ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

CELEBRATION /AUTO-MOD


 数少ないこのブログを見てくださっている皆様,あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。などと書いているものの,すでに1月になって8日が過ぎてしまい,仕事ももう始まっていて,新年早々定時で帰れない日々が続いていますが,まぁぼちぼちやっていくしかないのかなぁなどと思っていますです。
 しかし,今日からうれしい3連休なんですけど,あんまりうれしくないのが,実は足を年末に怪我してしまって,この3連休中にプレトレに乗れるかどうか?ということなんですよねぇ。年末年始は嫁さんの実家に行っていたことはブログにも書いていましたが,嫁さんのお父さんと楽しく飲酒活動をしたのは良かったのですが,さすがに家が古いので,所々床が緩いところがありまして,酔った足でまさに緩い床を踏んでしまったおかげで左足の左側面に体重が掛かる形になってしまい,足首は大丈夫だったのですが,やはり靴を履いたりすると非常に痛むんですよね。4日に仕事が始まってからはフェイタスのローションを塗り塗り,徒歩,新幹線,徒歩で通勤していましたが,どうにもこうにも痛みは治まらないし,やはり革靴が足に良くないのか,右足よりも明らかに左足が大きい状態(要するに腫れている。)でございまして,昨日も仕事から帰る前に「3連休は自転車に乗りたいなぁ・・・」とボソっとつぶやくと,それより早く足を治すように言われてしまいましたです。まぁ,足首は大丈夫なので,ノンビリ乗るのなら大丈夫ではないかと思うのですが,あんまり長引くと通勤が辛いので,どうしたもんかなぁなどと思いながら,近所のドラッグストアに行き,フェイタスの湿布タイプの奴を買って来て,ただいま貼っているところでございます。しかし,昔のイメージで,湿布薬というと厚くてごついというイメージがあったので,仕事に行く関係でローションタイプにしていたのですが,最近の奴って薄いんですね。貼った上から靴下を履いたら,貼っているかどうかも分からない感じです。明日も大人しくしておく予定にしているので,せめて月曜日には痛みが少しは治まって,プレトレで50キロぐらいは走りたいなぁと思っているのですが,果たしてどうなることやら。

 さて,新年一発目は,昨年,結成30周年として新しいアルバムを発売したAUTO-MODの“CELEBRATION”を紹介したいと思いますです。AUTO-MODはヴォーカルのジュネ率いるバンドで,途中で解散(というか,最終夜での解散を前提として時の葬列というギグをやっていたのですけど。)したのですが,いつの間にか復活していたという感じでしょうか。というか,80年代の日本のパンク・ニューウェイヴ大好き世代にとっては,やはり避けて通れないバンドというか,決してメジャーシーンには出てくることのない音楽を30年間続けてきたジュネには本当に頭が下がる思いです。
 最近はゴスとか言っていますが,昔はポジパンって言っていたよなぁと思いつつ,でもどういうカテゴライズでも結局はジュネのロケンロールになってしまうんだろうと思いますです。というか,リメイクも結構入っているのですが,あんまり古さを感じないんですよね。
 というわけで,1曲目の“タンゴ”という曲は,AUTO-MODお得意のオープニングのS.Eっぽい感じの曲でバンドネオンの音もなまめかしい曲ですが,ところどころにレコードのスクラッチノイズを入れているところが,AUTO=MODらしいなぁなどと思ったりしました。
 2曲目の“Requiem 2010”という曲は,あの伝説的名盤“滅びゆく時代へのレクィエム”のラストを飾ったロケンロールナンバーなんですが,ガラッと装いを変えて,ヘヴィなサウンドをセリアのカウンターテナーが切り裂いていくというとんでもないアレンジになっていて,やはり今のAUTO-MODにはセリアのヴォイスは欠かせないなぁと思ってしまいましたです。しかし「叩き壊せ,全ての価値を,さかしまなままに。思うがままに揺れる炎の中,総てが美しく燃えるさ,キラメケ!」という最後の歌詞は今聴いても,色あせることがないなぁと思ってしまいましたです。
 3曲目の“Queen Of Vicious”という曲は,うって変わってドラムのズンドコしたリズムが,あぁ懐かしのポジパンと思ってしまった曲ですが,この曲ではジュネは英語詩をデス声でシャウトしまくってくれていますが,リズム体の重たいリズムと相まって非常にカッコヨイ曲になっていますです。
 4曲目の“Miss You”という曲は,イントロのキーボードの感じからもポップな感じが漂っているのですが,ただのポップな曲にならないのは,やはりセリアのヴォイスとジュネのネトっとしたヴォイスのせいではないかと思ったりもします。歌詞もAUTO-MODにしては,思いっきりストレートなラヴソングだったりするのもビックリ!という感じですが,こういうAUTO-MODのパブリックイメージをひっくり返すような曲をサラッと演ってしまうところはさすがだなぁと思いつつ,ちょっとジャーニーのセパレイトウェイズって曲を思い出してしまいましたが,ひょっとして,この曲のパロディですか?
 5曲目の“Dance With The 20th Century”という曲は,リメイクなんですがトランスっぽいアレンジになっていて,めちゃカッコイイ仕上がりになっていますです。この音にジュネのあの何とも言えないヴォイスが乗っかると,呪術的すぎてたまらない感じですね。というかディスコ(今はクラブか・・・)でこの曲がかかったら,思い切りハードに踊ってしまうんだろうなぁと思ってしまいましたです。
 6曲目の“Hate Of Love“という曲は,打ち込みの流れるようなリズムで始まったと思ったら,ユキノの不思議なリフに絡むセリアのカウンターテナーが入ってきたので,さぁいったいどんな曲になるのかと思っていると,これまたAUTO-MODお得意の演劇的ロケンロールでございましたです。ジュネの1人輪唱も非常にイイ感じなんですが,ライヴではどうするんだろうなどと,余計な心配をしてしまいましたです。しかし,この曲の中盤でリズム体のみでジュネがつぶやくように歌うところがあるのですが,ベースのマサとドラムのテルが非常にイイ感じのリズムを刻んでくれるのも印象的でしたですね。
 7曲目の“Bloody Christmas”という曲は,迷曲“ポルノ雑誌の女”のオールリメイクとのことですが,ウインドチャイムでさわやかに始まったと思ったら,これでもかといかがわしいシンセの音が入り,ジュネのネトっとしたヴォイスがいかがわしさ全開でタイトルどおりの歌詞を延々と唄ってくれていますです。まぁタイトルにクリスマスって入っていても,少しも楽しい気持ちになれないのは,さすがAUTO-MODというか,愉快な気持ちじゃいられないのさ!
 8曲目の“Mind Suicide”という曲は,「Go Go Go To The Mad House!」っていうコーラスで始まる,ハードロケンロールナンバーで,ジュネのデス声と畳みかけるような性急なビートが相まって,とんでもない勢いというか,狂人感を思いっきり醸し出してくれています。カッコヨイです。
 9曲目の“Good Bye”という曲は,映画音楽のような感じで始まったと思ったら,やはりそれで突き進むわけはなく,ユキノのハードなギターのリフが切り裂く中をリズム体の2人がちょっとひねくれたリズムを刻んでくれていますです。しかし,普通こういうタイトルだったら割とラヴソングっぽい曲をイメージしてしまうのですが,さすがAUTO-MODそんなことはありませんでしたね。しかし,冒頭の「さよなら僕の夢見た時代よ。どうしてこんなになっちまったんだろう。」という歌詞がこの曲の全てを物語っているように思ってしまいましたです。本当,「輪になって踊れ!メカニックなダンシング!」で行くしかないんでしょうね。
 10曲目の“Out Of The Darkness”という曲は,リメイクなんですが思いっきり打ち込みのイントロからハードなバンドの音が入り,その音の中をセリアのカウンターテナーが切り裂くという素晴らしい曲になっています。というか,この曲ではセリアのヴォイスが炸裂しまくっていて,セリアの声が大好きな私にとってはたまらない曲になっていますです。
 11曲目の“Deathtopia”という曲もリメイクなんですが,オリジナルよりも遙かにハードなアレンジになっていて,しかもそのハードな演奏の中をジュネがもう「ジュネ声」としか言いようがない声でシャウトしまくってくれていますです。朽ち果てしTOKYOをデストピアと表現してしまうジュネの世界観がてんこ盛りな歌詞になっていますが,バンドの音もそのハードな歌詞を支えるハードな演奏をしてくれていて,聴いているこっちもグイグイと引きずり込まれてしまいましたです。
 12曲目の“闇に消えし幼き君に捧げしアリア“という曲は,カイキゲッショクのHIROがラッパーで参加していることもあり,いかにもラップという音を奏でてくれて,そこにHIROが重たいテーマのリリックをキメてくれていて,ひょっとしてジュネもラップでシャウトするのかしら?と思っていると,それは気持ちよく裏切られ,ジュネのパートは思いっきりクラシカルなメロディーで切々と唄ってくれているのですが,「世界中で子供たちの命が消えてゆくのさ。一度たり愛された事もないまま,一度たり抱きしめられた記憶もないまま。」という歌詞からも分かるとおり,戦火の下で犠牲になった子供達へのレクイエムとなっています。ラップとクラシカルなメロディーをあえて組み合わせてしまう感覚に敬服でございます。
 ラストナンバーの“ファントム”という曲は,1曲目の“タンゴ”をバックにジュネが唄うという曲なんですが,片チャンネルからバンドネオンの音,片チャンネルからジュネの声とただの演奏にはしていないところがAUTO-MODらしいなぁと思ってしまいましたです。
 しかし,こうやってAUTO-MODのヴォーカリストとしてロケンローラーをやっているジュネを聴いていると,ブログで築地だ,ラーメンだ,ホッピーだと書き連ねているジュネと同一人物とは思えないんですけどね。まぁ,人間ですからいろんな面があるということでよろしいのではないでしょうか。実際,ブログの方も楽しく読ませてもらってますし。

 で,話は変わって,昨年末は忘年会はなかったものの,新年会が早速ありまして,なぜかもんじゃ焼き屋で一次会が行われ,地方都市在住の私としてはもんじゃ焼きなんて焼いたことがなくて,どうしたもんかなぁと思っていると同じ鉄板になんとか2名ほど経験者が入ってくれたので,私も無事にもんじゃ焼きを焼かせていただきましたです。というか,あんまり酒を飲んでいない(焼くのに一所懸命だったので。)はずなのに,やたらと2次会でテンションが上がってしまったのは,きっともんじゃ焼きを焼くのが楽しかったからなのではないかと自分では思っていますです。まぁ,久しぶりに料理をしたっていうのもあるんでしょうね。
 しかし,粉物ばっかり食べたのに,結構お腹がいっぱいになったのは,結構な量を焼いたんだろうなぁと後から思ってしまいましたが,まぁ新年だからいいやということで。当面,粉物を食べる予定はないですし,まぁ,こういう飲み会は当分ないだろうからね。そういえば,私の良く行くスーパーで軟骨の唐揚げの総菜がなくなってしまったので,最近,軟骨の唐揚げを食べていないことを思い出し,そのうち飲み会が居酒屋系であったら軟骨の唐揚げを食べたいなぁなどと思ってしまった私でございました。