ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

STREET KINGDOM〜東京ロッカーズと80'sインディーズシーン(DVD)/地引雄一


 雨だ,雨,雨,雨が降る・・・平日はなんだかんだで金曜日まではもったのに,土日は思いっきり雨ですか?とはいえ,前回,ホムセングローブにパッドを付けようということを書きましたが,無事,パッドを付けましたです。まずは,仕事帰りに得意のホムセンに行って,何か良い物はないかと物色したのですが,これといって良い物がなく,ひょっとしたら靴用のパッドで良い物があるかもしれないと思い,これまた得意のドラッグストアに行き,フットケア用品を見ていたところ,コーワの刺激ジェル状パッド・ビューティアン土踏まず用という奴を発見しましたです。透明だし,足用なので耐久性はあるだろうし,繰り返し水洗いできると説明書に書いてあるし,表面がブツブツしていて滑りにくそうだし,なんといっても左右セットで798円ということだったので,早速購入して,適当なサイズにカットして,これまた得意のコニシのウルトラ他用途SUウレタン系のボンドで貼り付けてみましたです。後は洗濯して取れないといいなぁと思いつつ,取れたらまたボンドで貼ればいいんでないかいとかそんなことを思いつつ,やっぱボンドじゃ無理だったので,シコシコと縫わせていただきましたです。

 で,早速試してみたいので,普段は通勤程度じゃグローブはしない(ちょっと恥ずかしいし)のですが,試しということで通勤のときにグローブを付けてみたのですが,きちんとパッドが効いていて,違和感もないので非常に良い感じでした。ただ,バー・エンド・バーの先の方を握ると,バー・エンド・バーが少し細いので,あまり手を握り込むとパッドに握り込んだ指先が当たってしまうくらいかなぁ。でも,これは握り方を考えれば良いので,それよりも掌がバー・エンド・バーで痛くならなければそっちの方が最優先なので。これであとはロングライドをしてみて,特に問題がなければホムセングローブも完成ということで,これからの夏はこれでガシガシ走りましょうかね。

 で,話は変わって,今回も地引雄一さんの“STREET KINGDOM〜東京ロッカーズと80'sインディーズシーン”の紹介をします。今回はオマケで付いていたDVDの紹介なんですけど,これが,凄い!私的にはこのDVDだけでもメチャ価値があります。というか,なんでこんな画像が今まで残っていたのか,本当に不思議でしかもこうやってたくさんのメンバーがこうしてDVD化することに反対しなかっただなんて本当に凄いことだと思うと共に,やはり地引雄一さんだからこそできるんだろうなぁと思ってしまいました。
 1曲目は,S-KENの“S-KEN通りでRock'nRoll”という曲で,1978年10月の京大西部講堂でのライヴ映像なのですが,音も映像もおせじに良いとは言えないのですが,当時の熱さは伝わってきますです。S-KENの音もパンクというよりミディアムテンポのロケンロールなんですけど,マイクの前にいるとき以外は動き回っているS-KENはまさしくロケンロールでした。
 2曲目は,リザードの“王国からロック・クリティック78”という2曲で,これも同じく1978年10月の京大西部講堂でのライヴ映像です。“王国”はリザードの静的だけれど硬質な面を出している名曲ですが,やはり演奏がしっかりしているなぁと思ってしまいましたです。そうそう,まだ髪の長いワカのベースソロも非常に素晴らしいです。引き続いて,“ロッククリティック78”という曲に入るのですが,これは後に“浅草六区”として発表された曲の原曲ですね。こちらの曲は,弾けまくったバックの演奏にノリノリで唄うモモヨが非常にカッコヨシです。
 3曲目は,フリクションの“JOHNNY”という曲で,同じく1978年10月の京大西部講堂でのライヴ映像です。ギターはまだツネマツマサトシではなくラピスですが,あの圧倒的なパワーは変わりないです。まだレック語は完成していないのか,比較的普通の歌詞でロケンロールを聴かせてくれるのですが,これはこれでまた趣があってよろしいのではないかと思いますです。
 4曲目は,E.D.P.Sの“Too Much Dream“という曲で,1983年8月の新宿ロフトでのライヴ映像なんですが,これを見てなんでこんなにカッコイイバンドを一度も生で見ることができなかったんだろう・・・としみじみ思わせてくれるほど,モニターの向こうのE.D.P.Sの格好良いこと,格好良いこと。タンクトップを着てドラムを叩きまくるボーイ,VネックのTシャツを着て重たいビートを叩き出すヴァニラ,そしてスーツを着て黒いストラトキャスターをクールにそしてハードに弾きながら目を閉じたまま客のことなんか知らないよとばかりにE.D.P.Sの音の渦の中心で唄うツネマツマサトシ。本当,日本屈指のロックバンドだと思います。できればE.D.P.SのDVDが出ないかしらなんて不可能に近いことを思ってみたりもしますです。
 5曲目は,チャンス・オペレーションの“Be Stopped Up“という曲で,1983年11月の京都BIG BAHNでのライヴ映像なんですが,やはりヒゴ・ヒロシのヴォーカルとベースはカッコイイのですが,コミヤマ・ヨシコのカッティング1本!って感じのギターも潔くてメチャカッコイイです。しかし,ヒゴ・ヒロシはミラーズのときとの落差が音の面も含め,いろいろな面で非常に大きくてちょっとびっくりしてしまいましたです。
 6曲目は,アレルギーの“行方不明”という曲で,1983年8月の新宿ロフトでのライヴ映像ですが,だれだよ!アレルギーをパンクバンドだなんて称したバカは!メチャクチャファンキーじゃねえかよ!ギターのONOの空間的なギターグもさることながら,ベースのU-coの力強くグイグイとリズムを引っ張るベースも素晴らしいです。
 7曲目は,カトラ・トゥラーナの“ジャンゴログルゴロ”という曲で,1983年8月の新宿ロフトでのライヴ映像なんですが,カトラ・トゥラーナは宝島とかの記事を読んでいるとなんか凄い異質な感じがしていたのですが,こうやって映像で見てみるとヴォイスの広池敦のハイトーンヴォイスとヴァイオリンが非常にカッコヨイ(というか,広池敦の声とヴァイオリンの音が区別が付かない・・・)し,なんか原初的なズンドコリズムにヴァイオリンと言葉ではないヴォイスが押し寄せてくる感じで,こんなにも格好良かった(というか,多分,自分の音楽的な振れ幅が拡がったせいもあると思いますけど。)んだと思ってしまいましたです。
 8曲目は,くじらの“パノラマ”と“ごめんねママ”という曲なんですが,“パノラマ”の方は1983年11月の浜名湖SA(笑)のパフォーマンス,“ごめんねママ”の方は1984年5月の新宿ロフトでのライヴの映像になっています。まず“パノラマ”ではギターケースをパーカッションにして叩きながら歩き回ったり,うちわを持って歩き回りながらコーラスをしたりと。おかげで,あまりの異様さに周りに人がいないというか,少年野球チームを追いかけながら唄ったりして,完全に周囲にドン引きされていましたです。“ごめんねママ”は,ノン・アンプ,ノン・ケーブルの強みを生かして,あちらこちらにギターとベースが歩き回りながらメインヴォーカルとコーラスを決めまくっています。ドラムもいるバンドなのに,それに負けない肉声に見入って(聴き入って?)しまいましたです。
 9曲目は,招き猫カゲキ団の“人形(セルロイド)”という曲で,1985年3月の渋谷テイクオフ7でのライヴ映像なんですが,ゼルダのサヨコとチホのユニットですが,どう見ても(聴いても?)安っぽいキーボード2台でチホとサヨコが唄いまくっているのですが,このチープ感がたまらないですね。歌詞の世界も初期ZELDAのような文学少女っぽさが全開でこれも音によく合っていて,イイ感じでございます。
 10曲目は,コンクリーツの“コンクリート・キッズ・フロム-J-タウン”という曲で1983年8月の新宿ロフトのライヴ映像なんですが,コンクリーツはいろいろなところで見たのですが,音(映像も含め)を聴くのはこれが初めてだったんですが,いいですねぇ〜見事なインチキ臭さが。女性コーラスのチープさも含めて全てが似合っているというか,これってやっぱり東京でないと出てこない音だよなぁと思ってしまいましたです。
 11曲目は,パブロ・ピカソの“Many Many”という曲で,1984年8月の新宿ロフトでのライヴ映像なんですが,このバンドも初めて聴くのですが,ベースがヴォーカルを取る,3ピースバンドなんですが,おぉ〜ニューウェーヴという感じのカッコイイ音を聴かせてくれています。しかし,ベーシストがメインヴォーカルを取るバンドはなんか硬質な音が多い(フリクションを筆頭にして。)と思うんですけど,私の勉強不足でしょうかね。
 12曲目は,あけぼの印の“大きくなったらペンキ屋さん”という曲で,1985年4月の原宿クロコダイルのライヴ映像なんですが,バックのタイトな音(いや,本当にメチャかっこいいんですよ。)にいわゆる不思議ちゃん系の女性ヴォーカルが絡むという80年代女性ヴォーカルインディーバンド二大系列(もう一つの系列はビート系バンドの頑張ろう系女性ヴォーカル)だなぁと思ってしまいましたです。
 ラストを飾るのは,元フリクションのなんていう言葉はいらないくらいに素晴らしい,チコ・ヒゲの“CRY-SICK”という曲で,1985年4月の原宿クロコダイルでのライヴ映像です。リズムボックスとベースの入ったテープをバックに,舌打ちやヴォイスをパーカッション替わりに使ったかと思うと,トリルを多用したフリーキーなサックスソロを聴かせてくれたり,傍らに置いてあるドラムを片手で叩いてみたりしています。しかし,やはり元ドラマーだけあって何をやっていても全てがタイトなリズムになっているんですよね。見ていて本当に格好いいなぁと思ってしまいましたです。
 
 さて,今日は土砂降りの雨なので,土曜日にブログをアップさせていただいておりますが,なんと,今週でサイコンの総走行距離数が5000キロを超えましたです!1年2か月で5000キロということは月に約360キロは走っているので,週に90キロは走っているのかぁ。いや〜これだけ乗れば,元々安い自転車なので,いろいろなところにガタが出て交換しないといけないのは仕方がないよなぁなんて思ってしまいましたです。で,5000キロ超え記念に,バー・エンド・バー装着後のプレトレの写真をアップすべく,仕事帰りに山の上にある人気のない公園で写真撮影してきましたです。いや〜本当に日が延びていて良い写真が撮れると共に,本当に人が居なくて良かったです。やはり山の上にある人気のない公園でプレトレの写真を撮っている姿は,どう見ても怪しい人にしか見えなかったのではないかと思うんですけどね。
 しかし,明日は少しは雨が止まないかなぁ。午前中は家の掃除をしたりワイシャツのアイロン掛けをしないといけないので,まぁ良いとして,午後はねぇ,2時間でもいいから雨が上がらないかなぁと。本当,個人的にはメチャ切実な願いですが,天気予報ではどうも無理っぽいみたいですね。まぁ,そのときはお約束でプレオでも乗るかぁ!と思っていますけど。