ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

ドキュメンタリー頭脳警察第3部/頭脳警察


 前回,ブログをアップした後に,リアルあさひにプレトレを持って行ってシェボートレッキングアルミのクランクが付くか確認すると書きましたが,有言実行!というわけでバカなこととは知りながら,行ってきましたリアルあさひ。まず女性店員その1に「あの〜すいません。プレシジョントレッキングにシェボートレッキングアルミのクランクを取り付けることは出来ますか?」と聞いたところ「プレシジョンは最初から3枚ですよね?」と言われてしまったので,「いえいえ,プレシジョンスポーツではなくて,プレシジョントレッキングなんですけど。」というと「私はメカ関係はあまり詳しくないので(おいおい,そんなことでいいんかい?),詳しい者と替わりますね。」ということで,しばらく待つと,店員その2がシェボートレッキングアルミとプレトレのクランク部分を見比べて一言,「できないことはないけれど,かなり難しいし,それよりいくら掛かるかも分からないので,止めた方がいいです。プレトレはママチャリに近いので,弄るのであればやはりプレスポとか5万円クラスのクロスにした方が結局は安上がりですよ。」と言い切られてしまいました。一応,クロスバイクのくくりで売ってはいるけれど,あさひさんとしてもママチャリであることをあっさり認めるのですね。う〜ん,やはりママチャリ系クロスバイクだぜ。というわけで,クランク交換はあきらめ,これからもシングルクランクで頼むぜ,プレトレ(というか,私の体力ですか?)ということになりましたです。
 その後の女性店員その1との会話で,「プレスポなんかに乗ると変わりますよ。」と言われたので,「個人的にはGIANTのESCAPE RX3が欲しいんですよね。」というときょとんとした顔をしていたので,「GIANTの2011年モデルで新しく出るんですよ。」というと,あぁという表情になりましたです。う〜ん,GIANTのEscape RX3も良いけれど,やはりメンテも大事なので,近所にTREK自転車屋があるので,買い換えのときには7.3FXを視野に入れるのも良いかも。7.3FXは好みの色もあるしね。まぁ,いつの話になるのやらですけど。

 というわけで,3回にわたり,書いてきた“ドキュメンタリー頭脳警察”ですが,今回で終わりです。第3部は京都の丸山野外音楽堂での反戦集会の映像から始まり,なんなんだこれ?と思っていると,PANTAとTOSHIと菊池琢己がステージ上でリハーサルを始め,“七月のムスターファ”を演奏してリハーサルが終わったところで「頭脳警察3」のテロップが表示され,辻本清美がアジ演説をやった後,頭脳警察のライブ(というか響+TOSHIですが。)ということで,“さようなら世界婦人よ”が演奏されるのですが,PANTAアコースティックギター,TOSHIのパーカッション,菊池琢己のエレクトリックギターという最小編成なのに,まったくショボさはなく,PANTAのストレートな歌声が胸に突き刺さってきましたです。っていうか,この曲,好きなんですよねぇ,本当。しかし,この後,インターナショナルを唄う皆さんを冷ややかな目で見ているPANTAとTOSHIには笑わせてもらいましたが,客席が少なくとも40代以下がいないというのは,そういう御時世なんでしょうかね。
 そして,場所はスタジオに変わり,「2007年12月5日 頭脳警察再始動」のテロップが流れ,“時代はサーカスの象にのって”のレコーディングが始まり,バンマス菊池琢己が頑張っていますです。陽炎のメンバーに頭脳警察を始めることになりましたがとインタビューをしたところ,あっさりと,「Sapported by 陽炎って感じ」だとギターの菊池琢己とベースの中谷宏道が答え,非常に複雑そうな2んでした。菊池琢己の「TOSHIさんとPANTAさんが一緒にやると頭脳警察なので。」という言葉の凄みを感じましたです。ドラムの小柳"CHERRY"昌法は「PANTAのバックではなく陽炎というバンドでできることがうれしかったので,頭脳警察のバックバンドでは嫌だ。」という意見や,キーボードの中山努の「このままなし崩し的に頭脳警察をやるのか。陽炎もいまいち波が来なかったかという感じだし。」という,今ひとつのメンバーの思いが伝わって来ましたです。
 ロフトでの森達也とのトークライヴの映像を挟んで,PANTAとしては頭脳警察特型陽炎という形で行くということなので,ちょっとメンバーとの間は大丈夫なのかと思っていると,PANTAが「というかもう少し陽炎の認知度を上げたい。」という本音を出し,そうなのかと納得してしまいましたです。しかし,「頭脳警察頭脳警察の曲しかできないけど,陽炎はオールマイティだからね。」と語るPANTA頭脳警察への特別な思いが伝わってきましたです。そしてPANTAから「止まっているということと変わらないっていうことは違うっていうことだね。」という素晴らしい言葉が出てきて,まさに頭脳警察はそのとおりだと思いましたです。
 そしてレコーディング最終日,頭脳警察特型陽炎のハードな演奏が炸裂し,“時代はサーカスの象に乗って”の発表ライヴが行われるのですが,この曲がいいんですよ。PANTAらしいメロディアスなメロディーに陽炎のロケンロールが炸裂していて。しかし,フロントにPANTAとTOSHIの2人が並ぶとあぁ頭脳警察だなぁと思ってしまいましたです。そして客席から秋間経夫と鈴木匠をステージ上に上げて“コミック雑誌なんか要らない”を演奏するのですが,大ロケンロールパーティーになってしまいました。というか,TOSHIは客席に行ったまま帰らないし,まったくイイ感じのグダグダ感でございます。
 そうこうしていると,“嵐が待っている”が流れつつ,「2008年9月21日 頭脳警察 夏のツアー始まる」というテロップが流され,青森の夏フェス「夏の魔物」のライヴから,あの名曲“指名手配された犯人は殺人許可証を持っていた”が演奏され,引き続き“悪たれ小僧”が演奏されるのですが,やっぱりカッコイイなぁと思ってしまいましたです。
 そして夏のツアーは続き,心斎橋クアトロでのライヴ映像で,“嵐が待っている”のハードな演奏が,これまたカッコイイんですよね。しかも,中山努のエレピの音が非常にイイ感じで鳴っていて,これもまた素晴らしい(というか,これまでの頭脳警察にはキーボードはいなかったので,そういう意味では画期的かもしれないですね。)。引き続き,“時代はサーカスの象にのって”が始まるのですが,一回りゆったりとした大きなリズムにPANTAのメロディアスな唄が入ると,これがまたイイ感じです。
 そして,舞台は京都に移り,PANTAは海外ジャーナリストのインタビューを受け,TOSHIは昼間から酒を飲んでいるし,まったく良いコンビでございます。ツアー終了後はそれぞれがソロでやっているのですが,TOSHIのライヴというかパフォーマンスが行われるのですが,その前に元頭脳警察のベーシストの石井正夫と居酒屋で一杯飲みながら談笑しているのですが,その中でTOSHIが「変われないんだよ。というか変わる奴は信用できないんだよな。」と言うのですが,お互い変わらないということへのこだわりが感じられるなぁと思いましたです。そして,TOSHIのソロが始まるのですが,リズムとリズムの間が素晴らしいなぁと思ってしまいました。しかし,TOSHIのめくら発言がバンバン入っているんですけど,まぁ映画だし,TOSHIだからいいかぁなんて思ったりして。あぁ,アンチ言葉狩りでございます。
 映像は切り替わり東京拘置所が映され,重信房子の面会にPANTAが菊池琢巳と行くのですが,果たして拘置所の面会室にギターが持ち込めずにアカペラで3曲唄って,話もいろいろしたみたいです。
 重信房子に面会した2日前,頭脳警察夏のツーファイナルの京大西部講堂が行われ,映像京大西部講堂に切り替わり,屋根のオリオンの三つ星は日本赤軍の奥平剛,安田安之,岡本公三のシンボルという説明のテロップが入り,リハーサルの映像が流され,さあ,本番で,“真夜中のマリア”という重たく,そして美しいインストの曲から始まるのですが,オープニングに相応しい,ナンバーで,次は!次は!という気持ちにさせてくれますです。
 そして,中山努の弾く美しいピアノの音で始まる“オリオン頌歌”は正に奥平達の唄になっていますです。そして,大名曲“銃をとれ”のあのうねりまくったベースラインが始まると,ワウの効きまくったギターの音が絡みまくり,変わらないあの曲を変わらないPANTAがシャウトしてくれています。しかし,はっきり言ってかなり古い唄なのにちっとも古く感じないのはどうしてなんでしょうかね。
 ここで,少しクールダウンというわけか,またもや名曲の“さようなら世界婦人よ”が始まる前にPANTAトークがあるのですが,その途中で客が大きな笑い声を上げたのですが,すかさずPANTAが「そこは笑うところじゃねえだろ。笑うんだったら,もう少し小さい声で笑えよ。」と突っ込んでいるのですが,そんなやりとりがPANTAらしいなぁと思いつつ,タンクトップの胸に書かれている「LEFT IS RIGHT」が意味深だなぁと思いつつ,やはりこの曲は名曲だよなぁとしみじみと思ってしまいましたです。
 そして,“オリオン頌歌 第2章”が演奏されるのですが,“オリオン頌歌”よりも更にドラマチックな曲なのに「ほんのわずかな支配者のためだけに消されていくのはやりきれないけど」などという歌詞を挟み込んでくるところはさすがPANTAだと思ってしまいましたです。
 そして画面上に大きく頭脳警察と映し出され,エンドロールが流れる中,“歴史から飛び出せ”が流されるのですが,いえいえ,歴史から飛び出しているのは頭脳警察ですよと思ってしまいましたです。
 これで,“ドキュメンタリー頭脳警察”は全て終わり,ボーナストラックとしては映画の予告編と劇場トークショーの映像が入っているのですが,それらはたいしたことはないので,省略しますです。
 しかし,2008年段階で来年結成40周年ってことは,この映像の段階でPANTAもTOSHIも60歳近いのに,なんなんですか,このパワフルさと変わらなさは。本当にしみじみとこの2人の凄さを感じさせてくれる映画でごさいました。

 で,実は“ドキュメンタリー頭脳警察”が終わってしまったら,ネタギレかなぁと思っていたところ,えぇ,もういぬん堂の社長のおかげでゴリゴリとネタが6回分くらい確保できましたです。次回からはそちらのネタを投入していきたいと思っていますです。

 話は変わり,プレトレのフロント3枚化の話はなくなってしまったわけなんですけど,カスタマイズしたいという気持ちがムクムクと湧いてきて,しかし,どこを弄ろうかなぁと思っていると,ふと,前カゴをキャリアにすればカッコイイし,少しは軽くなるし,風の抵抗も少しは減るのではないかい?と思い,ネットでフロントキャリアを調べてみたのですが,現在のプレトレの状況で上手く付きそうなのがなかったので,この話はなかったことにしようかと思いながら,子供のエレクトーンの発表会を聴きに行ったのですが,ボケーっと他の子供の演奏を聴いていると,ナイスアイディアがひらめいたんですね。前カゴをカットしてフロントキャリアっぽくしてしまえばいいじゃないかと。それで不便なら,また前カゴを買えばいいんでないかいと。前カゴなんて1000円程度で買えるし。というわけで,子供のエレクトーンの発表会を聞き終えたその足で100均に向かい,大きめのニッパーを買って,家に帰ってからブチブチとワイヤーカゴのワイヤーをカットして,前は使い勝手を考えて縦部分のワイヤーを少し残したので,金属用エポキシでカバーを作り,黒く塗ってあげると,なんかイイ感じになりましたですよ。というか,前カゴがなかったらこんなにフロント周りがすっきりするんだぁと,ここ30年くらい前カゴのない自転車に乗ったことのない私は思ってしまいましたです(バイクのときにはでかいヘッドライトやらメーター類があったので,目の前がすっきりということはなかったですし。)。マンションの駐輪場が結構混んでいるのですが,前カゴがなくなってすっきりしたので,出し入れも楽になったですね(それまでは隣の自転車,特にやたらハンドル幅の広い,チェーンサビサビのMTBのハンドルがカゴに引っかかって,出しにくかったんですよね。)。スーパーに買い物に行くときには基本的にエコバッグ持参なので,キャリアだけでなんとかなるし,コンビニなら,それこそコンビニ袋をバーエンドバーに引っかければ問題なしですし。
 で,走りはどうなるのかなぁ,少しは空気抵抗が減るのかなぁなどと思いつつ,連休最終日にゴリゴリと相変わらず向かい風吹きまくる中往復90キロほど走ってみましたが,う〜ん,特に変わったような気はしないなぁ。少しはプラシーボ効果でもあるのかと思いましたが,あんまり感じませんでしたね。でも良いなぁと思ったのは,速度を出して荒れた路面を走っていると,カゴがブルブル震えて,目障りだなぁと思っていたのですが,さすがキャリアサイズまでカットすると,速度を出して荒れた路面を走ってもブルブル震えることはなくなりましたね。まぁ,この程度の効果でも大きいかと。あと,やはりフロント周りが軽くなった感じはありましたね。まぁ,ワイヤーカゴとはいえ,あれだけの大きさの物がなくなったんだから,そりゃあそうだろうなぁ。というわけで,現在のプレトレがどんな感じになったか写真をアップしておきますです。なんか,より訳の分からない自転車になってしまったような気もしますが,そんなことは気にしない!というわけで,お彼岸が過ぎて一気に10度くらい気温が下がり,走りやすいシーズンに突入しましたので,ゴリゴリ走りに行くぞぉ!