけで,いろいろとネタがあったおかげで,やっと原田知世のDVD“Melting Sun & Ice Moon-Tomoyo Harada Live Tour 2010 eyja“が紹介できますです。このライヴは原田知世&YUNG MASTERSというバンドで,ヴォーカルはもちろん原田知世,ギターは最近の盟友伊藤ゴロー,ベースにミト,ドラムに千住宗臣フィドルに伊藤彩,キーボードに梅林太郎というメンバーでツアーをやった,ファイナルの2010年4月20日の目黒パーシモンホールでのライヴをほぼ完全パッケージングして,しかもおまけのディスクにビルボードライブ東京での模様やリハの模様など,盛りだくさんの内容になっていて,とても1回でまとめて紹介するのはもったいないので,今回はまずツアーファイナルのDisc1の方を紹介したいと思いますです。
 影絵のような木のイラストで始まり,原田知世の手の動きが影で表現され,指で作った輪っかの中に太陽が入っている映像等,なかなか幻想的なオープニングで始まったと思うと,イントロダクションとして,みんなが幕の向こうで楽器を弾きながら,グルグル歩いている・・・これは何かで見たことがあるなぁと思ったら,岡村靖幸のMe-imiツアーのオープニングみたいなのねと思い出してしまいました。
 そうこうしていると幕が開き,メンバーが出てきて,1曲目の“LOVE-HOLIC”という曲が始まるのですが,これが全編アコースティックでいいんですよねぇ。ドラムの千住宗臣カホンを叩いていますし,ミトはエレアコベースを弾いているし,フィドルの伊藤彩にいたっては,なんとフィドルウクレレのように弾いているし。すげえなぁと思いながら,アコースティックな音の固まり(というには音が拡がりまくっているんですけど)の中を軽やかに唄う原田知世が素晴らしいです。
 2曲目の“marmalade”という曲の前に少しあいさつが入って,少しはにかんだような笑顔を原田知世がするのですが,昔から原田知世のはにかんだ笑顔は最高でしたが,今でも最高でございますすよ。そして,曲はアルバムの雰囲気をそのまま醸し出しながら,伊藤ゴローはグレッチのホワイトファルコンを弾き,ミトはミュージックマンのベースを気合いを入れて弾いているのですが,やはり個人的にはフィドル大好きフルカワさんとしては,伊藤彩の弾きまくりのフィドルがたまりませんですねぇ。
 3曲目の“FINE”という曲では,なんと原田知世ギブソンのスモールサイズのアコギを携えて弾いているではありませんか。原田知世とアコギなんて思いもつかなかったのですが,これがよく似合っているんですよ。もちろんこの曲は唄も素晴らしいんですけどね。イントロの伊藤彩のフィドルも素晴らしいです。
 ここで,少しアイスランドの透明感のある映像が挟まり,4曲目の”中庭で”という曲が始まるのですが,千住宗臣のパワフルなドラムに導かれて,まさにバンド!という音が展開されています。原田知世もいつもよりも少し力強く(シャウトはしませんけどね。)唄い込んでいます。しかし,この曲での千住宗臣の細やかに跳ねまくったパワフルなドラミングは素晴らしいです。そして,その音に負けない伊藤彩のパワフルなフィドルの音。これをぜひライヴアルバムでも出してほしいなぁと思うのは,私のわがままでしょうか?
 そして原田知世が切り絵のような木のイラストが描かれている本を胸に抱いて,5曲目の“Giving Tree”という曲を唄うのですが,少しダークな演奏に原田知世のつぶやくような唄が非常に似合っています。また,この曲でも間奏では伊藤彩のフィドルと伊藤ゴローのノイジーなギターカッティングの応報,その合間にミトベースや千住宗臣のドラムが切り込んできたりと,これぞバンドというハードエッジな音を聴かせてくれていますです。
 そして,またアイスランドの映像を挟んで,6曲目の“voice“という曲が始まるのですが,原田知世の手のアクションが曲の雰囲気にピッタリで,なんとも妖しい感じを醸し出してくれています。曲の感じと原田知世のヴォイス,そして手のアクションと,正に原田知世ファンであるならば,これを見ずして何を見る?という感じですね。
 7曲目の“夢のゆりかご”という曲は,梅林太郎のピアノの音をバックに原田知世が歌いかけてくれる曲なんですけど,いいですねぇ。こういう静かな曲で,日本語詩で,静かに体を揺らしながら歌う原田知世は,まさしく私のツボにはまりまくりです。
 なんと8曲目の“リセエンヌ”という曲は,2枚目のアルバム(Birthday Album)の撫子純情に入っていた坂本龍一の曲ではありませんか。20年以上の時を経て,こういう形でこの曲を聴くことがあろうとは。なんか少し感動してしまいましたですよ,時間の経過にもかかわらず,色あせない当時の自分の記憶や,そのころのみずみずしさを失わない唄い方ができる原田知世に。「あそこまで行けたかな,夢見てたころのSeventeen」と唄われるのですが,「あそこまで行けたかな,夢見てたことの40歳」だなぁなどと思ってしまいましたです。
 9曲目はなんと,1枚目のアルバムのBirthday Albumから“地下鉄のザジ”でございます。“リセエンヌ”と異なり,大貫妙子作品らしい,ポップでコケティッシュなナンバーを原田知世が本当に楽しそうにニコニコしながら唄いながら見ているだけでなんか幸せな気分になってしまいましたです。もちろんオリジナルアレンジであったフィドルソロを伊藤彩がステキに決めてくれて,ステキでございます。
 10曲目の“ロマンス”という曲は,pupaでも演っていましたが,フィドルが入りまくっているこっちのバージョンの方が好きですねぇ。えぇ,単にフィドルの音が好きなだけなんですけどね。この曲では伊藤彩はフィドルだけでなくコーラスも決めてくれていますです。ステキ。
 11曲目の“You can jump into the fire”という曲は,珍しくダンス系の音で,ミトはあえてシンセベースっぽいエフェクトを掛けて,ブリブリと言わせながらベースを弾いていたり,その電子系の音の波の中を伊藤彩のフィドルが切り裂いていくところがカッコヨイです。原田知世の唄い方もソウルっぽくてカッコヨシです。
 ここでYUNG MASTERSのメンバー紹介が入り,伊藤綾が右腕を振り上げてジャンプしているのがとてもキュートでございました。ミトが原田知世の紹介をするときに「ギター,ヴォーカル」と言ったところで原田知世が手でちょっとねという仕草をしながらはにかんだ笑顔を見せてくれるのですが,この笑顔も素晴らしいですなぁ。などと思っていると,12曲目の“ソバカス”という曲が始まり,うって変わってアコースティックな音で,原田知世がそのバックの音に寄り添うように目を閉じて唄う姿は非常に素敵でございます。
 13曲目の“ノスタルジア”という曲は,千住宗臣の跳ねるドラムに乗って,その他のメンバーが軽やかに音を奏で,その音に乗って原田知世が更に軽やかに唄うのですが,いやぁ〜やっぱリズム体はバンドの要よねって思ってしまうほど,千住宗臣のこの曲でのドラミングはアルバムバージョンを越えていましたです。
 ここでまた,アイスランドでの透明感のある映像が挟みながら,14曲目の“青い鳥”が始まるのですが,静かなんですけど,力強いこの曲のバックに非常に合っていますです。そして,この曲でも伊藤彩のフィドルの音が曲のイメージを拡げまくってくれていますです。やっぱりフィドルはいいなぁと思ってしまいました。そしてみんなで一礼をしてステージを去って行くのですが,これだけで終わるはずはなく,アンコールに当然,応えてくれるのですが,ステージに犬のぬいぐるみが撮され,ジーンズに白いeyjaTシャツを着た原田知世を筆頭にメンバー全員同じTシャツで表れ,15曲目の“黒い犬”が始まるのですが,Tシャツ姿で軽やかに唄う原田知世は非常にキュートでございますです。
 16曲目の“くちなしの丘”という曲では,再度原田知世がアコギを抱いて唄っているのですが,本当,この曲は大好きな曲で,演ってくれてありがとうでございますですよ。「触れてみたなら,すぐに終わって,きっともう届かないから。花の向こうに君が見えたら何を話そう。」だなんて切なすぎでございます。アルバムバージョンと違ってギミックなしで伊藤彩のフィドルが唄いまくり,私的には文句なしのベストテイクでございますです。
 そして,原田知世と伊藤ゴローの2人だけで17曲目の“時をかける少女“を演るのですが,もはやこのアレンジが原田知世の“時をかける少女”と言っても過言ではないくらい,ハマっていますです。やはり今の原田知世には80年代のあのゴテゴテした音よりも,アコースティックでシンプルな音の方が,その声質とか,キャラクターを生かせるのではないかい?と思ってしまいましたです。
 しかし,原田知世は私にとって,やはり永遠のアイドルだなぁと思わせてもらいましたです。いくつになっても,本当に素敵な方でございます。

 さて,今週は私の住んでいる地方都市では雨がけっこう降ったようで(遠距離通勤先では降らなかったのですが。),プレトレのカゴ足になんかサビのようなものが付いているではありませんか。カゴ足はステンレスに変えているのでサビることはないだろうと考えると,前カゴをカットして作ったキャリアのようなものが錆びて,それがカゴ足に着いているのではないかという結論に達しましたです。前から,鉄のカゴにあまり金属的でない銀色の塗料を塗っただけの前カゴについては不満があり,通勤途中で見かけたミニベロの黒いキャリアが結構渋くていいなぁと思っていたので,それならと得意のホムセンに黒の缶スプレーを買いに行き,その足で前カゴを外し,マンションのベランダに新聞紙を敷いて,現在,黒に塗り替え中でございます。真っ黒にしてしまえば,結構目立たないというか,ハンドルが黒なので,イイ感じなるのではないかと楽しみにしていますです。
 それからプレトレの不満点として,クランクセットがさすがに非常に安っぽく,特にチェーンリングに付いているプラスチックパーツのおかげで,チェーンカバーをはずすと非常にかっこ悪いということがあったので,機会があればシングルクランクセットの38Tから42Tのものがあれば付け替えてみようかなぁと思っていると,ヤフオクで40Tのシングルクランクセットが残り時間4時間で1900円で出ていたので,落とせるかどうか分からないけど,3000円までなら買ってみてもいいかも?と思い,入札してそのまま寝たのですが,なんと,2100円で私が落札することになっていました。クランク長は170mmから165mmになるので少し短くなりますが,短くなったとはいえ,5mmですから,慣れればなんとかなるのではないかと思っていますです。また,ギア数も38Tから40Tに少し増えるので,少し速度アップになるかな?などと甘いことを考えています。しかし,これでチェーンカバーを外してしまうと,本当に訳の分からないというか,見た目だけならGIANTのSUITTO 3に負けていないのでは(突っ込んだ金額では既にSUITTO 3を越えていますけど・・・)などと思っていますですが,果たしてどんな感じになるのかは付けてみてのお楽しみということで,イソイソとコッタレスクランク抜きでも買ってきておきましょうかね。個人的には23日の木曜日は年賀状の印刷とかをしたいなぁと思っているので,その日までに届けば組めるななどと,よからぬことを企んでいますです,はい。