ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

BAD SIGNAL/GOOD SIGNAL(GOOD SIGNAL)/V.A


 前回に引き続き,変なオッサン(立派なおじさんである私が言うのもなんだけど。)の話から。この間の日曜日は嫁さんが午前中から子供を連れて出るので,適当に昼ご飯を食べて好きにしてもいいよということでしたので,午前中,一所懸命に家の掃除をして,午後1時30分には自転車で走れるように準備を整えたのさ。で,日も長くなったし午後5時30分まで4時間走るか!というわけで,山の方にあるダムを目指して走り出したのね。うん,そこまでは良かったし,非常に楽しかったのよ(相変わらずの逆風は辛かったんですけどね。)。問題は帰り道で,さぁ,もうそろそろ市内に入るなぁと思っていたところ,後ろから本物のクロス(後にTREKと判明)がなんか知らないけど,やけに向きになって追いかけてきて,私的には既に70キロ近く走っていた(実はこの日は結局90キロ走っていた。)ので,抜くのなら好きに抜けば状態だったのですが,なかなか抜かなくて,困った奴だなぁと思っていると,やっと追いついて追い抜いてくれたのよ。で,追い抜いてくれたのはいいけど,追い抜いたことに安心したのか,なんかタラタラと走ってくれるので,こっちとしては一定速度で走りたいので,仕方ないから抜き返す,そうするとなんかムキになって,ダンシング(立ち漕ぎのことね。)で抜いていき,で,また同じことの繰り返しを2,3回やったところで,いい加減こいつは何を考えているのか分からないし,併走状態ははっきり言ってこっちにも危険なので,もう好きにしろよということで,こっちはペースダウンして抜かせてやったところ,その先に信号待ちしている本物のローディー君がいたんですよね。そうしたところ,そのTREKに乗ったオッサンは今度はローディー君を追い抜こうとしているのよ。でも,ローディー君は自分の決めたケイデンスで走るだけ,全く相手にしていなかった上に,そのオッサンはいくら漕いでも追い越せなかったのね。そして,そろそろあきらめるかなぁと思っていると,またもやダンシングを始め,無理無理にローディー君を追い抜いて(というかその先の信号が赤だったので,ローディー君は速度を緩めたのだと思うんですけど。),満足したのか疲れたのか,青信号の横断歩道を渡り,向こうの道路に行き,私とローディー君は信号待ちで,もうそのオッサンと関わることはありませんでした。というか,そのオッサンが何がしたいのか,結局よく分からなかったんですけど,そんなに人を追い抜いて前に出たいのであれば,競輪場でも行ってくれればいいのであって,公道上なので,基本,安全運転でしょう。ムキになって抜こうとすれば周りが見えにくくなって危険だし,そもそも公道で併走してくるのは危険きわまりない行為ですし,抜きたいのならとっとと抜いて,そのまま追いつかれることのない速度で走って行ってくれれば何の問題もないわけですし(実際,私が追い抜くときはそうしますし。)。そもそも,ママチャリ系クロスバイクのプレトレにその何倍もの値段のTREKがムキになるのもおかしいですし,ひょっとしてTREKを買ったばかりで,うれしくて,つい,オレの自転車はこんなに速いんだぞ〜!ってやりたかったのかしら(そういえば,格好は上下濃紺のオッサンジャージ(笑)でしたし。)。まぁ,そんなことはどっちでもいいんだけどね,危険な運転さえしてくれなければ。こっちは帰り道で疲れているのに,余計疲れが出てしまいましたですよ。

 と,自転車に乗らない方にはほとんど全く分からない愚痴はさておいて,今回も前回に引き続き,SONIC FLOW REVOLSIST RECORDSの2枚組パンク・コンピレーションアルバムの“BAD SIGNAL/GOOD SIGNAL”を紹介したいと思いますです。前回は2枚組のうちの1枚目,BAD SIGNALを紹介しましたが,今回は2枚目のGOOD SIGNALを紹介したいと思います。
 まず1曲目は,the C&Cの“NOW IAMGE LIMITED ver.original”という曲ですが,イントロからして思いっきりピストルズのHolidays In the Sunで,コード進行がストーンズのJumping Jack Flashっていう,ここまでやれば,だれからも文句は出ないだろうというくらいの痛快なパンクチューンになっています。歌詞もバカバカしさが前面に出ていて,この感じはTOY DOLLS?って思ったりもしましたが,もうそんなことはどうでもいいくらい,バカバカしくてカッコヨイです。なんか今年,SONIC FLOW REVOLSIST RECORDSからアルバムがでるみたいなので,いぬん堂で取り扱ってくれるのなら買ってみようかな?などと思ったりもして。
 2曲目はLOUDSの“SALT OF THE EARTH”という曲ですが,はっきり言って,LOUDSの新曲が聴けるということはただそれだけでうれしい。しかもゴリゴリのパンクチューン。西村茂樹はあえて自らパンクの極北と唄っていましたが,この曲を聴くと,西村茂樹の想いは少しもぶれていないことがよく分かりましたです。もうこのままパンクの極北を突っ走ってくださいです。
 3曲目はゲタカルビの“ステッペンストーン”という曲ですが,ピストルズもカバーしたストゥージーズの (I'm Not Your) Stepping Stoneのカバーなんですが,これがまたカッコイインですよ,投げやりな日本語詩もピッタリで。なんか歳を取っても相変わらずな仲野茂の姿勢に心を打たれるものがありますですね。
 4曲目はMeTALpiLLの“PIG”という曲ですが,1枚目に収録されている“UNDERGROUND DEAD END”とは異なり,ストレートでメチャハードなパンクナンバーで,これはこれでメチャカッコヨシです。しかし,ここまで振り幅が大きい2曲が収録されているのを聴くと,懐が深いというか,なかなかやるなぁ〜という印象を受けましたです。
 5曲目はWATCH OUTの“WILD BORE”という曲ですが,シンプルなベースラインにシンプルなギターのカッティングが絡みつく,ダウナー系のロケンロールになっていますです。ここまでの4曲がアッパー系のパンクナンバーばかりだったので,良い意味でアルバムのアクセントになっていると思いましたです。しかし,ダウナー系の曲にだみ声ヴォイスなので,好き嫌いは分かれるのかなぁと思ってしまいましたです。私的には嫌いではないけど,金を出して買いたいとまでは思わないという感じでしょうか。
 6曲目はパラケッツの“ポンパドール”という曲ですが,1枚目に収録されている“ろくでなしの夜”に引き続き,思いっきりやさぐれ系のカッコヨイ曲を聴かせてくれています。「ヤニで黄ばんだ壁に染み込むほど繰り返したね,あのラブソングを」だなんて普通は書けませんよ,こんな歌詞。このバンドもアルバムが手に入れば買ってみたいなぁと思ってしまいましたです。
 7曲目はMontecarlo Scrap Flamingoの“QUEER”という曲ですが,イントロのエフェクトのかかったベースの音だけでやられてしまいました。そこからドラムが入り,徐々にテンポアップしながらノイジーなバックの音に負けないポップなメロディーのアンバランスさが素晴らしいです。本当,英語詩であることも相まって,海外展開しても十分大丈夫なんでないかい?などと思ってしまいましたです。
 8曲目はWITHOUT SYSTEMの“CITY 害”という曲ですが,きました〜!ハードコアパンク!日本語なのに何を唄っているのか全然分からないのですが,そこがハードコアの心意気よ!っとばかりにガンガンやってくれていますです。ここまで様式美に振り切れてもらえるとカッコイイってもんですよ。しかし,タイトルは本当は“気違い”にしたかったのではないかと思ってもみたり。でも,ハードコアの人がそんな自己規制をすることはないよなぁ。
 9曲目はCATSUOMATICDEATHの“Where'z my Enemy MMX”という曲ですが,イントロのノイジーな始まり方がなんとも思わせぶりな曲で,このままどっちにいってしまうんだろうと思っていると,ギターが思いっきりフィードバックしてますよと思っていると,思いっきりロケンロールしてくれていて,非常にカッコヨシです。このバンドも英語詩で海外展開しているようなので,知らずに聴いたら海外のバンドと間違ってしまうんだろうなぁと思ってしまいましたです。
 10曲目はThe spankingsの“My name is 3 chord”という曲ですが,タイトルが示すとおりシンプルなロケンロールで,しかも少し音が悪い(あえてなのではないかと思いますけど。)ところが思いっきり雰囲気を出してくれていますです。ここまでシンプルにロケンロールと向き合ってくれるとすがすがしささえ感じてしまいますです。
 11曲目はNILGREEDの“Mind control”という曲ですが,初期FRICTION(Cool Fool?)を思わせてくれるような始まり方をしたと思ったら,唄が始まると初期FRICTUONではなく,思いっきりパンクで(でも,よく考えると,初期FRICTIONは十分パンクだと思うのですが・・・しかし,FRICTIONはレックの唄も含めて,もっと硬質な感じがあるよなぁ。)気持ちよく聴かせてもらいました。多分,こういうバンドのライヴに行ったら,私はへろへろになるまで踊ってしまうんだろうと思いますです。最初,Mind controlって唄っているのに,Bike controlって聞き間違えてしまったのは,私の中に何かそういう欲求があるのだろうか?などと自分を深読みしてみたりして。
 ラストナンバーはTHE RUDEBOYSの“STORMY NIGHT”という曲ですが,もうイントロから他のバンドとは一線を画するような音で,ニヤリとさせられてしまいましたです。気持ちのよい裏打ちのカッティングとそれに絡むオルガンの音がいいよねぇ。なんかこういう音を出すバンドが少なくなってしまったような気がしますし。というか,80年代の音なんだよね。だから,私にとってはなんか妙に心地よいんだろうなぁと思ってしまいましたです。
 しかし,前回,今回と亀戸ハードコアに集うバンドの音を聴きましたが,やはり好きなバンドが出入りしているライヴハウスには,やはり似たようなバンドが集まるんだろうなぁと思ってしまいましたです。昔みたいにライヴハウスの数が少なければ,いろいろなバンドが出入りしていたのでしょうが,ライヴハウスの数が増えたので,やはりハコごとの特色を出さないとやっていけないんだろうなぁと思ってしまいましたです。というか,そうでなければ一見のバンドのライヴに入ってみようかなぁなんて思う人はいないしね。亀戸ハードコアに出るバンドだから極端な外れはないだろうという感じになれば,それだけでハコもバンドも客も幸せになれるしね。

 ところで,今日は子供の体育祭だったわけですが,なんか朝早く行かないといけないので,5時30分には起こしてほしいということでしたので,休みだというのに朝5時20分に起きましたです。その後,体育祭を見に行ったのですが,さすがに6時間立ちっぱなしだと疲れましたね。普段はゴイゴイ自転車に乗っているので,最近はけっこう体力はあると思っていたのですが,やはりじっと立っているっていうのは,体によくないみたいですね。
 明日はなんか雨みたいですので,久しぶりに自転車に乗らない休日ということでゴロゴロしながら今日までの疲れを癒しつつ,月曜日からの仕事に備えようかなぁなどと,少し殊勝なことを考えても見たりしますが,普段は乗らないプレオを2時間ぐらい乗って,エンジンを回しておくのもいいかもしれないなどと思ってもいます。あぁ,今日,家の掃除をしていないので,明日はしなくては・・・そう考えるとあんまりノンビリもしていられないみたいでございます・・・