ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

夢で逢いませう/しーなとシュウ


 アハハ,とうとうやってしまいましたです。って何のことかと言いますと,ここのところプレトレのボトムブラケットとタイヤを交換したいなぁなどとウダウダと書き込んでいましたが,今週,ちょっと早く仕事が終わった日があったので,リアルあさひに行って,カートリッジ式のボトムブラケットパナレーサーのリブモ700×35Cの取り寄せをお願いしてしまったのさぁ。手付け金も支払ったので,もう後戻りすることなんてできないのさぁ。自転車にはバックギアなんてないので,これでいいのだぁ!とやたらハイになっていますが,本当に楽しみなんですよねぇ。というのも,やはりママチャリ系のボトムブラケットカップアンドコーン式という奴)だからだと思うのですが,ボトムブラケット辺りからカラカラ音がしたり,やたらとペダルが重くて走りが結構辛かったりするので,ここでカートリッジ式のボトムブラケットに換えて,スイスイペダルがこげるようになれば,かなり楽になるんだろうなぁと思いますし,タイヤも多分,プレトレの値段からしてろくなタイヤが付いていないはずだし,なんと言ってもロードノイズ(ゴーっていう奴ね)が凄いし,少しでも荒れた路面になると途端に速度がガクっと落ちるので,リブモに換えたらずいぶん違うのではないかと思っていますです。リブモについては,Ride Bicycle Moreをの頭を取ったネーミングらしく,耐パンク性能を大幅にアップ,低い転がり抵抗とグリップ性能のベストバランスを徹底追求することにより最適化された断面形状がスムーズな走行と安定感に貢献していることがウリなので,はっきり言って,こちらの面でもかなり期待していますです。なんと言っても今回のパーツ代と工賃の見積もりが1万5000円ということで,1万9800円の自転車になんでここまでと思っている人もいるとは思いますが,この1年プレトレに乗って,この自転車のおもしろさを自分なりに楽しんできたので,こうなればプレトレが壊れるまで乗ってやれ!という気持ちがあるのと,ママチャリ系クロスバイクでどこまで走れるのか?というのを自分でも極めてみたいなぁなどとバカなことを考えているからなんですけどね。

 で,話は変わって,今回は自称“えせニック歌謡デュオ”しーなとシュウの3年ぶりの新作,“夢で逢いませう”をご紹介させていただきますです。しーなとシュウは,唄うたい兼ピアニストの椎名まさ子さんとヴォイス兼ベーシストの梶山シュウさんのユニットで。3年前に“さぼん玉ホリディ”を発表した後,中国,関西,関東で精力的に活動をしている方々です。アルバム全体の感想としては,前作はやはりユニットができたばかりで,それぞれの力量は凄いのですが,やはり,ソロでやっていた曲をお互いにバッキングしあうという感じがあったのですが,今作はユニットとしての面が強くなり,例えば掛け合いで唄う曲が増えるなどしーなとシュウの強みをより増幅しているなぁと思いましたです。
 というわけで,1曲目の“梅雨の仙人掌”なんですが,イントロのアコーディオンの音がもの凄く音に拡がりを与えていて(というか,アコーディオンの音って大好きなんですよね。),ゆったりと大きなリズムでベースとピアノがリズムを刻み,その上を伸び伸びとした声でしーなさんが唄い,ちょっとこぶしをまわしたシュウさんのコーラスが入ると,しーなとシュウの世界に引きずり込まれてしまいましたです。しかし,「花の色にも五分の魂,カエルの涙」だなんて,どういう思考プロセス?などと歌詞だけ見ると思ってしまう言葉も,しーなさんに唄われると,なぜか納得してしまったりします。
 2曲目の“毬藻在ります”はシンプルなピアノとベースの絡み,しーなさんとシュウさんの声の絡みがもの凄く気持ちいい曲です。というか,Aメロ部分のピアノのフレーズとベースラインは打ち込みでやったら,そのまんまミニマル系のテクノになってしまうのではないかい?などと思ってしまいましたが。間奏のシュウさんのベースソロなんですが,シュウさんお得意のとてもベースとは思えない音で,管楽器っぽい音で弾いているのですが,そのバックがしーなさんのピアノだけなんですが,シンプルなんだけど,ちっとも物足りなくない音になっています。こういうところはさすがだなぁと思ってしまいました。しかし,なぜに毬藻なのか分かりませんが,個人的には谷山浩子テングサの唄を思い出してしまいましたです(曲調は違いますけど,歌詞のイメージ的に。)。
 3曲目の“眠るとかげ”は,やっとポップなメロディーの曲で,シュウさんとしーなさんの掛け合いのヴォーカルもなんか,“えせにっく”はさておいて“歌謡デュオ”的な色を打ち出している曲です。とかげについては,シュウさんがイグアナを飼っているので,普通のとかげ(と言っても最近はなかなか見ることができないんですけどね。)ではなく,イグアナをイメージすると,この曲の正しいイメージが沸くのではないかと思いますです。
 4曲目の“紫の狐”は,イントロのシュウさんのインドっぽいというか,和物っぽいというか,何とも形容しがたいベースソロから始まり,そこにしーなさんのピアノとシュウさんのダビングしたパーカッションが入ると,なんかいいねぇ。唄の途中とか間奏のシュウさんのヴォイスパフォーマンスもピッタリはまっていますし。えぇ,もちろんメインヴォーカルのしーなさんの唄も非常に素晴らしい。しかし,聴きながら,懐かしのジュディ・オングの“魅せられて”が頭をよぎってしまったのですが,ひょっとして狙っていますか?シュウさん。
 5曲目の“あじさい”はしーなさんのピアノをバックにシュウさんが唄う,シンプルなラヴソング(と言っても,ハッピーな奴ではないのですが・・・)なんですが,こういうストレートな曲をスコンと途中で入れられると,なんかいいですよねぇ。というか,付き合っていた女の娘に好きな奴ができて,サヨナラを告げられてしまうシチュエーションって,私的には非常に分かりやすすぎて,ちょっと涙腺に来てしまいましたです。シンプルなピアノだけで唄っているので,余計に心に染みてしまいましたです。
 6曲目の“Cocoon”は,5曲目とは逆にシュウさんのベース(といってもループ又はダビングをしていますが。)をバックにしーなさんが唄っています。ハーモニックを多様したベースの音がただでさえ浮遊感があるのに,シュウさんのコーラスには深めのリバーブがかけてあって,更に浮遊感がある中を,やさしくシンプルなメロディーをしーなさんがやさしく唄っているのを聴いていると,こちらも心地よく優しい気持ちになってしまいましたです。しかし,こういうベースはシュウさんは本当に上手いなぁと思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“ひつぢは意外と気が荒い”はポップなシュウさんのベースラインにシンプルなしーなさんのピアノのコードに二人のヴォーカルが交互に絡み合い,重なり合い,少しねじれたポップソングを奏でてくれています。サビに入る直前の「常識にはいつだって,少しだけ嘘がある」というフレーズなんですが,それと「ひつじは意外と気が荒い」というタイトルに繋げるには,常識(や一般的なイメージ)を信じ切っていると大変な目に遭ってしまうよという意味だと曲解させていただきましたです。しかし,ラストの「私はどうにか生き残ったようだ。君が思うよりちょっとだけついていた。どうやら。」っていうフレーズはなんかシュウさんがつぶやくように唄うと深いなぁと思ってしまいましたが,曲解しすぎでしょうか?まぁ,作品として世に出してしまった以上,聴き手の勝手なイメージが付与されるのは,世の常なんでしょうけどね(おっと,さっきの発言と矛盾してしまいましたです。)。
 実はこのアルバムは定価1500円なのですが,基本通信販売しかしていないので,送料込みの1800円で手に入れることが可能となっています(梶山シュウのソロ,またはしーなとシュウのライブ会場で購入すれば,もちろん送料なしですけど。)。というわけで,なんとなく,この自称“えせにっく歌謡デュオ”のことが気になった方は,遠慮なくhttp://www.kajiyamashu.com/tuuhan.htmlへアクセスして,このアルバムを手にとってみてください。最近のくだらない歌番組では聴くことのできない,大人のポップソング(ただし,少し(か?)ねじれ有)を堪能していただければと思っていますです。
 なお,シュウさんご本人の了解も得ましたので,おしゃれなジャケットも今回は載せておきますです。

 さて,4月になって第1週目が終わり,私もまた1つ歳を取ってしまったわけですが,40を過ぎれば,もうあんまり変わらないなぁというのが実感ですかねぇ。50歳になったらまた,違う想いもあるのかもしれませんが。しかし,4月になって暖かくなったと思ったら,雨が降ったりと,天気が変わりやすいので,昨日は徒歩で仕事に行ったので,自転車に乗らなかったのですが,今日の午前中,買い物に行くのに自転車に乗ろうと思ったら,後輪のホイールのリフレクターが壊れているではありませんか。多分,駐輪場で隣に止まっている,無駄にハンドル幅の広いMTBの奴が当てて壊してくれたのかなと思いつつも証拠がないので,買い物ついでに新しいリフレクターを買いましたです。これまではオレンジのリフレクターにしていたのですが,近所のビッグカメラキャットアイの白(というか透明)の奴しかなかったのですが,購入してさっそく取り替えてみたのですが,やはりオレンジより白の方が少しママチャリ感が減っていい感じですね。明日は休日出勤だし,雨も降っていないので,このブログをアップしたら,さっそく少しノンビリと走りにいってみようかなぁと思っていますです。